# 京都精華大学 > 社会実践力育成プログラム > Contact: webidesign.mac@gmail.com ### 投稿 #### (京都市)「京都で働く」を選択肢に!「留学生と京都のスタートアップ・地域企業等の交流会」開催 日本で学ぶ留学生が、京都のスタートアップ・地域企業の事業内容や、起業に対する支援策等について知るとともに、グローバル展開等に取り組み留学生の採用に積極的な京都企業と出会う機会を創出し、京都での就職や起業につなげるためのトークセッション及び交流会を開催します。是非、御参加ください! ■日 時:令和6年2月22日(木)午後1時30分~午後5時■場 所:京都経済センター <第1部> 7階 C・D会議室 <第2部> 3階 KOIN ■内 容:<第1部> ・ジェトロ京都所長による基調講演「求められる外国人財」 ・京都で活躍する起業家や元留学生、企業業関係者によるトークセッション「京都で働く! ~“留学生×京都”ホンネで語る可能性~ <第2部> ・留学生と京都企業との交流会(ブース形式) ・ジェトロ京都による起業相談ブース ■対象・定員:留学生・50名(先着順) (第1部のみ、企業関係者の参加も可) ■参加費:無料 ■詳細・申込はこちら 「留学生と京都のスタートアップ・地域企業等との交流会」 ■お問合せ先 (公財)京都高度技術研究所 地域産業活性化本部(担当:孝本、吉田) TEL:075-315-3708  E-mail:info-startup@astem.or.jp #### 「ARTWORK DISPLAYS @KPR」開催のお知らせ 9月1日より、京都リサーチパークでの活動(インターンシップB)に参加している学生5名の展示、「ARTWORK DISPLAYS @KPR」が京都リサーチパーク地区内において開催されております。 ぜひ、お気軽にお立ち寄りください。 #### 「ゼロカーボンバイオ産業創出による資源循環共創拠点 令和7年度成果報告会 ポスターセッション」において、本学学生のポスターが最優秀賞に採択 毎年2Q集中に開催される「大学連携プログラム(京都大学)」(担当:南了太)では、京都大学大学院工学研究科の沼田圭司研究室と連携をし、本学の学生が様々なスキルをもとに、カーボンニュートラルに関わる様々な科学技術を分かりやすく伝える授業を行っています。 https://jissen.kyoto-seika.ac.jp/top/home/science-and-art-exhibition この度、2026年3月12日に京都大学で開催された「ゼロカーボンバイオ産業創出による資源循環共創拠点 令和7年度成果報告会 ポスターセッション」において、メディア表現学部2年生の杉本華音さんのポスターが最優秀賞に採択されました。 会場の雰囲気 表彰状 「ケンとフシギなクモ糸工場」と題した同作品は、「科学」という一見難しく思えるテーマを、身近な媒体を通して知って欲しいという思いから絵本で分かりやすく表現したものです。 作品 「ケンとフシギなクモ糸工場」 理系の最先端技術に触れることで、科学技術に関する洞察を深めるとともに、その気づきから新たな表現手法を考えるきっかけとなることが期待されます。 本授業では、科学と芸術を越境し、産業や地域に貢献できるトランスディシプリナリーな視点を持ち合わせた人材育成に努めています。(文責 南了太) #### 「マーケティングの楽しさ」インターンシップ(総合・一般職) 私は今回、インターンシップ(総合・一般職)を選択肢し、この夏季休暇中に8日間、株式会社光響のマーケティング部で就業体験をさせていただきました。就業内容は主にビームプロファイラというレーザーのビーム径や空間的な強度分布を測定する機器についての紹介動画を作成し、他にはいくつかの製品の写真撮影や動画撮影、写真編集のお手伝いもさせていただきました。動画編集ではAdobeのaftereffectを使ったのですが、私は今までaftereffectを使った事も動画編集自体もした事がなく、そもそも私に動画編集制作をする事ができるのか、動画を就業期間の8日間の間に完成させる事ができるのかとても不安でした。 しかし、大変丁寧に教えて頂き、思っていた以上にスムーズに作業を進める事ができました。教えて下さった方が京都精華大学の卒業生で私の隣の席にいらっしゃった事もあり気になる事はすぐに聞ける環境で中々気になる事が聞けず作業を進めにくいという事は無くどんな小さい相談でも優しく教えて下さりました。そのおかげで初日は緊張でいっぱいだったのですが段々とリラックスして作業をする事ができました。どのような動画を作るかの絵コンテは用意されており、基本的にそれに沿って進めていったのですが、細かいデザインやモーション、効果音などは自分で考え、初めて見た人が気持ちよく見られる動画になるよう様々試してやり直しを重ねながら制作していきました。 また、これで大丈夫か不安になったらすぐに相談し何度もアドバイスをいただきました。動画編集に慣れていないというのもありますが、私は今まで、自分の作りたい作品ばかりを制作してきていて、特定の誰かやお客様に向けて制作した事が無い事もあり自分ではしっくりきているけれど、何も知らない人が見たらどう感じるのだろうか?というのがとても気になって不安でした。期間内に無事動画を完成する事はできたのですが、もっと時間があったらこんな事にも挑戦したけどなという点がいくつかありました。課題提出締め切りを過ぎても個人的に加筆修正をして楽しめる普段の取組とは違って、締め切りまでに完全な完成作品を作らないといけない為、挑戦してみる部分と挑戦はせずに進める部分の塩梅が制作活動を仕事にした時の難しさだなと感じました。 しかし、もししっかり経験や知識があったら制作において挑戦してみるという選択肢がそもそも無かった、もしくはもっと少なかったと思うので自分の技術の無さがもどかしかったです。加えて、最後の発表での講評でどのようなお客様に向けて作ったかを意識できていたかを問われました。その時に私は大まかにお客様というのは意識していたのですが細かくどんなお客様に対してこの動画制作をしているのかは考えられていなかった事に気がつきました。これはどの制作においても大切な意識だと思うので、今後はどんな制作においてもどのような人に対して作りたいのかを意識するようにしようと深く思いました。 動画編集以外にも写真、動画撮影も行いましたが、プロの使うようなカメラを触るのは初めてで持つ事から緊張し、とてもアワアワしてしまいました。絞りやシャッタースピードなど動画編集同様全く知らない世界の知識を身につける事もできました。また、撮った写真のうち一枚はサイトに載せる用に写真が更に綺麗になるよう編集も行いました。Photoshopを使って背景を消し、明度彩度調節やノイズの削除をしたのですが、Photoshopは1回生の時に授業で少し習って以降触っていない為、慣れておらず忘れてしまっていた知識もあった為、作業に少し苦戦しました。Photoshopは動画制作の方でも動画内で使用するイラストを描いたのですが、普段使っているCLIP STUDIO PAINTとの操作感のギャップに苦戦しました。今まで、Photoshopを使いたいけれど慣れていないからと言って使うのは後回しにしてしまっていたのですが、この機会に今後どんどんPhotoshopに触れていきたいと思っています。 また、動画制作も、してみたいけれど経験がないゆえにどうしたら良いか分からないと手を出せていなかったので同時に挑戦していけたらと思います。更に、このインターンシップでaftereffectやPhotoshopなど制作ソフトの使い方を知れただけで無く社内の雰囲気なども知る事ができました。普段の活動でも感じられるものがありましたし、座談会の時間も設けて下さり、その際に気になっていた就活においてすべきことや社会人なってからについてなど様々なお話をお聞きする事ができ今後の参考にもなりました。今まで私は、どんな職業に就きたいかまだ何も考えられていなかったのですが、このインターンシップを通して、就職において何を優先したいのかなどを考える事ができ、またマーケティングという面白い職業を知る事もできました。今回学んだ知識や経験を今後の就職活動にはもちろん個人制作にも繋げていきたいです。 参考 株式会社光響HP 「京都精華大学×マーケティング部 8日間のインターンを実施しました!」 (文責:マンガ学部 片岸鈴叶) #### 「京の百怪を描こう」学修成果発表 京都国際マンガミュージアム展示「百怪展2024」 [日程] 2024年8月16日(金)~10月10日(木)[場所] 京都国際MMエントランスのコインロッカー扉100枚[内容] 学生による京都周辺の妖怪・怪異イラスト(2Q授業課題) [入場料] 無料本展示は、「社会実践力育成P」と「アニメーション演出概論2」の合同展示となります。 来館の皆さま、特にお子さんや海外の方々にとても強い興味と関心を持っていただける展示とのことで毎年好評で、今年も海外からの旅行者の皆さんに喜ばれているようです。 また、学生さんにとっても京都国際マンガミュージアムでの展示はいい機会となったようです。 #### 「京都新聞」に取り上げられました。 京都新聞ジュニアタイムズ「【やさしいニュース】本だな分かりやすく岩倉図書館」に「産学公連携PBLプログラム1(岩倉図書館)」(担当:佐々木美緒・惠阪友紀子堀井佳代子)の取組が取り上げられました。 #### 「京都新聞」朝刊に取り上げられました 『京都新聞』朝刊(2023年1月6日)に自己開拓型プログラム(NFTアート)に参加されていた、朝日塁治さんの記事が掲載されました。 #### 「京都聖地巡礼」ZINEと関連書籍の展示 国内ショートプログラム(京都聖地巡礼)〈科目代表者:マンガ学部数井浩子〉の取組『京都聖地巡礼』ZINEと関連書籍の展示が、情報館2Fで2022年4月7日~1ヵ月程度展示されます。 #### 「大学連携プログラム(京都大学)サイエンス・アート展」特設ページの紹介 大学連携プログラム(京都大学)サイエンス・アート展について、ホームページが更新されました。 サイエンス・アート展 #### 「朝日新聞」朝刊に取り上げられました 『毎日新聞』朝刊(2021年9月25日)に東急不動産との連携事例が取り上げられました。 #### 「産学公PBLプログラム(株式会社レグビィ)」のキャンピングカー作成紹介映像公開中! 「産学公PBLプログラム(株式会社レグビィ)」(担当:葉山勉・小川剛)のキャンピングカー作成紹介映像が公開されました。5月15日(月)12:00より京都精華大学キャンパスにて、開発対象車両となるキャンピングカーを展示して、履修者の募集活動を行います。この機会に是非ご覧ください。 紹介動画 キャンピングカー作成 #### 「繋がり」を大切に 〜大学斡旋型インターンシップ〜 インターンシップ(大学斡旋型)では京都市下京区東洞院通にある京とうふ並河商店にお邪魔しました。そして、京とうふ並河商店の並河さんの呼びかけにより誕生した「地元の愉快な仲間達」という団体と共に活動することになりました。 「地元の愉快な仲間達」とは 地元の繋がりを大切にしながらより良い町づくりを目指し、毎月第一日曜日に東本願寺周辺の清掃活動や、マルシェなどの活動をしている団体です。 今回作らせて頂いた団体のロゴ 今回の活動で、何をするか? 団体の皆さんからは「学生さん達が出来ること、やってみたいことを一緒に実現していきたい」という言葉を頂いたため、私たちは団体のロゴやキャラクターを作り、団体のPRを目的としたポスターやガイドブックの作成を企画しました。 さらに9月の第一日曜日には普段の清掃活動に加えて、スタンプラリーのイベントをすることになりました。 そして私たちはオンラインミーティングを重ねる中で、グッズの展開もする方向性が決まり、イベント当日に向けて活動しました。 団体キャラクターの「ジモくん(左)」と「ゆかちゃん(右)」 制作したデザインについて 団体のイメージキャラクターとして制作したジモくん、ユカちゃんです。 ジモくんは繋がりから連想した「綱」と、京とうふ並河商店の並河さんが心掛ける稲穂の精神の「稲穂」をイメージしました。 ゆかちゃんは結ぶことを連想される「リボン」が特徴的なキャラクターになるように意識しました。 ロゴにも手を繋ぐ表現や、「繋がり」から連想し「縁」という言葉を円形で表現したりと、統一されたイメージで制作しています。 イベント当日のスタンプラリー 迎えた9月3日では通常の清掃活動に加え、参加者の皆さんにスタンプラリーを楽しんでもらいました。 ロゴやキャラクターが完成し、実際にモノとして手にした時は感動しました。参加者の皆さんは、キャラクターを可愛いと言って下さったり、作った団体についてのガイドブックを読んで下さったりとイベントを楽しんで下さいました。 清掃活動の様子 スタンプラリーの景品の缶バッジ イベントに参加して下さった方々 この活動を通して 今回のインターンシップに参加したことで、デザインの制作を通して自分に足りない部分を発見することが出来ました。また、人と人との繋がりの大切さを改めて学ぶことが出来ました。 一ヶ月という短い時間で何がしたいか、何ができるかを話し合い、団体の皆さんと意見をすり合わせてデザインを決定していくことは、難しさはもちろんありますが、どんどん形になっていくところに楽しさも感じました。 実際に完成したものを見てもらい、団体の方や参加者の方に感想を頂けることはとても嬉しかったですし、達成感もありました。 この経験を活かし、今後の学校生活や社会に出てからの活動にも役立てていきたいと思います。 (文章 戸清・小林) #### 「読売新聞」朝刊に取り上げられました 『読売新聞』朝刊(2022年1月22日)に京都リサーチパークとの連携事例が取り上げられました。 #### 「遊び心」でワクワクする旅を 今回私は、12月22日に悠々館横にて行われた、産学公連携PBLプログラム(株式会社レクビィ)にて学生がデザインしたキャンピングカーの学内展示、プレスリリースにお邪魔しました。 本科目は、2Qに行われたプログラムで、キャンピングカーメーカー「株式会社レクビィ」と連携を測り、参加学生は楽しく、夢のような時間が過ごすことができる機能を持ったキャンピングカーの提案を行いました。実践的なプロジェクトを通して、実社会でどのような課題やニーズがあり、それを解決するのかを学び、社会実践の経験につなげます。 本車両は「アコロ」と命名され、2024年2月に幕張メッセで開催されるジャパンキャンピングカーショーで発表。車両は7台制作され、全国で発売されます。 女性をターゲットに、「遊び心」を大切にした、端正なデザインが施されたキャンピングカーには、思わず私も欲しい!と思ってしまう工夫が沢山。 乗る人が安らげるよう配慮された色使いや、ワクワクするモチーフ、レクビィさんの技術で実現する断熱の施された快適な車内…。素材からデザインまで端々にこだわりが感じられ、座り心地はもちろん、寝心地もとても快適なものとなっています。 19人が参加した本授業。授業終了後も学生さんが精力的に活動したことで、無事発売する運びになったとのこと。アコロを販売する株式会社キャンピングカーランドさんは「ジャパンキャンピングカーショーの展示ブースでも、学生さんが発表プレゼンを行い、積極的に宣伝してくださいます。とてもありがたいですね」と微笑まれていました。 キャンプや家族旅行にはもちろん、1人での気軽な旅や、ペットとの旅行、災害時への備えなど、キャンピングカーの魅力は多様化してきています。これを機会に一度チェックしてみてはいかがでしょうか? 【ジャパンキャンピングカーショー2024】 【文責 澤村】 #### 【U25学生限定】共闘Startup Community MEET UP #4 長期インターンの極意 \長期インターンに興味ある学生必見!!!/インターン経験者の体験を聞きつつ、インターン経験ある人はお互いに情報を交換しよう!!学生時代、一度は考える「長期インターン」への参加!実際に「長期インターン」に参加した先輩たちのリアルな体験談を聞いて、長期インターンに応募するかを決めるきっかけにしたり、今抱えている悩みをみんなで話し合ってみませんか?25歳未満の学生であれば、地域・学校問わずご参加可能です!「長期インターン」って何?どうやって応募するの?やめたくなったときはどうすればいいの?という方 ご参加お待ちしています!【共闘Startup Community】は、京都銀行、栖峰投資ワークスの共同主催、京都知恵産業創造の森の共催、りそな銀行協力に加えて、ASTEM(京都高度技術研究所)の吉田さん、関西の大学生でスタートアップで長期インターンをしている(していた)方々をお迎えし、今回で4回目のMEET UPを迎えることになりました!初めて参加する方も大歓迎です! 詳細・お申し込みは... https://kyotostartupcommunity-meetup4-astem.peatix.com/ #### 【ご案内】お香のカードゲーム「くんくんくん」試遊会 ~香りが生み出す新しいコミニケーション~ 京都に創業して300年以上の歴史を持つ香老舗 松栄堂(604-0853京都府京都市中京区烏丸二条上東側)は、これまでお線香や匂い袋、インセンスなど様々な薫香に関わる魅力を発信してきました。 今回、新たな取り組みとして2023年12月に香りに親しみ、香りに触れる「お香のカードゲーム くんくんくん」を発表しました。このカードゲームは香りを通じてトレーニングや、ゲーム、コミニケーションなど様々な遊び方があり、老若男女問わず取組みやすい仕様になっています。 京都精華大学 社会実践力育成プログラム「産学公PBLプログラム(科目担当者:南了太)」の授業において、学生目線から「お香のカードゲーム くんくんくん」の魅力を伝える試遊会を企画しました。 本授業では、マンガ学部やデザイン学部、芸術学部に所属する8名の学生が「お香のカードゲーム くんくんくん」に対して、普段の学びから得た知識やスキルを活用し、ポスターやパネル、アクリルスタンド、ノベルティーなどを制作し、同カードゲームの魅力をどのようにすれば若者層に伝えることができ、盛り上がるかを目標に企画して参りました。 当日は、以下の内容で、皆様と一緒に授業成果の一環として「お香のカードゲーム くんくんくん」試遊会を実施します。 宜しければご来訪下さい。 日時:2024年3月2日(土)11:00~17:00 場所:京都国際マンガミュージアム 1Fワークショップスペース 〒604-0846 京都市中京区烏丸通御池上ル (元龍池小学校) 参加費無料 ノベルティープレゼント 参考 ・香老舗 松栄堂 ・京都精華大学社会実践力育成プログラム お問合せ 国際文化学部/共通教育機構 南了太 rminami@kyoto-seika.ac.jp #### 【外部告知】「NEO KYOTO NFT ARTs」 皆さん、今巷でNFTやメタバースという言葉が取り沙汰されているのをご存知ですか?メタバースはよくSF映画に出てくる仮想空間で、NFTはデジタル上の署名みたいなものです。両方とも世界で最先端の技術分野として注目されており、これがあれば皆で未来を描ßき少しそこに住んでみる、いわばタイムマシンのようなことが現実となるかもしれません。 一昨年にも開催され好評を博したプログラムで、今回が2回目です。「グローバル次世代に向けた日本の価値の発信方法を考える」と銘打って、伝統事業者とアーティストと学生が一堂に会して日本文化と先端技術の融合による可能性を議論し発信する場を目指します。 表具師の井上雅博氏を招き、伝統工芸である表具のエッセンスとAIやNFTとの相性を探り、アートを通じて日本のこころを世界に発信していきます! アートに興味がある、街づくりを担いたい、起業を目指したい、とにかく珍しい体験がしたい、どんな皆さんでも大歓迎です。まずはWebサイトNEO KYOTO NFT ARTs をご覧いただき、是非チャレンジしましょう! #### 【外部告知】Woman Life Style Talk(2024年3月14日) 社会人女性のリアルな姿をお届けするトークイベント! 趣旨:女性として社会を生きていくうえで必ず誰もが一度は感じる、女性だからこそ抱える不安。 そんな不安を多彩なライフスタイルの社会人女性3名のリアルな声を聴くことで、自分の将来の選択肢を広げることができる対談型トークイベントです!匿名で質問でき、参加者とゲスト間でリアルな声が飛び交う時間となります! 日時:2024年3月14日15:00~17:00 場所:QUESTION(京都市中京区河原町通御池下る下丸屋町390ー2) 申込先: https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdQrDPYX3SLPhz_dxjypCt2-1QcRHVmhf0ap-1wBEFtiTpzVQ/viewform?pli=1 #### 【外部機関からのご案内】Hello Kyoto Startups この度、公益財団法人京都高度技術研究所(ASTEM)では、京都市、一般社団法人京都知恵産業創造の森とともに、大学生とスタートアップ起業家との交流会~起業のリアルは京都のスタートアップで!~を開催します。 本イベントでは、京都のスタートアップ起業家とインターンシップを経験した大学生を交え、スタートアップでのインターンシップで経験できること、学んだことなどをシェアします。 起業に関心のある学生にとって意義あるインターンシップとするため、是非ご参加下さい。 <開催日時> 令和5年2月13日(月)18:30~20:00 <開催場所> 京都経済センター3階 KOIN <プログラム>   18:30  オープニング 18:35  キーノートトーク「学生時代に考えていたこと、起業への想い、京都スタートアップの魅力とは?!」        牧野 成将さん (株式会社Monozukuri Ventures 代表取締役) 18:55  トークセッション「京都スタートアップの起業家×インターンシップ大学生」        田中 淳士さん (株式会社食一 代表取締役)        中村 多伽さん (株式会社taliki  代表取締役)        京都スタートアップでインターシップ経験のある大学生 19:35  クロージング 19:40  ネットワーキング <対 象 者> 起業、スタートアップに関心のある大学生 <参 加 費> 無料 <定   員>  25名(先着順) <詳細・申込> ご参加にあたっては事前のお申し込みが必要です。 https://www.astem.or.jp/whatsnew/event/20230125-35426.html <主   催> 公益財団法人京都高度技術研究所(ASTEM)、京都市、一般社団法人京都知恵産業創造の森 <連 絡 先> 公益財団法人京都高度技術研究所 人材育成支援部(担当:野田) TEL:075-366-0164 / E-mail:internship@astem.or.jp #### 【外部機関からの告知】「スタートアップへのインターンシップ案内Webサイト」の開設 本プログラムの連携先である公益財団法人京都高度技術研究所(ASTEM)より掲題の案内がありました。関心のある方は直接、事務局にお問い合わせください。 https://kyoto-startup-internship.com/ #### 【大学コンソーシアム京都】【Web出願受付中!】2023年度インターンシップ・プログラムについて 大学コンソーシアム京都のインターンシップは、単なる就業体験にとどまらず、実践から「働く」を考え、社会人基礎力を育成するカリキュラムを持ったキャリア教育として実施するプログラムです。 自分の強みや課題に気づき、大学生活に活かしていく契機として参加してみませんか? ただいま2023年度インターンシップ・プログラム出願受付中です! 【Web出願期間】4月7日(金)~5月5日(金)12:00(正午) ※面接希望日時は先着順です。早めのご出願をおすすめします。 ※Web出願フォームは、ポータルサイトのトップページからアクセスできます。 https://consortiumkyoto-internship.jp/ 参加を検討するにあたり、ご不明な点などございましたら、お気軽にインターンシップ事業推進室にお問合せください。 みなさまのご参加をお待ちしております。 ====================================== (参考) ■ 4/15プログラム説明会・相談会(全コース対象) 録画 https://consortiumkyoto-internship.jp/post-3670/ ※「2つのコース紹介」「プログラム修了生の体験談」「受入先の方からのメッセージ」が視聴できます。 ■ 4/20長期プロジェクトコース説明会・相談会 録画 https://consortiumkyoto-internship.jp/post-3683/ ※実習先ご担当者様からの「プロジェクトの概要説明」と「学生のみなさんへのひとことメッセージ」や「プログラム修了生の体験談」が視聴できます。 ■ 参加方法 https://consortiumkyoto-internship.jp/howto-apply/ ■ Q&A(学生からよくある質問)  https://consortiumkyoto-internship.jp/for-students/qa/ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::  公益財団法人大学コンソーシアム京都 インターンシップ事業推進室 TEL:075-353-9106  intern@consortium.or.jp 受付時間:火~土曜9:00~17:00 #### 【大学コンソーシアム京都】2023年度インターンシップ・プログラム説明会・相談会の開催について 大学コンソーシアム京都のインターンシップ・プログラムは、20年以上、延べ約10,000名の学生が参加している「教育プログラム」です。 単なる就業体験にとどまらず、実践から「働く」を考え、社会人基礎力を育成するカリキュラムを持ったキャリア教育として、受講生からも高い満足度を得ています。 2023年度のプログラム開講に向けて、下記日程で、プログラムの特長を紹介するオンライン説明会を開催します! 説明会では、修了生の先輩、実習先ご担当者、講義を担当いただくコーディネーター(大学教員)をゲストとしてお呼びしています。ゲストの生の声を聞くことができる数少ない機会となっていますので、ぜひ、両日程共、お気軽にご参加ください! ====================================== 4/15(土)18:00~ インターンシップ・プログラム説明会・相談会(全コース対象) ★オンライン開催 ★入退場自由 ■ 概要・参加申込 https://consortiumkyoto-internship.jp/post-3181/ 4/20(木)18:00~ 長期プロジェクトコース説明会・相談会 ★オンライン開催 ★入退場自由 ■ 概要・参加申込 https://consortiumkyoto-internship.jp/post-3184/ ====================================== 【動画のご紹介】 ■ 先輩からのメッセージ インターンシップの参加を迷っている学生のみなさんの不安を解消し、背中を押してくれるメッセージをいただきました。 https://consortiumkyoto-internship.jp/message/ ■ インターンシップ・プログラム2023のご紹介 当インターンシップ推進事業室のスタッフが、それぞれのコースの特⻑、プログラムへの参加⽅法などをご紹介しています。 https://consortiumkyoto-internship.jp/about/#movie ご不明な点はお気軽にインターンシップ事業推進室までお問い合わせください。みなさんの参加をお待ちしています!! (参考) ■ ビジネスコース/パブリックコース 実習先リスト https://consortiumkyoto-internship.jp/business-public-course/#training-list ■ 長期プロジェクトコース 実習先リスト https://consortiumkyoto-internship.jp/long-term-project-course/#training-list ■ インターンシップ・プログラム2023 募集ガイド https://consortiumkyoto-internship.jp/guidebook/ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 公益財団法人大学コンソーシアム京都 インターンシップ事業推進室 TEL:075-353-9106 intern@consortium.or.jp 受付時間:火~土曜9:00~17:00 #### Webデザインの面白さと奥深さに触れる 7月から株産学公連携PBLプログラムとして、株式会社太洋堂さん協力のもと実施していた、学生がWebデザインの改修にチャレンジするプログラムが先日最終回を迎え、学生たちが完成した自分の作品をプレゼンテーションしました。 学生の感想(一部抜粋)  今回のプログラムの中で一番面白いと感じた内容は、企業が実際にWebサイトを作る際のプロセスだ。閲覧者のターゲットを絞りコンセプトを決めて、そこに近づけるためにワイヤーフレームを組んでいく行程が非常に興味深かった。最終回で自分のワイヤーフレームをもとにした瀧さんのデザインを見た際に、ワイヤーフレームの解像度はデザインのクオリティにつながることが実感できた。一番難しいと感じた点はIllustratorでのアイコン作成だ。Photoshopに比べて触り慣れておらず、時間がかかってしまった。進路選択の幅を広げるためにももっと楽に使えるようにスキルを身につけておきたいと思った。プログラム全般を通して感じたことは模倣の重要性だ。同じワイヤーフレームから作った自分のデザインと瀧さんのデザインを見比べた際に、余白の少なさ等、自分のデザインが見劣りするなと思った。ネット上にたくさんある既存のデザインをしっかり見て取り入れる大切さを再確認した。自分が専攻しているイラストの分野でも同じことが言えるので良い部分を拾える「目」を養っていきたい。 デザインは他人の視点に立って考えなければならない芸術だと思います。今回実際に自分でやってみると、普段は自分では注意していなかったウェブサイトには、デザイナーが熟慮して設計した作品だとわかりました。色の選択から、スタイルの確定、情報のレイアウトまで、すべてのステップが重要です。 今後もできれば、先生と一緒に太洋堂の課題を続けていきたいと思います♡ 授業のスケジュール 授業の様子 #### アート・アクティビズムの視点を導入した大学連携プログラム(京都大学) 2025年2Q集中(7月~9月)に実施した「大学連携プログラム(京都大学)」(科目代表者:南了太)は、京都大学と連携を図り、最先端の技術に対してアート・デザイン・文系視点でアイディアを提案・表現する授業です。 現在、2030年までにSDGs の達成が求められています。その中でも環境問題の対応は喫緊の課題です。3年目となる本プログラムでは、これまでと同様に京都大学大学院工学研究科の沼田圭司研究室と連携を図り、二酸化炭素の削減や空気の資源化に関するワークショップを通じて、SDGsの目標達成に寄与できる提案を行うことを目標としました。 具体的には、座学と実践(フィールドワーク・制作)を組み合わせて、最先端の科学技術の課題やニーズをきちんと把握、整理し、解決するためのアイディアを提案し、さらに大学での学びを実社会の現場に応用することでキャリア意識の向上のみならず、普段接点のない理系分野との連携も目指しました。特に「アート・アクティビズム」(アートを使って社会問題や環境問題の解決のために働きかける活動・キャンペーン)の視点を導入し、プログラムを実施しました。さらに今年度は京都産業大学の寺地徹ゼミからもセミ生の参加があり、京都大学と京都産業大学、京都精華大学の連携による実践プログラムが実現しました。 脱炭素WSの様子 京都大学訪問の様子 受講者は8名(4年1名、3年3名、2年4名)で、日本画、洋画、キャラクターデザイン、イメージ表現、イラスト、デジタルクリエーションなどを専攻とする学部学年を越えた様々な学生の参加がありました。 先ず、インプットの段階では、京都大学桂キャンパスへの見学をはじめ、沼田圭司先生(京都大学)からの研究紹介、児玉廉先生(issue design)から脱炭素のワークショップ、白井哲哉先生(京都大学)からELSI(ethical, legal and social issues)や研究広報について学び、1か月間普段接点のない理工系分野の知識を学ぶ機会を得ました。また、アウトプット段階では、自身が得た科学技術の知見をもとに様々な英術表現をしました。 日本画「光合成細菌」(山田修悟) 3DCG「糸環樹」(大森優菜) https://youtu.be/mGRX57bFT-w?si=cgSN0focPAqlLh6e 洋画「蜘蛛≒雲」(仲里真璃子) 書道「クモ糸」(冝喜彩莉) 絵本「ケンとフシギなクモ糸工場」(杉本華音) イラスト「循環する○い地球」(渡部花梨) ゲーム「クラフティング・サバイバルRPG」(西川貴徳) 受講生からは、 ・現代の社会においては「研究者=自分の分野だけで完結する人」ではなく、「社会とつながる専門家」という立場が求められている。科学や研究の力を最大限に活かすためには、誰が相手でも分かりやすく伝える力や、多様な人と対話できる柔軟さがとても大切だと今回強く感じました。 ・どんどん新しい技術や技法、知識に挑んでいった方が良いと考えました。何故なら普段学校で行っている作品製作とは違う形の作品形態に挑戦し、自身が成長できていると感じたからです。例えば、私は普段イラストの一枚絵やキャラクターを製作しているのですが今回は初めて3DCGアニメーションに挑戦しました。この授業を通して、将来はゲームの3DCGのエンバイロメントデザイナーになりたいと考えるようになりました。 ・授業の一環として普段縁のない分野である科学技術にも触れることができました。京都大学の先生から直接お話を伺ったり、普段では絶対に訪れることのできない研究室を見学させていただいたりしたことは、非常に貴重で刺激的な経験でした。実験に使われている機材や培養のプロセスを間近で見ることは新鮮で、自分の作品制作とは異なるアプローチで世界を探求している研究者の姿勢に強く感銘を受けました。 ・大学連携プログラムを受講したことで、他学部・他学年の方々と交流できたことにより、発想力の豊かさに刺激を受けました。同じ授業内容を履修しているはずなのに、人によって見え方が異なっていて、作品を共有する時間がとても面白かったです。 ・京都大学への訪問や沼田先生の講義を通じて、地球や人にやさしい高分子材料の研究がどのように進められているのかを知り、理系分野への関心を大きく広げることができました。研究内容そのものだけでなく、それを社会にどう伝え、どう活かしていくのかという視点を学べたことも大きな成果でした。研究者の説明責任や社会との対話の重要性について考えることは、今後私自身が作品を発表する際にも大いに役立つと感じました。 ・次年度受講を検討する学生へのアドバイスとしては、自分の武器となる作風を1つでも見つけて作品製作に取り組み、なぜその作品をつくったのかをすべて自分で説明できるように事前準備を心がけることが大切ということです。また、他学部・他学年の学生や他学生、先生方の意見はとても参考になるので、周りの意見を聞き入れて作品をブラッシュアップしていくと素敵な作品が仕上がると思います。 ・元々、私は科学技術やSDGsはデザインや芸術とは直接関わりのない分野だと思っていました。しかし、今回の授業を通して、むしろその逆であり、研究の内容を専門外の人々に伝えて理解を深めてもらうために芸術やデザインが重要な役割を果たすことを実感しました。 ・芸術と科学という分野の違いを超えて、伝える力の重要性は共通しているのだと実感しました。この授業を通して得られた経験は、単に新しい知識を得るだけではなく、異なる分野と対話し、その価値を理解する姿勢を養うものだと思います。社会の仕組みや科学研究の現場を直接知ることで、学問や自分の活動の位置づけを新しい角度から見直すことができる授業なので、ぜひ積極的に参加してほしいと感じます。 ・今回の京都大学との連携は、単に異分野の知識に触れるというだけでなく、デザイナーとしてどうあるべきかを考える一因となった。一連の講義や研究室見学、そして最終成果発表会を通して、デザイナーは単なる「表現者」ではなく、それらをどう社会に伝えるのかという「伝播者」であると考えた。講義で学んだ「アート・アクティビズム」という言葉は、まさにその指針を示していた。アートやデザインを用いて社会問題や環境問題の解決のために働きかけるという考え方は、デザイナーがSDGsやカーボンニュートラルといった壮大なテーマに対して、どのように貢献できるかという問いへの一つの答えだと感じた。 ・この講義では、科学と芸術のコンビネーションを作り出すことが出来た。座学や桂キャンパスでの見学などを通して、科学への見解を深め、それを自分が持つ技法で表現するのだ。そのツールとして芸術が効果的であることから、趣味として続ける以外にも伝えるためのツールを使いこなせる能力を伸ばせるのだと気付いた。 本学は「表現で世界を変える大学」をうたっています。今後も京都大学と京都精華大学、さらに京都市内の大学が連携し「アート・アクティビズム」の観点から科学技術に対して、様々な表現をしていきたいと思います。 (文責:南了太) 参考:サイエンス・アート展 | 社会実践力育成プログラム | 京都精華大学 #### あそびで人とつながる 活動の概要 インターシップ(大学斡旋型)では、あそびのある場をつくることを目的としたと一般社団法人アソボロジー(https://asobology.org/)の活動に参加しました。 私たちが参加した活動は大きく分けるとASOVIVAと地域活動の2つです。 ASOVIVAとは、自作のゲームをオンライン上で子供たちと遊び、子どもたちの学びを深めるといったものとなっており、単に参加するだけでなく、実際にゲームを作りました。 嵐山を拠点とした地域活動では、「ともつくカフェ」という地域の憩いの場への参加や、西野山タウンミーティング、京都移住・定住応援団のワークショップなどにも参加しました。 ASOVIVAで制作したゲームについて ASOVIVAではそれぞれゲームを一緒に作り、それぞれのコンセプトを考え、どのようにしたらルールに不備がなくなるか、どのようにしたら子どもたちの成長につながるかなどのゲームの作り手側の面白さを実感しました。具体的には母音を使った言葉遊びや怪談をつくる物語をみんなで完成させるものなどを作りました。ASOVIVAでは、作成したゲームで小学生の子供たちが遊ぶ楽しい経験であることを初めて知ることができ、さらに、子供たちは思ったよりよく遊んで賢いということを知り、視野を広げることができました。この経験からコンテンツを作るためには対象を知る必要があるということに気づきました。正直、まだ甘い部分があり、ゲーム作りの難しさも実感しました。ただ、1人で考えるのではなく多人数で考えることでアイデアが増え、より良いものができると実感しました。 作ったゲームの一部 「ともつくカフェ」について ともつくカフェでは、絵を描いたり、ハーバリウムを作る創作活動で、年齢に関係なくお互いに似合う雰囲気が安らかでした。絵本の朗読会をした際には、皆が注目してくれるだけでなく、拍手もしてくれる優しい雰囲気で、幸せそうな人々の間で肯定的なエネルギーをたくさん受けました。 他の地域のイベントに参加したときに感じたことは、地域のことを考えている人がこれだけ多くいることに気づいた点でした。また、どの場に行ってもプラス思考の方が多く、前に前に進もうとしているのが感じられました。 地域活動に参加したときにいただいたたこ焼き 活動を通して 色々な学びを経験し、楽しく参加することができました。様々な行事に参加することで楽しむことの重要性をあらためて学ぶことができました。また、多くの人との関わりで自分の世界が大きく広がりました。 (文章 ジョイエナ 江川周) #### インターンシップ(大学斡旋型:京都中小企業家同友会) ~ 学生視点から、左京区の活性化に向けた提案・表現・調査~ 実施内容 インターンシップ(大学斡旋型)では、京都中小企業家同友会に所属している株式会社キャピタルとMハウジングサポートの二つの企業と連携し活動を行いました。 株式会社キャピタルに訪問し、それぞれの企業の代表の方と顔合わせや今後の具体的な活動内容についての打ち合わせを行い、事業のPRを目的として、ポスターに使用するイラストや、ロゴのデザイン、映像の作成を企画しました。 中間発表にて制作中のイラストやロゴ、映像を共有し、企業の方からの改善点などのアドバイスをもらう機会を設け、それぞれの担当した制作物のブラッシュアップを行いました。そして、最終的な成果を左京区役所の会議室をお借りして発表し、企業以外の方々からも評価をいただくと共に改善点を指摘してもらい、最終調整を行いました。 また、インターンシップの一貫として左京区まちづくり交流会に参加。名刺交換やまちづくりの活動報告、企画案を考えるなどのワークショップを行いました。 Mハウジングとキャピタルへ提案したもの 株式会社キャピタルに向けて、事業の一つであるバルーン装飾のPRとして、バルーンをモチーフにしたキャラクターをデザインし、ポスターに使用するイラストを作成。 同様に、バルーンや七色に光るLEDブランコといった装飾をモチーフにしたロゴもデザインしました。バルーン装飾のカラフルなイメージを目指しつつも、統一感を損なわないようにモチーフごとに彩度を合わせることで、まとまりのあるデザインにすることができました。YouTube等SNSで投稿するためのショート動画も作成。実際に装飾の設置も行い撮影した素材を用いて、バルーンやブランコの持ち味を活かせるように編集しました。 Mハウジングサポートに向けては、猫と暮らす物件のPRを目的に、こちらも猫をモチーフとしたキャラクターのデザインやポスターに使用するイラストを作成。猫と人間の共生をテーマに、1分程度のプロモーション映像を作成しました。 ロゴは、企業のイメージカラーのオレンジをメインに、猫と暮らす家というキーワードを意識して家や猫のシルエットなどのモチーフを配置し、差し色としてグリーンも取り入れつつ全体的に温かみのあるデザインに仕上げました。 感想 インターンシップに参加し、社会と教育施設の違いや、仕事をする事の実感を経験する事ができました。社会に対する偏見を払拭する機会として非常に有意義な時間にする事ができたと思います。実際に企業の方の要望などを聞いて、自分が今まで学んできたことを活かして制作をするという、貴重な体験をすることができました。制作以外でも、ビジネスの現場におけるコミュニケーションの取り方など、これから社会に出ていく際に必要な知識をつけることもできたと思います。 (文責:北川紗帆・井上麗哉・山口春萌) #### インターンシップ2(総合・一般職) インターンシップでは、一般社団法人アソボロジーの活動に参加しました。このインターンシップの目的は、美術をより多くの子どもたちに楽しく体験してもらうために、ゲーム形式を取り入れた新しい学びの方法を模索することです。特に、子どもたちと直接関わることで、彼らがどのように美術に興味を持つのか、またどのように学びを楽しむのかを理解することを目指しました。この活動を通じて、子どもたちが自然と美術に触れられる環境づくりの大切さを改めて感じました。 今回の活動で、主に行ったことは3つあります。 まず一つ目は、アソボロジーのメンバーと協力してゲーム企画を考えることです。私たちはいくつものゲーム案を出し合い、それらを実現するために試行錯誤を繰り返しました。その中で、私がメインで担当しているプロジェクトもあり、アイデアを形にしていく過程の楽しさと難しさを強く実感しました。ゲーム企画では、プレイヤーがどのようなコンセプトを楽しむかを想像し、それを具体的な形にすることが重要です。この過程で、アイデアを何度も練り直し、フィードバックをもとに改善を重ねました。特に、チームで意見を出し合いながら進めることで、より多角的な視点から企画を見直すことができ、最善の形を目指すことができました。 企画を構想している様子 二つ目は、私がメインで動いているゲームについてです。このゲームは私の西洋美術への関心を反映させたもので、子どもたちが楽しく絵画を鑑賞できるような企画として考えました。特に、ジョルジュ・スーラの「グランド・ジャット島の日曜日の午後」を題材にした「間違い探しゲーム」を作成しました。この作品は、点描技法による鮮やかな色使いや詳細な風景描写が特徴で、子どもたちにも興味を引くのではないかと考えました。ゲームには10箇所の間違いが設定され、難易度も簡単、中程度、難しい、の3段階に分けています。得点制度も導入し、簡単な間違いは1点、普通は2点、難しいものは3点という形で、子どもたちが挑戦しがいのあるゲームになるよう工夫しました。このゲームは、アソボロジーがオンラインで開催している「ASOVIVA」というワークショップで、実際に子どもたちにプレイしてもらいました。子どもたちからは「楽しかった」「難しかった」といった多様な感想をもらい、それを通して、子どもたちがどのようにゲームを楽しんでいるかをリアルに感じることができました。しかし同時に、実際に行うと、思っていたよりも時間がかかったり、逆に予想よりも早く進行したりと、ゲームデザインの難しさにも直面しました。この経験から、ゲームを子どもたちに楽しんでもらうには、繰り返しテストを重ねて改善していく必要があることを強く感じました。今後はさらにテスト回数を増やし、子どもたちの反応を細かく観察しながら、より良いゲーム作りに取り組んでいくつもりです。 実際に子どもたちに見せた画像 実際に子どもたちに見せた画像 三つ目は、対面での活動です。中でも印象深かったのは、「ことす」での活動です。「ことす」は、京北で開催されている地方創生やSDGsに向け活動されている施設で、私は子どもたちと一緒にプラスチックのゴミを使っておばけを作るというプロジェクトに携わりました。ここでは、子どもたちがどのように素材を選び、どのように作品を完成させるかを手伝いました。特に、グルーガンを使って組み立てる際や、どの場所に作品を飾るかを決めるときに、子どもたちとコミュニケーションをとりながら一緒に進めました。この活動を通じて感じたのは、子どもたちの自由な発想力です。彼らは大人にはない独自の視点でアイデアを出し、私が思いつかなかったようなアプローチを次々と提案してくれました。例えば、プラスチックのゴミを使っておばけを作るという一見シンプルなテーマにも、子どもたちは多彩な工夫を凝らしていて、その独創性には驚かされました。このような子どもたちとの創作体験は、私にとって非常に貴重であり、彼らともっと関わりたいという気持ちを強めました。そして、この経験がきっかけとなり、私は学童保育のアルバイトを始めることにしました。子どもたちの成長を見守りながら、彼らと一緒に学び、創造的な活動をサポートすることにやりがいを感じています。 プラスチックゴミでお化けを作る様子 作ったお化けを展示し発表する様子 これらのインターンシップ活動を通じて、私は子どもたちとの関わりの重要性を改めて認識しました。特に、彼らが美術に触れることで発揮する創造性や興味を引き出す環境づくりの大切さを学びました。また、ゲームデザインの奥深さも感じ、ただ面白いゲームを作るだけでなく、子どもたちがどのように学び、楽しむかを考慮したデザインが必要だと実感しました。自分の興味やスキルを活かし、今後も子どもたちと一緒に新しい学びの形を創り上げていけるよう努めていきたいと思います。 (マンガ学部 山本真央) #### スタートアップ等の起業家と大学生との交流イベント ~“社会課題 ×ビジネス” 社会変革へのチャレンジ!~ 京都市、(公財)京都高度技術研究所及びコミュニティ・バンク京信では、社会課題の解決に取り組みたい・仕事にしたい大学生や起業に関心のある大学生等を対象に、ビジネスとして社会課題の解決に挑戦されている起業家との交流会を開催しますので、お知らせします。 多種多様な社会課題の解決には担い手・プレイヤーの拡がりが必要不可欠です。熱い想いを持つ起業家との交流を通じて、「起業」を含むキャリア選択や社会変革にチャレンジする仲間づくりを応援します。ぜひ御参加ください。 ■日 時:2023(令和5)年12月20日(水)15:00~18:00 15:00~16:00 トークセッション 16:00~17:20 グループディスカッション 17:30~18:00 ネットワーキング ■場 所:コミュニティ・バンク京信 QUESTION 4階 Community Steps ※〒604-8006 京都市中京区河原町通御池下る下丸屋町390-2 ■参加費:無料 ■定 員:30名程度(先着順) ■主 催:京都市、京都信用金庫、公益財団法人京都高度技術研究所 ▼詳細・申込はこちら https://www.astem.or.jp/whatsnew/20231129-37749.html #### ダスキンとの連携報告書を発行しました 2021年度に株式会社ダスキンと連携して行ったプログラムの報告書を発行しました。 プロジェクトに興味がある方及び冊子希望の方は社会実践力育成プログラム部門までお問い合わせください。 PDFダウンロード #### デザイン・アートと科学技術の融合 2024年2Q集中(7月~9月)に実施した「大学連携プログラム(京都大学)」(科目代表者:南了太)は、京都大学と連携を図り、最先端の技術に対してアート・デザイン・文系視点でアイディアを提案・表現する授業です。 現在、2030年までにSDGs の達成が求められています。その中でも環境問題の対応は喫緊の課題です。今回、二酸化炭素削減を目指す京都大学大学院工学研究科の沼田研究室と連携を図り、二酸化炭素の削減や空気の資源化に関するワークショップを通じて、SDGsの目標達成に寄与できる提案を行うことを目標としました。 具体的には、座学と実践(フィールドワーク・制作)を組み合わせて、最先端の科学技術の課題やニーズをきちんと把握、整理し、解決するための商品企画・アイディアを提案し、さらに大学での学びを実社会の現場に応用することでキャリア意識の向上のみならず、普段接点のない理系分野との連携も目指しました。さらに、今年度は「アート・アクティビズム」(アートを使って社会問題や環境問題の解決のために働きかける活動・キャンペーン)の視点を導入しプログラムを実施しました。 受講者は7名(4年2名、3年2名、2年3名)で、プロダクト・イラスト・テキスタイル・建築・デジタルクリエーション・イメージ表現・版画などを専攻とする様々な学生の受講がありました。 先ず、インプットの段階では、受講生は京都大学桂キャンパスへの見学をはじめ、沼田圭司先生(京都大学)からの研究紹介、児玉廉先生(issue design)から脱炭素のワークショップ、白井哲哉先生(京都大学)からELSI(ethical, legal and social issues)や研究広報について学び、1か月間普段接点のない理工系分野の知識を学ぶ機会を得ました。 また、アウトプット段階では、自身が得た科学技術の知見をもとに表現案を作成しました。 受講生からは、「日本の科学技術の発展の歴史、また現状について、異なる分野を複合させた新しい発見が求められていることを知りました。発見した事柄を産業的に応用し実用化するためには多くのプロセスが必要なこと、様々な課題を解決して初めて人々の目に触れていることについても学び、有用な知識を得られました」、「最先端の科学技術を生み出す現場に触れて、細やかな研究、実験、観察の繰り返しの中での研究者の向き合い方に興味を抱きました。やはり、技術というのは、使い方一つで良いものにも悪いものにもなる、だから私は、よりフラットな視点で向き合うことが必要だと、このプログラムを通して感じました」、「学部の授業だけでは絶対に触れられないような分野に触れ、大変興味深い学びを得ることができました。主に文字が無く色彩や造形で視覚的効果をもたらす分野を学ぶ中で、科学や技術の分野はとても新鮮であり、どのように融合させ表現に昇華するか悩みましたが、最終的に自分の納得のいく形に近いものができたと感じております」など、学部専門教育ではできないことや、連携をしたからこそ身につけられた視点が多くありました。 本学は「表現で世界を変える大学」をうたっています。今回は京都大学と京都精華大学が連携し「アート・アクティビズム」の観点から科学技術に対して、様々な表現案を作成した点で新しい取組となったのではないかと思います。 (文責:南了太) 参考:大学連携プログラム(京都大学)サイエンス・アート展 #### パンフレットを発行しました 社会実践力育成プログラムの紹介パンフレットを発行しました。新入生のみなさんには入学式にて配布しました。ぜひご覧ください。 PDFダウンロード #### ふれアートカフェ@KRP with京都精華大学 Vol.3「終わらない遊び=創造のプロセス」 「ふれアートカフェ」は、研究者をお招きし、研究内容について観客参加型でディスカッションを行うサイエンスカフェ形式のイベントです。「ふれアートカフェ」には、人とのふれあいや繋がりをきっかけにイノベーションが生まれる場になるようにという思いを込めています。大学との共同研究に関心のある方、事業化を目指す最新研究事例に触れたい方、事業化に向けた研究について意見交換をすることに興味のある方は是非ご参加ください。 https://fureart-krpseika-vol3.peatix.com #### ふれアートカフェVol.3 が京都精華大学公式サイトに掲載されました ふれアートカフェ@KRP with京都精華大学 Vol.3 の開催について、京都精華大学公式サイトに掲載されました。是非、ご覧ください。 https://www.kyoto-seika.ac.jp/news/2022/1213_2.html #### ベンチャー企業に対する学生視点による企画・デザイン提案 取組概要 産学公連携PBLプログラム(科目担当者:南了太)では、2024年の2Q集中の期間、国際文化学部 11名、芸術学部 1名 、デザイン学部2名の計13名の学生が受講し、ペンタリンク株式会社とCurelabo株式会社の2班に分かれて連携し、企画提案を行いました。 ペンタリンク株式会社には黄金の繭からつくられた、フェイスマスクのパッケージデザイン企画とその販売企画。Curelabo株式会社には広報提案とサトウキビ搾汁後の残渣であるバガスを利用した企画提案をしました。 現地訪問・アイディアブレスト 企業訪問では、会社の概要から今回取り組むべき問題や現状についてご説明いただきました。企画提案を取り組むにあたって、まず企業様について理解を深めることで、寄り添ったアイディアを発想していくことが出来ました。どのようにすれば取り扱うものの特性を活かすことができるか、ねらうターゲット層はどこか、収益構造と競争優位性をどうやって明確にするか、条件や所望される事柄を質疑応答などで聞き出しながら焦点を合わせていきました。現在の状況から問題に目を向け、製造から販売への流れや収益構造を明白にし、より説得力をもたせることで完成度を高めていきました。また、実際に企業の方々からアドバイス・意見をいただき、企画や制作へ試行錯誤しながら落とし込んでいきました。 提案内容 相談・打ち合わせを重ねながら、企画したものは以下となります。 ペンタリンク株式会社 ①販売企画提案 ・エステサロンでの専売:ターゲット層から着目した費用を最小限にできて商品の良さを最大限に引き出すことができる提案 ・ネット販売:口コミやクーポンなどで集客が見込める提案 ・専門雑貨屋でのサンプル配布:オーガニック製品に興味がある人向けの提案 ②パッケージデザイン ・満月マスク:黄色と満月のキャッチーさを印象づける、万人受けが期待されるポップ路線をめざしたデザイン提案 ・まゆのますく: 特別感のあるロゴと、大人の方が買いやすい印象でオーガニックを好む層に刺さるようなデザイン提案 Curelabo株式会社 ①アイディア企画提案 ・芸術、石膏に使う補強材である麻の代用商品のバガススタッフやバガス生地のカーテン、バガスを使った耐水、耐火、耐久性が高いバガス軍手の提案 ②広報提案 ・会社の意図を汲んだキャッチコピーの提案 最終プレゼンテーションでは、上記の提案を各班10分で発表し、連携先企業から講評を得ました。ペンタリンク株式会社からは、「若い方の意見を得られる機会となり助かった。ぜひ商品化に向けて話し合っていきたい。」Curelabo株式会社からは、「社員の年齢層的にキャッチコピーという発想がなかった。芸大生らしい案やデザインを見て、とても興味深かった。」という声が聞かれ、本学の学生としての特性を活かしつつ、どちらの企業からも納得のいく企画提案を行うことができました。また他にも、1ヶ月という短い期間の中で準備されたプレゼンやプレゼン資料の完成度の高さについても言及されました。 受講生の感想 ・チームでそれぞれ得意なことを上手く分担しつつ協力できたおかげで完成までもっていくことができたと強く感じました。本学の学生として、それぞれの学部として特性を活かして提案できたのは、先生と企業の方々がたくさんの配慮をしていただいたからだと思いました。提案したものにお褒めの言葉をいただきとてもありがたい反面、同じような期間内で更に検討を重ねていく必要があると思い、社会で通用するものを企画する難しさを改めて認識することが出来ました。この経験をもとに今後も頑張っていきたいと思うプログラムでした。 ・一か月という短い中で、学生の自分に対して真摯に向き合ってくださったことで、社会に出ていざ就職したらの想像ができたと共に、様々な力がついたと思います。今後就職先でも培った経験を活かし、社会にとって必要なものを発信する行為に自信を持って励みたいと思います。・学生として、企業と関わる経験が今までありませんでした。初めての取り組みで大きな不安に襲われていましたが、授業内で顔を合わせた際、気を利かせた対応をして頂いてとてもたことで私の不安は大きく和らぎました。この授業で商品提案をさせていただいたこと、様々なことを考えたこの体験は将来に活きるものと感じました。 ・商品自体の魅力がかなりあり、企画を考えるのがとても楽しかったです。我々の意見や提案にしっかり向き合って頂けたことが自信やモチベーションに直結した場面が数多くありました。もっと時間があれば、と思うほどやりがいとやりたいという思いが強かったと改めて感じます。 (デザイン学部 大西由佳子) #### マンガ学部数井浩子先生による、「四畳半タイムマシンブルース」(森見登美彦・上田誠)が9月30日から全国劇場で期間限定で上映! マンガ学部数井浩子先生による、 京都が舞台の「四畳半タイムマシンブルース」(森見登美彦・上田誠)が9月30日から全国劇場で期間限定で上映されています。原案はヨーロッパ企画の上田誠さんの演劇『サマタイムマシン・ブルース』、原作小説は森見登美彦さんの『四畳半タイムマシンブルース』です。森見作品は、京都の聖地巡礼入門としてオススメの作品です。数井先生は第2話の「《私》と《明石さん》の子どもが京都を語る」一連のシーンのレイアウトと作画を担当しています。 【公式サイト】 https://yojohan-timemachine.asmik-ace.co.jp/ 【公開/配信情報】・劇場版「四畳半タイムマシンブルース」公開中(9月30日より3週間限定) https://eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=yojohan ・ディズニープラスで9/14(水)より独占先行配信 (配信限定エピソード含む全6話順次配信) 【関連イベント/関連情報】 ・京都市営地下鉄にアニメ列車登場:地下鉄烏丸線  (8月9日~10月28日) ・京都ロフトで「四畳半タイムマシンブルース」ポップアップ in京都  (9月30日~10月16日) ・【公式サイト】聖地・京都とのコラボを大発表!! https://yojohan-timemachine.asmik-ace.co.jp/news/?p=233 #### モノづくりの真骨頂 今回私がお邪魔したのは、産学公連携PBLプログラムにて行われた、株式会社ニッシン様との連携授業。ニッシン社のニーズである歯科研修生実習用のヘッドのデザイン提案について、ワークショップを通じて提案・表現し、この活動を通じて、実際社会でどのような問題が起きているかを知り、学びを社会に活かす社会実践の経験につなげます。 学生さんたちは初日の工場・会社見学を経て、たくさんのアイデアスケッチを行い、それを後日クラスター分析。分けられたグループごとに担当に分かれ、ヘッドデザインを考えていきます。 授業では、受講していた5人の学生さんたちが、ただひたすらにたくさんのヘッドデザインのスケッチを描いていました。すでにアイデア出しの段階を終えて描かれているそのスケッチたちは、第三者の私が見ても違いがわからないほど。担当教員の1人である野村先生は「個性は出すもののではなく、描いているうちに出てくるもの。繊細なところを突き詰める作業が最終工程になるにつれて多くなってくる」と語ります。 ほんの数ミリ、幅や角度が違うだけで印象が変わってきます。角度によっては男性的に見えたり、はたまた女性的に見えたり。デザインだけでなく、機能性も加味しなければなりません。 描けたら、少し視点を離して見てみる、逆さにして見てみる、そういったところから改めてどういった印象を受けるか。似たスケッチを描き続けるということは、簡単そうに見えて、とても神経の使う難しい作業です。広げるだけではなく、絞り込むフェーズが必要だと、野村先生。 集中する学生さんたちを見て、モノづくりは非常に細かいデザインの気遣いからできているのだと、感心しました。 積み上がったたくさんのスケッチの中から「これだ!」というものが商品化され、私たちの手に届いているのだと考えると、これも1つの職人技のようだと感じます。 授業を見にきていたニッシンの方も、「なかなか、こういうところを見れる機会はないので、とても勉強になりますね」と、嬉しそうに語っておられました。 最終合評の様子 【文責 澤村】 #### 京都の聖地を巡る魅力 今年度も引き続き、国内ショートプログラムの取り組みの一つとして行われた、「京都聖地巡礼」(担当教員:数井浩子先生)。 今回は、情報館2Fで開催されている「京都聖地巡礼~京都×わたし×ミライ」授業成果報告展を見に行ってきました。 会場には参加学生の作った多くの“ZINE”が展示されており、それぞれが京都の魅力を様々な観点から自由に捉え、制作されていました。 ZINEという名称はマガジン(Magazine)が由来。特徴として、手法や内容に制限がなく、とにかく自由であることが挙げられます。 ZINEのテーマは、「わたし×京都」。“わたし”が興味のある“京都”のテーマをもとに作られています。 授業では実際にフィールドワークを行い、現地に足を運ぶことで京都に関する知識と理解を深めたのだとか。 ZINEは多種多様で、京都のおすすめカフェやアニメの聖地巡礼など、どれも興味をそそられるものばかり。内容もとても面白く練られたものばかりで、作者の「京都愛」が伝わってきました。併せて情報館所蔵の関連資料も展示されており、より詳しく京都に関する知見を深めることができます。 そんな中で一際目を引くのが、大きなLEGOブロックの展示。 この展示は自身の5年後を想像して作られた、「わたし×ミライ」なのだそうです。 京都や自分の“今”と“5年後”。そんな未来を今から具体的に想像する事は、複眼的な視点を持つことに繋がり、これからの大学生活や卒業後の社会生活でも、相対視できる社会実践力を養うことができます。 一方向からではなく、多方向から物事を見ること。広い視野を持つ事は社会において大いに役立つ力です。この授業では京都や好きなものを通じてその力を養うことができます。 今回の展示では多くの学生さんの“今”と、それぞれが思い描く自由な“ミライ”を見ることができ、自由な視点から思い描かれた魅力的な京都を垣間見ることができました。 ぜひ、この展示をきっかけにあなただけの「京都聖地」を見つけてみてください。 【文責 澤村】 #### 京都企業に対して学生視点による企画・デザインの提案 取組概要 2025年4Q集中期間に開講された「国内ショートプログラム(京都中小企業家同友会)」(科目代表者:南了太)では、国際文化学部 1名、メディア表現学部2名、デザイン学部1名の計4名の学生が受講をしました。 本授業は、企業や自治体が持つ課題やニーズをきちんと把握、整理し、解決するための商品企画・アイディアを提案することを目的としています。連携先の京都中小企業家同友会は1700名の会員があり、中小企業家が自主的に参加し、手作りの運営を心がけ、中小企業家のあらゆる要望に応えて活動するというのが特色の団体です。 今年度は動画やゲーム制作を展開する音玻璃の會と、味噌の食品卸売業、食品小売業で多くの顧客をもつ株式会社しま村と連携をしました。 音玻璃の會からはPC用ゲーム 「大文字狂走曲〜邂逅〜(仮)」 のイメージイラストやイメージ音楽、サムネイル、マーケテイング調査。株式会社しま村からは商品をもっと売るためのブランディングがテーマでした。授業では、アートを使って社会問題や環境問題の解決のために働きかける活動・キャンペーンを指す「アート・アクティビズム」の視点を取りいれ、対面やオンラインで何度も企画、フィードバック、修正を繰り返し、提案書や制作物を作成しました。提案した製作物や企画は以下の通りです。 製作物・提案物の紹介 音玻璃の會向け ・視覚的インパクトの大きいという利点のあるオーディオビジュアライザーを用いた音源の映像化 (山本浩弥) ・ゲームをインストールする決め手の一つにサムネイルによる視覚的要素が大きいことから、京都を舞台にした高貴な紫色をイメージしたサムネイルの作成 (平井千聖) ・京都が舞台のこのゲームの特徴を生かしたいという思いから、現実世界とゲームを組み合わせた音源を提案。京都御所の砂利の音や出町柳の桝形商店街の様子、鴨川など計7箇所、34の音源を収集 (美安里香) ・韓国の留学生の出自を活かして韓国のインディーズゲームの市場規模、韓国留学生にゲーム内容の感想をアンケート調査 (SEOJIWON) 株式会社しまむら向け ・一人暮らしの学生に対して親が仕送りで購入することを想定したフリーズドライ/佃煮とみそ汁セットとレシピの提案 (山本浩弥) ・贈答用味噌の化粧品箱のパッケージデザイン (美安里香) ・贈答用味噌の化粧品箱のパッケージデザイン (美安里香) ・顧客満足度の向上、日常使いできるデザイン性、ブランドの認知度アップを目的とした「かばんになる紙袋」の提案 (平井千聖) ・韓国で京都味噌を韓国普及させることを目的にデジタルマーケティングの提案と、同社が製造する白みそとコチジャンを組み合わせたレシピ―をinstagramで紹介 (SEOJIWON) 上記のように様々な学部の学生から普段の学びを活かした企画提案や制作物が提示されました。 また、最終日には、左京区役所で京都中小企業家同友家会員6名、左京区役所職員3名に対して今回プロジェクトの成果を紹介しました。 受講生の感想 ・とても協力的で、たくさん意見を言って下さったので、私自身とてもやりやすかったです。正直はじめはすごく不安でしたが、連携先の皆さんや共に授業をとった皆さん、先生のおかげで最後まで成し遂げられたと思います。一年生のうちからこの授業をとっていて良かったと思いました。他学部の先輩と関わる機会がほとんどなかったので、授業を通して関わることが出来たのも良かったです。 ・「自分が作りたい作品を作る楽しさ」だけでなく、「他の人のアイディアを可視化できた時の楽しさ」を知ることができて、自分の中でかけがえのない体験となりました。今までこういった経験も人に見せられるような制作物の制作もほとんどしてこなかった僕に、ミーティングで毎回ヒントをくださったので、モチベーションを保ちながら2ヶ月近く集中して制作に参加することができました。ありがとうございます。自分で拾いきれるか不安になるくらいたくさんの学びを得られたので、これを糧にもっとさまざまな分野にも挑戦してみようと思います。 ・今回の取り組みを通して、デザインの難しさと奥深さを改めて実感しました。サムネイル制作では、完成したゲームに合わせるのではなく、ゲームの内容や雰囲気を読み取り、一からイメージを形にする難しさに気づきました。また、講評のお時間などでゲーム概要だけでなく、参考にした作品や好みのテイストを伺うことの大切さも学びました。紙袋のデザインでは、「美味しい」「高級感」というブランドイメージを守りつつ、若い世代にも響く新しい魅力を加えることを意識しました。ブランドの良さを残しながらターゲットを少し広げることで、既存のデザインとは一味違うアプローチができたと思います。どちらのデザインも、思いやブランドの背景を深く理解したうえで、自分なりの工夫を加えることの大切さを学ぶ貴重な機会となりました。 ・連携先と協力しながら依頼されたことをやり遂げるために何をすればいいのかをわかるようになったと思います。そして、レベルアップになるチャンスでもありました。本当にいい経験だと思います。これからもこういう機会があればいいなと思います。 1ケ月足らずの短いプロジェクトでしたが、受講生たちは自身の普段の学びの成果をもとに現状を把握し、他者とコミニケーションをとり、提案物・制作物を作製する経験ができました。 改めて関係者の皆様にお礼申し上げます。 (文責 南了太) #### 京都精華大学人文学部 フィールドスタディーズ成果発表会 包括連携協定 京都精華大学人文学部では、学生がキャンパスを離れ、国内外のフィールドでの学習を通じ、自己や社会をいっそう広い視野から批判的・相対的に捉える力を身につけることを目指す「フィールドスタディーズ」を開講しています。今回、京都リサーチパーク株式会社と株式会社OFFICE SAWAMURAの協力の元、人文学部の学生が4チームに分かれ、京都の中小・ベンチャー企業を対象にその企業の魅力を学生目線で社会に伝えるための企業研究をしました。また、実際に企業訪問とヒアリング・撮影を行い、内容を動画にまとめる産学連携活動を行いました。 包括連携先との取組 #### 国内SP 「京都聖地巡礼」展示 レポート 国内ショートプログラムの取り組みの一つとして行われた、「京都聖地巡礼」。 今回は、情報館2Fで展示されている「京都聖地巡礼」オリジナルのZINEを見に行ってきました。 ZINEとは個人が作るオリジナルの本のことで、特徴として、手法や内容に制限がなく、とにかく自由であることが挙げられます。展示スペースには多くのZINEが並んでおり、それぞれが京都の魅力を様々な観点から自由に捉え、制作されていました。 今回のZINEのテーマは、「わたし×京都」。“わたし”が興味のある“京都”のテーマをもとに作られています。授業では、実際にフィールドワークを行い、写真を撮ったりインタビューを行ったりすることで、京都の理解と知識を深めたのだそう。 ZINEは多種多様で、京都のおすすめカフェや写真集、アニメの聖地巡礼など、どれも興味をそそられるものばかり。内容もとても面白く練られたものばかりで、作者の「京都愛」が伝わってきました。どんどん自分の知らない京都の魅力が発見できる展示です。 そんな中で一際目を引くのが、大きなLEGOブロックの展示。この展示は自身の5年後を想像して作られた、「わたし×ミライ」なのだそうです。 京都や自分の“今”と“5年後”。遠いようで近い、そんな未来を今から具体的に想像する事は、複眼的な視点を持つことに繋がり、社会実践力を養います。 一方向からではなく、多方向から物事を見ること。広い視野を持つ事は社会において大いに役立つ力です。この授業では京都や好きなものを通じてその力を養うことができます。 国内SP 「京都聖地巡礼」展示 レポート 今回の展示では多くの受講生の“今”と、それぞれが思い描く自由な“ミライ”を見ることができ、複数の視点からの京都を私たちも体験することが出来ました。私も自身の「京都聖地」を見つけてみようと思います。 【文責 澤村】 #### 国内ショートプログラム2021 授業感想文(東急不動産・ダスキン・アジア学院分) ● 国内ショートプログラム(東急不動産) ・企画から考え、プレゼンまで実行するという、今後社会人になっても必須になると思われる貴重な体験をさせて頂きました。これからの自分の就活においての課題が見えてきたと思います。 ・東急不動産の方々が学生の主体性や自由な発想を尊重してくださったこと、温かく見守っていただけたことが何よりありがたかったです。そのおかげで、アイデアを広げるのが楽しくなりました。現在実際に存在する建物の改善できる点に着目してアイデアを出す、という経験は、なかなかできるものではないと思います。貴重な経験を通して、実務に携わる東急不動産の方々の思いなども知ることができたように思います。貴重な機会を頂きありがとうございました。 ・貴重な機会をありがとうございました。企業側の考えや社会についてとても勉強になりました。また、話しやすい雰囲気を作ってくださったことに感謝します。積極的に自分の意見を言う力がついたと思います。2週間、ありがとうございました。 ・今回は貴重な経験をさせていただきありがとうございました。学生のためのキャンパスヴィレッジという賃貸の新しいサービスを考えるという取り組みをさせていただいて、今ある現状のサービスだけでなく、さらなるアイディアを考えることの難しさを痛感しました。そして個人的な感想になってしまいますが、今まであまり興味や関心があった分野でないことを言い訳に東急不動産の賃貸やサービスを調査しているときもあまり、楽しんでアイディア出しをすることが出来なかったことと、自分の満足できる企画とプレゼンができなかったことがとても悔しかったです。この悔しさをバネに今後頑張って行きたいです。そして、他の学生さんのアイディアやプレゼンの完成を見て、もっと周りに目を向けて世の中のことに注目していかなければいけないなと感じました。今回SDGsの話もありましたが、個人的に企業が語るSDGsは綺麗事で企業の社会的イメージのためのものだと思っておりましたが、これからの未来のために一人ひとりが考えていく必要があるなと感じました。個人的に詳しく調べたことがなかったので、この機会に小さなことから始められるSDGsについても考えてみようと思いました。 ・限られた時間の中で企画からプレゼンまで行うという授業内容で、2週間という期間は丁度良かったと思います。アイデアの種を膨らませてまとめる能力は社会に出てからも大いに役立つと考えるので、とても意義のある授業内容であったと感じました。 ・周りのみなさんのアドバイスの的確さに驚きました。今プロジェクトはとても満足のいく結果に終わりましたが、一人ではなく、たくさんの人の協力があって成り立ったのだと思っています。そういう意味でグループワークなどの大切さや、自分の発想力の乏しさに気づくことができました。これからこの経験を生かして、広い視野と大きな耳を持って課題に取り組もうと思います。 ● 国内ショートプログラム(ダスキン) ・初めに、大変貴重な機会をいただき感謝しています。ダスキンさんは、昔から親しみのある企業だったので、その企画に少しでも携わることができ、大きなやりがいを感じました。●さん、●さんともに、これまで培われてきた多くの経験からたくさんのアドバイスやご指摘をいただき、最終的には納得のいく企画を提案できたと思います。会社で働いていらっしゃるからこそわかることや、私とは違う視点を共有してくださったことで、非常に多くのことを学びました。今回学んだことを、今後の活動に活かしていきたいと思います。 ・今回の連携授業を通して、ダスキンさんについて知ること・「人に寄り添う」について考えを深めることが出来ました。課題に対してどのようにアプローチすればより豊かな暮らしにできるのか、人々が幸せになるのかをじっくり時間をかけて考え、異なる世代の人にもわかりやすく伝える経験が出来たことは私にとって貴重な財産となると思います。お忙しい中、ありがとうございました。 ・社会の厳しさが身に染みた。相手と自分の常識が違う前提で、現状共有に努めることが最初にして最大の課題だと気づいた。ダスキンのことを知り、自分の好きなものと結びつけることで初めて我がごととして真剣に考えられると思った。修正すればしただけ次の改善点をあげられ精神的に厳しいところもあったが、社会人への尊敬の念が高まり、自分も大学を出るまでにメンタルを鍛え引き出しを増やさなければいけないと感じた。 ・具体的、現実的な会社の声を聴くことができ、視点が広がった。また商品を売る際に考える物事が幅広く、今後専門分野で提案していくときの引き出しが増え、ためになった。 ・私の意見に対して、細かに指摘してくださったりして、とても良い方向に持って行けたと思います。いいところはいい、だめなところは、改善する方法を教えてくださり、とてもよかったです。 ・今回は企業の方に直接自分の企画をプレゼンできる貴重な機会をいただきありがとうございました。 ・今まで大学プレゼンを積極的に取り組む機会がなかったので、とてもいい機会になりました。 ・他の学生さんのプレゼンのいいところや●さん、●さん、教員の方の意見を取り入れて、より聞いていただいている方にわかりやすく伝えることが大切であると感じました厳しい意見もいただけて、治す点や課題も見つかりましたし、これからのプレゼンにも活かしていきたいと考えております。 ・様々な学部の学生が集まって、交流する場になってとても面白かった。ダスキンの社員の方にも貴重なお話を聞くことができた。そして、毎回発表に十分なフィードバックをもらうことができたので回を重ねるごとにより良い企画を考えることができた。序盤は、スケジュールが1日おきに発表など、若干過密だと感じた。 ・とても楽しく、勉強になることが数多くありました。人に伝えることの重要性と大変さを強く感じ、今後も磨いていきたいと思いました。学部を超えて互いに切磋琢磨できたことが思い出です。 ・普段の大学の授業がいかに優しいか気づくことができた。成果物がない状況でパワポを組んで発表しなければいけないのがこんなに不安なものだとは思わなかった。もっと発表の技術にも努力の比重を傾けなければならないと感じた。グループワークではないのに驚いたが、他メンバーの発表とそれへの指導も自分の発表に大きく生かされ、個人学習の色は薄かった。 ● 国内ショートプログラム(アジア学院) ・私はアジア学院に行く前、私たちの身体に必要であり、そこに行きつくまでの長いプロセスが存在する食や農業について感謝の気持ちはあったがより身近に感じ取りたいと考えていた。それなので特ににわとりに関しては何か改めて考えられることがあると思い、期待していた。人間に捕まえられ、首に刃物を突き付けられても今後の展開を予測できないからか、大きく反抗しないにわとりを見て人間中心に回っているこの世界に私は疑問を抱いた。自然は私たちが生きていく中で必要な要素を無条件に提供してくれたが、そのすべてを踏まえた変化の結果が今の私たちの社会である。技術は大きく進み、過ごしやすい環境へと変わっていったのと同時に負担は大きくかかり、解決すべき課題も増加した。しかしながら世界の成長という観点から見ると、自然との関わりを完全に解消するのは不可能であるため、自然に限界があることを理解し、完全破壊しないよう利用する必要がある。私たちが出来る取り組みとしてARIで学んだ有機農業などが有効的であると実際に経験して感じることが出来た。 その他にもアジア学院で学べることのひとつである、「指導者」の育成についてのサーバントリーダーになることが特に印象に残った。一般的には学びが関係する場合、上下関係が存在するがそこを重要視せずにリスペクトの気持ちを持ち、一人一人違う人間性から学べることは多数存在する。ひとりで生きていくのではなく、周りに関心を持ちながら何かに対して積極的に参加することが重要であり、私も受け取る側だけではなく、他者に何かを与えられるということに気が付くことが出来たのでサーバントリーダーのような人材になりたいと授業を通して感じた。そのためには自己分析を始めとした自身の表現や周囲の成長など、幅広く考えることが必要である。また、サーバントリーダーになるために必要な他者と共にどう過ごしていくのかについて考えることが生きていくことの意味にも繋がっていくのではないかと考える。 アジア学院で過ごした四日間は全体的に新たな経験であり、学びながら楽しむことが出来た。周囲の人たちと話して新たに気が付くことが出来た要素を材料にし、今後も深く自分について考えていきたい。日常生活を送る中で感じ取れないような新たな刺激を受けられたので大きな成長になったのではないかと感じた。 ・2月14日~2月17日までアジア学院を訪問し様々な体験をした中で特に印象に残ったものが2つある。  1つ目は鶏を屠殺したことである。まず私は「屠殺」ということ自体したことがなかったのでどのような過程を通して動物が屠殺されるのか全く想像がつかなかった。しかしスタッフの方々が細かく教えてくれたので実際に鶏を捕まえ屠殺するという体験をすることができた。屠殺する際に少しだけ躊躇ってしまったが他のメンバーが先にやっていたのを見て覚悟を決めることができた。屠殺した後は熱湯に鶏を浸け鶏の毛や羽を綺麗に抜いた。毛や羽はどのようにして処理しているのだろうかと気になっていたのでこれを機に知ることができその工程がとても新鮮だった。「熱湯につけるだけで毛や羽がこんなにもきれいに抜けるのだな」と驚いた。またそれと同時に動物を屠殺して食肉としてスーパーなどに並べるまでの工程の大変さを知ることもできた。自分たちが屠殺した鶏やアジア学院で作られた野菜などを使ってンドレと呼ばれる西アフリカの料理とピーナッツスープ、フフ(ヤムイモの粉を水で練ったもの)を作った。それらは初めて食べたのだがとても美味しく自分たちで屠殺したり調理したりしたことでよりかけがえのないもののように感じた。この体験のおかげで命の尊さや食に感謝することの大切さなどを改めて意識することができた。食に感謝するということはこれまではあまり意識してこなかったがこれからは意識して食事をしていきたいと思う。  2つ目はフードライフワーク(農作業)を行ったことである。朝と夕方にそれぞれ違うことを行ったのだがどれも初めて経験するものばかりでとても面白かった。ある時はブロッコリーやARIリーフなどの野菜を収穫したり収穫した卵を磨いて綺麗にしたりした。またある時は薪割りをしたり大豆の仕分けをしたりした。野菜を収穫している時に生のままそれらを食べたのだがとても新鮮でみずみずしく美味しかったので驚いた。またARIリーフは収穫する場所によってそれぞれ味が変わっていてとても興味深く感じた。薪を割るのはとても難しく上手く薪を割ることが出来ず薪が転がったり斧が薪に刺さったままになったりしてしまった。また薪割りをすることがあったらやり方を模索してコツをつかみ今回よりももっと上手く割れるようにしていきたい。大豆は商品になるものとそうでないものに分けたのだが思っていたよりも商品にならないものの割合が高く「味としてはあまり変わりないのに見た目の違いによってこんなにも商品にならないものが多くなるのだな」と衝撃を受けた。  このようなアジア学院での体験によって得た発見や知識というものを大切にしていきたい。またこれからは「食」に関係するものすべてを大事なものと捉えて生活していこうと考える。 ・今回のアジア学院プログラムでは、生活を通して様々な学びを得ました。振り返りの時間が取れないほど内容が充実しており、プログラム内で得た知見を改めて咀嚼する時間はありませんでしたが、それらは将来考える重要な要素になってくれたと思います。本稿ではプログラムに参加して、強く印象に残ったことについて三点述べたいと思います。まず一点目として、フードライフワークについてです。フードライフワークでは農作物の収穫、選別やそれらの農作物の土壌に混ぜるぼかしの世話などを行いました。また、畜産業では鶏卵の清掃や、鶏の屠殺なども体験しました。これらは基本的に有機農法で行われており、持続可能性の観点からみても、秀逸なプログラムを行っていると感じました。また、私たちが体験したフードライフワークは、普段私たちが口にしている食材も同様の行程を経ており、何気なく食べている食材への謝意を再認識させてくれたと思います。普段私は一人暮らしをしているので、食材を使って自分で料理をすることは多々あるのですが、食材として市場に出荷される前の行程をあまり詳しく知らなかったので、食材に対する謝意がより一層強まりました。 次に二点目として、アジア学院内における共同体についてです。アジア学院内では多国籍・異文化の共生社会が構築されていました。Participant が在籍していなかったので、人数こそ少ないですが、外国から来日されているボランティアやスタッフの方々がいてある程度は異文化のコミュニティであったと思います。私はこのアジア学院内における共同体内でとても感心した点が二点あります。一点目はアジア学院では言語の壁を感じられなかったということです。一般的には、言語は異文化の共同体でコミュニケーションをとるうえで、高い障壁になることが多いです。アジア学院では、日英の 2 言語が主要な言語として使用されていましたが、共同体の構成員たちは互いにもっとも通じやすい形でコミュニケーションを円滑にとっていました。それは特別に英語を勉強したからではなく、ともに生活を送るうえで、磨かれた結果であるのだと感じました。続いて二点目として、共同体の構成員同士が身分や自身の背景を超えて「半学半教」の精神の元に、互いに自身の持つ知見を共有し、その知見を形があるものに昇華出来ていることにも非常に感心しました。代表的な例としては 3 日目の夕食にて提供されたベーコンです。このベーコンは作り方のノウハウを知る個人が周囲の人を集めて実際に作られたベーコンでした。つまり、個人が持つ知見やノウハウを周囲と共有し共同体へプロダクトとして還元したのです。このように、アジア学院では共同体がしっかりと機能していることを肌で実感しました。 最後に三点目として、Servant Leader についてです。このアジア学院では「農村のリーダーを育成する」という言葉がモットーの一つにありますが、厳密には「農村の Servant Leader」を育てることに注力していることが強く感じ取れました。Servant Leader とはリーダーでありながらも、召使でもあり、集団に奉仕できるリーダーであると学びました。これはアジア学院で育成する人々だけに留まることではなく、今の現代社会においても非常に重要な要素であると考えます。すなわち、集団が構築されるうえで重要になってくるのがこの ServantLeader がグループ内にどれくらいいるのかということです。なぜなら、Servant Leader が集団に複数所属していれば、リーダーが不在でも集団の持続可能性が保たれるからです。真逆の働きをするトップダウン型のリーダーであるならば、集団に奉仕する人はリーダー以外となるわけですが、リーダーが不在になれば途端に集団としての持続可能性は失われますし、当然ながらリーダーが不在でなくとも、リーダーとその他の構成員との認識の齟齬などが生まれ集団全体が円滑に物事を進められない可能性も十分に考えられます。このように私たちの生きる現代において Servant Leader は非常に需要な概念の一つであり、自分が集団を構築する際には必ず、肝に銘じておこうと強く思いました。 結論として、このアジア学院のプログラムを通して様々なことを学びました。今回のプログラムで得た要素の一つ一つが、開発やの農業の分野に留まらず、幅広い分野で応用可能であると考えています。今後は本プログラムで得た知見を活用し、さらに自身の学びや生活を豊かなものにしていければよいと考えました。そして、アジア学院にはまた必ず足を運ぼうと思います。 #### 土と共に、人間と友に(アジア学院プログラムレポート) 筆者は2022年8月の夏真っ盛りのお盆の時期に、栃木県那須塩原市にあるアジア学院に国際文化学部の清水先生、学生9名と3泊4日の社会実践に参加しました。清水先生が長くお付き合いのあるこのアジア学院は発展途上国出身の農村リーダー育成と有機農業に取り組んでいる日本最初の国際系機関です。事前学習では、清水先生担当のもと、3班に分けて、アジア学院の創立者高見敏弘氏の著書『土とともに生きる』を読み、アジア学院のモットーや理念について学び、課題と対策案について議論しました。 上記写真:事前学習(合計3回) アジア学院ではサステナブルな有機農業に取り組みながら、自分たちが食べるものは全て自分たちで作ります。そして、アジア学院を構成する世界中から集まった、参加者(※アジア学院では学生を「Participant」と呼びます)、スタッフ、ボランティアと、共に生きるための課題について熱く議論しながら解決案を探ります。そのようなコミュニティ作りをされている学院内に滞在するみなさんと一緒に、授業体験、ナイト・トーク、共同農作業や異文化交流の機会なども持つことができました。各国の文化を学んだり、また、有機野菜を使って各国の料理を食べたりと、農村コミュニティを通じて国際交流ができるとは! 写真1:国際NPO論 写真2:サーバントリーダーシップ論 写真3:コミュニティ論(白熱教室) 写真4:異文化交流Night Talk  東南アジアやインド・中南米・アフリカから集まった人々が学ぶアジア学院の公用語は英語です。アジア学院のみなさんはとってもフレンドリー!京都精華大学の学生たちも、初日から自分の殻を破って積極的に英語で交流をするなど、異なる文化背景を持つ人々との多文化共生の大切さと面白さを肌で感じたのではないでしょうか。 その中で特筆すべきことはTimothy先生(ガーナ出身)によるコミュニティ論講義(写真3)です。コミュニティとは、共同体とは・・・定義について、英語での議論が白熱化し、教員も学生もお互いに一歩も譲らず、出身国や地域などの実例を取り上げながら相手を納得させようとした白熱教室そのものです。引率教員の清水先生が付かず離れず絶妙なタイミングで適切なアドバイスを与えている姿に、また、英語が不得意そうな学生も周りの力を借りながら、積極的に自身の考えを伝えている姿に、教員(他校で教えている)としての筆者は強く心を打たれました。 そして、アジア学院の有機農業の取り組みも興味深かったです。筆者は趣味で、自宅近くの畑で野菜を育てていますが、アジア学院の野菜づくりは本当にすごい!有機肥料を使い、土がふかふかしています。写真6のスコップの上に乗っているのが肥料で、肥料作りについても学びました。 写真5:早朝フードワークのチーム会議 写真6:肥料づくり(ちょっと熱い) 写真7:種まき(成長が楽しみ) 写真8:収穫(野菜は食卓に運ばれる) アジア学院の手厚いサポートのおかげで、学生たちも大変有意義な経験になりました。秋にアジア学院で行われる第50回収穫祭(10月15日開催)というイベントに再度アジア学院を訪れたいと思っているようです。有機農業と農村リーダー候補者を通じて、世界各国の人々と学びたい!という方はぜひ、次年度のアジア学院プログラムへの参加を検討してみてくださいね。 土と共に、人間と友に、ともに生きる! 写真9:ガーナ・ドイツ・中国・日本の社会課題について交流 写真10:歌を歌いながらリラックスタイム 写真11:記念写真 文責:夏 注:京都精華大学チームはコロナウィルス事前検査を受け、全員「陰性」でした。 関連情報:アジア学院 #### 多文化共生コミュニティ:アート・デザイン・多文化共生の視点から「外国人が日本で暮らすとは」を考える 国内SP(外国人女性の会パルヨン)概要 当プログラム(担当教員:夏世明、南了太)は、外国人留学生及び多文化共生に関心を持つ日本人学生を対象に、外国人が日本で暮らす際に必要とされる基本的な知識、地域コミュニティとの連携、また現地行政機関による支援に関して、京都・滋賀・東京で活動する「外国人女性の会 パルヨン」と共同で実施された。具体的には、多文化共生に関する理論的知見や多文化共生における言語教育政策に関する座学に参加した後、京都市における外国人向け生活支援セミナーの運営、滋賀県国際親善協会のイベントでの運営補助、外国人女性の会パルヨン主催セミナーの運営支援や広報活動(ロゴ制作、撮影等)にも参加し、実践的な経験を積んだ。 今回のプログラムで何をした? 外国人女性の会パルヨン代表理事であるニーナ先生は、多文化共生コミュニティの理論と実践について、ご自身の経験や、外国人女性の会パルヨンが取り組んできた具体的な事例を交えて講義を行った。講義の中で特に印象的だったのはフィンランド赤十字のガイドブックに基づく文化変容の図示であり、これは多文化共生における課題を考察する上での重要な枠組みとなった。  関西大学大学院の丸谷充伸先生は、「ことばの教育」の視点から多文化共生コミュニティにおける政策と現実のギャップに焦点を当てて講義を行った。講義の中で、特に多言語対応と「やさしい日本語」の重要性が強調された。これは東北大地震やCOVID-19のような災害時だけでなく、日常生活においても非常に重要であり、意識する必要があるとのご指摘が印象的だった。 なお、本プログラム終了後、残念ながら能登半島地震が発生した。震災地の自治体や報道機関により多言語対応が実施されている。今後、各地域コミュニティでは多言語対応と同時に、「やさしい日本語」による対応も一層求められるであろう。 外国人女性の会パルヨンの防犯教室セミナー運営(京都東山いきいき市民活動センター) 滋賀県国際親善協会主催クリスマスイベント開催協力(グリーティングカード作成) 滋賀県国際親善協会主催クリスマスイベント開催協力(グリーティングカード) 滋賀県国際親善協会主催クリスマスイベント開催協力(ヒンメリ製作)   滋賀県国際親善協会主催クリスマスイベント参加者(新聞記事報道:https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1158603#google_vignette) 外国人女性の会パルヨンのロゴやキャッチフレーズなどについての打合せ 外国人女性の会パルヨンパンフレット用のイラスト制作 外国人女性の会パルヨンの多言語パンフレット(日本語、英語、中国語、韓国語、ベトナム語) 最後に  「外国人が日本で暮らすとは」というテーマのもと、非営利活動法人「外国人女性の会パルヨン」と共に実施された当プログラムには、日本、中国大陸、韓国、台湾、ベトナムといった多様な出身地を持つ学生が参加した。近年、日本において外国人移民(国連経済社会局の定義による)が増加しており、外国人住民がいない地域コミュニティを見つけることがむしろ困難な現状にあるといえよう。さまざまな課題が世界各地の移民国家で発生している中、多文化コミュニティにおける共生を実現するには、外国人住民だけでなく地域住民の理解と協力が不可欠である。 本プログラムでは、日本における多文化共生コミュニティの現状や基礎知識を学び、実地でのフィールドワークを通じて学生たちはチームを組み、新たな解決策を提示した。このプログラムが多文化共生コミュニティへの理解を深めるきっかけとなり、当事者意識を持ちつつ、今後も理解の拡大に努めていただければ幸いである。 【文責:夏】 #### 大学連携プログラム(京都大学)サイエンス・アート展のPR 2023年12月7日に京都大学が主催する「ゼロカーボンバイオ産業創出による資源循環共創拠点」のシンポジウムにおいて、「大学連携プログラム(京都大学)」(授業代表者:南了太)の成果「大学連携プログラム(京都大学)サイエンス・アート展」のポスター発表をしてきました。 本取組は、京都大学工学研究科 沼田圭司教授の「光合成生物を利用した二酸化炭素や窒素の固定化技術」に対して、京都精華大学の学生がデザイン・アート・人文の視点から技術を表現することを目的としています。 シンポジウム当日は5枚のポスターを展示し、約20名程度の来訪者に対して受講生が考えた作品を紹介しました。作品は、ポスターやキャラクター、絵本、紙芝居、洋画、脚本など様々な形でPRすることができました。 来訪者からは、「短い期間でこれだけの量の絵本ができていてすごい」、「この取り組み自体が興味深い。デザインやアートに繋げるという発想はなかった」、「カラフルなキャラクターは目につきやすい」、「かなり難しい内容を何とか落とし込んでいるのが伝わった」「それぞれが別々の表現でおもしろい。無法地帯みたいだ。ノールール」、「難しい内容のポスターばかりだったのでここのスペースが落ち着く」などの意見が聞かれました。 芸術やデザイン、マンガなどを軸にする本学では科学技術を学ぶ機会が限定されています。また、理系分野の難解な科学技術を分かりやすく表現する「科学技術コミニケーション」が求められています。今回は、京都大学と京都精華大学の大学間連携により、科学と芸術・デザイン・人文分野の融合を図ることができました。 今後、本授業で学んだ内容を元に、自身の創作活動につなげていきたいと思います。このことが将来的には、科学と芸術を越境し、産業や地域に貢献できるトランスディシプリナリーな視点を持ち合わせた人材につながるものだと考えます。 参考: 「大学連携プログラム(京都大学)サイエンス・アート展」-exhibition/ 「ゼロカーボンバイオ産業創出による資源循環共創拠点」 写真:岡山紗也 #### 大学連携プログラム(京都大学)サイエンス・アート展のPR 2025年3月8日に京都大学が主催する「ゼロカーボンバイオ産業創出による資源循環共創拠点」のシンポジウムにおいて、「大学連携プログラム(京都大学)」(授業代表者:南了太)の成果「京都精華大学サイエンス・アート展2024」のポスター発表をしてきました。 本取組は、京都大学工学研究科 沼田圭司教授の「光合成生物を利用した二酸化炭素や窒素の固定化技術」に対して、京都精華大学の学生がデザイン・アート・人文の視点から技術を表現することを目的としています。 シンポジウム当日は1枚のポスターを展示し、その他に受講生が考えた「人工糸から作り出す新たなプロダクトの提案」、「蜘蛛糸学習4コマ漫画」、「可能性の芽」、「グッズ&すごろくパンフレット提案」、絵本「りりのふしぎなぼうけん」、「新聞紙を活用したアートワーク」の計6種類の作品を紹介しました。 芸術やデザイン、マンガなどを軸にする本学では科学技術を学ぶ機会が限定されています。また、理系分野の難解な科学技術を分かりやすく表現する「科学技術コミニケーション」やSTEAM教育が求められています。今回は、京都大学と京都精華大学の大学間連携により、科学と芸術・デザインの融合を図ることができました。 今後、本授業で学んだ内容を元に、自身の創作活動につなげていきたいと思います。このことが将来的には、科学と芸術を越境し、産業や地域に貢献できるトランスディシプリナリーな視点を持ち合わせた人材につながるものだと考えます。 参考: 大学連携プログラム(京都大学)サイエンス・アート展 「ゼロカーボンバイオ産業創出による資源循環共創拠点」 #### 大学連携プログラム(自己開拓型)事後レポート 221Q025 ハン ジンジュ デザイン学部 VD学科 デジタルクリエーション専攻2年 活動内容:京都学生祭典実行委員 2022年前期、大学内だけでなく学外活動も経験してみたかった私は、第2クォーターで社会実践力育成プログラムを履修することになりました。自己開拓型の担当教員である中井先生の助けを借りて「京都学生祭典」の実行委員を募集するという知らせを知り、見学を経て7月から本格的な活動を始めることになりました。 私が選んだ部署は広報部の制作チームでした。デザイン学部である専攻を生かしてイラストレーターのようなプログラムを扱う広報物などを作りたかったからです。 学期中、活動本部の京都キャンパスプラザで毎週木曜日に行われる定期会議に欠かさず参加し、意見を交流し、広報誌のパンフレットやデザインのために週末にも事務局に行って去年の祭りの写真数百枚を自分で選び、編集しました。 また、本題のメインステージパネルのメインイメージの再配置製作に関するフィードバック交換もやはり返信が遅れないようにこまめにチェックしながら着実に果たしました。毎週木曜日、学校の授業が終わるやいなや京都駅まで行って10時過ぎに帰宅したこの3ヶ月間心的にも体力的にも大変でしたが、引き受けたことに最善を尽くしたと自負できます。  本祭の前日の昼にはキャラバンのため四条烏丸に行って通り過ぎる通行人の方々に広報紙を配り、夕方には会場にあらかじめ行って副資材を移しました。寒い天気の中、高強度の身体活動を続けて疲れるのが当然だと思いましたが、みんなでお祭りを無事に開催することだけを願い、大変さも忘れて慌ただしく動きました。本祭当日の10月9日、午前7時30分に集合し、本祭が終わる4時まで会場のあちこちを撮影しながら歩き回ったのですが、雨の降る悪天候にもかかわらず、団体で合わせた赤いTシャツを着た実行委員たちが一丸となって行事を支えているという所属感が感じられ、胸がいっぱいになりました。今まで第三者の立場から眺めた日本の祭文化に、私自身が一つの歯車になって構成されているという点が凄く印象に残りました。 まだ大学2年生なので実際の会社でのインターンシップはとても負担になって、代わりに参加した学生祭典は、他の大学の同じ年頃の友達と交流したかった私にとって、精華大学以外の新しいコミュニケーションの場であり、協力的な姿勢と日本の社会生活を学べる良い機会になりました。留学生としては、大学の授業でいつも聞く限られた会話テーマ以外に、活発な団体LINEへの参加など、実生活でよく使われる用語などにすぐ近くで接することができ、語彙力の上昇にも大きく役立ちました。 履修登録に社会実践力育成という欄がなかったらなかなか簡単に経験できなかった今回のプログラムを通じて、かけがえのない大切な縁と思い出をたくさん作ることができました。今回の活動を基に得た責任感と粘り強さは今後の私に大きな助けになると信じて疑いません。就職活動にもこの経験を生かして取り込みたいと思います。 #### 子どもとともに成長、“創る”が繫げる絆 国内ショートプログラム(自己開拓型) 国内ショートプログラム(自己開拓型)では、京都市北山にある焼肉料理屋 南山に協力していただき、小学生に対してワークショップを開きました。私たちが参加した自己開拓型の授業は、自分たちでワークショップの内容を考え、小学生に体験してもらうというものでした。 南山の自家自炊コミュニティnalba(ナルバ)には、食と農をベースに、子どもたちの持って生まれた「生きる力」を育む場を提供しており、毎週水曜日、金曜日に小学1年生から6年生の生徒達が訪れます。 15時ごろから子どもたちがnalbaに集まり始め、来た子から宿題をしたり、工作をしたり、各々自由な時間を過ごします。そして16時半からは「はじめの相談」という時間が設けられ、全員で一つの輪になりスタッフや子どもたちから提案や相談などを共有したり話し合ったりします。その後はクッキングを手伝ったり、工作やものづくりを行います。18時からの食事の時間に合わせて子どもたちで協力して、片付けや準備を行い食事が終わると洗い物も分担して子どもたちが行います。ここでnalbaが大切にしていることは、大人が手出しをしすぎずに子どもたちが自主的に動けるように導くことです。そして19時ごろに解散をするというのがnalbaの実習の1日の流れです。 子供たちがクッキングをする様子 カードゲームをして遊ぶ様子 私たちは計4日間参加し、初めの2日間で子どもたちと距離を縮め、残りの2日間でワークショップを開きました。私たちが行ったワークショップでは、いらなくなった服などを持ち寄って布に触れてもらうことを目的とし、アレンジやリメイクをしてもらいました。難しいことだという印象を与えないようにするために、針や糸は利用せずに裁縫のりを用いて行いました。参加してもらえるかという不安があったので、少しでも興味を持ってもらえるように準備は入念に行いました。 子供たちが使いやすいように事前に用意した布など 布の準備や布の柄を切り抜いたワッペンを作ったり、イメージを持ちやすいように見本を製作したり、子どもたちが行うということを一番に考えて準備をしました。 積極的に、ワークショップに参加してくれた子供たちの様子 ワークショップ当日は想像していた以上に積極的に参加してくれ、私たちが普段感じている服作りの楽しさを少しでも感じてもらうことができたと思います。私たち自身もこの活動を通して、子どもたちの斬新な発想に刺激をもらうことができました。また、準備の段階で相手のことを考えるという経験はこれからの糧になったと感じています。 (文責 太城・眞田) #### 学生のアイデアでつながる社会を 産学公連携PBLプログラムのハイブリット型、京都信用金庫さんがセメントプロデュースデザインさん協力のもと主催する、ANSWERプログラムに参加する学生さんたちの授業にお邪魔させて頂きました。 学生たちは、各自でANSERに参加している企業を担当し、各企業が抱える悩みに関して最終的に100個のアイデアを提供します。 本授業は、連携していく中で発生する悩みや課題を先生に相談し、最低でも70個のアイデアを仕上げる、というものでした。 「アイデア出し」というのは、数が増えれば増えるほど難易度は上がっていきます。実際の商品開発の現場でも1000個アイデアを出せば3つ商品化すればいい、というほどの厳しい世界。若い感性からアイデアをもらうことが、企業さんにとって大きな助けとなるのは間違い無いでしょう。 授業を担当する、南了太先生、米本昌史先生、中井咲貴子先生は、各学生の悩みを聞き、的確なアドバイスをされておられました。 大切なのは、どこの誰へ向けた商品・企画なのか、今回の取り組みで新たな流通先や市場、業界を見据えつつ、何を届けたいのか、を考えること。また、イノベーションを生み出し、普及させる。そこまでのプロセスも重要になってきます。 これらの事項に敏感に気づけるかどうかは、個人のセンスにかかってくるでしょう。この授業では、そのセンスを磨くべく、多くの学生が必死に頭を悩ませ、アイデアを捻出していました。 各企業によって、欲しいアイデアも様々です。商品アイデア、企画アイデア、宣伝アイデアなど…アイデアをどんどん展開させて行き、掛け算のように組み合わせていくことで、質と量を高めていきます。最終的には形になるかもしれない数多のアイデア。そう考えると、私までワクワクしてきます。 9月の最終プレゼンまであと少し。多くの参加者の前で自身のアイデアを発表するのは、きっととても緊張することでしょう。仕上げに向け、ラストスパートをかけて頑張っている学生さんたちに、ささやかながらエールを送りたいと思います。 【文責 澤村】 #### 学生目線で企画する「お香のカードゲーム くんくんくん」試遊会 取組内容 産学公連携PBLプログラム(科目担当者:南了太)では、香老舗 松栄堂と連携をし、2024年の4Q集中の期間、同社が展開する「お香のカードゲーム くんくんくん」の試遊会を企画しました。このカードゲームは香りを通じてトレーニングや、ゲーム、コミュニケーションなど様々な遊び方があり、老若男女問わず取組みやすい仕様になっています。 本授業では、マンガ学部やデザイン学部、芸術学部に所属する8名の学生が「お香のカードゲーム くんくんくん」に対して、普段の学びから得た知識やスキルを活用し、ポスターやパネル、アクリルスタンド、暖簾、ノベルティーなどを制作し、同カードゲームの魅力をどのようにすれば若者層に伝えることができ、盛り上がるかを目標に企画しました。 現地視察をし、提案を重ね、製作したものは以下の通りです。 製作物 ①左上 ポスター、②左真ん中 カードボード、③左下 暖簾、④真ん中 チラシ、⑤右上 アクリルスタンド、⑥右真ん中 ステッカー、⑦右下 しおり 試遊会について これらの制作物を踏まえ、2024年3月2日に京都国際マンガミュージアムにて試遊会を実施しました。 試遊会様子の様子 試遊会当日は当初目標としていた100名以上の来訪があり、私たちは来訪者対応(受付・誘導・アンケート・広報)やゲーム指導(カードゲームの案内・翻訳)、撮影(写真・動画)の役割をしました。 アンケートによると、来訪者の93%がゲームに満足・やや満足し、スタッフの対応も93%が満足・やや満足と高い評価を得ました。また、来訪者からは「香りの違いを感じることがとても楽しいと思いました。ゲームを通して香りに興味が持ちました」「このようなカードゲームは初めてですごく楽しかったです」という声が聞かれ、学生目線で企画する「お香のカードゲーム くんくんくん」試遊会を成功することができました。また、本内容は京都新聞に掲載されるなど広告効果もありました。 感想 今回、社会実践力育成プログラム産学連携に参加するにあたって社会の厳しさを学びました。私は普段大学では自分のやりたい課題を制作しています。しかし、今回は松栄堂さんと共に制作していく中で松栄堂さんとのやり取りや松栄堂さんのリクエストに沿った制作をすることが普段とは違う経験をし、信頼関係を築き上げることが大切だという事を改めて感じました。実際に自分が制作したポスターが大学や外に貼られているのを見ると嬉しい気持ちになり、感動しました。「くんくんくん試遊会」では、積極的に明るくお客さんに声をかけることを意識し、ノベルティープレゼントの制作ではお客さんに直接手にとって頂きお客さんの反応を直接肌で感じることで、自分の作品に自信が湧いたり今後も頑張っていこうと感じることができました。今回、産学連携に参加でき、心から良かったと思いました。(白井) 「くんくんくん」の試遊会の企画、運営に参加させて頂いて、それぞれ役割分担をし、松栄堂さんや先生方にサポートして頂き成功させることが出来たので良かったです。また、今までは自分1人で制作し、学校の先生や周りの友達に見てもらっていましたが、実際に外部の企業である松栄堂さんや先生からご要望を頂き、相談しながら作り上げるということが初めてだったので、とても良い経験になりました。自分1人の好みや感性だけでなく、伝えるべきことや松栄堂さんのイメージを商品に取り入れる難しさも学びました。また、試遊会当日は実際に参加してくださった方々に商品を見て頂いたり、一緒にくんくんくんのカードゲームを楽しむ中で、皆で協力し作り上げ、達成する事はとても素晴らしいなと感じました。そして、当日までに準備をしっかり行う事の大切さも学びました。参加してくださる方がいるということ、興味を持ってくださる方がいるということはとても嬉しかったです。今後に活かしていきたいなと思いました。(植田) 文責:白井七・植田萌詠 参考 香老舗 松栄堂 #### 宿泊客の京都体験を四季で彩る!相鉄ホテルから新たな京都の魅力を 7月某日。マンガ学部キャラクターデザインコース教員の小川剛先生と睦月ムンク先生が担当する、国内ショートプログラム(企業提案型:相鉄ホテル京都清水五条)の授業にお邪魔しました。 本プログラムでは、「京都の四季」をテーマに、3月にオープンしたばかりのホテル、「相鉄フレッサイン 京都清水五条」周辺の風景からインスピレーションを受けつつイラストを制作し、最終成果物はホテルのフロントロビーにて展示されます。 この日は中間プレゼン発表の日で、相鉄の方が発表を見に来られていたこともあり、心なしかどこか緊張している様子の参加学生たち。そんな学生たちに、小川先生は優しく声をかけていました。いよいよ始まったプレゼン発表。多種多様な視点、感性で描かれたたくさんのイラストは、同じテーマとは思えないほどどれも個性的かつ魅力的でした。クリームソーダで泳ぐ女の子、縁側で寛ぐ妖怪たち、金魚と戯れる少女…。思わず引き込まれてしまう様々な世界観に魅了され、思わず画面に釘付けに 多様な視点から描かれる四季のイラスト 同席の睦月先生は、各学生の持つ悩みを丁寧にヒヤリングし、親身になって相談に乗られていました。 初めてイラスト制作の授業に参加させていただき、美しいイラストたちはしっかり構図や色彩などきちんと計算され、多くの知識の上で成り立っていることを知りました。プレゼンでイラストを制作するために調べた内容を説明する学生さんたちは、とてもかっこよく、尊敬の念を抱きます。 およそ1時間半の授業でしたが、このプログラムを通して企業との連携や、フィールドワークの大切さ、ミーティングを行う事の重要さなどを学んだ受講生たちのプレゼンを聞く事のできたこの授業は、とても濃密で有意義な時間でした。 【文責 澤村】 #### 岩倉さかばら地域に対して学生視点による企画・デザインの提案 取組概要 2025年4Q集中期間に開講された「産学公連携PBLプログラム(京都企業・団体)」(科目代表者:南了太)では、人文学部 2名、芸術学部 2名 、デザイン学部1名の計5名の学生が受講をしました。 本授業は、企業や自治体が持つ課題やニーズをきちんと把握、整理し、解決するための商品企画・アイディアを提案することを目的としています。今年度は京都市左京区岩倉で「さかばら米」を発信する株式会社アイリーの「京都岩倉さかばらブランディングプロジェクト」:に関与し、学生目線で地域活性化案や商品企画案を行いました。 テーマは、①岩倉で栽培されるコリンキーの魅力提案、②岩倉で栽培される大根の魅力提案、③コメヌカエキスの保湿成分を生かした角質ハンドクリームの用途提案・マーケティング調査です。授業では、アートを使って社会問題や環境問題の解決のために働きかける活動・キャンペーンを指す「アート・アクティビズム」の視点を取りいれ、対面やオンラインで何度も企画、フィードバック、修正を繰り返し、提案書や制作物を作成しました。 製作物・提案物の紹介 ①岩倉で栽培されるコリンキーの魅力提案 (芸術学部 造形学科 洋画専攻 竹内詩葉) ・コリンキーの魅力を伝えるために、洋画の色彩感覚を活かしたレシピ―デザインとプライスカードを制作し、JR京都伊勢丹外商部に採用。 ・京野菜の中でもナス・万願寺唐辛子・聖護院かぶらなどの夏野菜の魅力を子供に伝えるためのレシピ―絵本の制作。 ②岩倉で栽培される大根の魅力提案 (人文学部 総合人文学科 文学専攻 小枝琴音) ・人文学部で行った寺社仏閣へのフィールドワークの経験を活かし、京都の寺で12月に行っている大根炊きを参考にした、地域活性化案を提案。 ・岩倉の大根をPRするためのロゴデザイン3案を提案。 ③コメヌカエキスの保湿成分を生かした角質ハンドクリームの用途提案・マーケティング調査 (人文学部 総合人文学科 文学専攻 H・T) ・京都岩倉さかばらハンドクリームに対して、他地域を参考に地域資源を活用したパッケージ戦略と、SNSを活用したマーケティング戦略、地域の特産品ごキャラクターを活用し、消費者に愛されるブランドの確立を提案。 ・25種類のハンドクリームを、天然成分のPRの有無・価格の高低に分類し、ポジショニングマップを作成。 (芸術学部 造形学科 日本画専攻 内田明那) ・ハンドクリームを、フェイスパック、米糠石鹸、スキンケア、入浴剤に展開する案。 ・阪急梅田百貨店の3社のハンドクリーム販売店にて、どのような消費者がハンドクリームを購入するかの行動観察と市場調査。 ・顧客拡大に向けたパッケージデザインの提案。 上記のように様々な学部の学生から普段の学びを活かした提案や制作物が提示されました。 また、最終日には、岩倉さかばら地域の田畑を見学し、現地で生産された大根炊きが参加者に振る舞われました。 受講生の感想 ・岩倉さかばらブランディングプロジェクトは、地域の農業や特産品を守りながら、新たなブランド価値を生み出そうとする点で、とても意義のある活動だと感じました。特に、地元の人々が大切に育ててきた「さかばら産きぬひかり米」を活用したプロジェクトには、持続可能な地域活性化の可能性を強く感じました。単に商品を売るのではなく、その背景にある地域の物語や人々の想いを伝えることが、ブランドの魅力を高める鍵になると実感しました。また、今回の企画では、ご当地キャラクターを活用することで消費者との接点を増やす試みを提案しましたが、こうしたアイディアが今後の展開にどう活かされるのか、引き続き関心を持って見ていきたいと思います。 ・営業者ならではの視点、お話をたくさん聞ける貴重な機会になりました。今まではデザインや絵を描く側は売場に至るまでの前段階までしか関わることはなかったですが、今回実際に伊勢丹さんでフライヤ−が掲載されているのを見たことで、消費者の方とつながっている実感が湧きました。自分の作ったものが確かに誰かの目に映っている安心感、レシピをきっかけに料理を楽しんでくれた嬉しさ、コリンキーを美味しくいただいてくれた喜びがありました。ありがとうございます。 ・今回発表した企画や制作物に対するコメントや、実際に畑に伺った時に大根炊きを実際に体験させてもらえたことなど自身の行動にとても真摯に向き合っていただきました。また岩倉さかばら地域の人の思いを聞いたことで、より丁寧にロゴを作って地域の人たちに喜んでほしいという気持ちが湧いてきました。今回の試みが少しでも良い影響になれば幸いです。 ・初めて最初から企画を考え不安なことも多かったのですが、アイディアを広げるためのアドバイスが自身のやる気になり、とても有難く考えていきやすかったです。最後の大根炊きは実際育てているものを食べられるというなかなか出来ない体験でした。 1ケ月足らずの短いプロジェクトでしたが、受講生たちは自身の普段の学びの成果をもとに現状を把握し、他者とコミニケーションをし、提案物・制作物を作製する経験ができました。 改めて株式会社アイリーの入江裕司氏をはじめ、株式会社ジェイアール西日本伊勢丹京都店 外商統括部の吉岡淳氏、関係者の皆様にお礼申し上げます。 (文責 南了太) #### 嵯峨大念佛狂言の企画、関連資料展示が開催されています 現在、情報館二階 企画展示スペースにて開催されている、嵯峨大念佛狂言の企画、関連資料展示に行ってきました。本展示は、社会実践力育成プログラムにて国内ショートプログラム:京都嵯峨狂言を担当されている、マンガ学部マンガ学科キャラクターデザインコース教員である睦月ムンク先生のイラストを含めた、多くの資料がパネルで展示されています。 嵯峨大念佛狂言は、京都の西にある五台山清涼寺(嵯峨釈迦堂)の境内にある、狂言堂で行われる狂言で、国の重要無形民族文化財に指定されています。また、壬生寺、引接寺(千本ゑんま堂)と並び、京都の三大念佛狂言としても知られています。 展示では、嵯峨大念佛狂言の歴史や成り立ち、現在の活動、今後の問題点などをわかりやすくまとめられたパネルで知ることができます。 また、何より興味深いのはあまり目にすることのない狂言の面を実際に目にすることができることです。狂言は素顔で演じられることが多いため、面を使用する曲目は少ないですが、神や鬼、動物や植物の精霊、不美人や老女といった役柄には、狂言専用の面が用いられるのだそう。ディティールが細かく、迫力満点、これだけでお話を想像してしまいますね。 嵯峨大念佛狂言のみに限らず、他にも和久里壬生狂言、千本ゑんま堂大念佛狂言について書かれた展示パネルも設置されています。2023年1月14日(土)に新春特別公演として、この3つの狂言が舞台を共にする「大念佛狂言の世界」が開催されるとのこと。 睦月先生が担当されるプログラムでは、嵯峨大念仏狂言を通して地域の歴史や文化や、それらの継承地としての機能を調査・考察し、実際に伝統芸能に触れることができます。 睦月先生の授業に対する想いはこちらから【学ぶということ】 睦月先生の素敵なイラストに興味を惹かれた方、展示を見て実際に狂言を見てみたいと思った方、ぜひ授業に参加してみてはいかがでしょうか。 【文責 澤村】 #### 数井浩子先生が作画担当のアニメが公開 数井浩子先生が、再来月10月から放映予定の「らんま1/2」のアニメの設計図を担当されました。 [放映] 2024年10月5日(土)24:55放映開始/ 日本テレビ&Netflix[HP] https://ranma-pr.com/news/[PV] https://ranma-pr.com/movie/ #### 数井浩子先生が作画担当のアニメ映画が公開 数井浩子先生が作画担当のアニメ映画が公開 数井浩子先生(マンガ学部/国内ショートプログラム(地域表現型:京都聖地巡礼担当)による京都が舞台で、原作が平家物語のアニメ映画『犬王』が2022年5月28日から公開となりました。数井先生は、幼い世阿弥の舞のシーンの作画を担当いたしました。 #### 東急不動産との連携報告書を発行しました 2021年度に株式会社東急不動産と連携して行ったプログラムの報告書を発行しました。 プロジェクトに興味がある方及び冊子希望の方は社会実践力育成プログラム部門までお問い合わせください。 PDFダウンロード #### 楽しく身につける、支え合う力 今回、私は国内ショートプログラムのひとつである、ピアサポーター養成の授業にお邪魔させていただきました。 ピアサポート活動とは、同じような立場や課題に直面している人がお互いに支え合う活動のこと。本授業では、ピアサポーターに必要な知識の習得はもちろん、ピアサポート活動の要となる多角的なコミュニケーション能力を実践を通して身に付け、学内におけるピアサポーターとして活動できるようになることを目標としています。 最初に始まったのは、10つの単語を大切なものから順に優先順位をつける、というグループワーク。受講していた6人全員が意見を出し合い順列を考えます。 正義・人間愛・責任感・仲間・礼儀作法/ルール・感動する心・伝統文化・教育・自然・社会参加…これらの10単語に優劣をつけるのは難しく、グループで考えるとなると尚更。一人一人の意見が違うのは当たり前です。 しかし学生の皆さんは、互いを気遣いながらも自分の意見をはっきり伝え、その上で妥協点を見つけながら全員で意見をしっかりと合わせていました。 結果、「人間らしく生きるためには何が必要か→自由」という共通認識のもと、10つの単語をランキング。担当の中井咲貴子先生は「こういった話し合いにおいては、テーマをはっきりさせ、共通認識を作ることが大切です。また、時間がない時には多数決を用いることも良いでしょう。」とおっしゃっていました。 また、次に行われたワークショップでは、3人1組となり、2人の揉め事を1人のサポーターが解決する、というロールプレイが行われました。 実際に行ってみると、対立ロールプレイが白熱化。サポーターの難しさを実感しながらも、楽しそうにワークショップを行う学生さんの姿は見ていてとても微笑ましく思いました。 この授業でピアサポーターとしての力を身につけた学生さんたちが、様々なところで活躍されることを今からとても楽しみですね。 もっと詳しく授業について知りたい方はこちらもどうぞ 友だちとして、支え合う力をnt/友だちとして、支え合う力を/ 【文責 澤村】 #### 産学公連携PBLプログラム 叡電キャンドルナイト 2月17日(土)開催! 今年度が2回目となる産学公連携PBLプログラム(叡電キャンドルナイト)。叡山電鉄沿線の活性化を目的に、スローライフ運動の一環としてキャンドルナイトイベントを実施するプログラムです。12月より16名の学生がイベント実施に向けて準備を進めています。 今年のテーマは「光る鞍馬~瑠璃夜の灯~」。鞍馬駅前の会場を四季の星座をイメージしたキャンドルアートが彩ります。また、来場者の皆さんの「願い事」を書いていただきキャンドルに掲げるワークショップも開催いたします。さらに、当日はリニューアルされたヴィンテージ車両「デナ21型」のカットモデルもご覧いただけます。 叡電キャンドルナイト2024は、2月17日(土)16:30~19:30 叡山電鉄鞍馬駅前会場 および京都精華大前パラディオ橋で実施します(荒天の場合は中止)。当日は京都精華大学の卒業制作展ならびにオープンキャンパスの日でもありますので、来学された際にはぜひ足を延ばして鞍馬までご来場ください!京都精華大前駅から鞍馬駅までは、叡電で14分です! #### 産学公連携PBLプログラム 叡電キャンドルナイト2月18日(土)開催! 12月より活動がスタートしている産学公連携PBLプログラム・キャンドルナイト。叡山電鉄沿線の地域活性を目的とし、スローライフ運動の一環でもあるキャンドルナイトの企画、 実施し向けて、現在9名の学生が準備を進めています。 今回、2月18日(土)16:00~20:00に叡山電鉄鞍馬駅前にて「光る鞍馬~かぐや姫と月の都~」をテーマにしたキャンドルアートを点灯します!初めての試みで不安もありますが、皆さんに楽しんでいただきながら、叡電沿線を盛り上げていきたいと思います。 ご来場をお待ちしております! #### 社会と連携することで見える未来 先日、産学公連携PBLプログラム1(東急不動産)の授業にお邪魔しました。 「ThinQ Life! Project」と題された本学と東急不動産との取り組みが去年に引き続き、今年も実施されました。 日々、学生レジデンス・賃貸住宅における様々な付加価値、サービスの提供に勤めておられる東急不動産。今回は、本当に住みたい・住み続けたいと思える住宅とはなんなのか、をテーマに、東急不動産の抱える課題を踏まえながら、学生ならではの視点からアイデアを提案します。 本授業では、学生個人によるプレゼンが行われました。今までの授業でブラッシュアップされたアイデアを基に、入居者のライフスタイルに寄り添い、満足して住み続けることのできる物件を考えます。 発表では、シェアハウスを前提とした物件や、若手芸術家をターゲットにした物件など、ワクワクするようなアイデアの物件が紹介されました。 学生が学生のために考える住宅は、どれも住人みんなが仲良く過ごせるような物件ばかり。一人暮らしは寂しい!という意見が多く出たのも印象的でした。 また、若者のリアルな声が反映されたアンケートを用いて行われたプレゼンはとても説得力があり、各々が物件に真摯に向き合う姿は感心しました。 前に立ち、自作の資料を用いてプレゼンを行う学生たちは堂々としていて、自身のアイデアに対する心からの愛情と自信を感じます。 東急不動産の方々は、今回の取り組みで誕生した学生のアイデアを更にブラッシュアップし、実現まで持っていくことがミッションのひとつなのだとか。 若い感性で純粋に作られた素敵な物件アイデアの種を、大人たちが水をまき、花を咲かせることは、まさに社会連携の為せる技だと言えるでしょう。 参加者の方は、シルクスクリーンでプリントしたというお揃いの「ThinQ Life! Project」 Tシャツを身につけ、短い期間ながらもひとつの目標に向かい、年齢や職業関係なく、皆が一致団結して課題に取り組んできたことがひしひしと伝わりました。 近い将来、今回の授業で生まれたアイデアが、本当の物件になるのが楽しみですね。 【文責 澤村】 #### 社会に出ることに不安を抱える学生のためのプログラムも用意学内で楽しく「企業研修」を体験して、自信をつけていく 先日、川端平気先生の担当する、国内ショートプログラム(学内活動型)の授業にお邪魔しました。本授業では社会に対して不安を抱えている学生たちが恐怖感をぬぐい去り、自信がもてるよう、学内で社会に出るための基礎を学べるカリキュラムを用意しています。 コミュニケーションワークショップ、ストレスコーピング講座、マナー講座、企画会議体験、アートセラピスト体験、苦手作業の克服講座……。最先端企業が社員研修に取り入れているさまざまなワークショップを体験し、スキルや考え方を身につけていきます。 私が見学した際、授業はマナー講座の真っ最中。メールの正しい書き方や電話の受け答えの仕方など、私自身もためになることばかり。学生の皆さんも熱心に講師の方の言葉をメモに取り、真剣に授業を受けていました。 途中行われたインターン先との電話でのやり取りを想定したロールプレイングでは、正しい電話の受け答えを実際に体験。みんなの前でマイクを使ってのやり取りだったためか、少し緊張している様子だったものの、皆さんとても丁寧に正しく受け答えされていて、授業で学んだことの成果がしっかりと現れているのを感じました。 時限は変わり、次に行われたのは企画会議の体験講座。学生は「スマホアプリ」か「生活雑貨」か、どちらかのクラスを事前に選択。それぞれの教室で、現役のwebプランナー、企業の商品企画担当である講師の指導のもと、実際に企画会議を体験していきます。私は雑貨企画チームの授業にお邪魔しました。ゲスト講師は、ファッション・雑貨の通販会社として知られる株式会社フェリシモから来られた川瀬さん。京都精華大学 芸術学部 版画コースの卒業生でもあります。 まず、世の中で販売されている商品を例に交えながら、商品企画をするうえで肝になるポイントを学んだうえ、4~5人のグループに分かれて実際に企画会議を体験していきます。 内容は、いきなり漠然と考えるというのでなく、ステップを踏む実践的なものでした。 まずは、雑貨企画をする会社の一員になった気分で、ターゲットを明確に絞ります。つぎは、各自が定めたターゲットになりきって、日常に潜む悩みや気になることを付箋に書いて貼っていきます。そのあと、付箋をみんなで見ながら、悩みを解決した後の生活を具体的に想像して、叶えたい未来にキャッチコピーをつけるワーク。そのうえで、いよいよ「じゃあ、どんな商品がいいだろう?」を話し合っていきます。 学生さんたちは、初めは知らない人ばかりで緊張した様子でしたが、ステップをふむことで、アイデアが出しやすくなったのか、最後は、どのグループでも全員が活発に意見を出し合うようになっていました。 最後にはプレゼンの仕方を学び、グループごとに発表。講師からの講評を受けるのですが、どの商品も購入したいな、と思うユニークなものばかりでした。 授業を見学させていただいて、参加している学生さんがしっかり授業内容を吸収し、目に見えて成長しているのを感じました。 来年や再来年、インターンや就活を本格的に行う際、とても役立つ学びであることはもちろん、社会に出てからもずっと役立つ知識であることは間違い無いでしょう。 これから、不安に押しつぶされそうになる日もあるかと思います。しかし、この授業で学んだ経験を少しの自信にして、困難を乗り切り、社会に出ることを楽しんで欲しいなと思います。 【文責 澤村】 #### 社会実践力育成プログラム 4Q追加募集履修相談会のお知らせ 4Q追加募集プログラムの履修相談会が黎明館のL-101で 第 1 回: 11月 16日(水) 12:00 ~ 13:00 第 2 回: 11月 17日(木) 12:00 ~ 13:00 の二日間開催されています。 追加募集プログラムは、 ・国内ショートプログラム(地域調査型:京都叡電沿線):全学部7名 ・国内ショートプログラム(企業提案型:アトリエアクア合同会社):全学部生 6 名  ・国内ショートプログラム(ピアサポーター養成 B):全学部生 20 名  ・海外ショートプログラム(教員主導型:インド):全学部生 11 名 ・産学公連携 PBL プログラム2(大阪自然史センター):1~2 年生 11 名  ・産学公連携 PBL プログラム2(太洋堂):1~2 年生 11 名 の以上6プログラム。 興味のある方は、履修変更期間と同じ、11/18(金) 10:00 ~ 11/24(木) 17:00の間にSEIKA PORTAL上部の希望調査をクリックし、アンケート回答欄から希望するプログラムを1つ選択、履修登録してください。相談会では英語や中国語での対応も可能です。 興味のある方はぜひ、お気軽に相談会にお越しください。 【文責 澤村】 #### 社会実践力育成プログラム ポスター記事 社会実践力育成プログラムのポスターが掲示されました 学内の各地に貼られたいくつものポスター。 いよいよ、社会実践力育成プログラムの履修登録が近づいてきました。 本プログラムでは、社会の様々な問題に対し、①解決ができる、②提案ができる、③調査ができる、④表現できることのいずれかの能力を身につけることを目標としています。 提供されるプログラムは、 大学連携プログラム(大学間連携)インターンシップ1,2(キャリア・就職)海外ショートプログラム(国際連携)国内ショートプログラム(地域連携)産学公連携PBLプログラム1,2(産学連携・社会連携) の5つ。食堂前には、それぞれのプログラムを紹介した、色とりどりのポスターが掲示されています。 社会実践力育成プログラムは「必修」に準じる科目で、履修上限単位には含まれません。 自らが積極的に自治体や企業、地域社会の問題に関心を持ち、在学期間中から社会と関わることが求められる時代、その第一歩を大学がサポートするこのプログラムは、本学の教育方針の根幹をなすプログラムです。 連携しているプログラムは60種類以上。プログラムの内容は各地に貼られた開講科目一覧ポスターか、HPで確認することができます。きっと、興味のあるプログラムを見つけることができるはずです。 履修登録の開始は5月27日から。 数多くのプログラムに少しでも興味を惹かれた方は、5月16日から配信予定の各プログラムの説明動画を見て、履修登録に進んでください。 コロナの影響で現在は選択科目となっていますが、本来は必修に準じるこの科目。 学生の皆様は、この科目を履修することでとても有意義な体験ができ、必ず自身の夢の実現のための糧となるはずです。5月27日から6月2日の間の履修期間にぜひ履修登録して下さい。 【文責 澤村】 #### 社会実践力育成プログラム 履修にあたってのお知らせ 社会実践力育成プログラムでは 9 月 9 日より4Q 履修ガイダンスの動画を配信いたします。皆さんの普段の学びを社会に活かすことで実践的な力を養成することを目的に、「大学連携プログラム」・「インターンシップ」・「国内ショートプログラム」・「海外ショートプログラム」・「産学公連携 PBL プログラム」の 5 科目 27 プログラムから興味関心のある科目を受講いただけます。(今年度は上限単位数に含まれない科目です)学外の方々と関わり、プロジェクトを通じて実践力を身につけることが社会から求められる中で、本プログラムは皆さんに履修を強く推奨するものであり、今後行う就職活動や作家活動の際にも役に立つものです。ぜひこの機会に履修してください。 詳細PDF #### 社会実践力育成プログラム 履修にあたってのお知らせ 社会実践力育成プログラムは「必修」に準じる科目です。 できるだけ履修して下さい。 学生のうちから社会に参加することが求められる時代、その第一歩を大学がサポートする「社会実践力育成プログラム」は本学の教育方針の根幹をなすプログラムです。現在はコロナの影響で選択科目になっていますが、本来は必修に準じる科目として位置づけています。 学生の皆さんはできるだけ履修するようにしてください。 社会実践力育成プログラムの履修申請期間は5/26~6/2です。 海外での短期滞在から大手企業のプロジェクト参加、漫画の仕事体験、芸術祭参加や歴史調 査まで、60以上の豊富なプログラムを用意しています。プログラムの内容は、5月16日より説明動画をオンデマンドで配信します。 PDFダウンロード #### 社会実践力育成プログラム 履修相談会が開催されています 社会実践力育成プログラム 履修相談会 社会実践力育成プログラム 履修相談会が開催されています 社会実践力育成プログラムの2Q集中ガイダンス動画が配信され、履修登録日が目前に迫る中、本プログラムの相談会が開催されています。 相談会が開催されているのは5月17日~19日、24~25日の12:10~13:00のお昼休みと18:00-19:30の放課後。 今日もたくさんの学生の方が相談会に訪れ、興味のあるプログラムの質問をされていました。 中には留学生の方の姿も。 本プログラムでは英語・中国語・韓国語での説明も可能なため留学生からの応募も広く受け付けています。 社会実践力育成プログラム 履修相談会 時には列ができるほどで、学生さんの学びに対する意欲に私も刺激を受けました。 本プログラムで学べるのは「大学連携プログラム」・「インターンシップ」・「国内ショートプログラム」・「海外ショートプログラム」・「産学公連携 PBLプログラム」の5科目61プログラム。 これらのプログラムの詳細は5月16日~6月2日まで配信している2Q集中ガイダンス動画で知ることができます。 動画を見てわからないこと、知りたいことがありましたら、ぜひ相談会にお越しください。 社会実践力育成プログラムのスタッフがサポートさせていただきます。 社会実践力育成プログラム 履修相談会 履修登録期間は5月27日~6月2日。 登録時に不安にならないよう、ほんの少しの疑問でもお気軽に相談しにきて下さいね。 【文責 澤村】 #### 社会実践力育成プログラムガイダンスを実施 社会実践力育成プログラムのガイダンスを実施します。詳細は決まり次第ホームページでも告知します。 #### 社会実践力育成プログラムの内容をプレスリリースしました 社会実践力育成プログラムの内容をプレスリリースしました。 この授業科目では、学びの成果を社会に生かす実践的プログラムを開講(京都精華大学)しています。地元・京都をはじめ、セネガルやインドでの海外研修、企業との産学連携など50以上の授業が行われます。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000011014.html #### 祇園祭霰山神山町との連携 ~思い出に残る伝統文化体験~ 産学公連携PBLプログラム1 (祇園祭における伝統文化体験)(担当:谷本尚子、南了太)では、学生の思い出に残る伝統文化体験をするために、錦小路通室町西入にある霰天神山町(以下、霰山)と連携をしました。受講生は芸術学部1名、デザイン学部2名、マンガ学部1名、メディア表現学部1名、国際文化学部1名の計6名の登録があり、3年生が3名、2年生が3名でした。 霰山は、「永正年間(1504~1520)京都に大火のあったとき、時ならぬ霰が降り猛火はたちまちに消えたが、そのとき一寸二分(約3.6センチ)の天神像が降ってきたのでこれを祀ったのがこの山の起こりであるという。(略)山の縁起にちなみ宵山には『火防せ、雷除け』の御守が授与される。」(祇園祭山鉾連合会)とあるように、火と縁起のある地域です。 今回、霰天神山保存会理事の古川晃氏のご協力のもと、受講生は、祇園祭の歴史を講義や映像から学び、粽の制作体験をし、普段一般公開されていないタペストリーを見学しました。 また、7月13日には祇園祭で授与体験を行い、祇園祭が実施される工程を学びました。 受講生からは以下のような感想が聞かれました。 ・祇園祭の授業、、最初は正直少し興味があるなぁ。京都にせっかくいるわけだし取ってみてもいいかな、、と言った気持ちでした。でも実際に授業を終えて、本当に参加してよかったです。とてもいい思い出になりました。御朱印を売る側として参加させていただけたのもとても楽しかったです。屋台が出ている祇園祭しか行ったことがなかったので、こういう文化があるのかと新たな発見でもありました!とてもいい経験になりました。 ・今回、祇園祭に参加させていただいて、とても楽しかったです。祇園祭の歴史を教えていただく中で、山鉾巡行は祭の一環として行なっているのではなく、町の人たちが主導で行なっているということと、霰天神山の由来が、天神様が霰を降らして町の火事を消した事など、ただ見ているだけでは知ることのできない話を知ることができました。 ・私は地元のお祭りに関わる機会が無かったので、集会所での共同作業なども新鮮に感じ、日が近づくにつれて町内の方々で賑わっていく様子は少し羨ましかったです。単純な作業でも細かい決まりがあったり、たくさん作らないといけなくて、終わる頃にはとても疲れていました。京都の町衆は粽を作っては持ち寄り、毎年これを続けているのを思うと、休みたくなる年もあるのではないかと想像してしまいました。それでも毎年祇園祭りが続いているのは、それぞれの町内で祭を今年もやりたい、来てくれるお客さんに喜んでほしいという気持ちで人が集まってくるからだと思います。当日は大勢の子供達が粽の授与に参加して、次の世代にも祭の楽しさを伝えていこうという気持ちが感じられました。 ・今まで祇園祭と言えば屋台や人が多いお祭りという印象だったのですが、山鉾巡行が八坂神社の神輿渡御の前後できらびやかに飾って巡行することで町を清める役割があったり、山鉾のタペストリーが西洋から流れ着いて飾られていたり、普通に祇園祭に行くだけでは知りえなかった情報を知ることができました。行事における人の関わりや歴史の流れに興味があったため、西洋からきたタペストリーの歴史などは特に面白いと感じました。また、実際に13日に粽や御朱印の授与を体験さていただいたことで人々の繋がりも感じることが出来ました。粽や御朱印を授与していると霰天神山の方に挨拶をしに来た方が多かったり、授与するのが地域の子供だったり、お祭りを通した町内の関わりを感じることが出来ました。 ・今回この授業に参加して、祇園祭の歴史を学ぶことができただけでなく、町の人達の祇園祭に対する思いや、人と人との繋がりについて学ぶことができました。 1か月程度の短い期間でしたが、受講生からは高い評価でした。連携をしたからこそできた新しい取り組みで霰天神山保存会をはじめ関係者の皆様には改めて感謝申し上げます。次年度はさらに内容を改善し、地域連携を深化したいと思います。 (文責 南了太) 参考URL http://www.gionmatsuri.or.jp/yamahoko/araretenjinyama.html #### 自由なアイデアで魅せる商品 先月、産学公連携PBLプログラム1(ハイブリッド型:京都信用金庫・セメントプロデュースデザイン)の授業にお邪魔させて頂きました。本授業は、京都信用金庫とセメントプロデュースデザインが主催する、商品開発講座「ANSWER」プログラムの一部に関与するものです。今回は、河原町にあるQUESTIONで行われた、最終案のプレゼンテーションにお邪魔しました。 始めに行われた各グループのミーティングは、どこも和気藹々としており、企業や学生などといった垣根を一切感じないほどで、このプログラムを通して芽生えた、学生と企業の信頼と絆を垣間見ることができました。 約30分のミーティングを終え、いよいよ始まった最終プレゼン。企業関係者と学生の両名が、沢山のアイデアの中から選りすぐりのものをプレゼンしていきます。そこで紹介された数々のアイデアは、どれもとても魅力的で、中にはとてもユーモア溢れるユニークなものも存在しました。 学生は皆、担当する企業の悩みを踏まえた商品アイデアを提案します。何事にも縛られない、学生らしい自由度の高いものが多く、聞けば思わず笑ってしまうけれど、ついやってみたくなるような面白いアイデアなど、大人だけではたどり着けない、新しい観点からの商品アイデアを見ることができました。 障がいを壁ではなく、個性と捉えた新たなファッションの提案や、自分の趣味や経験から着想を得た、企業の持つ技術をフル活用した新たな商品シリーズの提案など、精華らしい、性別や価値観を超えたものが多く見られたのが印象的で、更に、発案したアイデアに対する、具体的な課題まで想定して案が練られていることにも感心しました。 アイデアは、出したら終わり、ではなく次に繋げていくもの。プレゼン後は講評し、アドバイスを受け、それを実現し、活用していくためにはどうすればいいのか、を前向きに考えていきます。 学生さんはこの最終プレゼンに至るまでに、およそ100個ものアイデアを考えました。たくさんのアイデアの中から選ばれるのはほんの一握り。しかし、必死に頭を捻り、様々なところからかき集め発表されたアイデアたちは、いつしか立派な企画となります。 多くの人の前で自身のアイデアを発表するのは勇気のいることであったと思いますが、非常に良い経験であったことは間違いないでしょう。 【文責 澤村】 #### 見て、聞いて、読んで感じる岩倉具視が愛した京都 9月初め、おおひなた先生の担当される、国内ショートプログラム(地域表現型:岩倉具視幽棲旧宅)の授業にお邪魔しました。 本授業では、江戸時代末期から明治時代初期にかけて活躍した岩倉具視が、幕末の約3年間を過ごした岩倉具視幽棲旧宅で、岩倉具視の生涯をわかりやすい紙芝居にする、というもの。 授業に参加した学生はそれぞれ1人1枚を担当し、みんなでひとつの紙芝居を作ります。 今回は岩倉具視幽棲旧宅のスタッフの方に向けての発表。自身の担当した1枚を順番に発表して行きます。 登場人物たちがデフォルメされて可愛く仕上げられた、とてもわかりやすい内容の紙芝居。岩倉具視のことをあまり知らなかった私は、どんどん紙芝居の世界に引き込まれていき、いつの間にか「もっと知りたい!」と思うようになっていました。 16名もの参加生徒が1つの作品を作るのは容易ではなく、メンバー内のキャラクターチームが作った登場人物たちの絵柄を皆で統一することが一番苦労したのだそう。読み方にも工夫が凝らされており、実際に小学生に対して読み聞かせるように、聞き取りやすく丁寧に読み聞かせをしている姿が印象的でした。 また、作品に登場する京都の風景を描くために現地まで取材に行ったという学生さんも少なくなく、実際に描くことで京都の知らない部分に気づけた、と笑顔で話す学生さんからは、本授業に対しての熱意が感じられました。 留学生の方も多く受講しており、「紙芝居」という日本の文化に実際に触れるとともに、岩倉具視という日本の偉人について学ぶことができたのは、とても貴重な経験であったことでしょう。 スタッフの方からも子どもたちに理解してもらえる良い作品だ、と大好評。 この作品は、年明けにも小学生に実際に読み聞かせて活用する予定とのこと。喜ぶ子ども達の姿が今から目に浮かびます。 学生を暖かく見守るおおひなた先生 実際に岩倉具視が住んでいた旧宅で、岩倉が過ごした日常を自身の肌で感じながら、かの偉人の人生を想うことができる、というのは京都でしかできないなんとも贅沢な時間です。学生さんにとっても非常に有意義な授業であったことでしょう。皆さんもぜひ、岩倉具視幽棲旧宅に足を運んでみてくださいね。 【文責 澤村】 #### 越後妻有 大地の芸術祭2022 枯木又プロジェクトが開催されました。 枯木又プロジェクト 2022年度に開催された越後妻有 大地の芸術祭2022 枯木又プロジェクトの冊子を発行しました。プロジェクトに興味がある方は社会実践力育成プログラム部門までお問い合わせください。 詳細はPDFをご覧ください。 詳細PDF #### 金沢大学TLOとの連携プログラム 今回受講した金沢大学ティー・エル・オー(KUTLO)との「大学連携プログラム(金沢大学」(科目責任者 南了太)にて、私が学習・体験したことを報告します。 KUTLOは、金沢大学から生まれた知的財産の権利化・技術移転・知的財産を使用するベンチャーへのアシスト等々の、金沢大学の産学連携活動を支援する組織です。 授業内容は、KUTLOが取り扱う理工・生物系分野の特許・シーズ情報の中から一つ選び、その特許を美大生、または若者としての目線から分かりやすくデザイン・表現するというものでした。私が選択したのは、“高速イオン伝導顕微鏡(SICM)”という、生きた細胞をナノレベルで観察できる顕微鏡の特許です。今回の課題は、この特許を初めて知った人物でも、簡単に魅力や特長を理解できるようなポスターと動作模型の制作でした。 まず、デザインするにあたって私自身がSICMについてある程度理解しておく必要があります。ポスター制作といっても以前から発明展示会で使用されていた物のリデザインですが、それでも、何を引き、何を加えるか、説明の順番や項目の表示サイズなど、特許内容を理解しておかなければ“重要な内容等”が意図せず零れ落ちてしまうかも知れません。 そうならない為にも、プログラムの1日目はSICMを理解することに努めました。KUTLOの中村副社長は、理工・生物学に疎い私でも理解できるよう丁寧に説明して下さり、さらに詳しい内容を知るための資料も提供していただいたためプログラムの初日でも、多くを理解することが出来たと思います。 この大学連携プログラムのなかで、私がもっとも不安だったのはこの“特許内容を理解する”という点でした。あまり理工系に自信が無いため、不安ながらも挑戦する気持ちで受講したのですが、KUTLOの方々や担当の先生が定期的な会議を開いて下さったり、質問に対し丁寧に返して下さったりなど、不安を忘れるほどに優しく寄り添っていただいたため、少しの疑問でも気楽に投げかけられる環境の中、あまり萎縮せずのびのびと課題に取り組めたと思います。 プログラムの2日目は、担当教員と金沢市内を巡り、その風土について学びました。 どことなく京都に似た雰囲気の街並みからは親しみを感じ、知らない土地ながらも安心感があったため爽やかな気持ちで調査ができていたと思います。 そして、ひがし茶屋街や金沢21世紀美術館、柳宗理記念デザイン研究所など、有名な観光スポットを回る中で、金沢は全体的に伝統を重んじつつも、未来の開拓に余念が無いように感じました。 というのも、前述した観光スポットの3つ全てに伝統産業が関係していました。そしてそれらは、「昔から形を変えず存在している物」ではなく、「今も形を変えながら続いているもの」でした。 工芸品に限らず、多くの人々が変わることを恐れずに、「ここから更により良くするためにはどうするべきか」を模索しているように私は感じました。 私は、京都精華大学で伝統工芸について学んだ時、それは「昔からあるから受け継がれてきた」のではなく、「未来に活かせる技術と考えがあるから受け継がれてきた」のだと知りました。京都と同じように金沢も伝統工芸文化を多く持つ土地です。先人たちの意思や知恵を受け継いできたからこそ、街全体が未来への模索を怠らず、様々な知見が生み出されているのだと理解しました。 プログラム3日目以降、関係者の方々とは基本的にオンライン会議での話し合いでした。その複数回あった会議や、メッセージでの相談の中で沢山のアドバイスや意見をくださり、そのお陰で、ポスターはあまり大幅な変更もなくスムーズに制作ができました。専門的な知識がない方でも簡単に理解ができるデザインに落とし込めたと思います。 ポスター制作が終わり、本格的に動作模型の制作に移りました。SICMの特長をより具体的に理解するための模型づくりです。簡易的な造形で、大まかな理解を行える模型を目指し、3Dキャドを使ってデザインを始めました。 本来のSICMの造形からは大幅にデフォルメしたデザインですが、特長を伝える上で必要な要素をどう落とし込み、実際どう動作させるかに悩みました。 動作にSICMと差誤や問題がないか、KUTLOの方への相談を重ね、デザインを決めましたが、実際上手く動作するかは形になるまで分からないためとても不安でした。 また、実習授業で3Dキャドの使用は慣れていたのですが、プリンターの使い方を理解しきれておらず、大変苦戦しました。学部の教授や友人の力を借りてゆっくりとですが形にすることができ、至らない部分もありましたが完成させることができました。 今回、金沢大学との連携プログラムを受講したことで多くのことを学べたと思います。 デザインを依頼された時に発生する思いがけない苦労やあまり見えない悩みを体験できたことや、ものづくりの街とも言える金沢に行くことでデザインを学ぶ者として様々な知見を得ることが出来ました。 授業とはいえ、一人で依頼された物をデザインする責任感や緊張を経験できたことは、今後の大学生活に限らず、将来にとっても役立つ体験です。今回学んだことを忘れず、これからはより一層未来の開拓のため勤しんでいきたいです。 文責:デザイン学部 安養寺幸喜 #### 鞍馬を彩るいくつもの“灯” 2月18日に産学公連携PBLプログラム・キャンドルナイトの取り組みの一環として、叡山電鉄鞍馬駅前にて行われた、キャンドルナイト「光る鞍馬~かぐや姫と月の都~」に行ってきました。 鞍馬駅の改札を出てすぐ、目前に広がるのは沢山の美しいキャンドル。あたりは真っ暗で、キャンドルの明かりが幻想的な空間を作り上げていました。 進路に沿って、まず初めに見えてくるのは、鞍馬駅のシンボルモニュメント、大天狗。こちらの天狗は、2019年に京都精華大学マンガ学科キャラクターデザインコースがデザインしたことでお馴染みですが、キャンドルによって普段とは少し違う雰囲気になり、暖かく私たちを迎えてくれました。 大天狗を過ぎ、道に沿って少し歩くと、そこに広がるのは昔話かぐや姫の世界。お話に出てくる様々なシーンが、美しいキャンドルによって表現されていました。 また、キャンドルから香るお香の匂いが、訪れた人々をそっと包み、心安らぐひとときを演出してくれます。 当日は小雨がちらつき、寒い日でしたが、不思議とこの空間だけは温かく、2000個にも及ぶキャンドルの素晴らしい演出に癒され、光と香りによるとても素敵で有意義な体験をする事ができました。 本イベントは来年度以降も開催予定のこと。今後も楽しみですね。 【文責 澤村】 #### 食育の重要性 はじめに インターンシップ(大学斡旋型)では株式会社きたやま南山が展開する、食を通じて子供達が生きる力を他者と共に育んでいく場「nalba」の活動に参加させていただきました。 「nalba」とは 今回の活動でやったこと 「nalba」の特別活動である子供クッキングの様子を撮影、編集して、プロモーションビデオを制作しました。また、二日間の子供クッキングの撮影に加えて、子供クッキングの準備や子供たちとの食事にも参加させていただきました。 作成したもの 「nalba」の子供クッキング教室の準備から調理の様子をまとめた3分間のビデオにしました。打ち合わせの中で、「長くなると見てもらえない」「コミュニティを大事にしている場なので作り方動画になって欲しくない」という意見があり、3分程度のプロモーションビデオにしました。簡潔に短時間で「nalba」の雰囲気やクッキングの流れが伝わるように意識しています。 子供達が主体的となって学ぼうとする姿勢や、大人と一緒に楽しんで料理する様子が印象的で、食を通して大人と子供の壁がなくなり、一つのコミュニティが出来上がっていく様子を撮影しました。「片付けまでが料理」という「nalba」の考え方を伝えたいと考え、お料理から片付けまでの流れを映像で紹介しました。 当日の子供クッキングの様子 2024年2月3日、17日に恵方巻きを作る子供クッキングが開催されました。3日は、恵方巻きとどら焼き。17日は恵方巻きといなり寿司を子供達はサポーターたちの手も借りながら自分たちで自分の食べる食事を作っていました。お友達同士で「何入れる?」「どれぐらい入れたらいい?」と話し合いながらやっている様子を見て、食を通してコミュニティが生まれていく様子を実感しました。子供クッキングでは料理を教えることだけでなく、「節分とは何か」「かんぴょうとはどんな食べ物か」を人形劇やプロジェクターで説明していました。子供達が楽しく学ぶための工夫がされていることがわかり、サポーターさんたちの子供達に対する思いやりや温かさを感じて感動しました。 食後は、サポーターの皆さんと子供達で手分けをしながら後片付けと床の雑巾掛けをしました。食事だけでなく片付けまでが子供クッキングの活動として子供達は楽しんでいました。 恵方巻きを食べている様子 掃除終わりの紙芝居 盛り付けをした恵方巻き 感想 今回のインターンシップで、初めて撮影から編集までを1人でやり遂げる経験をして、今の自分ができることとできないことを確認することができました。途中経過のビデオを見てもらった際に、楠本代表から「有り難う」と言ってもらえた時は、感謝されたことがとても嬉しかったですし、達成感もありました。この経験を活かして、今回できなかったことをできるように経験を積んでいきたいと思います。 (文責:洞口奈穂実) #### 香りで遊び、繋がる 3月2日に京都国際マンガミュージアムにて行われた、「お香のカードゲームくんくんくん」試遊会。香老舗 松栄堂さんが新たな取り組みとして2023年12月に発表した「お香のカードゲーム くんくんくん」を社会実践力育成プログラム「産学公PBLプログラム(科目担当者:南了太)」の授業において、学生目線からその魅力を伝える試遊会を企画しました。 当日は常にたくさんの人で大賑わい。3つある試遊スペースは常に満席で、小さなお子様からお年寄り、海外の方など年齢性別問わず様々な人がカードゲームを楽しんでいました。 カードゲームの遊び方は4種類。香りのついた特殊なカードを用いて遊びます。カードを匂い、同じ匂いのカードを当てるトレーニングに始まり、3つ同じ香りのカードを揃える香りの神経衰弱のような遊び方や、逆に違う香りのカードを揃えたり、自身の持つ香りを他のメンバーに説明し当ててもらう遊びなど、とても飽きそうにありません。 何より、お香の香りのするカードはとてもいい香りで、この香りを体感するためにカードゲームを手に入れたいと感じる程です。 当日は大人顔負けの対応で試遊会を運営 授業に参加した学生さんは8人。当日は大人顔負けの対応で試遊会を運営していました。 見ているだけで楽しくなる試遊会。そこには、学生さんの宣伝にかける想いや努力があったからこそ魅力的だったのだと思います。 【「お香のカードゲーム」くんくんくん】 【文責 澤村】 ### 固定ページ #### お問い合わせ トップ ホーム お問い合わせ お問い合わせ 社会実践力育成プログラムに関してご質問のある方は、以下のフォームよりお問い合わせください。 フォーム プライバシーポリシー 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二酸化炭素の削減は、世界共通の喫緊の課題です。しかしながら、学校教育において文理を区分した教育カリキュラムが取り入れられ、多くの学生は双方の学問を知る機会を失い、大人になっていきます。本学では芸術・デザイン・人文社会系分野の学生が中心で普段、科学技術について触れる機会は限定されています。そこで、社会実践力育成プログラムの中で開講している「大学連携プログラム(京都大学)」(科目代表者:南了太)では、「学生目線で考えるSDGsやカーボンニュートラルの企画表現案」をテーマに、京都大学工学研究科沼田圭司教授と連携を図り、空気の資源化技術をアート・デザイン・文系視点で提案・表現しました。理系の最先端技術に触れることで、科学技術に関する洞察を深めるとともに、その気づきから新たな表現手法を考えるきっかけとなることが期待されます。科学と芸術を越境し、産業や地域に貢献できるトランスディシプリナリーな視点を持ち合わせた人材育成に努めています。 アーカイブ サイエンス・アート展: 2025年度 2024年度 2023年度 #### トップ ホーム画面に追加 KYOTO SEIKA UNIVERSITY SOCIAL PRACTICAL SKILL DEVELOPMENT PROGRAM OFFICIAL WEB SITE #### プログラムの概要 トップ ホーム プログラムの概要 プログラムの概要 学びの成果を社会に活かす 社会が大きく変化する中で、大学の学びも変化しています。これまで、大学の学びの多くは、座学で専門スキルや教養を身に着けることが中心でした。その能力に加えて、昨今では、自らが積極的に自治体や企業、地域社会の問題に関心を持ち、在学期間中から社会と関わることが求められています。そのような学修者主体の学習手法をアクティブ・ラーニングと言います。 学習方法と平均学習定着率の関係について「ラーニングピラミッド」(アメリカ国立訓練研究所)が挙げられます。学習定着率の数値については賛否両論ありますが、アクティブ・ラーニングを指す「グループ討論」、「自ら体験する」、「他の人に教える」などは学習定着率は高いことが言われています。 また、政府の答申でも2040年を据えて、「何を学び、身に付けることができるのか」を中核に据えた学修者本位の教育が必要であり、そのためにはリベラル・アーツ教育を中核に据えた学問横断的な教育が重要であることが求められています。(文部科学省「我が国の「知の総和」向上の未来像~高等教育システムの再構築~(答申)」2025)このような背景のもと、京都精華大学では、2021 年度より全学共通教育科目の中に「社会実践力育成プログラム」を立ち上げました。このプログラムは地域や企業等との連携プログラムで、社会実践力を身に着けることを目指すとともに、学生の皆さんの夢に近づける機会を提供するものです。「社会実践力育成プログラム」では、社会の様々な問題に対し、学生たちが①解決ができる、②提案ができる、③調査ができる、④表現できることのいずれか1つまたは複数の能力を身に着けることを目標とします。例えば、企業からテーマを頂き、自分のアイディアでその問題を解決する。自身が普段、違和感を覚えていることや「こんなサービスがあったらよいなぁ」といったアイディアを関係機関に提案する。地域社会の実情を知るためにアンケート調査やヒアリング調査をし、地域の方々に現状を理解してもらう。自身の制作物で個展をしたりオークションをしたりすることて作品を表現するなどが挙げられます。いずれも外部の人々と連携を図り、他者の視点を取り入れ、活動することが求められます。本プログラムを通じて、社会の問題に取り組み、様々な他者の視点を取り入れ、自身の夢の実現のための一助になることを願います。1プログラムあたり20名程度を想定し、芸術学部・デザイン学部・マンガ学部・メディア表現学部・国際文化学部の多様な学生が与えられた問題に取り組むことで様々なモノの見方を養う機会を提供します。プログラムが行われる時期は、2Q集中か、4Q集中です。学外とつながること、体験や実践を伴うこと、短期集中で取り組めること、他学部の学生・教員と協同できることがプログラムの特徴です。 #### ホーム トップ ホーム 京都精華大学社会実践力育成プログラム 取組紹介 京都精華大学 社会実践力育成プログラムの取組内容とその魅力を紹介。https://youtu.be/dGymsoY35Bc?si=Dk2zTwYR11K8RAmQhttps://youtu.be/Dj0iGZJmdI8?si=pAaoKOAttOYxZYBy You Tube チャンネル ニュース一覧 ニュース一覧 レポート一覧 レポート一覧 関係者紹介一覧 教員の紹介 教員の紹介一覧 学生の紹介 学生の紹介一覧 連携先の紹介 連携先の紹介一覧 MORE 社会実践力育成プログラムとは プログラムの概要 社会が大きく変化する中で、大学の学びも変化しています… 詳細はこちら プログラムについて 1プログラムあたり20名程度を想定し、芸術学部・デザイン学部… 詳細はこちら プログラム一覧 海外や国内等のショートプログラム実績が見れます… 詳細はこちら 連携の流れ 本学は、社会実践力育成プログラムを通じて学生の… 詳細はこちら #### 刊行物 トップ ホーム 刊行物 刊行物 #### 包括連携先との取組 トップ ホーム 包括連携協定 包括連携協定(京都リサーチパーク株式会社) 包括連携の趣旨 京都精華大学と京都リサーチパーク株式会社(以下、KRP)は、産学連携やオープンイノベーションの活性化を図るため、2021年3月4日(木)に包括連携協定を締結しました。本協定のもと、京都精華大学とKRPは「ワークショップの開講」や「社会実装プログラム等の教育プログラムの開発と実践」などに連携して取り組みます。大学の単位認定となる教育プログラム開発への関与はKRPとして初めての試みとなります。 京都精華大学生・アカデミアと企業の交流を推進することで、人文・社会・芸術・デザイン分野によるオープンイノベーションの活性化や産学連携ビジネスの創出に貢献します。 京都精華大学では、文化・芸術教育研究活動と社会を結び、学生が社会課題に取組み評価を得る実践的な機会として、産官学連携事業をはじめとした社会連携に積極的に取り組んできました。KRPではイノベーションを起こそうとする世界中の方々に「魅力的な交流の舞台」を提供していくことを目指し、多様なイベントや交流会・ワークショップ等の企画を行っております。これまで京都精華大学とKRPは個々の取組にて連携を進めてきましたが、協働による、より継続的な活動を推進し、産学連携やオープンイノベーションの活性化を図るため、包括連携協定を締結することに合意いたしました。表現で世界を変えることをめざす京都精華大学の学生が、480の企業・団体の集積があるKRP地区において、社会と接点を持てる機会を創出します。また、産学連携による教育プログラムの開発・実践等を協働することで、学生の社会実践力の向上、キャリア形成支援、研究力向上となる機会をつくり、次世代イノベーターとなる人材育成に共同で取り組みます。人文・社会・芸術・デザイン分野が軸となる多様な交流活動を通し、京都からの新しい産学連携ビジネスの創出に貢献します。 包括連携協定概要 (1)産学連携活動の推進 (2)オープンイノベーションの創出に向けた活動の推進 (3)共同研究、委託研究の推進 (4)ワークショップや講座の開講 (5)学生アルバイトの雇用やインターンシップ、起業等のキャリア支援活動の推進 (6)社会実装プログラム等の教育プログラムの開発と実践 (7)教員、職員、学生、関連企業社員等の人的交流と情報交換の推進 (8)その他本協定の目的に沿うこと 「KRプログラムについて」 KRプログラムについて 協定期間 締結日から2023年3月31日まで
双方で改廃の申し入れない場合は1年間自動更新 プログラム実績 *2021年度 2021年7月15日 京都精華大学・京都リサーチパーク 包括連携記念シンポジウム「人文社会・芸術・デザイン・マンガ・メディア分野の産官学連携の可能性」 従来の理工・生物系分野における産官学連携にとどまらない、人文社会・芸術・デザイン・マンガ・メディア分野の産学連携や地域連携、社会連携、大学間連携の事例発表を通じて、連携の在り方の多様性を探るシンポジウムです。文化芸術系大学との共同研究や受託研究、協働教育プログラムの推進に関心をお持ちの企業・機関に対して、京都精華大学や京都リサーチパーク(KRP)との連携についての情報を提供します。 プログラム 開会挨拶: 京都リサーチパーク(株) 代表取締役 小川信也 大学とグローバル社会が一緒につくるリベラルアーツ教育: 京都精華大学 学長 ウスビ・サコ 人文社会・芸術・デザイン・マンガ・メディア分野の知を結集した社会実践力育成プログラムの展開: 京都精華大学 共通教育機構 社会実践力育成プログラム部門長 国際文化学部 准教授 南 了太 京都精華大学 プロダクトデザイン学科における PBL の実践: 京都精華大学 全学研究機構 前社会連携教育センター長デザイン学部 教授 米本 昌史 西陣織の可能性を拡げる産学連携: 京都精華大学 全学研究機構 伝統産業イノベーションセンター長 京都精華大学 共通教育機構 マイナー科目部門長 国際文化学部 講師 米原 有二 大学連携から展望するイノベーション創発@KRPの取組について: 京都リサーチパーク(株)イノベーションデザイン部長 井上 良一 閉会挨拶: 京都精華大学 共通教育機構長 国際文化学部 教授 恩地 典雄 https://youtu.be/nhkc6Fwu9iU ふれデミックカフェ ふれデミックカフェ@KRP with京都精華大学 ふれデミックカフェは、定期的に開催しているサイエンスカフェ※形式のイベントです。今後の事業化・社会実装・起業等が期待される大学イチオシの、ライフサイエンスやモノづくり領域を中心とした若手研究者をお招きしています。
登壇する若手研究者より、最先端の研究シーズと、それらに対する知見、事業化への課題等について情報提供いただいた後、先生を中心にカフェのような雰囲気の中で自由なディスカッションを行っていきます。 横にスクロールできます 日程タイトル氏名結果 8月2日「デザインの視点とアートの視点を組み合わせて新しいアイデアをうみだす」森原 規行(デザイン学部)外部リンク先11月29日大学が運営するミュージアム「京都国際マンガミュージアム」の取組黒飛 恵子(京都マンガミューアジアム事務局) 関口 正春(学長室)外部リンク先2月21日「新たな「アフリカ・アジア現代文化」の研究を目指して」清水 貴夫(国際文化学部)外部リンク先 連携先企業とのタイアップ 京都精華大学社会実践力育成プログラムでは、社会人からの学びを自己のキャリア形成につなげることを目的とした授業科目「国内ショートプログラム(オンライン型A)」(担当:中井咲貴子【国際文化学部】)を展開しています。連携協定を通じて以下の企業とのタイアップを実現することができました。 横にスクロールできます 企業名URL 株式会社アコースト・コーポレーションhttps://www.accost.co.jp/株式会社ウエダ本社https://www.ueda-h.co.jp/亀岡電子株式会社https://kameokadenshi.co.jp/株式会社カンブライトhttps://canbright.co.jp/大東寝具工業株式会社https://www.daitoushingu.com/株式会社フューチャースピリッツhttps://www.future-s.com/株式会社もりさんhttps://www.mori-san.com/株式会社ロマンライフhttps://www.romanlife.co.jp/京都リサーチパーク株式会社https://www.krp.co.jp/ プログラム実績 *2022年度 シンポジウム ふれアートカフェ 横にスクロールできます 日程タイトル氏名 8月3日「創作のヒントはあなたのすぐそばに」睦月ムンク(マンガ学部)9月26日音から生まれる、あなただけのコンテンツ!小松 正史(メディア表現学部)1月12日終わらない遊び=創造のプロセス中野 裕介 教授(アーティスト/京都精華大学芸術学部) 学生の作品展 社会実践力育成プログラムでの授業展開 京都精華大学社会実践力育成プログラムでは、自らが連携先を開拓し、活動することを目的とした授業科目「国内ショートプログラム(自己開拓型A)」(担当:南了太・中井咲貴子【国際文化学部】を展開しています。具体的には、映像を含む作品等の展示会企画のサポート、場所と機会の提供、アート版ふれデミックカフェでの登壇を行います。 連携先企業とのタイアップ 京都精華大学人文学部では、3 年次前期の間、キャンパスを離れ、国内外のフィールドでの学習を通じ、それぞれの社会や文化を構成する人々の歴史的背景、価値観についての理解を深め、人間や社会の多様性と普遍性に触れるとともに、自己や社会をいっそう広い視野から批判的・相対的に捉える力を身につけることを目指す「フィールド・プログラム」(担当:服部静枝・南了太【国際文化学部】)を開講しています。今回、京都リサーチパーク株式会社と株式会社OFFICE SAWAMURAの協力の元、京都の中小・ベンチャー企業を対象にその企業の魅力を学生目線で社会に伝えるための企業研究を行い、学んだ知識を元に企業 にヒアリング・撮影を行い、ヒアリング内容を編集して動画にまとめ、社会に発信しました。 横にスクロールできます 企業名URL映像動画 株式会社カンブライトhttps://canbright.co.jp/https://youtu.be/WEVv1yLHHLc株式会社ウエダ本社https://www.ueda-h.co.jp/https://youtu.be/kNwK3I93JLo大東寝具工業株式会社https://www.daitoushingu.com/https://youtu.be/gqjz_5XyO8AHILLTOP株式会社https://hilltop21.co.jp/https://youtu.be/1sDpGUeifF4 #### 活動事例集 トップ ホーム 活動事例集 活動事例集 社会実践力育成プログラムでは連携先との協業のもと様々な成果物を創出してきました。①ビジュアル/グラフィック、②映像、③プロダクト、④空間、⑤ファッション、⑥企画、⑦その他に区分し、紹介します。 カテゴリー別: ビジュアル/グラフィック 映像 プロダクト 空間 ファッション 企画 その他 ビジュアル/グラフィック WEB / ゲームデザイン 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(京都⼤学) 年度2025年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先京都大学概要「学⽣⽬線で考えるSDGsやカーボンニュートラルの企画表現案」をテーマに、京都⼤学⼯学研究科沼⽥圭司教授と連携を図り、空気の資源化技術をアート・デザイン・⽂系視点で提案・表現 その他 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(京都⼤学) 年度2025年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先京都大学概要「学⽣⽬線で考えるSDGsやカーボンニュートラルの企画表現案」をテーマに、京都⼤学⼯学研究科沼⽥圭司教授と連携を図り、空気の資源化技術をアート・デザイン・⽂系視点で提案・表現 ポスター / パンフレットデザイン 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(京都⼤学) 年度2025年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先京都大学概要「学⽣⽬線で考えるSDGsやカーボンニュートラルの企画表現案」をテーマに、京都⼤学⼯学研究科沼⽥圭司教授と連携を図り、空気の資源化技術をアート・デザイン・⽂系視点で提案・表現 Load More WEB / ゲームデザイン 記事はこちら 授業名国内ショートプログラム(京都中⼩企業家同友会)⾳玻璃の會・株式会社しま村 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先⾳玻璃の舎概要PC⽤ゲーム 「⼤⽂字狂⾛曲〜邂逅〜(仮)」 のイメージイラストやイメージ⾳楽、サムネイル、マーケテイング調査 ポスター / パンフレットデザイン 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(⾦沢⼤学) 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先⾦沢⼤学ティー・エル・オー(KUTLO)概要KUTLOが取り扱う理⼯・⽣物系分野の特許・シーズ情報の中から⼀つ選び、その特許の魅⼒や特⻑を理解できるようなポスターと動作模型の制作 ロゴ/ パッケージデザイン 記事はこちら 授業名産学公連携PBLプログラム(京都企業・団体)株式会社アイリー 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先株式会社アイリー概要「京都岩倉さかばらブランディングプロジェクト」に関与し、学⽣⽬線で地域活性化案や商品企画提案 ロゴ/ パッケージデザイン 記事はこちら 授業名産学公連携PBLプログラム(京都企業・団体)株式会社アイリー 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先株式会社アイリー概要「京都岩倉さかばらブランディングプロジェクト」に関与し、学⽣⽬線で地域活性化案や商品企画提案 その他 記事はこちら 授業名産学公連携PBLプログラム(京都企業・団体)株式会社アイリー 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先株式会社アイリー概要「京都岩倉さかばらブランディングプロジェクト」に関与し、学⽣⽬線で地域活性化案や商品企画提案 マンガ/ キャラクターデザイン 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(京都⼤学) 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先京都大学概要「学⽣⽬線で考えるSDGsやカーボンニュートラルの企画表現案」をテーマに、京都⼤学⼯学研究科沼⽥圭司教授と連携を図り、空気の資源化技術をアート・デザイン・⽂系視点で提案・表現 WEB / ゲームデザイン 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(京都⼤学) 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先京都大学概要「学⽣⽬線で考えるSDGsやカーボンニュートラルの企画表現案」をテーマに、京都⼤学⼯学研究科沼⽥圭司教授と連携を図り、空気の資源化技術をアート・デザイン・⽂系視点で提案・表現 その他 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(京都⼤学) 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先京都大学概要「学⽣⽬線で考えるSDGsやカーボンニュートラルの企画表現案」をテーマに、京都⼤学⼯学研究科沼⽥圭司教授と連携を図り、空気の資源化技術をアート・デザイン・⽂系視点で提案・表現 ポスター / パンフレットデザイン 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(京都⼤学) 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先京都大学概要「学⽣⽬線で考えるSDGsやカーボンニュートラルの企画表現案」をテーマに、京都⼤学⼯学研究科沼⽥圭司教授と連携を図り、空気の資源化技術をアート・デザイン・⽂系視点で提案・表現 ロゴ/ パッケージデザイン 記事はこちら 授業名産学公連携PBLプログラム ペンタリンク株式会社・Curelabo株式会社 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先ペンタリンク株式会社概要⻩⾦の繭からつくられた、フェイスマスクのパッケージデザイン企画とその販売企画 ポスター / パンフレットデザイン 記事はこちら 授業名産学公PBLプログラム ⾹⽼舗 松栄堂 年度2023年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先⾹⽼舗 松栄堂概要学⽣⽬線からその魅⼒を伝える「お⾹のカードゲーム くんくんくん」試遊会を企画・運営 WEB / ゲームデザイン 記事はこちら 授業名インターシップ(⼤学斡旋型)⼀般社団法⼈アソボロジー 年度2023年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先⼀般社団法⼈アソボロジー概要ASOVIVAでのゲームを作成、「ともつくカフェ」への参加、⻄野⼭タウンミーティング、京都移住・定住応援団のワークショップへの参加 ロゴ/ パッケージデザイン マンガ/ キャラクターデザイン ポスター / パンフレットデザイン 記事はこちら 授業名インターンシップ(⼤学斡旋型)株式会社キャピタル・Mハウジングサポート 年度2023年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先Mハウジングサポート概要猫と暮らす物件のPRを⽬的に、猫をモチーフとしたキャラクターのデザインやポスターに使⽤するイラスト、猫と⼈間の共⽣をテーマにした、1分程度のプロモーション映像を作成 ロゴ/ パッケージデザイン マンガ/ キャラクターデザイン ポスター / パンフレットデザイン 記事はこちら 授業名インターンシップ(⼤学斡旋型)株式会社キャピタル・Mハウジングサポート 年度2023年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先株式会社キャピタル概要事業のPRを⽬的として、ポスターに使⽤するイラストや、ロゴのデザイン、映像の作成を企画 ポスター / パンフレットデザイン 記事はこちら 授業名国内SP(外国⼈⼥性の会パルヨン) 年度2023年担当教員所属夏世 明(共通教育機構)南 了太(国際文化学部)連携先外国⼈⼥性の会パルヨン概要多⽂化共⽣に関する座学に参加した、京都市における外国⼈向け⽣活⽀援セミナーの運営、滋賀県国際親善協会のイベントでの運営補助、外国⼈⼥性の会パルヨン主催セミナーの運営⽀援や広報活動(ロゴ制作、撮影等) マンガ/ キャラクターデザイン 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(京都⼤学) 年度2023年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先京都大学概要「学⽣⽬線で考えるSDGsやカーボンニュートラルの企画表現案」をテーマに、京都⼤学⼯学研究科沼⽥圭司教授と連携を図り、空気の資源化技術をアート・デザイン・⽂系視点で提案・表現 絵本 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(京都⼤学) 年度2023年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先京都大学概要「学⽣⽬線で考えるSDGsやカーボンニュートラルの企画表現案」をテーマに、京都⼤学⼯学研究科沼⽥圭司教授と連携を図り、空気の資源化技術をアート・デザイン・⽂系視点で提案・表現 ポスター / パンフレットデザイン 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(京都⼤学) 年度2023年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先京都大学概要「学⽣⽬線で考えるSDGsやカーボンニュートラルの企画表現案」をテーマに、京都⼤学⼯学研究科沼⽥圭司教授と連携を図り、空気の資源化技術をアート・デザイン・⽂系視点で提案・表現 その他 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(京都⼤学) 年度2023年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先京都大学概要「学⽣⽬線で考えるSDGsやカーボンニュートラルの企画表現案」をテーマに、京都⼤学⼯学研究科沼⽥圭司教授と連携を図り、空気の資源化技術をアート・デザイン・⽂系視点で提案・表現 ロゴ/ パッケージデザイン マンガ/ キャラクターデザイン 記事はこちら 授業名インターンシップ(⼤学斡旋型)京とうふ並河商店 年度2023年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先京とうふ並河商店概要京とうふ「並河商店」と連携し、店主の並河⿓児さんが⽴ち上げた地域団体地域団体「地元の愉快な仲間達」との活動 ポスター / パンフレットデザイン 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(⾃⼰開拓型)京都学⽣祭典実⾏委員 年度2022年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先京都学⽣祭典概要「京都学⽣祭典」の実⾏委員 その他 記事はこちら 授業名国内ショートプログラム(地域表現型:岩倉具視幽棲旧宅) 年度2022年担当教員所属おおひなたごう(マンガ学部)連携先岩倉具視幽棲旧宅概要江⼾時代末期から明治時代初期にかけて活躍した岩倉具視が、幕末の約3年間を過ごした岩倉具視幽棲旧宅で、岩倉具視の⽣涯をわかりやすい紙芝居にする マンガ/ キャラクターデザイン 記事はこちら 授業名国内ショートプログラム(企業提案型:相鉄ホテル京都清⽔五条) 年度2022年担当教員所属⼩川剛(マンガ学部)睦⽉ムンク(マンガ学部)連携先相鉄ホテル京都清⽔五条概要「京都の四季」をテーマに、「相鉄フレッサイン京都清⽔五条」周辺の⾵景からインスピレーションを受けつつイラストを制作 その他 記事はこちら 授業名国内ショートプログラム「京都聖地巡礼」 年度2022年担当教員所属数井 浩⼦(マンガ学部)連携先京都市内名所概要「わたし×京都」をテーマにZINEを作成 WEB / ゲームデザイン 記事はこちら 授業名国内ショートプログラム(京都中⼩企業家同友会)⾳玻璃の會・株式会社しま村 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先⾳玻璃の舎概要PC⽤ゲーム 「⼤⽂字狂⾛曲〜邂逅〜(仮)」 のイメージイラストやイメージ⾳楽、サムネイル、マーケテイング調査 ポスター / パンフレットデザイン 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(⾦沢⼤学) 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先⾦沢⼤学ティー・エル・オー(KUTLO)概要KUTLOが取り扱う理⼯・⽣物系分野の特許・シーズ情報の中から⼀つ選び、その特許の魅⼒や特⻑を理解できるようなポスターと動作模型の制作 ロゴ/ パッケージデザイン 記事はこちら 授業名産学公連携PBLプログラム(京都企業・団体)株式会社アイリー 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先株式会社アイリー概要「京都岩倉さかばらブランディングプロジェクト」に関与し、学⽣⽬線で地域活性化案や商品企画提案 ロゴ/ パッケージデザイン 記事はこちら 授業名産学公連携PBLプログラム(京都企業・団体)株式会社アイリー 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先株式会社アイリー概要「京都岩倉さかばらブランディングプロジェクト」に関与し、学⽣⽬線で地域活性化案や商品企画提案 その他 記事はこちら 授業名産学公連携PBLプログラム(京都企業・団体)株式会社アイリー 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先株式会社アイリー概要「京都岩倉さかばらブランディングプロジェクト」に関与し、学⽣⽬線で地域活性化案や商品企画提案 マンガ/ キャラクターデザイン 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(京都⼤学) 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先京都大学概要「学⽣⽬線で考えるSDGsやカーボンニュートラルの企画表現案」をテーマに、京都⼤学⼯学研究科沼⽥圭司教授と連携を図り、空気の資源化技術をアート・デザイン・⽂系視点で提案・表現 WEB / ゲームデザイン 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(京都⼤学) 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先京都大学概要「学⽣⽬線で考えるSDGsやカーボンニュートラルの企画表現案」をテーマに、京都⼤学⼯学研究科沼⽥圭司教授と連携を図り、空気の資源化技術をアート・デザイン・⽂系視点で提案・表現 その他 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(京都⼤学) 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先京都大学概要「学⽣⽬線で考えるSDGsやカーボンニュートラルの企画表現案」をテーマに、京都⼤学⼯学研究科沼⽥圭司教授と連携を図り、空気の資源化技術をアート・デザイン・⽂系視点で提案・表現 ポスター / パンフレットデザイン 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(京都⼤学) 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先京都大学概要「学⽣⽬線で考えるSDGsやカーボンニュートラルの企画表現案」をテーマに、京都⼤学⼯学研究科沼⽥圭司教授と連携を図り、空気の資源化技術をアート・デザイン・⽂系視点で提案・表現 ロゴ/ パッケージデザイン 記事はこちら 授業名産学公連携PBLプログラム ペンタリンク株式会社・Curelabo株式会社 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先ペンタリンク株式会社概要⻩⾦の繭からつくられた、フェイスマスクのパッケージデザイン企画とその販売企画 ポスター / パンフレットデザイン 記事はこちら 授業名産学公PBLプログラム ⾹⽼舗 松栄堂 年度2023年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先⾹⽼舗 松栄堂概要学⽣⽬線からその魅⼒を伝える「お⾹のカードゲーム くんくんくん」試遊会を企画・運営 WEB / ゲームデザイン 記事はこちら 授業名インターシップ(⼤学斡旋型)⼀般社団法⼈アソボロジー 年度2023年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先⼀般社団法⼈アソボロジー概要ASOVIVAでのゲームを作成、「ともつくカフェ」への参加、⻄野⼭タウンミーティング、京都移住・定住応援団のワークショップへの参加 ロゴ/ パッケージデザイン マンガ/ キャラクターデザイン ポスター / パンフレットデザイン 記事はこちら 授業名インターンシップ(⼤学斡旋型)株式会社キャピタル・Mハウジングサポート 年度2023年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先Mハウジングサポート概要猫と暮らす物件のPRを⽬的に、猫をモチーフとしたキャラクターのデザインやポスターに使⽤するイラスト、猫と⼈間の共⽣をテーマにした、1分程度のプロモーション映像を作成 ロゴ/ パッケージデザイン マンガ/ キャラクターデザイン ポスター / パンフレットデザイン 記事はこちら 授業名インターンシップ(⼤学斡旋型)株式会社キャピタル・Mハウジングサポート 年度2023年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先株式会社キャピタル概要事業のPRを⽬的として、ポスターに使⽤するイラストや、ロゴのデザイン、映像の作成を企画 ポスター / パンフレットデザイン 記事はこちら 授業名国内SP(外国⼈⼥性の会パルヨン) 年度2023年担当教員所属夏世 明(共通教育機構)南 了太(国際文化学部)連携先外国⼈⼥性の会パルヨン概要多⽂化共⽣に関する座学に参加した、京都市における外国⼈向け⽣活⽀援セミナーの運営、滋賀県国際親善協会のイベントでの運営補助、外国⼈⼥性の会パルヨン主催セミナーの運営⽀援や広報活動(ロゴ制作、撮影等) マンガ/ キャラクターデザイン 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(京都⼤学) 年度2023年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先京都大学概要「学⽣⽬線で考えるSDGsやカーボンニュートラルの企画表現案」をテーマに、京都⼤学⼯学研究科沼⽥圭司教授と連携を図り、空気の資源化技術をアート・デザイン・⽂系視点で提案・表現 絵本 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(京都⼤学) 年度2023年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先京都大学概要「学⽣⽬線で考えるSDGsやカーボンニュートラルの企画表現案」をテーマに、京都⼤学⼯学研究科沼⽥圭司教授と連携を図り、空気の資源化技術をアート・デザイン・⽂系視点で提案・表現 ポスター / パンフレットデザイン 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(京都⼤学) 年度2023年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先京都大学概要「学⽣⽬線で考えるSDGsやカーボンニュートラルの企画表現案」をテーマに、京都⼤学⼯学研究科沼⽥圭司教授と連携を図り、空気の資源化技術をアート・デザイン・⽂系視点で提案・表現 その他 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(京都⼤学) 年度2023年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先京都大学概要「学⽣⽬線で考えるSDGsやカーボンニュートラルの企画表現案」をテーマに、京都⼤学⼯学研究科沼⽥圭司教授と連携を図り、空気の資源化技術をアート・デザイン・⽂系視点で提案・表現 ロゴ/ パッケージデザイン マンガ/ キャラクターデザイン 記事はこちら 授業名インターンシップ(⼤学斡旋型)京とうふ並河商店 年度2023年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先京とうふ並河商店概要京とうふ「並河商店」と連携し、店主の並河⿓児さんが⽴ち上げた地域団体地域団体「地元の愉快な仲間達」との活動 ポスター / パンフレットデザイン 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(⾃⼰開拓型)京都学⽣祭典実⾏委員 年度2022年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先京都学⽣祭典概要「京都学⽣祭典」の実⾏委員 その他 記事はこちら 授業名国内ショートプログラム(地域表現型:岩倉具視幽棲旧宅) 年度2022年担当教員所属おおひなたごう(マンガ学部)連携先岩倉具視幽棲旧宅概要江⼾時代末期から明治時代初期にかけて活躍した岩倉具視が、幕末の約3年間を過ごした岩倉具視幽棲旧宅で、岩倉具視の⽣涯をわかりやすい紙芝居にする マンガ/ キャラクターデザイン 記事はこちら 授業名国内ショートプログラム(企業提案型:相鉄ホテル京都清⽔五条) 年度2022年担当教員所属⼩川剛(マンガ学部)睦⽉ムンク(マンガ学部)連携先相鉄ホテル京都清⽔五条概要「京都の四季」をテーマに、「相鉄フレッサイン京都清⽔五条」周辺の⾵景からインスピレーションを受けつつイラストを制作 その他 記事はこちら 授業名国内ショートプログラム「京都聖地巡礼」 年度2022年担当教員所属数井 浩⼦(マンガ学部)連携先京都市内名所概要「わたし×京都」をテーマにZINEを作成 映像 PVデザイン 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(京都⼤学) 年度2025年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先京都大学概要「学⽣⽬線で考えるSDGsやカーボンニュートラルの企画表現案」をテーマに、京都⼤学⼯学研究科沼⽥圭司教授と連携を図り、空気の資源化技術をアート・デザイン・⽂系視点で提案・表現Youtubeはこちら PVデザイン 記事はこちら 授業名国内ショートプログラム(京都中⼩企業家同友会)⾳玻璃の會・株式会社しま村 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先株式会社しま村概要販売促進のためのブランディング PVデザイン 記事はこちら 授業名国内ショートプログラム(京都中⼩企業家同友会)⾳玻璃の會・株式会社しま村 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先⾳玻璃の會概要PC⽤ゲーム 「⼤⽂字狂⾛曲〜邂逅〜(仮)」 のイメージイラストやイメージ⾳楽、サムネイル、マーケテイング調査 Load More PVデザイン 記事はこちら 授業名インターンシップ(総合・⼀般職)株式会社光響 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先株式会社光響概要ビームプロファイラについての紹介動画の作成、いくつかの製品の写真撮影や動画撮影、写真編集のお⼿伝い PVデザイン 記事はこちら 授業名インターンシップ(⼤学斡旋型)株式会社きたやま南⼭ 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先株式会社きたやま南⼭概要「nalba」の特別活動である⼦供クッキングの、プロモーションビデオを制作、⼦供クッキングの準備や⼦供たちとの⾷事への参加 PVデザイン 記事はこちら 授業名フィールド・プログラム(担当:服部静枝・南了太【国際⽂化学部】) 年度2024年担当教員所属服部 静枝(国際⽂化学部)南 了太(国際⽂化学部)連携先HILLTOP株式会社概要京都の中⼩・ベンチャー企業を対象にその企業の魅⼒を学⽣⽬線で社会に伝えるための企業研究を⾏い、学んだ知識を元に企業 にヒアリング・撮影。ヒアリング内容を編集して動画にまとめ、社会に発信 PVデザイン 記事はこちら 授業名フィールド・プログラム(担当:服部静枝・南了太【国際⽂化学部】) 年度2024年担当教員所属服部 静枝(国際⽂化学部)南 了太(国際⽂化学部)連携先⼤東寝具⼯業株式会社概要京都の中⼩・ベンチャー企業を対象にその企業の魅⼒を学⽣⽬線で社会に伝えるための企業研究を⾏い、学んだ知識を元に企業 にヒアリング・撮影。ヒアリング内容を編集して動画にまとめ、社会に発信 PVデザイン 記事はこちら 授業名フィールド・プログラム(担当:服部静枝・南了太【国際⽂化学部】) 年度2024年担当教員所属服部 静枝(国際⽂化学部)南 了太(国際⽂化学部)連携先株式会社ウエダ本社概要京都の中⼩・ベンチャー企業を対象にその企業の魅⼒を学⽣⽬線で社会に伝えるための企業研究を⾏い、学んだ知識を元に企業 にヒアリング・撮影。ヒアリング内容を編集して動画にまとめ、社会に発信 PVデザイン 記事はこちら 授業名フィールド・プログラム(担当:服部静枝・南了太【国際⽂化学部】) 年度2024年担当教員所属服部 静枝(国際⽂化学部)南 了太(国際⽂化学部)連携先株式会社カンブライト概要京都の中⼩・ベンチャー企業を対象にその企業の魅⼒を学⽣⽬線で社会に伝えるための企業研究を⾏い、学んだ知識を元に企業 にヒアリング・撮影。ヒアリング内容を編集して動画にまとめ、社会に発信 PVデザイン 記事はこちら 授業名産学公PBLプログラム ⾹⽼舗 松栄堂 年度2023年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先⾹⽼舗 松栄堂概要学⽣⽬線からその魅⼒を伝える「お⾹のカードゲーム くんくんくん」試遊会を企画・運営 PVデザイン 記事はこちら 授業名インターンシップ(⼤学斡旋型)株式会社キャピタル・Mハウジングサポート 年度2023年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先Mハウジングサポート概要猫と暮らす物件のPRを⽬的に、猫をモチーフとしたキャラクターのデザインやポスターに使⽤するイラスト、猫と⼈間の共⽣をテーマにした、1分程度のプロモーション映像を作成 PVデザイン 記事はこちら 授業名インターンシップ(⼤学斡旋型)株式会社キャピタル・Mハウジングサポート 年度2023年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先株式会社キャピタル概要事業のPRを⽬的として、ポスターに使⽤するイラストや、ロゴのデザイン、映像の作成を企画 PVデザイン 記事はこちら 授業名インターンシップ(総合・⼀般職)株式会社光響 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先株式会社光響概要ビームプロファイラについての紹介動画の作成、いくつかの製品の写真撮影や動画撮影、写真編集のお⼿伝い PVデザイン 記事はこちら 授業名インターンシップ(⼤学斡旋型)株式会社きたやま南⼭ 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先株式会社きたやま南⼭概要「nalba」の特別活動である⼦供クッキングの、プロモーションビデオを制作、⼦供クッキングの準備や⼦供たちとの⾷事への参加 PVデザイン 記事はこちら 授業名フィールド・プログラム(担当:服部静枝・南了太【国際⽂化学部】) 年度2024年担当教員所属服部 静枝(国際⽂化学部)南 了太(国際⽂化学部)連携先HILLTOP株式会社概要京都の中⼩・ベンチャー企業を対象にその企業の魅⼒を学⽣⽬線で社会に伝えるための企業研究を⾏い、学んだ知識を元に企業 にヒアリング・撮影。ヒアリング内容を編集して動画にまとめ、社会に発信 PVデザイン 記事はこちら 授業名フィールド・プログラム(担当:服部静枝・南了太【国際⽂化学部】) 年度2024年担当教員所属服部 静枝(国際⽂化学部)南 了太(国際⽂化学部)連携先⼤東寝具⼯業株式会社概要京都の中⼩・ベンチャー企業を対象にその企業の魅⼒を学⽣⽬線で社会に伝えるための企業研究を⾏い、学んだ知識を元に企業 にヒアリング・撮影。ヒアリング内容を編集して動画にまとめ、社会に発信 PVデザイン 記事はこちら 授業名フィールド・プログラム(担当:服部静枝・南了太【国際⽂化学部】) 年度2024年担当教員所属服部 静枝(国際⽂化学部)南 了太(国際⽂化学部)連携先株式会社ウエダ本社概要京都の中⼩・ベンチャー企業を対象にその企業の魅⼒を学⽣⽬線で社会に伝えるための企業研究を⾏い、学んだ知識を元に企業 にヒアリング・撮影。ヒアリング内容を編集して動画にまとめ、社会に発信 PVデザイン 記事はこちら 授業名フィールド・プログラム(担当:服部静枝・南了太【国際⽂化学部】) 年度2024年担当教員所属服部 静枝(国際⽂化学部)南 了太(国際⽂化学部)連携先株式会社カンブライト概要京都の中⼩・ベンチャー企業を対象にその企業の魅⼒を学⽣⽬線で社会に伝えるための企業研究を⾏い、学んだ知識を元に企業 にヒアリング・撮影。ヒアリング内容を編集して動画にまとめ、社会に発信 PVデザイン 記事はこちら 授業名産学公PBLプログラム ⾹⽼舗 松栄堂 年度2023年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先⾹⽼舗 松栄堂概要学⽣⽬線からその魅⼒を伝える「お⾹のカードゲーム くんくんくん」試遊会を企画・運営 PVデザイン 記事はこちら 授業名インターンシップ(⼤学斡旋型)株式会社キャピタル・Mハウジングサポート 年度2023年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先Mハウジングサポート概要猫と暮らす物件のPRを⽬的に、猫をモチーフとしたキャラクターのデザインやポスターに使⽤するイラスト、猫と⼈間の共⽣をテーマにした、1分程度のプロモーション映像を作成 PVデザイン 記事はこちら 授業名インターンシップ(⼤学斡旋型)株式会社キャピタル・Mハウジングサポート 年度2023年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先株式会社キャピタル概要事業のPRを⽬的として、ポスターに使⽤するイラストや、ロゴのデザイン、映像の作成を企画 プロダクト プロダクトデザイン 記事はこちら 授業名国内ショートプログラム(京都中⼩企業家同友会)⾳玻璃の會・株式会社しま村 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先株式会社しま村概要販売促進のためのブランディング プロダクトデザイン 記事はこちら 授業名国内ショートプログラム(京都中⼩企業家同友会)⾳玻璃の會・株式会社しま村 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先株式会社しま村概要販売促進のためのブランディング プロダクトデザイン 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(⾦沢⼤学) 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先⾦沢⼤学ティー・エル・オー(KUTLO)概要KUTLOが取り扱う理⼯・⽣物系分野の特許・シーズ情報の中から⼀つ選び、その特許の魅⼒や特⻑を理解できるようなポスターと動作模型の制作 Load More プロダクトデザイン 記事はこちら 授業名産学公PBLプログラム ⾹⽼舗 松栄堂 年度2023年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先⾹⽼舗 松栄堂概要学⽣⽬線からその魅⼒を伝える「お⾹のカードゲーム くんくんくん」試遊会を企画・運営 プロダクトデザイン 記事はこちら 授業名産学公連携PBLプログラム(株式会社レクビィ) 年度2023年担当教員所属葉⼭ 勉(デザイン学部) 小川 剛(マンガ学部)連携先株式会社レクビィ概要楽しく、夢のような時間が過ごすことができる機能を持ったキャンピングカー「アコロ」の提案 プロダクトデザイン 記事はこちら 授業名産学公連携PBLプログラム 株式会社ニッシン 年度2023年担当教員所属野村 伸介(デザイン学部)連携先株式会社ニッシン概要⻭科研修⽣実習⽤のヘッドデザイン提案 プロダクトデザイン 記事はこちら 授業名産学公PBLプログラム ⾹⽼舗 松栄堂 年度2023年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先⾹⽼舗 松栄堂概要学⽣⽬線からその魅⼒を伝える「お⾹のカードゲーム くんくんくん」試遊会を企画・運営 プロダクトデザイン 記事はこちら 授業名産学公連携PBLプログラム(株式会社レクビィ) 年度2023年担当教員所属葉⼭ 勉(デザイン学部) 小川 剛(マンガ学部)連携先株式会社レクビィ概要楽しく、夢のような時間が過ごすことができる機能を持ったキャンピングカー「アコロ」の提案 プロダクトデザイン 記事はこちら 授業名産学公連携PBLプログラム 株式会社ニッシン 年度2023年担当教員所属野村 伸介(デザイン学部)連携先株式会社ニッシン概要⻭科研修⽣実習⽤のヘッドデザイン提案 空間 イベント 記事はこちら 授業名産学公連携PBLプログラム キャンドルナイト 年度2022年担当教員所属中井 咲貴⼦(国際⽂化学部)連携先叡⼭電鉄株式会社概要叡⼭電鉄沿線の地域活性を⽬的とし、スローライフ運動の⼀環でもあるキャンドルナイトの企画 ファッション 準備中 企画 提案書・調査書 記事はこちら 授業名国内ショートプログラム(京都中⼩企業家同友会)⾳玻璃の會・株式会社しま村 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先⾳玻璃の會概要PC⽤ゲーム 「⼤⽂字狂⾛曲〜邂逅〜(仮)」 のイメージイラストやイメージ⾳楽、サムネイル、マーケテイング調査 提案書・調査書 記事はこちら 授業名国内ショートプログラム(京都中⼩企業家同友会)⾳玻璃の會・株式会社しま村 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先株式会社しま村概要販売促進のためのブランディング 提案書・調査書 記事はこちら 授業名産学公連携PBLプログラム(京都企業・団体)株式会社アイリー 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先株式会社アイリー概要「京都岩倉さかばらブランディングプロジェクト」に関与し、学⽣⽬線で地域活性化案や商品企画提案 Load More 提案書・調査書 記事はこちら 授業名産学公連携PBLプログラム ペンタリンク株式会社・Curelabo株式会社 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先Curelabo株式会社概要広報提案とサトウキビ搾汁後の残渣であるバガスを利⽤した企画提案 提案書・調査書 記事はこちら 授業名産学公連携PBLプログラム ペンタリンク株式会社・Curelabo株式会社 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先ペンタリンク株式会社概要⻩⾦の繭からつくられた、フェイスマスクのパッケージデザイン企画とその販売企画 提案書・調査書 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(京都⼤学) 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先京都⼤学概要「学⽣⽬線で考えるSDGsやカーボンニュートラルの企画表現案」をテーマに、京都⼤学⼯学研究科沼⽥圭司教授と連携を図り、空気の資源化技術をアート・デザイン・⽂系視点で提案・表現 提案書・調査書 記事はこちら 授業名産学公連携PBLプログラム1(ハイブリッド型:京都信⽤⾦庫・セメントプロデュースデザイン) 年度2022年担当教員所属⽶本 昌史(デザイン学部)南 了太(国際⽂化学部)中井 咲貴⼦(国際⽂化学部)連携先京都信⽤⾦庫/セメントプロデュースデザイン概要商品開発講座「ANSWER」プログラムに参加する企業の悩みを踏まえた商品アイデアを提案 提案書・調査書 記事はこちら 授業名産学公連携PBLプログラム1(東急不動産) 年度2022年担当教員所属葉⼭ 勉(デザイン学部)⽶本 昌史(デザイン学部)⽶原 有⼆(国際⽂化学部)南 了太(国際⽂化学部)連携先東急不動産概要今回は、本当に住みたい・住み続けたいと思える住宅とはなんなのか、をテーマに、東急不動産の抱える課題を踏まえながら、学⽣ならではの視点からアイデアを提案 提案書・調査書 記事はこちら 授業名産学公連携PBLプログラム 株式会社太洋堂 年度2022年担当教員所属中井 咲貴⼦(国際⽂化学部)連携先株式会社太洋堂概要Webデザインの改修にチャレンジ 提案書・調査書 記事はこちら 授業名産学公連携PBLプログラム ハイブリット型ANSWERプログラム 年度2022年担当教員所属⽶本 昌史(デザイン学部)南 了太(国際⽂化学部)中井 咲貴⼦(国際⽂化学部)連携先京都信⽤⾦庫/セメントプロデュースデザイン概要各⾃でANSERに参加している企業を担当し、各企業が抱える悩みに関して最終的に100個のアイデアを提供 提案書・調査書 記事はこちら 授業名産学公連携PBLプログラム ペンタリンク株式会社・Curelabo株式会社 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先Curelabo株式会社概要広報提案とサトウキビ搾汁後の残渣であるバガスを利⽤した企画提案 提案書・調査書 記事はこちら 授業名産学公連携PBLプログラム ペンタリンク株式会社・Curelabo株式会社 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先ペンタリンク株式会社概要⻩⾦の繭からつくられた、フェイスマスクのパッケージデザイン企画とその販売企画 提案書・調査書 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(京都⼤学) 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先京都⼤学概要「学⽣⽬線で考えるSDGsやカーボンニュートラルの企画表現案」をテーマに、京都⼤学⼯学研究科沼⽥圭司教授と連携を図り、空気の資源化技術をアート・デザイン・⽂系視点で提案・表現 提案書・調査書 記事はこちら 授業名産学公連携PBLプログラム1(ハイブリッド型:京都信⽤⾦庫・セメントプロデュースデザイン) 年度2022年担当教員所属⽶本 昌史(デザイン学部)南 了太(国際⽂化学部)中井 咲貴⼦(国際⽂化学部)連携先京都信⽤⾦庫/セメントプロデュースデザイン概要商品開発講座「ANSWER」プログラムに参加する企業の悩みを踏まえた商品アイデアを提案 提案書・調査書 記事はこちら 授業名産学公連携PBLプログラム1(東急不動産) 年度2022年担当教員所属葉⼭ 勉(デザイン学部)⽶本 昌史(デザイン学部)⽶原 有⼆(国際⽂化学部)南 了太(国際⽂化学部)連携先東急不動産概要今回は、本当に住みたい・住み続けたいと思える住宅とはなんなのか、をテーマに、東急不動産の抱える課題を踏まえながら、学⽣ならではの視点からアイデアを提案 提案書・調査書 記事はこちら 授業名産学公連携PBLプログラム 株式会社太洋堂 年度2022年担当教員所属中井 咲貴⼦(国際⽂化学部)連携先株式会社太洋堂概要Webデザインの改修にチャレンジ 提案書・調査書 記事はこちら 授業名産学公連携PBLプログラム ハイブリット型ANSWERプログラム 年度2022年担当教員所属⽶本 昌史(デザイン学部)南 了太(国際⽂化学部)中井 咲貴⼦(国際⽂化学部)連携先京都信⽤⾦庫/セメントプロデュースデザイン概要各⾃でANSERに参加している企業を担当し、各企業が抱える悩みに関して最終的に100個のアイデアを提供 その他 日本画 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(京都⼤学) 年度2025年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先京都大学概要「学⽣⽬線で考えるSDGsやカーボンニュートラルの企画表現案」をテーマに、京都⼤学⼯学研究科沼⽥圭司教授と連携を図り、空気の資源化技術をアート・デザイン・⽂系視点で提案・表現 書道 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(京都⼤学) 年度2025年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先京都大学概要「学⽣⽬線で考えるSDGsやカーボンニュートラルの企画表現案」をテーマに、京都⼤学⼯学研究科沼⽥圭司教授と連携を図り、空気の資源化技術をアート・デザイン・⽂系視点で提案・表現 洋画 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(京都⼤学) 年度2025年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先京都大学概要「学⽣⽬線で考えるSDGsやカーボンニュートラルの企画表現案」をテーマに、京都⼤学⼯学研究科沼⽥圭司教授と連携を図り、空気の資源化技術をアート・デザイン・⽂系視点で提案・表現 Load More イベント 記事はこちら 授業名インターンシップ2(総合・⼀般職)⼀般社団法⼈アソボロジー 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先⼀般社団法⼈アソボロジー概要アソボロジーのメンバーと協⼒してゲーム企画の考案、「ことす」での活動 ⽴体作品 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(京都⼤学) 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先京都⼤学概要「学⽣⽬線で考えるSDGsやカーボンニュートラルの企画表現案」をテーマに、京都⼤学⼯学研究科沼⽥圭司教授と連携を図り、空気の資源化技術をアート・デザイン・⽂系視点で提案・表現 イベント 記事はこちら 授業名産学公PBLプログラム ⾹⽼舗 松栄堂 年度2023年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先⾹⽼舗 松栄堂概要学⽣⽬線からその魅⼒を伝える「お⾹のカードゲーム くんくんくん」試遊会を企画・運営 洋画 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(京都⼤学) 年度2023年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先京都⼤学概要「学⽣⽬線で考えるSDGsやカーボンニュートラルの企画表現案」をテーマに、京都⼤学⼯学研究科沼⽥圭司教授と連携を図り、空気の資源化技術をアート・デザイン・⽂系視点で提案・表現 演劇脚本 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(京都⼤学) 年度2023年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先京都⼤学概要「学⽣⽬線で考えるSDGsやカーボンニュートラルの企画表現案」をテーマに、京都⼤学⼯学研究科沼⽥圭司教授と連携を図り、空気の資源化技術をアート・デザイン・⽂系視点で提案・表現 イベント 記事はこちら 授業名インターンシップ2(総合・⼀般職)⼀般社団法⼈アソボロジー 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先⼀般社団法⼈アソボロジー概要アソボロジーのメンバーと協⼒してゲーム企画の考案、「ことす」での活動 ⽴体作品 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(京都⼤学) 年度2024年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先京都⼤学概要「学⽣⽬線で考えるSDGsやカーボンニュートラルの企画表現案」をテーマに、京都⼤学⼯学研究科沼⽥圭司教授と連携を図り、空気の資源化技術をアート・デザイン・⽂系視点で提案・表現 イベント 記事はこちら 授業名産学公PBLプログラム ⾹⽼舗 松栄堂 年度2023年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先⾹⽼舗 松栄堂概要学⽣⽬線からその魅⼒を伝える「お⾹のカードゲーム くんくんくん」試遊会を企画・運営 洋画 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(京都⼤学) 年度2023年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先京都⼤学概要「学⽣⽬線で考えるSDGsやカーボンニュートラルの企画表現案」をテーマに、京都⼤学⼯学研究科沼⽥圭司教授と連携を図り、空気の資源化技術をアート・デザイン・⽂系視点で提案・表現 演劇脚本 記事はこちら 授業名⼤学連携プログラム(京都⼤学) 年度2023年担当教員所属南 了太(国際⽂化学部)連携先京都⼤学概要「学⽣⽬線で考えるSDGsやカーボンニュートラルの企画表現案」をテーマに、京都⼤学⼯学研究科沼⽥圭司教授と連携を図り、空気の資源化技術をアート・デザイン・⽂系視点で提案・表現 #### 社会実践力育成プログラムとは トップ ホーム プログラムについて プログラムについて 学びの体制 社会実践力を養成するために、以下のプログラムを提供します。 21年カリキュラム 大学連携プログラム インターンシップ1 インターンシップ2 海外ショートプログラム 国内ショートプログラム 産学公連携PBLプログラム1 産学公連携PBLプログラム2 25年カリキュラム 国内ショートプログラム 社会連携PBLプログラム1 社会連携PBLプログラム2 京都の伝統産業実習 1プログラムあたり20名程度を想定し、芸術学部・デザイン学部・マンガ学部・メディア表現学部・国際文化学部の多様な学生が与えられた問題に取り組むことで様々なモノの見方を養う機会を提供します。プログラムが行われる時期は、2Q集中か、4Q集中です。学外とつながること、体験や実践を伴うこと、短期集中で取り組めること、他学部の学生・教員と協同できることがプログラムの特徴です。 プログラムの位置付け 普段、大学の学びは、大きく分けて学部で学ぶ専門科目と共通教育機構で学ぶ全学共通科目の2種類で構成されています。前者は同じ学部の学生と一緒に座学で知識を取得し、実習や演習を行うことで専門性習得を養成します。今回提供する社会実践力育成プログラムは教養科目の中で外部と連携をする点に特徴があります。学部も学年も異なる5 つの学部の学生が、普段接点のない他学部教員から様々な知識を学び、他学部の学生と研鑽し、さらに社会と連携し、企業や地域住民から様々な学びを得ます。 学びのアウトプット 様々な連携先と協同することで課題に対して、①解決(連携先の問題を何らかの方法で解決する形態)②提案(連携先の問題を何らかの方法で提案する形態)、③調査(様々な社会現象を調査する形態)、④表現(連携先に対して自身の制作活動などで表現する形態)のいずれか1つまたは複数を行うことで社会実践力の育成に努めます。 教育効果 南了太 夏世明 中井咲貴子 「芸術・デザイン系大学における社会連携活動の試み : 京都精華大学社会実践力育成プログラムの事例」『京都精華大学紀要 56号』2023年https://seika.repo.nii.ac.jp/records/86 夏世明 中井咲貴子 南了太 「京都精華大学社会実践力育成プログラムの効果に関する実証研究」『京都精華大学紀要57号』2024年https://seika.repo.nii.ac.jp/records/2000012 プログラム一覧 2026年度プログラム開講科目一覧 2Q 番号科目名サブタイトル担当教員(所属) 1海外ショートプログラム(教員主導型:セネガル)アフリカの文化と人びとの生活を考えるユースギョン(国際文化学部)・清水貴(国際文化学部)2海外ショートプログラム(教員主導型:タイ)タイ北部の都チェンマイのラーンナー文化と食を体験藤枝絢子(国際文化学部)・ナンミャケーカイン(国際文化学部)3海外ショートプログラム(教員主導型:台湾)体感するアジア〈魅惑の島、台湾〉 -台湾の過去、現在、未来を探る5日間の旅-是澤範三(国際文化学部)・佐々木美緒(国際文化学部)4海外ショートプログラム(大学斡旋型〈スタディツアー〉:フィレンツェA)イタリアものづくり研修 アートとデザインの本場フレンツェで学ぶ、通訳付きアート&デザイン短期留学大迫克全(デザイン学部)5海外ショートプログラム(大学斡旋型〈語学研修〉:アメリカ)英語研修と学生との交流磯辺ゆかり(国際文化学部)6海外ショートプログラム(大学斡旋型〈語学研修〉:フィリピン)セブで集中的に語学を修得磯辺ゆかり(国際文化学部)7海外ショートプログラム(大学斡旋型〈語学研修〉:フランス)アンジェでフランス語を学ぶ磯辺ゆかり(国際文化学部)8海外ショートプログラム(大学斡旋型〈語学研修〉:韓国A)大邱大学での韓国語研修と文化体験磯辺ゆかり(国際文化学部)9海外ショートプログラム(大学斡旋型〈語学研修〉:台湾)美しく麗しい台湾で、台湾華語(中国語)と文化を学ぶ3週間磯辺ゆかり(国際文化学部)10国内ショートプログラム(アニメ聖地巡礼2025)マンガアニメ聖地巡礼:観光動画をつくろう!南了太(国際文化学部)・数井浩子(共通教育機構)11国内ショートプログラム(越後妻有アートトリエンナーレ)越後妻有アートトリエンナーレ「大地の芸術祭」を知る吉野央子(芸術学部)12国内ショートプログラム(学内活動型)大学のなかで社会にかかわる準備をしよう!〜社会人が受ける研修プログラムを体験できる5日間〜山田亜紀子・川瀬紗世(共通教育機構)13国内ショートプログラム(ピアサポーター養成)お互いに支え合うピアサポート活動に関わる中井咲貴子(共通教育機構)14大学連携プログラム(京都大学)京都大学の最先端の技術に対して、アート・デザイン・文系視点でアイディアを提案・表現南了太(国際文化学部)15大学連携プログラム(Shared Campus)Shared Campusサマースクール安田昌弘(メディア表現学部)・水田拓郎(共通教育機構)16インターンシップ1(クリエイティブ職)クリエイティブな企業の現場で価値ある仕事体験を!川瀬紗世(共通教育機構)17インターンシップ2(総合・一般職)A企業の現場で価値ある仕事体験を!総合職や企画職を体験する山田亜紀子(共通教育機構)18産学公連携PBLプログラム1(BEAMS JAPAN)日本のモノ、コト、ヒトを応援するプロジェクト課題 -日本のさまざまな魅力を国内外に伝える!-米本昌史(デザイン学部)・石上諒一(共通教育機構)19産学公連携PBLプログラム1(洋ラン×コミュニケーションデザイン)洋ランの魅力を伝えるコミュニケーションデザイン米本昌史(デザイン学部)・石上諒一(共通教育機構)20産学公連携PBLプログラム1(祇園祭における伝統文化体験)学生の思い出に残る伝統文化体験谷本尚子(デザイン学部)・南了太(国際文化学部) 横にスクロールできます 4Q 番号科目名サブタイトル担当教員(所属) 1海外ショートプログラム(大学斡旋型〈語学研修〉:ニュージーランド)英語研修とニュージーランドの文化体験磯辺ゆかり(国際文化学部)2海外ショートプログラム(大学斡旋型〈語学研修〉:韓国B)大邱大学での韓国語研修と文化体験磯辺ゆかり(国際文化学部)3海外ショートプログラム(教員主導型:イタリア)実物から本気で学ぶイタリアの7日間鯖江秀樹(芸術学部)・高松樹(デザイン学部)4海外ショートプログラム(教員主導型:バヌアツ)「世界で一番幸せな国」で暮らしと文化を体験藤枝絢子(国際文化学部)・吉野央子(芸術学部)5海外ショートプログラム(大学斡旋型〈スタディツアー〉:フィレンツェB)イタリアものづくり研修 アートとデザインの本場フレンツェで学ぶ、通訳付きアート&デザイン短期留学大迫克全(デザイン学部)6国内ショートプログラム(セルフブランディング)自分の価値をどのように相手に伝えることができるかを考えるためのポートフォリオワークショップ中井咲貴子(共通教育機構)7国内ショートプログラム(アジア学院)異文化と有機農業、国際開発、リーダーシップを考える清水貴夫(国際文化学部)8国内ショートプログラム(徳島)ローカルを歩く・見る・聞く-阿波人形伝統を育んだ徳島県の歴史文化-姜竣(マンガ学部)9国内ショートプログラム(茶道・茶道具の制作から学ぶ)茶道から見る日本の美谷本尚子(デザイン学部)10国内ショートプログラム(嵯峨大念仏狂言)嵯峨大念仏狂言を通して地域の歴史・文化を学び、その発展と可能性を探る睦月ムンク(マンガ学部)11インターンシップ2(総合・一般職)B社会の現場で価値ある仕事体験を!冬休みは仕事体験のチャンスです南了太(国際文化学部)12産学公連携PBLプログラム2(京都企業・団体2)学生視点から、京都企業・団体に向けた解決アイディアの提案・表現南了太(国際文化学部)13産学公連携PBLプログラム2(社会問題解決とブランディング)企業が取り組む社会課題に関するブランド・コンテンツの企画制作山田亜紀子(共通教育機構) 横にスクロールできます 2025年度以降入学生向け 2Q 横にスクロールできます 番号科目名サブタイトル担当教員(所属) 1国内ショートプログラム(アニメ聖地巡礼2025)マンガアニメ聖地巡礼:観光動画をつくろう!南了太(国際文化学部)・数井浩子(共通教育機構)2国内ショートプログラム(越後妻有アートトリエンナーレ)越後妻有アートトリエンナーレ「大地の芸術祭」を知る吉野央子(芸術学部)3国内ショートプログラム(学内活動型)大学のなかで社会にかかわる準備をしよう!〜社会人が受ける研修プログラムを体験できる5日間〜山田亜紀子・川瀬紗世(共通教育機構)4国内ショートプログラム(ピアサポーター養成)お互いに支え合うピアサポート活動に関わる中井咲貴子(共通教育機構)5海外文化研修プログラム(大学斡旋型:Shared Campus)Shared Campusサマースクール安田昌弘(メディア表現学部)・水田拓郎(共通教育機構)6京都の伝統産業実習伝統を体感し、匠の技に学ぶ。京都精華大学だけの特別プログラム2025年度「京都の伝統産業演習」実施予定工房【織物】川島織物セルコン/桐織物/細見綴工房/【刺繍】繍匠 樹田【京友禅】千總【組紐】藤三郎紐【手漉き和紙】岩野平三郎製紙所/山喜製紙所/手漉き造紙工房 風空路【京唐紙】唐長【京版画】佐藤木版画工房【陶磁器】清水人形 高橋毅孖/澤村陶哉工房/竹中浩工房/京都真葛焼 宮川香斎家【漆芸】好謙漆工房【竹工芸】竹美斎 石田正一【薫香】松榮堂【木工芸】宮崎木材工業/中川木工芸 比良工房【京人形】面庄工房【京象嵌】川人象嵌【錺金具】森本錺金具製作所【造園】造園 植治 小川治兵衛【茶筒】開化堂【加賀友禅】毎田染画工芸淡田明美(デザイン学部)、鳥羽美花(芸術学部)、葉山勉(デザイン学部)、雲丹亀利彦(芸術学部)、大迫克全(デザイン学部)、米本昌史(デザイン学部)、吉野央子(芸術学部)、中川裕孝(デザイン学部)、大溝範子(デザイン学部)、岸本敬子(デザイン学部)、山口義順(芸術学部)、谷本尚子(デザイン学部)、小北光浩(デザイン学部)、中野裕介(芸術学部)、戸田泰輔(デザイン学部)、米原有二(国際文化学部)、市村恵介(芸術学部)、岸川謙介(デザイン学部)、山田小夜歌(国際文化学部) 4Q 横にスクロールできます 番号科目名サブタイトル担当教員(所属) 1国内ショートプログラム(セルフブランディング)自分の価値をどのように相手に伝えることができるかを考えるためのポートフォリオワークショップ中井咲貴子(共通教育機構)2国内ショートプログラム(アジア学院)異文化と有機農業、国際開発、リーダーシップを考える清水貴夫(国際文化学部)3国内ショートプログラム(徳島)ローカルを歩く・見る・聞く-阿波人形伝統を育んだ徳島県の歴史文化-姜竣(マンガ学部)4国内ショートプログラム(茶道・茶道具の制作から学ぶ)茶道から見る日本の美谷本尚子(デザイン学部)5国内ショートプログラム(嵯峨大念仏狂言)嵯峨大念仏狂言を通して地域の歴史・文化を学び、その発展と可能性を探る睦月ムンク(マンガ学部) 過去のプログラム一覧 2025年度 プログラム開講科目一覧 2021-2024年度 プログラム開講科目一覧 2024年度 プログラム開講科目一覧 2023年度 プログラム開講科目一覧 2022年度 プログラム開講科目一覧 2021年度 プログラム開講科目一覧 #### 組織体制 トップ ホーム 組織体制 組織体制 横にスクロールできます 組織名役職・担当氏名(所属) 共通教育機構社会実践力育成プログラム部門共通教育機構長服部静枝社会実践力育成プログラム部門長南了太全学研究機構 伝統産業イノベーションセンター長(京都の伝統産業実習担当)米原有二プログラム広報担当澤村花霞教務グループ履修登録・成績管理教務グループ 2025年4月1日以降の組織体制 組織体制図PDF #### 連携希望の方へ トップ ホーム 連携希望の方へ 連携希望の方へ 本学は、社会実践力育成プログラムを通じて学生の学びの向上に協力頂ける関係機関との連携を歓迎します。本学との連携ご希望の場合は受入票(外部リンク)にご記入下さい。別途プログラム担当教員と面談を行い、連携の可能性を探ります。 PDFダウンロード ↓ 受入票 連携の流れ ①標準型 ・担当教員とプログラム内容を考え、共同で授業を行う形態です。社会実践力育成プログラムの教育目的を理解して頂いた上で、連携先の要望に応じたプログラムを作成します。・プログラムには数名の担当教員が関与します。・プロジェクト期間は3日~3か月程度とプロジェクト内容によって様々です。・費用負担も連携先が負担する場合や本学が負担する場合など様々で、話し合いにて決定します。 ②自己開拓型 ・連携先と共にプログラム内容を考え、授業を行う形態です。社会実践力育成プログラムの教育目的を理解して頂いた上で、連携先の要望に応じたプログラムを作成します。・ご提出いただいた社会実践力育成プログラム受入票(外部リンク)を確認し、興味を示した学生が自ら連携先と交渉しプログラムを行います。・担当教員は、事前授業・事後授業を行い、プログラムの進捗管理を行います。・連携先・学生を交えた3者面談を通じて連携の状況を確認します。・プロジェクト期間は3日~3か月程度とプロジェクト内容によって様々です。・費用負担については連携先が負担する場合や本学が負担する場合など様々で、話し合いにて決定します。 連携の流れ(自己開拓型の場合) 連携機関受入票を記入し大学に提出 学生希望の連携先を選択オリエンテーションを受け履修登録 学生プログラム担当教員による事前授業受講 連携機関 学生連携機関先にて実習を実施 学生実習での取り組み内容を発表 連携先の一覧(実績) 東急不動産 太洋堂 南山 LINEマンガ 京都リサーチパーク 相鉄フレッサ 岩倉具視幽棲旧宅 はくラボ えいでん ダスキン 京都知恵産業創造の森 カンブライト イノブン 大東寝具工業 京都嵯峨狂言 亀岡電子株式会社 株式会社ロマンライフ 株式会社もりさん 株式会社フューチャースピリッツ 株式会社ウエダ本社 株式会社アコースト・コーポレーション アトリエアクア 京都市 セメントプロデュースデザイン 京都信用金庫 AG株式会社 earthcampus株式会社 KYOTO'S 3D STUDIO株式会社 大阪石材工業株式会社 ### サイエンス・アート展 #### キャラクター「がんばれ高分子ちゃん!」 岡山 紗也(デザイン学部 イラスト学科3年) #### グッズ&すごろくパンフレット提案 平井 千聖(メディア表現学部 メディア表現学科 3年) #### クモ糸 宜喜 彩莉(国際文化学部 人文学科 2年) #### クラフティング・サバイバルRPG 西川 貴徳(デザイン学部 ビジュアルデザイン学科 3年) #### ケンとフシギなクモ糸工場 杉本 華音(メディア表現学部 メディア表現学科 2年) #### ポスター「環境循環型プラスチック」 呉君彦(デザイン学部ビジュアルデザイン学科3年) #### 人工クモ糸から作り出す新たなプロダクトの提案 木内 琉来(デザイン学部 プロダクトデザイン学科4年) #### 光合成細菌 山田 修悟(芸術学部 造形学科 4年) #### 可能性の芽 葛輪 奈津希(芸術学部 造形学科3年) #### 循環する○い地球 渡部 花梨(デザイン学部 イラスト学科 2年) #### 洋画「培養生活」 松尾 風花(芸術学部造形学科2年) #### 演劇脚本「知ろう、気づこう、カーボンニュートラル」 こぐまん(国際文化学部グロバールスタディーズ学科2年) #### 環 めぐる地球と蜘蛛の糸 原田 朱莉(メディア表現学部 メディア表現学科 2年) #### 糸環樹 大森 優菜(マンガ学部 マンガ学科 3年) #### 紙芝居「世界を変える」 テイベン(デザイン学部イラスト学科2年) #### 絵本「りりのふしぎなぼうけん」 LU WENQI(芸術学部 造形学科2年) #### 絵本「植物細胞とバイオのおはなし」 ファンソネ(デザイン学部プロダクトデザイン学科3年) #### 蜘蛛≒雲 仲里 真璃子(芸術学部 造形学科 2年) #### 蜘蛛糸のひみつ 出口 魁己(デザイン学部 イラスト学科4年) ### 刊行物 #### 2023年度 社会実践力育成プログラム一覧 URL: https://jissen.kyoto-seika.ac.jp/publications/2023%e5%b9%b4%e5%ba%a6-%e7%a4%be%e4%bc%9a%e5%ae%9f%e8%b7%b5%e5%8a%9b%e8%82%b2%e6%88%90%e3%83%97%e3%83%ad%e3%82%b0%e3%83%a9%e3%83%a0%e4%b8%80%e8%a6%a7/ #### 2025年度 社会実践力育成プログラム一覧 URL: https://jissen.kyoto-seika.ac.jp/publications/2025%e5%b9%b4%e5%ba%a6-%e7%a4%be%e4%bc%9a%e5%ae%9f%e8%b7%b5%e5%8a%9b%e8%82%b2%e6%88%90%e3%83%97%e3%83%ad%e3%82%b0%e3%83%a9%e3%83%a0%e4%b8%80%e8%a6%a7/ #### 2026年度 社会実践力育成プログラム一覧 URL: https://jissen.kyoto-seika.ac.jp/publications/2026%e5%b9%b4%e5%ba%a6-%e7%a4%be%e4%bc%9a%e5%ae%9f%e8%b7%b5%e5%8a%9b%e8%82%b2%e6%88%90%e3%83%97%e3%83%ad%e3%82%b0%e3%83%a9%e3%83%a0%e4%b8%80%e8%a6%a7/ #### 京都精華大学 教員社会連携活動事例集 URL: https://jissen.kyoto-seika.ac.jp/publications/%e4%ba%ac%e9%83%bd%e7%b2%be%e8%8f%af%e5%a4%a7%e5%ad%a6-%e6%95%99%e5%93%a1%e7%a4%be%e4%bc%9a%e9%80%a3%e6%90%ba%e6%b4%bb%e5%8b%95%e4%ba%8b%e4%be%8b%e9%9b%86/ #### 社会実践力育成プログラム 2023年度開講科目一覧ポスター URL: https://jissen.kyoto-seika.ac.jp/publications/%e7%a4%be%e4%bc%9a%e5%ae%9f%e8%b7%b5%e5%8a%9b%e8%82%b2%e6%88%90%ef%be%8c%ef%be%9f%ef%be%9b%ef%bd%b8%ef%be%9e%ef%be%97%ef%be%91-2023%e5%b9%b4%e5%ba%a6%e9%96%8b%e8%ac%9b%e7%a7%91%e7%9b%ae%e4%b8%80/ #### 社会実践力育成プログラム インターンシップポスター URL: https://jissen.kyoto-seika.ac.jp/publications/%e7%a4%be%e4%bc%9a%e5%ae%9f%e8%b7%b5%e5%8a%9b%e8%82%b2%e6%88%90%ef%be%8c%ef%be%9f%ef%be%9b%ef%bd%b8%ef%be%9e%ef%be%97%ef%be%91-%ef%bd%b2%ef%be%9d%ef%be%80%ef%bd%b0%ef%be%9d%ef%bd%bc%ef%bd%af%ef%be%8c/ #### 社会実践力育成プログラム パンフレット URL: https://jissen.kyoto-seika.ac.jp/publications/%e7%a4%be%e4%bc%9a%e5%ae%9f%e8%b7%b5%e5%8a%9b%e8%82%b2%e6%88%90%ef%be%8c%ef%be%9f%ef%be%9b%ef%bd%b8%ef%be%9e%ef%be%97%ef%be%91-%ef%be%8a%ef%be%9f%ef%be%9d%ef%be%8c%ef%be%9a%ef%bd%af%ef%be%84/ #### 社会実践力育成プログラム 国内ショートプログラムポスター URL: https://jissen.kyoto-seika.ac.jp/publications/%e7%a4%be%e4%bc%9a%e5%ae%9f%e8%b7%b5%e5%8a%9b%e8%82%b2%e6%88%90%ef%be%8c%ef%be%9f%ef%be%9b%ef%bd%b8%ef%be%9e%ef%be%97%ef%be%91-%e5%9b%bd%e5%86%85%ef%bd%bc%ef%bd%ae%ef%bd%b0%ef%be%84%ef%be%8c%ef%be%9f/ #### 社会実践力育成プログラム 大学連携プログラムポスター URL: https://jissen.kyoto-seika.ac.jp/publications/%e7%a4%be%e4%bc%9a%e5%ae%9f%e8%b7%b5%e5%8a%9b%e8%82%b2%e6%88%90%ef%be%8c%ef%be%9f%ef%be%9b%ef%bd%b8%ef%be%9e%ef%be%97%ef%be%91-%e5%a4%a7%e5%ad%a6%e9%80%a3%e6%90%ba%ef%be%8c%ef%be%9f%ef%be%9b%ef%bd%b8/ #### 社会実践力育成プログラム 概要ポスター URL: https://jissen.kyoto-seika.ac.jp/publications/%e7%a4%be%e4%bc%9a%e5%ae%9f%e8%b7%b5%e5%8a%9b%e8%82%b2%e6%88%90%ef%be%8c%ef%be%9f%ef%be%9b%ef%bd%b8%ef%be%9e%ef%be%97%ef%be%91-%e6%a6%82%e8%a6%81%ef%be%8e%ef%be%9f%ef%bd%bd%ef%be%80%ef%bd%b0/ #### 社会実践力育成プログラム 概要ポスター(中国語版) URL: https://jissen.kyoto-seika.ac.jp/publications/%e7%a4%be%e4%bc%9a%e5%ae%9f%e8%b7%b5%e5%8a%9b%e8%82%b2%e6%88%90%ef%be%8c%ef%be%9f%ef%be%9b%ef%bd%b8%ef%be%9e%ef%be%97%ef%be%91-%e6%a6%82%e8%a6%81%ef%be%8e%ef%be%9f%ef%bd%bd%ef%be%80%ef%bd%b0-2/ #### 社会実践力育成プログラム 概要ポスター(英語版) URL: https://jissen.kyoto-seika.ac.jp/publications/%e7%a4%be%e4%bc%9a%e5%ae%9f%e8%b7%b5%e5%8a%9b%e8%82%b2%e6%88%90%ef%be%8c%ef%be%9f%ef%be%9b%ef%bd%b8%ef%be%9e%ef%be%97%ef%be%91-%e6%a6%82%e8%a6%81%ef%be%8e%ef%be%9f%ef%bd%bd%ef%be%80%ef%bd%b0%ef%bc%88/ #### 社会実践力育成プログラム 海外ショートプログラムポスター URL: https://jissen.kyoto-seika.ac.jp/publications/%e7%a4%be%e4%bc%9a%e5%ae%9f%e8%b7%b5%e5%8a%9b%e8%82%b2%e6%88%90%ef%be%8c%ef%be%9f%ef%be%9b%ef%bd%b8%ef%be%9e%ef%be%97%ef%be%91-%e6%b5%b7%e5%a4%96%ef%bd%bc%ef%bd%ae%ef%bd%b0%ef%be%84%ef%be%8c%ef%be%9f/ #### 社会実践力育成プログラム 産学公連携PBLプログラムポスター URL: https://jissen.kyoto-seika.ac.jp/publications/%e7%a4%be%e4%bc%9a%e5%ae%9f%e8%b7%b5%e5%8a%9b%e8%82%b2%e6%88%90%ef%be%8c%ef%be%9f%ef%be%9b%ef%bd%b8%ef%be%9e%ef%be%97%ef%be%91-%e7%94%a3%e5%ad%a6%e5%85%ac%e9%80%a3%e6%90%bapbl%ef%be%8c%ef%be%9f/ ### 学生の紹介 #### 「アジア学院」で学んだ多様な考え方 伊藤 瑠星(ITO Ryusei)渡邊 悠月(WATANABE Yuzuki)田村 美喜(TAMURA Miki) 京都精華大学 国際文化学部 グローバルスタディーズ学科 2年生 左から順に 伊藤さん、渡邊さん、田村さん 2021年度に開講された、国際文化学部准教授 清水貴夫先生の担当する社会実践力育成プログラム、「国内ショートプログラム(学校法人調査型:アジア学院)」に参加した3名の学生に、本プログラムの魅力について語っていただいた。 −−−−なぜ本プログラムを受講したのですか? 伊藤:清水先生から多様な国の学生と交流ができるということで、興味を持ちました。僕は、農業とICTを掛け合わせたアグリテックについて勉強しています。アジア学院では農業体験ができる、ということで、国際開発の原点に通ずる食について知るためにも、受講を決めました。 渡邊:私は昔見たドキュメンタリー番組で、様々な国際問題により、学校に行けない子どもたちが世界中にいる、ということにカルチャーショックを受けました。と同時に、そんな子供たちを支援するのがNGO団体だということも知ったんです。それもあって、シラバスでアジア学院が日本最古のNGO団体であることが目に入り、このプログラムに参加することにしました。 田村:当時1年生だった私は、大学で何かにチャレンジしてみたい、と悩んでいました。そんな時、社会実践力育成プログラムの授業紹介動画を見て、「英語で農業をする」というこのプログラムにとても惹かれたんです。迷っているくらいなら行ってみよう、と履修を決めました。 −−−−実際に行ってみて、どうでしたか?  伊藤:3泊4日で野菜の収穫や、座学など、多様なカリキュラムを体験しました。座学で学んだサーバントリーダーという理念は、僕にとって新しい価値観でしたね。集団の中に奉仕して、持ちつ持たれつな関係を気づいていく、会社組織などでは見られないこのリーダーシップの考え方には、非常に刺激を受けました。 渡邊: 1番印象に残っているのは、卵を削る作業です。卵の殻をツルツルにするため、剃刀で削って行くのですが、そんな作業工程って必要なの?と疑ってしまうほど緻密な作業で、1つの卵にこんなに手間がかかっていることを知りませんでした。普段私たちがきれいな卵を食べられていることに感謝をしなくちゃな、と思いましたね。 田村:夜に、その日の振り返りとして先生を交えて座談会をするのですが、私はその後も自分でいろいろ考えてしまってなかなか寝れなくて。次の日、朝が早くて苦労しました。でも、参加したことに後悔はしていません。それ以上に得たものが大きかったんです。 特に、授業であったブレインストーミングで、参加したメンバー同士でお互いのいいところを言い合ったんですが、元々あまり自己肯定感の高くなかった私にとって、他人に褒めてもらえることで自分のことをしっかり認めてあげることができるようになりました。そのおかげか、アジア学院が終わった後、自発的にサークルの部長になることができました。 −−−−本プログラムを経て、何か変化したことはありますか? 伊藤:参加する前、僕はトップダウンなリーダーになりがちでした。でも、アジア学院に行ってからは人の意見を聞くことに注力するようになりました。「奉仕するリーダー」というのは、今後この社会を生きて行く上で重要であると思います。なんでもお金で買える今の世の中で、貨幣を介在しない、経済価値だけではないコミュニケーションってどうやって生み出すんだろう、と考えたときに、僕は人に世話を焼いて奉仕するサーバントリーダーの存在が大切だと思いますね。 渡邊:今まで想像していたリーダーとは、一歩前に出てみんなを引っ張って行くことだったので、人を引っ張ったり、自ら意見を述べるのが苦手な私は、リーダーには向いていないと思っていました。けれど、そうではなくて、サーバントリーダーとしてみんなに寄り添い、足並みを揃えるようなバランスの取れたリーダーでも良いんだな、と知ることができました。 田村:積極的に何かをするようなタイプではない私は、誰かに貢献するようなことをできていないな、と思っていました。けれど、プログラムを通して、互いに何かを教えあえる関係もあるということを知り、別に完璧でなくても良いんだ、と自分に自信を持つことができました。 −−−−社会実践力育成プログラムの魅力を教えてください。 伊藤:社会実践力育成プログラムで提供してもらえるのは、言語化できない体験です。このインタビューでは伝えきれない魅力がまだまだたくさんあります。ぜひ受講して体感して欲しいな、と思います。 渡邊:自分で実際に参加してこそわかる貴重な体験ができます。大学の座学だけでは決して得ることのできない経験ができるのは、大きな魅力の1つだと思います。 田村:大学にこういったプログラムが用意されているおかげで、気軽に参加することができます。それでいて、価値のある体験ができるのは非常に魅力的です。せっかくなので、ぜひ受講してみてください。 #### アートで表現するサイエンスの世界 竹島 千景(国際文化学部 グロバールスタディーズ学科2年) / 松尾 風花(芸術学部 造形学科2年) / テイ ベン(デザイン学部 イラスト学科2年) / 呉 君彦(デザイン学部 ビジュアルデザイン学科3年) / ファン ソネ(デザイン学部 プロダクトデザイン学科3年) / 岡山 紗也(デザイン学部 イラスト学科3年) 2023年度「大学連携プログラム(京都大学)」では、「学生目線で考えるSDGsやカーボンニュートラルの企画表現案」をテーマに、京都大学工学研究科沼田圭司教授と連携を図り、空気の資源化技術をアート・デザイン・文系視点で提案・表現しました。 今回は、本プログラムの魅力や学生が制作した作品について、参加者の皆さんにインタビューしました。 −−−−本プログラムを受講したきっかけは何ですか? 岡山:大学では自分の専門分野を中心に勉強してきましたが、世の中から多様な視野や個性を持った人材が求められるようになった今、他分野の人たちと関わることで自分の中で何か新しい化学反応が起こせるんじゃないかって思ったんです。これまで培ってきた知識やスキルを活かして、さらにステップアップしたいという気持ちで受講を決めました。 呉:最初は、京都大学という名前に惹かれましたね(笑)。私は普段、芸術の勉強をしているので、海外でも有名なアカデミックな大学でどんな人がどんな研究をしているのか、違った世界を覗いてみたいと思ったんです。ただ単に研究施設を見学するのではなく、自分たちのスキルを活かしてアート表現をするというプログラムの内容にも興味がありました。 竹島:今、カーボンニュートラルについては世界各国で様々な取組が行われていますが、どこの国がどんな対策を進めていて、どんな課題を抱えているのか、以前から気になっていたんです。例えば、日本には古くから「もったいない精神」が根づいていると言われますが、カーボンニュートラル社会を実現するために、私たちはどんなアクションができるかを考えてみたいと思いました。 −−−−本プログラム通して学んだことや気づいたことは? 松尾:光合成生物の世界が、緑一色ではなく、真っ赤だったり紫色だったり…。私が想像していたよりずっと彩り豊かで、まるで絵の具を混ぜたようなアートに似ているなと感心しました。今まで私は水族館の魚や動物園の動物たちから作品のインスピレーションを得ることが多かったのですが、今回のプログラムに参加してアカデミックな研究の中にも芸術と結びつくような可能性が広がっていると気づきました。 ファン:脱炭素の問題は日本だけでなく、韓国でも関心が高まっています。地球温暖化が深刻化していることは知っていましたが、京都大学で行われている最先端研究に触れて、もっと多くの人にSDGsの大切さを伝えたいと思いました。カーボンニュートラルというと難しくて敬遠してしまうかもしれませんが、アートを通して誰もが身近な問題を理解できるような作品づくりをしたいなって考えるようになりました。 テイ:京都大学で受けた講義の中で、「蜘蛛の糸」を社会課題の解決に活かす研究について教えてもらったのですが、あんなに細くてすぐに切れそうなのに、実は強靭で、身の回りの工業製品やライフサイエンスの世界で応用されていることを知って、本当に驚きましたね。科学は私たちと遠く離れたものではなく、身近な存在だと感じました。今後の作品づくりのインスピレーションにもつながっています。 −−−−今回の作品づくりで表現したことは何ですか? 岡山:何よりも研究室を訪ねたときに感じたワクワク感を伝えたいと思いました。目に見えないミクロの世界の研究が、もしかすると世界を救うことになるかもしれないって、すごくロマンを感じませんか。大腸菌と聞くとネガティブなイメージを持つかもしれませんが、みんなが「私も描いてみたい!」って思えるような萌えキャラを広めてくことで、研究の魅力や価値を知ってもらえたらいいなって思っています。 ファン:植物の細胞の中にある核やミトコンドリアなどがどんな役割を果たしているのか、子ども向けに絵本で表現しました。絵を見るだけでなく、カラフルな色のフィルムを重ねてみたり、絵本を細胞と同じ六角形で作ってみたり、触って楽しめるような工夫をしました。今まで私のスキルをどんな分野に活かしていくか模索していましたが、プログラムでの作品づくりを通して、自分がやりたいことが明確になりましたね。 松尾:研究の内容を伝えるというのではなく、「自分がこう感じた!」という感動を率直に表現したいと考えたんです。植物の細胞の立場になってみれば、勝手に研究室に連れてこられて、遠心分離機でぐるぐる回されて、最後は微動だにできない試験管の隅っこにやられてしまって…(笑)。その姿がとても愛おしく思えました。この絵を描いた作者はこんな感じ方をしているんだなと、作品を通して一人でも多くの人に伝わればいいですね。 −−−−本プログラムを振り返って感想は? 呉:私はポスターを作ったのですが、研究室で学んだ知識をインプットし、目に見える形でアウトプットに落とし込む作業はとても面白かったし、やりがいを感じましたね。言葉ではなく、1枚の絵で自分の思いや考えをいかに伝えるか、社会の中で必要とされるプレゼンテーションの考え方と技術を磨くことができたと思います。 竹島:国際文化学部の視点から、どうすればみんながSDGsやカーボンニュートラルに興味を持ってくれるかと考え、以前から関心があった演劇の脚本づくりにチャレンジしました。京都大学では研究者一人ひとりがプロフェッショナルとして誇りをもって研究に取り組んでいることが分かりました。私自身、今後の創作活動に刺激を受けることも多かったですね。 テイ:アートとアカデミックの融合という試みに魅力を感じましたね。 1年生のときに授業で紙芝居を作った経験を活かし、今回は微生物の不思議な働きを紙芝居で表現しました。芸術系の学生はどんな作品づくりに取り組んでいいか分からないという人もいますが、プログラムでの活動を通して自分が表現したいものが見えてきたように思います。 「大学連携プログラム(京都大学)サイエンス・アート展」特設ページ #### グループワークを通して自己成長 五十嵐 朱梨(IGARASHI Akari) マンガ学部 マンガ学科 キャラクターデザインコース 3年生 2023年2月18日、2000本のキャンドルの灯とアロマの香りに癒される「学公連携PBLプログラム・キャンドルナイト」が叡山電鉄鞍馬駅前を中心に開催されました。 今回は、プログラムに参加した五十嵐さんにインタビューし、本プログラムによるグループワークの魅力や楽しさを伺いました。 −−−−「社会実践力育成プログラム」に興味を持ったきっかけは? 高校2年生のとき、文化祭の実行委員に選ばれて、みんなでホラー屋敷を企画・運営するなど、多様な考え、知識、スキルを持った人たちと共に一つのものを作り上げる楽しさを経験しました。わずかな期間でしたが、ポスターを描いたり段ボールで迷路を作ったり、グループワークという共同作業を通して、自分の主体性や積極性を磨くことができたように思います。 大学入学後も、グループワークを中心にいろんな学びにチャレンジしたいと考えていた矢先、コロナ禍の影響でオンライン授業が増え、実際に顔を合わせて誰かと一緒に何かを作ったり議論したりする機会が減ってしまいました。そんなとき出会ったのが「産学公連携PBLプログラム・キャンドルナイト」で、イベントの企画や制作、運営まで学生が主体となって取り組んでいくという内容を聞いて、ぜひ参加して自分の力を試してみたいと思ったんです。 −−−−本プログラムでどんな活動に取り組みましたか? 今回のキャンドルナイトの舞台は、どこか神秘的で異世界の雰囲気にあふれた鞍馬ということで、誰もが親しんだことのある昔話からインスピレーションを得て、「光る鞍馬~かぐや姫と月の都~」というコンセプト・テーマに決めました。 かぐや姫が竹から生まれて月へ帰るまでのストーリーはよく知られていますが、その先の物語、つまりかぐや姫が暮らしている月の都は一体どんな景色が広がっているんだろうって考えたんです。オブジェの制作では、色とりどりの折紙を敷いたキャンドルで蓮の花びらを表現したり、緑色のすだれを巻き付けたガーデンラックの中にゆらゆら揺れるキャンドルを灯してみたり、みんなで意見を出し合って幻想的な月の都をイメージしていきました。 プログラムは芸術系の学部以外の参加者も多かったのですが、ものづくりだけでなく、叡山電鉄や松栄堂など連携先の企業と打ち合わせしたり企画を提案したり、それぞれの得意を生かすことで一人ひとりがやりがいを持って取り組めたのではないかと思います。 −−−−学んだことや得たことはありますか? 私は広報チームの一員として、主にポスター制作を手がけました。一枚は月を眺めるかぐや姫、そしてもう一枚は月の都から故郷の地球を眺めるかぐや姫の姿を描いたのですが、叡山電鉄の車体広告に使われたり駅の構内に貼り出されたりして、多くの人に私の作品を見てもらう貴重な経験となりました。これからクリエイターとして活動していくうえで、大きな自信にもつながっています。 今回のグループワークを通して、私自身、今何ができるかを常に考え、視野を広く持つことの大切さを学びました。意欲とやる気にあふれる仲間に出会えたことも、これから学生生活を過ごすうえで大切な財産になりました。 イベント当日はあいにくの雨模様でしたが、2000本のキャンドルと心地よいアロマの香りに包まれた空間がとても美しく、地元の人や観光客の人がたくさん訪れてくれました。本当にプログラムに参加して良かったと思っています。 −−−−将来の目標はなんですか? 将来は、小中学生向けのステーショナリーの企画開発やデザイン制作に携わっていけたらなと思っています。マスコットキャラクターを描いたりするのが好きなので、機能性だけでなく、可愛らしさやわくわく感など、子どもたちが使って楽しいグッズを作ってみたいですね。社会に出たとき、今回学んだグループワークの経験を少しでも生かせるように、いろんなことに積極的にチャレンジしたいと思っています。 #### セネガルとモスク、そして人 大江 平(OE Taira)  国際文化学部 グローバルスタディーズ学科 1年生 今回は社会実践力育成プログラム、海外ショートプログラムにて、セネガルへ訪問した学生さんにインタビューしました。 −−−−今回のプログラムに興味を持ったきっかけ 高校の時、授業で北海道の小樽のモスクへ行ったことがあって。当時、モスクなんて存在すら知らず、知らない外観の知らない建物にただ圧倒されました。そこからモスクとイスラム教に興味を持ち、今回、イスラム圏として有名なセネガルでのフィールドワークに参加しました。 −−−−モスクを見ることはできましたか? 「本場のモスクが見たい」というのが、今回の旅でのいちばんの目標でした。それで、あわよくば礼拝の様子も見られたらいいな、と。 5日目に、先生のお友達の現地の方が合流してくださって、そこからずっと一緒に行動していました。その方はイスラム教徒の方で、定期的に1人で抜けて礼拝に行かれるんです。そこで、ダメもとで、一緒に礼拝に連れて行ってもらえないかお願いしてみると、全然OK!って歓迎してもらえて。まさか、そんなあっさりモスクでの礼拝に参加できると思っていなかったので、びっくりして。 実際に参加してみるとたくさんのことに気づき、触れることができました。数珠を数えている人、床に文字を書く人…さらには車椅子で中には入れないけれど、モスクに入った人と触れ合うことで祈りを捧げる人。人によってたくさんの祈り方がありました。決まった何かをやらされているのではなく、心から信仰しているからこそ、それぞれのやり方があるのだな、ということが見て取れました。 −−−−信仰に触れて、感じたことはありますか? 礼拝は、モスクに必ず行く必要はなくて、絨毯を敷いてその場でお祈りする方もたくさんいらっしゃいます。スーパーの外で突然お祈りが始まったりするので、驚きました。僕は無宗教なので、礼拝をサボってしまう日もあるんじゃないか、とか考えてしまうんですが、実際に礼拝に参加してみると空気が全く違いました。彼らにとって、お腹が空いたらご飯を食べる、のと同じくらい、生きている中で当たり前に信仰があるのだと、肌で感じることができました。 −−−−その他の体験について教えてください 現地を訪れて印象に残っているのは、「食」と「子どもたち」です。 食に関しては、もう、すんごく美味しくて。セネガル料理は基本的に手で食べるっていうのと、ご飯の写真も事前に見せてもらっていたので、食べ方や見た目にはそんなに驚かなかったんですけど、本当に美味しいのか?っていう疑問はずっとあって。実際食べてみて、美味しすぎてびっくりしました。 食べ方にもルールがあって、大きいお皿をみんなで囲んで座って食べるんですが、一番偉い人が最初に食べることができます。その方が自分の前の具材を切り分け、周りの人に分け与え、また更に他の人はそれをまた周りに切り分け、分け与えます。難しいので、僕たちはそこまではやりませんでしたが、とても興味深い文化でした。 また、ある日外に出かけると子どもたちがサッカーをしていました。時間があったので、その子たちと一緒に遊ぶことに。そこで、僕は友人と共に、腕相撲を教えてあげたんです。そうしたらめちゃくちゃハマってくれまして、ず~っと腕相撲していました。 友人の調査テーマが「子どもの娯楽」だったこともあり、調査の一環で現地の子どもたちにスマホゲームも渡してみたんです。日本の子どもたちなら喜んで飛びつく代物ですが、現地の子どもたちにとっては全然面白くないらしく、すぐ辞めてしまいました。それよりサッカーや腕相撲の方がずっと楽しいみたいで。僕たちの感覚では考えられないので、見ていてとても興味深かったですね。 −−−−このプログラムを通して、自分の中でなにか変化したことはありますか 具体的な変化がなにか、というのはまだ自分の中でまとまっていないのですが、間違いなく、成長できたと感じます。3回生になったらまた長期でのフィールドワークプログラムがあるので、その時もセネガルに行けたらいいな、と。 少し前までは海外=英語圏だと思っていましたが、セネガルでのプログラムを経て、さまざまな固定概念がなくなりました。海外に行くためには、英語学習が必須である思っていましたが、実際、今回の旅はほとんどボディランゲージでコミュニケーションをとっていたこともあり、コミュニケーションにおいて最も重要なのは言語というわけではない、ということがわかりました。 行きたい、と思い立ったらとにかく飛び込んでみる。きっと、とても価値のある体験ができると思います。 #### デザイナーとして学ぶべきこと 安養寺 幸喜(Anyoji koki)  デザイン学部 プロダクトデザイン学科 3年生 今回は社会実践力育成プログラム、大学連携プログラム(金沢大学)にて、金沢大学ティー・エル・オー(KUTLO)との取り組みに参加した学生さんにインタビューしました。 −−−−今回のプログラムに興味を持ったきっかけ 専攻の担任教授から、社会実践力育成プログラムがコロナ禍前は必修科目だったというお話を聞きました。そんな授業を受けないままなのはとても勿体無いと思い、2回生の時に参加しました。 自分がプロダクトデザインを専攻していることもあり、エンジニアの方から直接お話を聞いて、自身のデザインの幅を広げたいと思い、金沢へ行きました。 −−−−多々あるプログラムの中から、理工系のプログラムを選んだ理由 KUTLOは、金沢大学から生まれた、大学等における研究成果を特許化し、新産業の創出や新商品の開発の活性化を図るとともに、知的財産サイクルの推進を支援する組織です。僕の弟が生物学に興味があり、農業高校に通っているため、身内に頼れる分野ということでこの授業を選びました。 また、数ある特許の中から興味のあるものを選んでデザインして欲しい、とのことでしたので、生物学に近い顕微鏡を選択しました。 −−−−授業での取り組みについて教えてください 今回の課題は、顕微鏡の展示会等で使われるポスターのリデザインと、顕微鏡の動作模型の制作。授業の期間や特許の都合上、お話をお聞きしたり映像を見て顕微鏡のイメージを落とし込みましたが、実物を見ないで作る、というのはやはり難しかったです。 しかし、将来デザイナーとして働くにあたり、依頼先の方と満足にミーティングの時間が取れないことは多々あるのではないかと思います。その際、こちら側の知識が乏しいと、依頼をこなすのに無駄な時間がかかってしまう。そうならないためにも、ある程度基礎知識を蓄える必要がある。それを身をもって学ぶことができて、将来のためのいい予行演習になったのではないかな、と感じます。 −−−−制作物について、詳しく教えてください ポスターに関して、僕が初心者だからこそわからない部分を明確にし、寄り添った方がいいと考え、まず、すでに使用されていたポスターの文章を完全に理解するところから始めました。その中で“試料”という言葉が多用されていまして、それをなんとなくではなく、しっかりと理解できるようなデザインにしよう、と努めました。 また、ポスターを作るにあたり、見る人の目線の流れが自然になるよう意識しました。元のポスターでは一番下に記載されていた、「本技術の特徴」という部分を一番最初に持ってくることで、最後までポスターを読んでもらえるよう工夫しました。 動作模型については、最初のヒヤリングで僕の作品を紹介した際に、3Dプリンターで作ったピルケースの模型作品がありまして、それを見たKUTLOの方から模型もお願いしたい、というお話をいただいたので、やってみることに。実際に制作する際には、できるだけイメージから逸脱しないように心がけ、ぱっと見でこの部分がこうなっている、とわかるような簡単な造形、かつスムーズに動作するよう意識しました。 とはいえ、データ上ではうまく動作するものの、実際に手で触って確かめられるわけではないので、完成まである程度は勘で補填しなければいけないのが大変でした。塗装することで厚みが出てしまって動作しなかったりと、たくさん失敗を繰り返しましたが、結果、多くの技術や考えを学ぶことができました。 −−−−金沢での思い出について教えてください ひがし茶屋街や金沢21世紀美術館、柳宗理記念デザイン研究所など、デザインに関する場所を中心に見てまわりました。美術館に行った際、能登の震災で割れてしまった伝統工芸品を金継ぎで修復した作品があって。それを見て、見方や考え方を少し変えるだけで新たなものを生み出すことができるんだ、と肌で感じ、探究心を掻き立てられました。 −−−−今後挑戦したいことはありますか? 今回のプログラムを経て、デザイナーとして今後も多くのことを学ぶ必要があると感じました。それは、デザインに関することだけではありません。たくさんの知識を蓄えておくことで、デザインに制限をかけずに作品を作ることができると、金沢で学ぶことができました。これから授業内容もどんどん難しくなっていくとは思いますが、デザインをするものに関する背景や、文化なんかを学ぶことを怠らないようにしていきたいです。 訪れたことのない場所へ足を運び、その場所で働く方々と直接お話ができ、連携してデザインに取り組むことができたという経験は、将来デザイナーになる人だけでなく、アーティストや表現活動をする人にとってとても有意義なことだと思います。後輩のみんなにも、ぜひ体験してもらいたいです。 #### 人生を変えたデジタルアートとの出会い 朝日 塁治(ASAHI Ruiji) デザイン学部 建築学科 建築コース 4年生 幼少の頃、脳梗塞を発症し、車いすでの生活を余儀なくされた朝日さん。自己開拓型プログラムの参加をきっかけにデジタルアートと出会い、メタバースの世界で新たな夢の実現に向かって挑戦を続けています。 −−−−京都精華大学を選んだ理由は何ですか? 子どもの頃は、周りの目が気になって、外に出るのが嫌な時期もありましたね。でも、母親がポジティブな人で、僕が京都精華大学に行くと決めたときも、最後は頑張れって背中を押してくれました。住み慣れた東京を離れて一人暮らしができるのかとか、両親の心配は大きかったと思いますが、僕も言い出したら聞かない性格なので、理解してくれたのだと思います。 京都精華大学を選んだのは、いろんな学部があって、いろんな個性の人たちが交わっている…、そんなダイバーシティの雰囲気が自分に合っていると思ったから。もともとユニバーサルデザインに関心を持っていたのですが、建築学科の葉山勉先生のブログを読んで、建築というツールを通して子どもたちや障がいのある人に寄り添えるような社会を実現できるんじゃないかと考えました。 −−−−本プログラムを受講したきっかけは? 他の人のように模型を作ったりするのはなかなか難しいのですが、デジタルアートなら自分のスキルや個性が生かせるんじゃないかと思いました。NFT(非代替性トークン)という新しい概念にも興味を惹かれましたね。半年間ほどのプログラム期間でしたが、建築の授業では教えてもらえないゲーミングソフトの知識なども得ることができました。京都精華大学以外からもたくさんの学生が参加していて、マンガとアートを融合したり、僕は東京タワーに五重の塔をつけて、未来の風刺画のような作品を作りました。自分の固定概念をひっくり返すようなプレゼンを聞いて、障がいがあるとかないとかなんて関係なく、コンテンツ一つでこの世界の概念を変えられるんだって思いました。 僕が東京にいたとき、建物が壊され空地になった場所に何が建っていたのか思い出せなかったことがありました。いつも見慣れている景色だったはずなのに。都市開発で大切な思い出や記憶がどんどんと忘れ去られていく…。本当にそれでいいのだろうか? その一方で、大学でまちづくりの授業を受けたとき、京都には高さ制限や景観の条例があるのを初めて知りました。じゃあ、東京と京都の違いは何だろう? デジタルの世界に3Dモデルを作って、その“間”にあるものを表現したいなって思ったんです。 −−−−苦労したことなどはありますか? 今ある自分の技術を生かして、どうやって自分のクリエイティブな部分をアウトプットできるかということに悩みました。大学での学びのほかにも、いろんな建築物や映画、動物園や水族館の生きもの、身の回りにある自然などを観察して、形や考えを頭の中で想像し、一つずつ表現していく方法を自分なりに積み重ねていきました。 メタバースの世界は自由で、例えば京都のまちの真ん中に東京タワーを持ってくることだって可能です。ルールがないところが面白いなって思いますね。僕は、メタバース空間の中に、高さ制限とかいろんな制約から解放された独自の京都のまちなみを作ろうと思っています。たくさんの人がアクセスして、オリジナルの建物を作って、それを世界中のバイヤーさんが売ったり買ったり、また作ったりすることで、新しいコミュニティや経済効果が生み出せるのではないでしょうか。 −−−−将来の目標を教えてください 将来の目標は、建築家になること。子どものときから、世界の有名建築家たちの作品に魅せられてきました。葉山先生がおっしゃっていたのですが、建築家って建物を作るだけではなくて、クリエイターという意味もあるんです。現実の世界では、僕は実際に工事現場に行くことは難しいのですが、メタバースやデジタルアート、XRなどを含めて、その時代のいろんな技術や考え方を使って建築の価値を世の中に発信していきたいと思いますね。 #### 友だちとして、支え合う力を 片岸 鈴叶(KATAGISHI Suzuka) マンガ学部 マンガ学科 ストーリーマンガコース 1年生 2022年度夏に開講した国内ショートプログラム(ピアサポーター養成A)。 今回は、本プログラムに参加した学生に、受講のきっかけやその魅力を語ってもらった。 ピアサポート活動とは、同じような立場や課題に直面している人がお互いに支え合う活動である。上下関係ではなく、あくまで対等な立場から話を聞いてあげることで、本音で体験を語り合えるような「支える・支えられる」関係を築くことができる。 −−−−本プログラムを受講したきっかけは何ですか? 友だちが欲しかった、というのが理由の一つにあります。特に他学部の友だちが欲しいなと思って、社会実践力育成プログラムの授業のうち、どれかは受けてみよう、と考えていました。どれにしようかと、プログラムの紹介を全部見た中で、ピアサポーターの授業は相手の相談に乗ってあげたり、お互いを支え合う、そういう人を育成する、と聞いて、これを受けたら少しでも友だちの役に立てるかな、と思い、受講しました。授業を履修する前、ちょうど友人の悩み事を聞く機会があって、その時自分はあまり良いアドバイスをしてあげられず、あまり役に立てなかったな、と思ったことがありました。それもあって、この授業は私にとってとても魅力的に感じましたね。 −−−−どのような授業でしたか? まずエゴグラムという、自分の性格をグラフに表す自己分析方法を使って、自分を客観視するところから始まりました。いろんな特徴があって、そこから長所・短所がわかります。自分のことをまず知っていないと、他人を助けることは難しい、ということを実感するきっかけになりました。 実際に行ったピアサポートは、紙に悩みを書いて、それをお互いに交換し、アドバイスし合ったり、別の日には3人で1つのグループを作り、今度は紙ではなく、相談する人、される人、そしてその情報を整理する書記で役割分担して行ったりもしました。 また、私が一番苦労したのは、対立している2人を仲裁する、という練習をした時。私が仲裁役をした時、ものすごく早く終わってしまって。中立の立場なのに、片側の意見の味方をしてしまい、相手に何も言わせず話し合いを終わらせてしまったんです。互いの意見をよく聞いて、自分の思考をどちらかに偏らせないようにすること、また、当事者同士で解決する方法だけでなく、周りの人たちで何かできることも模索する、ということを学びました。 授業はすごく楽しくて、あっという間でした。授業って、座って言われていることをノートに書いていくようなイメージだったんですけど、実際に実践して、たくさんお話ができる授業がとても良かったです。友だちもできました! −−−−この授業を受けて、学んだこと・活かしたいことはありますか? 友だちから相談を受けた時、この授業で学んだことを意識するようになりました。それだけで、自分にとってすごく意味のあった授業だと思います。的確なアドバイスをする、というより、相手の話を聞いてあげるだけでもいい、聞き上手になるのも大事、ということを学んで、すごく納得しました。 まだ1年生で、社会に出たときのことはまだ想像はできないけれど、身近なことで言えば、中学生で反抗期中の妹の話をちゃんと聞いてあげられたらな、と思います。よく意見が対立してしまうし、何を言っても全部否定されてしまう。だからこそ、聞くのに徹してあげるのがいいかな、と。そうやって、妹の気持ちに少しずつ歩み寄ってあげられればいいな、と思いますね。 また、自分の専門分野で言えば、意見交換をするときなんかは、聞く力が活かせていると思います。同じ専攻、同じ立場なので、まさにピアサポートですし、個人戦の制作で、辛い時に支え合える仲間がいるのは、とても素敵なことだと思います。  互いの関係性、距離感を大切にして、これからもいろんな人の話を友だちとして、聞いてあげられたらいいな、と思います。 #### 外国人女性の視点で見る日本 ジュ ダビン デザイン学部 1年生 社会実践力育成プログラムにて行われた「外国人女性の会パルヨン」との取り組み。 今回は、国内ショートプログラム(外国人女性の会パルヨン)に参加した学生さんにインタビューしました。 −−−−この授業を選んだ理由を教えてください まず、タイトルに惹かれました。私自身も韓国出身の外国人の女性なので、何か学ぶことや聞けることがあるのではないか、と。 日本に来て生活してみて、外国人や留学生について理解してくれているのは半分くらいで、あとの半分は無関心だということに気付いて。それが悪いとかではなくて、自分も母国にいたら海外の人を理解しようとわざわざ動いたりはしないと思います。だからこそ、外国人や留学生がもっと住みやすくなるには何が必要で、他人がどう感じているのかをこの授業を通して学べたら、と思い受講しました。 −−−−日本に来てから感じた違和感について教えてください。 今、私は一回生なので必修科目が沢山あって。チームで取り組む課題などで、自分が足を引っ張っていると感じることもあります。でもそこで、外国人だから仕方がない、と放っておかれることも多い。自分なりに努力をしても時間が足りなくてどうしても追いつけないこともあるし、逆に日本人の子たちも外国人と接する機会が少なくてどうしたらいいのかわからないっていうのもあると思います。ただ、外国人だからわからないよね、ってなるのではなく、もう少し説明して欲しいな、と思いますね。これは学校に限らず日常的に感じていることです。 母国での感覚、外国人としての違和感、どちらもわかるからこそ日本で働いている外国人の方たちはどんな環境で働いているのだろう、ということについても興味が湧きました。 −−−−プログラムについて詳しく教えてください。 精華大生は7人ほど参加していました。「外国人女性の会パルヨン」では、外国人女性の方と悩み相談や情報交換等を行いました。また、クリスマスイベントにボランティアとして参加して、ワークショップを通して日本の子どもたちと交流する機会もありました。 女性会の方たちは日本に住み、結婚したり働いたりしていて、アジア人だけでなく、英語圏の方もいました。同じ外国人だけど、住んでいる土地によって悩みが違ったのが印象的で、英語圏の方だと、故郷が遠くてなかなか帰省できず寂しいと言った悩みや、アジア圏出身だと、ちょっとした差別のようなものを経験されている方もいた。ただ、総じて言えるのは、もっと日本での生活を楽しく充実させるためにどうすればいいか、という悩みがほとんどでした。 −−−−この授業を通して何か学んだことはありますか? まず、外国人女性が集まる会があったことに驚きました。とはいえ、そんなに活発に活動してはいないだろうって初めは思っていたのですが、実際に行ってみると、皆さん自分の悩みでもないのに真摯に向き合ってくれて、解決方法を一緒に考えてくれたりして、とても良い経験ができました。とても素晴らしい活動なので、世間的にもっと知られていって欲しいなと感じます。 また、途中参加させてもらったボランティアはとても有意義な体験となりました。自分は子どもが少し苦手で、子ども向けワークショップの担当になった時はどうしようか、と悩んでいたのですが、実際やってみると本当に楽しくて。困っている子を助けてあげることにとてもやりがいを感じたので、大学で教員免許をとって日本で先生をすることも将来的に視野に入れてみようと考えています。 #### 学生目線のアイデアで広がる共創空間 山口 萌香(YAMAGUCHI Moeka) デザイン学部 プロダクトデザイン学科 ライフクリエーションコース 4年生 2021年度に開講した産学公連携PBLプログラムでは、東急不動産株式会社が全国に展開する学生レジデンス「CAMPUS VILLAGE(キャンパスヴィレッジ、CV)」において、豊かな交流体験や居住空間の創出を目指して様々な提案を行った。 今回は、本プログラムに参加した学生に、受講のきっかけやその魅力を語ってもらった。 −−−−本プログラムを受講したきっかけは何ですか? 3年生になって、就職を意識したとき、いわゆるガクチカエピソードが必要だと考えて、大学の授業以外にもいろんなワークショップに参加したり、自分の学びを広げる取組をしていたんです。社会実践力育成プログラムの「ThinQ Life! Project」を見たときは、これって面白そうだと思いましたね(笑)。 私も一人暮らししているので、学生の目線を生かして、「こんな所に住んでみたい…」という自分の思いをプログラムに反映できるんじゃないかと考えたんです。 −−−−どのような提案をされたのですか? 最初、アイデアを50案くらい出して!と言われて、とにかく自分がやってみたいことを思いつくままにピックアップして書き出したんですが、グループに分かれて、みんなで意見を出し合ってブラッシュアップを重ねていくうちに、キャンパスヴィレッジはいろんな大学の近くにある学生レジデンスなのに、入居者同士の交流が少ないという課題が見えてきたんです。 だったら、キャンパスヴィレッジ内で通用する独自通貨(CVコイン)を作って、例えば「人気のゲーム機を持っているから、何コインで貸し出します」みたいなやり取りができれば、自然とお互いの趣味なんかも分かって、入居者間のコミュニケーションが広がっていくんじゃないかと考えました。 もう一つは、私自身、旅することが好きなので、東京や大阪に行ったとき、気軽に泊まれる場所があればいいなと思ったんです。キャンパスヴィレッジ間で留学できるシステムを作って、例えば夏休みの間、東京のキャンパスヴィレッジで生活して、そこで暮らしている学生から地元の美味しい食べもの屋さんを教えてもらったり、次のその人が京都に来たときは自分たちがまちを案内してあげたり、人の思いやり、気づかいがつながっていくようなアイデアを提案しました。 −−−−振り返ってみて感想はどうですか? 期間も短くたいへんでしたが、プログラムに参加したメンバーでお揃いのTシャツを作ったりして、チームワーク力で乗り切りました(笑)。私が提案した「CVコインとCV間交換留学」が最終プレゼンで最優秀賞に選ばれて、みなさんから高い評価を受けたことが嬉しかったし、自信にもなりましたね。 私自身、今回のプログラムに参加して学んだことは、学生目線といっても、決して一方的なものでなく、キャンパスヴィレッジ側(企業側)にとってどんなメリットがあるかを考えなければならないということ。例えば、キャンパスヴィレッジ間での交換留学は、空き部屋を有効に活用できるだけでなく、大学を受験する高校生に開放することで、「合格すればここに住みたい」と将来の顧客につながるかもしれません。双方にとってWin-Winとなる関係性をどう構築していくのか…、これから社会人になる私にとって素晴らしい経験になりました。 −−−−−−−−−社会実践力育成プログラムの魅力を教えてください 学生はどうしても社会と関わっていく機会が少なく、今回の取組も最初はすごく緊張していたのですが、実際にお会いしてみると東急不動産の方はとても優しく親切で、私たちとは違った考え方や価値観を学ぶ貴重な場となりました。オンラインだけでなく、現場に出て、いろんな人柄に触れ、意見に耳を傾けることが大切だということに改めて気づかされましたね。 これから社会人として一歩を踏み出すことになりますが、今回の経験を仕事に生かせるように頑張りたいと思います。 #### 祇園祭に“触れる”“感じる” 高谷 健介(Takaya kensuke)国際文化学部 人文学科 日本文化専攻 2年生北 篤人(Kita atuto)メディア表現学部 メディア表現学科 イメージ表現専攻 3年生杉谷 茉美(Sugitani mami)マンガ学部 アニメーション学科 3年生 今回は社会実践力育成プログラム、産学公連携PBLプログラム1 (祇園祭における伝統文化体験)にて、錦小路通室町西入にある霰天神山町との取り組みに参加した学生さんにインタビューしました。 −−−−今回のプログラムに興味を持ったきっかけ 高谷:19年間京都に住んでいて、興味はあったものの、なかなか間近で見る機会のなかった祇園祭に携われる機会があるということで、本授業を受講しました。いつもは遠巻きにしか見ることができなかった山や鉾を近くで見ることのできる、貴重な体験でした。 北:元々祇園祭の歴史に興味があり、もっと詳しく知りたいと思い、受講しました。 杉谷:大学から京都に来たのですが、3年目にして祇園祭に行ったことがなくて。どうせ行くなら詳しくお祭りのことが知れるこの授業に参加し、いろいろな学びを得たいと思い、受講しました。また、アニメーションを学んでいるので、自身の作品にもこの経験を応用できれば、と。 −−−−プログラムで取り組んだことについて教えてください 高谷:6月と7月の2ヶ月間で6回授業がありました。最初の2回が事前のレクチャーで、その次に1本ちまきを作るお手伝い、次に10本ちまきを作るお手伝いをさせていただき、5回目の授業で胴掛を実際に見せてもらいながら山の説明を聞き、最後に祇園祭期間中のちまきの販売をお手伝いしました。特に、1本ちまきは霰天神山でしか販売していないので、貴重な体験をさせていただきました。このちまきは、余った一本を霰天神山に来たお子さんに渡したことをきっかけに、販売を開始されたそうです。 −−−−驚いたことや気づいたことはありますか? 北:前懸に使用されているタペストリーが西洋のものであることに驚きました。16世紀にベルギーで製作された「イーリアス」物語を描いた貴重なものだそうです。また、ちまき販売に参加させてもらった際、お店のような感じを想像していたのですが、実際は違って。お金を使って売買するものではあるんだけど「よくお参り下さいました」という気持ちで、モノのやり取りではなく、心のやり取りが行われているんだな、と感じました。 高谷:ひとつの山や鉾を町内で守り続け、それに誇りを持っていらっしゃるんだな、と改めて感じました。士気が高く、お祭りを盛り上げたい、という熱い気持ちが伝わってきましたね。 杉谷:元々何も知らなかったので、授業を履修してから多くの驚きがありました。例えば、梅雨の時期に行われる祇園祭では、巡行の時だけ大雨警報が発令されないとか、霰天神山の前懸に使われているタペストリーは、もっと大きいタペストリーのほんの一部で、前懸のサイズに合うよう中国刺繍の太湖岩鳳凰図と上手くつぎはぎがされているとか、実際に教えていただかないと知れなかった事ばかりで面白かったです。 −−−−霰天神山について、気づいたことはありますか? 高谷:今回、巡行当日は大雨で、他の山や鉾はビニールシートをかけて巡行していた中、霰天神山だけ山を全て覆うような黒幕を掛けて巡行しました。前懸も何も見えない状態で巡行する姿はとても珍しく、それを間近で見ることができたのはとても貴重な経験でした。 北:山の組み立てを実際に見て、驚きました。釘を使わず、紐で固定して組み立てていて、だから分解しやすかったり、毎年組み立て直すことができるのか、と感心しました。 杉谷:霰天神山の上には小さな神社が乗っていて、山の由来である京都に大火があったとき、天神像が霰とともに降ってきて、それを祀った、という霰天神山のお話は本当なんだな、と肌で感じました。そういう逸話もあって、別名火除天神山と呼ばれることもあり、火除けのためにちまきを買いに来られる方が多かったです。 −−−−今回のプログラムの感想を教えてください 高谷:華やかで綺麗、という印象しかなかった祇園祭ですが、プログラムに参加したことにより、なぜこれがあるのか、どうやって受け継がれてきたのか、などたくさんの視点で見ることができ、視野が広がりました。より、京都のことが好きになり、卒論でも京都のことについて書きたいと思いましたし、これからもこういったプログラムに積極的に参加できればと思います。 北:祇園祭の煌びやかな面ばかりが目立ちがちですが、その裏にはどういう人と人の交流があって祇園祭が成り立っているのか、という、もっと深いところを見ることができました。大学では映像を学んでいるので、今後はそういった素朴な人の繋がりも映像に収めてみたいです。 杉谷:将来はアニメーターとして活躍したいと思っていて、そのためにも今回のようにたくさんのことを経験していければいいな、と考えています。貴重な経験をさせていただいて、大きく成長できたと思うし、今後も、こういったプログラムに参加できればと思います。 #### 自信を持つきっかけに 麥田 はな(MUGITA Hana) デザイン学部 イラスト学科 イラストコース2年生 社会実践力育成プログラムのインターンシップは、自己開拓パターンと大学斡旋パターンで構成されます。 今回は、インターンシップ(大学斡旋型)にて、京都リサーチパークとの取り組みに参加した学生さんにインタビューしました。 −−−−普段はどのような作品を制作していますか? 私の描く世界観は、昭和レトロがモチーフとなっていて、文化人形や市松人形などがよく登場したり、自分の感情――子どものままで、ありのままのピュアな自分を受け入れて欲しい、という願いを幼い少女を作品に登場させることで表現しています。アクリルガッシュで制作することが多いですが、将来のためにデジタルを勉強中です。 今、授業では、イラストレーターのお仕事を視野に入れた、実践的なイラストを描く練習をしています。 −−−−過去、社会実践力育成プログラムの授業に参加されたことはありますか? 1年生のとき、国内ショートプログラム(学内活動型)に参加しました。私はすごく心配性で、将来社会でやっていけるのか、やりたい仕事ができるのか、とても不安だったんです。 授業に参加したことで、沢山の会社があって、社会に出るのにも沢山の方法があるのを知って。特に一番印象に残っているのが、何事もコミュニケーション能力が重要ということ。それからとても意識するようになって、積極的に自分から人に話しかけるようになりました。まずは挨拶から! −−−−今回のプログラムに参加したきっかけを教えてください。 友人がインターンシップに参加する、という話を聞き、そんなのがあるんだ、と社会実践力育成プログラムの授業紹介動画を見ました。そこで、京都リサーチパークさんとの取り組みを見つけて、「作品の展示会企画のサポート(場所と機会の提供)」というのにすごく惹かれまして。まだ2年生なので、自分の作品を世に出す機会なんて滅多になかったし、身内ではなく第三者の方が自分の作品をどう評価してくれるのかが知りたかったんです。それこそ、自分から積極的にいかないと、と考え参加を決めました。 −−−−今回のプログラムについて、詳しく教えてください。 京都リサーチパークさんから、貸していただけるスペースをいくつか提案いただき、そこから自分の展示にあった場所を選び、個展を開きました。私はリサーチパーク内の様々な企業さんが休憩スペースとして使っている一角をお借りして。作品をじっくり見てもらうのではなく、休憩中に気軽に見ていただきたくて、そこに決めました。 展示内容は全て自分で考え、自由に展示することができました。見てもらう時の流れを考え、1番見てもらいたい作品を最後に持ってくるような工夫をしたりして。作品はアクリルガッシュだけでなく、クレヨンや色鉛筆、デジタルで描いた作品も展示して、やりたいことを沢山詰め込んだ展示にしました。 少し残念だったのが、企業さんや先生、他の受講生の方と交流する機会が少なかったことです。参加して展示してすぐ終わりだったのは、寂しかったですね。展示のフィードバックがあれば嬉しかったです。 −−−−この授業を通して何か得たことはありますか?また、今後の目標はありますか? 今回の展示で、観にきて下さったお客さんの反応を直接肌で感じたことで、すごく自分の作品に自信が湧きまして、関西コミティアや木野祭、さらにはグループ展と、様々なイベントに作品を出展することになりました。インターンを経て、いろんな人にもっと自分の作品を知ってもらいたくなって、接極的に色々活動してみようと思ったんです。 いつか個展もまたやりたいですし、絵本なんかも描いてみたい。やりたいことが沢山あります。将来、つきたい仕事につけるよう、今から積極的にどんどん活動していこうと思います。 #### 蜘蛛の糸で繋がる京都大学 山田 修悟  (芸術学部 造形学科 日本画専攻4年) /仲里 真璃子 (芸術学部 造形学科 洋画専攻2年)/大森 優菜(マンガ学部 マンガ学科 キャラクターデザイン3年)/杉本 華音(メディア表現学部 メディア表現学科 イメージ表現2年)/宜喜 彩莉(国際文化学部 人文学科 文学2年) 社会実践力育成プログラムにて2025年2Q集中に実施した「大学連携プログラム(京都大学)」は、京都大学と連携を図り、最先端の技術に対してアート・デザイン・文系視点でアイディアを提案・表現する授業です。今回、この取り組みに参加した学生さんにインタビューしました。 −−−−今回のプログラムを受講したきっかけ 宜喜:高校生の頃、SDGsに関して勉強をしていたことがあり、今回シラバスにSDGsに関することが載っていたので興味があり受講しました。また、京都大学に訪問できるという点、という点についても魅力を感じました。 杉本:作品を作るとき、どうしても締め切りにルーズになりがちなので、夏休みという限られた期間内で作品を完成させる、という本プログラムにおいて、難しいテーマの作品をどこまでアウトプットできるのか挑戦してみたくて、受講しました。 大森:元々自然や虫、動物なんかが好きで、後世にもずっと豊かな自然が残っていけばいいな、と常々思っていて。最高峰の京都大学の研究に触れることで、何かその方法について学ぶことができるのではないか、と思い参加しました。 仲里:夏休みを使って、集中的に単位を取れるし、さらに京都大学にも行けるということに魅力を感じ、受講しました。結局、他の授業の都合で私は京大には行けなかったのですが、オンラインでのワークショップ等を通じて、今後の課題や研究室での取り組みに触れることができました。 山田:履修登録の際に、授業名に「京都大学」と見えたので、思わず受講してしまいました。関われる機会など滅多にないので、貴重な経験ができました。 −−−−実際に京都大学を訪れて、どうでしたか? 大森:研究室がまるで映画のセットみたいで。微生物が入っているビンに光を当てて、遠心分離機を使ってタンパク質を分離させている場所があったんですが、赤色の培養液が怪しく光っていて、面白かったです。 杉本:紅色のライトの下で紅色光合成細菌という空気を材料にしてタンパク質を育成するという細菌が培養されていました。 大森:沼田先生の研究では、最終的に人口蜘蛛糸という糸になって、そこからプラスチックや再生可能な布になるんです。これは二酸化炭素や窒素で作られているから、とても地球にやさしい糸で。 山田:今は人口蜘蛛糸をどう活用していくか、というところで。大量に生産できるわけじゃないし、色も今のところ蛍光色に近い12色しか作れない。これだ!という活用方法を模索されているそうです。 −−−−授業を通して特に面白いな、と感じたことはありましたか? 仲里:そもそも、まだ全部信用しきれていない程で。授業を通して、ずっと「本当にそんなことができるの?」の連続だったんです。まるで全てがドラマみたいで、それくらいすごいことを成そうとされているんだな、と感じました。 大森:沢山の京都大学の先生が授業に来られて、様々なことを教えてくださったので、精華大学で普通に授業をしていた時と比べて圧倒的に視野が広がりました。科学なんて全くわからないから、最初は話を聞いていても全然理解できなかったんですけど、授業が進むにつれて、あぁ、あの時言っていたことはこういうことだったんだ、とわかる瞬間がとても楽しかったです。 杉本:京都大学に行ったときに、外に海洋性の細菌を入れるデモプラントがあって。従来だったらそこでは1000ℓくらいの水しか使えないけれど、研究が国から認められたことで、今は4000ℓほどに規模が拡大し、大きなステーションになっているんです。それを実際に見ることができたのはとても面白かったし、研究の凄さを実感出来ました。 宜喜:今回、この授業に参加したみなさんの発想力がとても面白かったです。他の学部、学年の方々と交流できて、自分とは違う考えに触れることができる、というのもこの授業の魅力だと思います。 山田:京大の研究なんて、芸術とは関係ない、と思っていたんですが、研究内容を伝えるために芸術やデザイン、イラストなどが関わってくる、ということに授業を通して気付くことができ、そこに繋がりが見えたことが嬉しく思いました。表現するためには研究内容を理解することが必要だったので、なんとか自分なりに吸収しようと頑張りました。 −−−−制作物について教えてください 大森:3DCGとAIを使ったアニメーションを作りました。「糸環樹の木」という架空の木の仕組みを観察するところから物語が展開していきます。紅色光合成細菌の元となる二酸化炭素と窒素をキャラクター化した魚が材料を作り、そこから木が生え、大きくなると糸が形成され、その糸が海に戻って魚になり、また木が生えるという循環を作ります。人口蜘蛛糸に少しでも興味を持ってもらいたくて、映画の始まりをイメージし、見ている側は主人公、ナレーションはガイド役、として制作しました。この作品のために沢山のプロトタイプを作り、技術の練習を重ねました。 仲里:普通の人では信じられないようなことを成し遂げようとしている沼田先生へのリスペクトをコンセプトに、雲の上から蜘蛛の糸の魔法で世界を作りなおしている絵をアクリルガッシュで描きました。私は小さい子から芸術を知らない大人まで、絵を見ている人がわかりやすく、興味を持てるような絵を描きたいと常々思っていて、今回も視覚的にわかりやすい作品を制作しました。人によっていろんな感じ方をしてもらえれば嬉しいです。 山田:日本画で研究室の机の様子を描きました。研究室の様子や紅色光合成細菌とはどんなものかというのをそのまま絵で表現することで、知らない人にもその空気感なんかが伝わればいいな、と。本当はもっと研究の内容などを具体的に盛り込みたかったんですけど、フィードバックの際に自分の伝えたいところを伝えたらいいんじゃないか、とアドバイスをもらったこともあって、描きたいものを絞って描きました。 宜喜:ボールペンを使い、文字で蜘蛛糸を表現した作品を作りました。小さい頃から書道を習っていて、今回は文字に関する作品を作りたいな、と。普段使われている楷書体で書いても面白くないので、漢字のもっとも古い書体である篆書体で「蛋白質(たんぱく質)」と書き連ねました。篆書体って、形が気持ち悪がられることも多いんですけど、遠くで見るととても綺麗に見えます。蜘蛛の糸も、虫が嫌いなら気持ち悪く感じるけど、顕微鏡を通して見るとキラキラしてとても綺麗で。この対比も面白いんじゃないかな、と思います。 杉本:絵本を作りました。物語は好奇心旺盛な小人の男の子が綺麗な布を見て、これはどこからやってくるのかを疑問に思うところから始まります。森で見つけた金色に輝く扉を通ると研究室が広がっていて、そこにいた博士が案内してくれる…。男の子は科学の面白さと、失敗から学ぶことの大切さを知り、今度は自分が博士になり、金色の扉を開ける、という内容です。顕微鏡から見える美しい様子に私自身が感銘を受けたので、それを小人からみえる景色として表現しました。小学校中学年くらいの子に読んでもらうことを想定しています。読んでただ面白いね、で終わるのではなく、学習漫画のようなイメージで豆知識なんかも盛り込み、読みながら学びも得てもらえれば、と。 京都大学との取り組みで多くのことを吸収し、学び、作品としてアウトプットした学生たち。一見関わりのなさそうな科学と芸術が連携することで、大きな循環を生み出す第一歩としても、非常に有意義な経験になったのではないだろうか。 「大学連携プログラム(京都大学)サイエンス・アート展」特設ページ ### 教員の紹介 #### “伝える”から“共感を生む”へ子どもとつくるコミュニケーションデザイン 森原 規行 (MORIHARA Noriyuki) デザイン学部 ビジュアルデザイン学科 デジタルクリエイションコース 検索すればなんでも出てくるこの時代に、“本当に伝えるべき情報”とは何か コミュニケーションデザインを専門とする森原先生。コミュニケーションを大切にしたコンテンツの企画とデザインを行い、伝えるべき情報を精査し、整え、その周辺の情報も付随して円滑に伝える、コミュニケーションのデザインを手がけている。 主に幼い子どもたちを対象にワークショップや授業を行なっている先生。検索すればなんでも出てくるようになった昨今の情報社会の中で、フィルターのかかった情報ではなく「自分の考え」を持って欲しい、と先生は語る。一方で、学生や大人はすでに一定の知識を持っている。だからこそ、検索しても出てこないような実体験や背景をデザインによって提示することで、新たな視点や考えるためのきっかけを与えることを大切にしているのだそうだ。 小学校との取り組み 2019年頃から始まった山科区にある安朱小学校との取り組みでは、様々な美術教育を行ってきた。例えば、SDGsに関連した授業では、17つの持続可能な社会にするための項目をそれぞれコラージュ作品にした。生徒たちはSDGsの項目全てを暗記しているが、それはあくまでスローガンとして覚えているだけのもの。そうではなく、持続可能な社会を実際に自分たちで感じ取り、考えるために、街を歩き17色を街から見つけて写真を撮った。それらを集め、切り出し、コラージュしてSDGsのロゴマークを制作。友人や親御さんとのコミュニケーションも生まれ、有意義な取り組みとなった。 また、安朱の地域の方たちが作成した、観光ルートを案内するため、子どもたちが案内看板をデザイン。制作にあたり、様々な問いを子どもたちに投げかけ、世界中の事例をスライドを用いて説明したという。ただ、この道を利用して欲しい、というだけではなく、その道を使いたくなるような工夫が必要だと伝えると、生徒たちは自由な発想でわかりやすく、かつ見ていてワクワクするような看板を提案。地元の人にも協力してもらい、子どもたち自身が地域の一員であるという実感を得るきっかけとなった 子どもたちに持ち続けて欲しい、純粋な視点 これからどんどん成長し、出来上がっていく子どもたち。情報が溢れかえるこの世の中で、それらに流されず、自分たちが面白い、と思うものを他者と共感するため、自分の言葉で伝える力をつけて欲しいと、森原先生は願う。デザインの力で共感を生み出し、一緒に考えることができるように、アートで自身の視点を持つ練習をし、遊びの中に学びを見出していく。 世の中のデザインは、ユーザーに利益やメリットがあることを考えて作られることが多い。それは決して間違ったことではないが、自分の好きなことや視点をデザインを通じて誰かに共有し、何かを生み出していくのも楽しいのではないか、と先生は微笑む。情報に左右されず、常識という概念を壊し再構築することで、新たな概念が見えてくるのだ。 #### “働く”を、自分の言葉で選びなおす 川瀬 紗世(KAWASE Sayo) 共通教育機構 「クリエイティブに関われる場所」は、実はたくさんある 「漫画家になりたい」「作曲家になりたい」など、自分の夢に真っ直ぐな学生が多いのは、芸術系の大学ならではの光景だろう。けれど一方で、卒業後、その夢のまま社会に出られる人ばかりではない。 「自分の作品や表現をずっと追い続けたい。でも現実の選択肢は、必ずしもそこに直結しているとは限らない。そういう葛藤を抱える学生たちを、たくさん見てきました」。そう語るのは、社会実践力育成プログラムなどを担当し、学生のキャリア形成を支える川瀬紗世先生。自身も京都精華大学の出身で、在学中は版画を専攻していた。 「才能があって、素敵な作品をつくっているのに、卒業後には表現の場から離れてしまう人も多くて…。それが悔しくて、私は表現そのものは出来ないけれど、“表現を社会につなげる”側になろうと決めました」。大学卒業後は、毎年、何万人もの学生がエントリーし、就職難易度が高いとされる大手通販会社に入社し、企画開発やブランド構築などの仕事に取り組んだ。今までのこうした経験を通して、「自分が手を動かすだけでなく、クリエイティブに関われる環境はいろんな場所にたくさんあることを実感しました」と振り返る。 「好き」を “動詞”で考える 例えば、漫画作品は漫画家一人の手だけでは完成しない。編集者やディレクターという言葉は知っていても、何をする職業か理解していなければ、学生の将来の選択肢は限られたものになってしまうだろう。 川瀬先生が担当する授業では、毎回様々なジャンルで活躍するゲストを招いている。京都精華大学出身の社会人が講師を務めることも多い。ゲームや映画、音楽等のクリエイターだけでなく、観光バスのガイドや不動産の営業職など、「一見、芸術とは関係のないキャリアを選んだ先輩が、大学で何を学んだのか、なぜ今の仕事を選んだのか? こんな選択肢があるんだという気づきにつながれば」と笑みをこぼす。 例えば、ある先輩は「サプライズで人を驚かすこと」が好きだから、観光バスのガイドを志したという。「旅行」が好きだから旅行代理店を選ぶという発想ではなく、「~するのが好き」というように、名詞ではなく動詞で自分が好きなこと、やりたいことを考えることで、今まで思いもしなかった仕事と出会えるチャンスが広がっていくだろう。 社会の疑似体験で「できる」を実感 社会実践力育成プログラムでは、国内ショートプログラムとクリエイティブ職向けのインターンシップを担当している。就職した先にどんなことが待ち受けているのか…。「学生時代に社会を疑似体験することで、知らないことで一歩踏み出せない不安を少しでもやわらげたいと考えています」。 2024年度の国内ショートプログラムでは、およそ5日間のカリキュラムの中で、学生がグループに分かれて京都をテーマにした雑貨商品を企画し、最終日に企画会社の担当者に向けてプレゼンを行った。「でも、ただの“商品開発体験”じゃないんです。たとえば、アートセラピーの手法を使って自己肯定感を高めるワークや、即興演劇を通じたコミュニケーションの練習も取り入れています。自分の考えを、ちゃんと相手に伝えること。その難しさと大切さを、実感してほしくて」。 キャリア=自分の未来を見つめること インターンシップの授業では、学生が実際の職場で、短期~中期の仕事に関わる。中には、イベントの運営に携わったり、介護現場での実習に参加する学生もいる。 「アルバイトとはまた違って、“社会の一員として何かを担う”っていう実感が得られるんですよね。働くってこういうことかも、という発見がたくさんあると思います」 目指すべき方向が定まった、自身の強みや弱みが理解できて就活に繋がったなど、学生たちにも好評だ。「キャリア」と聞くと就活のため、と捉える学生も多いが、川瀬先生はもう少し広い意味で考えてほしいという。 高度にシステム化された世の中において、もしかすると若い人たちにとっては後戻りしにくい時代になっているのかもしれない。「本当は、キャリアって“どんなふうに生きていきたいか”を考える時間だと思うんです」。社会実践力育成プログラムを始め、様々なキャリアプログラムに参加し、社会と接する機会を増やすことで、学生一人ひとりの選択肢は無限に広がっていくだろう。「いろんな生き方を知って、自分に合う“働き方”“過ごし方”を見つけていってほしい。その選択肢を一緒に探す伴走者でありたいと思っています」。 #### “生きている”という実感を持つ学びを 清水 貴夫(SHIMIZU Takeo) 国際文化学部 グローバルスタディーズ学科 准教授 ストリートチルドレンから垣間見るアフリカ社会の光と影 西アフリカの内陸部に位置する国、ブルキナファソ。この国の子どもたちはイスラームの教義を身に着けるため、幼少の頃からクルアーン学校と呼ばれる施設に入って寄宿生活を過ごす。このクルアーン学校は、まさに地域の中から生まれた小さな社会共同体といえるだろう。喜捨の精神に則って、子どもたちは住民などから提供された畑を耕し、町へ出て食べ物や金銭の施しを受ける。あくまで宗教の教えに基づいた行いなのだが、外部からの視点では物乞いと見なされるため、彼らはストリートチルドレンと呼ばれ、解決すべき課題としてその存在そのものが排除されようとしている。清水先生は、そんな現代のアフリカ社会の在り方について疑問を投げかける。 「ストリートチルドレンは、本当は働くことや学ぶことに意欲的なのに、何も知らない大人たちが彼らのことを理解しようとしないため、結局ストリートに戻ってしまうんです」。清水先生は、こういったことが起こる原因の一つに、欧米式の教育システムに全世界が妄信的に当てはめられようとしていることを挙げる。「もう一度、地域で育まれた文化、宗教、伝統を見直し、子どもたちにとってどんな教育が必要なのかを考えるべき」と話す。 現代アフリカの課題を扱った様々な書籍を出版 セネガルで体験する現代アフリカのダイナミズム 海外ショートプログラムでは11日間の予定で、アフリカ西海岸に位置するセネガルを訪問する。テランガ(平和)を旨とする穏やかな人びとの笑顔と西アフリカを代表するグルメを堪能しつつ、刻々と変わりゆく現代アフリカのダイナミズムについて理解を深めていく。「新たな価値観と出会える旅!」と笑みをこぼす清水先生。 途中で訪れる都市、トゥーバでは西アフリカで最も大きいモスクがある。この町では、毎年約200万人が集まる大規模な宗教祭が行われるが、周辺にはホテルもレストランもない。イスラームの精神に基づき、住人が旅人をもてなすのだという。セネガルでは、こういった宗教文化に直に触れながら、寛容の精神を学び、現地の暮らしを体感することができる。 「アフリカに対する従来のイメージと、実際に目の前に広がるリアルな風景が結びつけばいいなと思います」。“先進国”と呼ばれる国で生まれ育った私たちが、本当に恵まれた生活、豊かな暮らしとは何なのか、改めて考えるきっかけにもなりそうだ。 奉仕と支援を通して相手を導くサーバントリーダーシップを学ぶ もう一つのプログラムでは、日本で一番古いNGO団体でもある学校法人アジア学院(栃木県那須塩原市)を訪れる。ここでは基本的には中間リーダー、つまり奉仕や支援を通して相手を導いていく「サーバントリーダーシップ」としての理念と哲学を学ぶ。毎年20名ほどのアジア、アフリカ出身の留学生たちが集い、多種多様な価値観、文化背景を持つ彼らと協働しながら、相手の考えに自分の想いを寄せ、共に一つのプロジェクトを成し遂げていくことで、自分自身を大きく成長させることができるだろう。 今回のプログラムは大自然の中で、農作物の収穫や家畜の飼育、食事づくりなどの体験を通して、アジア学院のエッセンスを体験する4日間。学院内では原則として英語が公用語となるが、「決して気負う必要はありません。言語では伝えられないコミュニケーションを見つけてほしいですね」と清水先生は優しく微笑む。 「どんな仕事をするにしても、僕たちが生きていく中で、人と人が結びつく営みというのは必要です」と説明する。今後、世の中のボーダレス化が進んで、多文化が共生する時代を迎える中、清水先生が国内外のショートプログラムで提供する社会実践教育は、きっと未来を生きる私たちの大きな力となるに違いない。 #### 「キャリア」について、考える 中井 咲貴子(NAKAI Sakiko) 国際文化学部 共通教育機構 キャリア教育で学ぶ生きる力 キャリア教育コーディネーターとして、社会実践力育成プログラムに深く関わりを持ってきた中井先生。長年、高校教員として務めてきた経験をもとに、学生や企業のニーズに合った授業プログラムを多く手掛けている。「今は良い会社、学校にいくこと以上に、生きていく力を学ぶ、ということが求められています」。どの職業を選択するのかは、時と場合によって変化していくもの。ますます複雑多様化し、目まぐるしく変わっていく世の中に合わせて、自身の生き方をチェンジしていく、それを見越した上でのライフキャリアを考えるべきだという。「本プログラムの根幹にあるのが、学校の枠の中だけで学びが完結するわけではない、ということ。それを学生さんに知ってもらいたい。社会との繋がりを実感することが、学生さん自身が自分のキャリアについて考える上で重要なことだと思います」。 社会実践力育成プログラムの魅力 中井先生は、社会実践力育成プログラムにおいて、プログラムの選定や作成を行っている。担当する教員の強みを全面的に押し出せるようなコンテンツを考えているのだという。「社会と関わる、というコンセプトの授業において、インターンシップが主でないのは、京都精華大学ならではの特徴ではないでしょうか。もっと様々な関わり方があるんだなって、私自身も気がついたんです。いろんな先生の力をお借りしながら、面白い授業を考えています」。多くの学生が受講を希望する社会実践力育成プログラム。今の自分の状況に合わせて様々なタイプの授業の中から選択できるのは、大きな魅力であることは間違い無いだろう。 社会連携の一つである産学連携に関しては、社会の流れの大きな変化を感じる、と中井先生。「即戦力が求められるようになり、大学在学中のキャリア育成に関心を持つ企業が増えてきました。産学連携のスタイルも従来に比べて変化が見られます」と笑みをこぼす。 授業プログラムで学ぶ、身に付ける 中井先生自身、プログラムを企画するだけでなく、自身もたくさんの授業を担当されている。今回は授業を2つご紹介いただいた。 一つは、株式会社太洋堂との連携事業。学生はWebデザインのリ・デザインを体験する。実在するWebサイトを使って、課題を見つけ、抽出し、それをデザインで訴求するためには何が必要なのかを学ぶ。「どんなふうにコンセプトを変えていきたいかを考えることに関しては、学生の意識が非常に高く、明確に意思を伝えることができるんです。でも、それをデザインとして表現するってなると、それを形にするスキルも時間も足りない」。 参加した学生は、プロのデザイナーの表現力に触れ、いかにダイレクトにニーズをとらえ、具現化しているかということを目の当たりにし、「自分たちも成長していかなくてはいけない」ということを実感する。コンセプトの重要性を学ぶことは、自分の作品や自分自身をアピールする際にとても役に立つのだという。 もう一つは、叡山電鉄協力の元行うキャンドルナイトプロジェクト。キャンドルナイトは電気を消灯し、キャンドルの灯りだけでスローな時間を過ごそうという運動。「イベントテーマを決めて、それに合ったキャンドルデザインや演出を考え、当日のイベント運営をする。そのすべてを学生さんにやってもらおうと考えています」。用意する予定のキャンドルは2000個以上。叡山電鉄鞍馬駅前にて、2/18に開催予定とのことだ。ぜひ、足を運んでみてはいかがだろうか。 産学連携PBLプログラム1(太洋堂)の様子 産学連携PBLプログラム2(キャンドルナイト)の様子 キャリア教育の考え方は、時代とともに変化していく。「人によって生き方の選択は違います。それぞれが、自分の持つ力を最適に最大限アウトプットできる環境を作れたらいいなと思います」と、中井先生は微笑む。 #### 「大地の芸術祭」で学ぶアートの可能性 吉野 央子(YOSHINO Ohji)芸術学部 造形学科 立体造形専攻 教授 芸術の力で地域を活性化!内包された“場所”の魅力を掘り起こす 木彫を中心としたインスタレーションを数多く発表し、立体造形作家として幅広く活躍する吉野央子先生。地域連携の取組みに本格的に関わるようになったのは、2009年に新潟県十日町市で開催された越後妻有アートトリエンナーレ「大地の芸術祭」に参加したことがきっかけだった。枯木又という小さい集落には小中学生が合わせて20人もいなかったのに、わざわざ分校が設けられたのは、冬場、豪雪で学校に通えない子どもたちがそこに集まって勉強するためだという。「まさに、へー!の世界。同じ日本でありながら、そういう地域があるのかと、カルチャーショックを受けました」。その一方で、今は失われつつあるどこか懐かしい自然風景、地域の人たちの素朴な人柄に強く心惹かれ、培ってきた経験やスキルを活かして何か自分にできることはないかと考えるようになった。 「大地の芸術祭」のコンセプトは、アートの力で地域を再生するということ。3年に一度開催されている。これまでのような住民や環境に負荷がかかる地域開発とは異なり、ディレクターの言葉を借りるなら「芸術に害はありません」と吉野先生は笑みをこぼす。当初は自分の作品を展示すればいいと考えていたが、プロジェクトの企画運営に深く関わるうち、地域に内包された魅力や付加価値、つまりサイトスペシフィック(場所性)を表現することの大切さに気づいたという。 日々の暮らしの営みを風土に根差したアート手法で表現 「枯木又地域の農家に、なぜ養鶏をするのか?と尋ねたら、自分で安全・安心な肥料が作りたいからと言うんです。なるほどと」。かつて鶏や牛などの家畜は放し飼いされ、庭先に生えた雑草は食べてくれるし、糞は肥料にすることもできた。農業というのは一つの自然循環の中で成り立っていたはずなのに、いつしか何もかも奥に仕舞い込まれ、私たちの目に触れる機会がなくなってしまった。 吉野先生は2015年から地域の空き地を利用してアート鶏舎(環の小屋)を制作し、平飼いで鶏を育てるプロジェクトに取り組んでいる。鶏舎の周りに、陶器で作った卵のオブジェを象徴的に配置するなど、一見風変わりだがどこか懐かしいかつて見かけた農家の庭先の風景をイメージした。彫刻でも絵画でもない、アートと農業をつなぐ新たな社会連携の試みが高い評価を受けている。期間中、国内はもちろん、東アジアなどから多くの観光客が訪れ、若い人たちがボランティアで参加してくれることも多いという。コロナ禍の影響で都市生活の脆さ、危うさが見え隠れするなか、「即効性はないかもしれないが、地域の魅力発信に向けて一定の役割を担っていると自負しています」と目を細める。 アート鶏舎(環の小屋) 作品展示はきっかけの一つ!社会との接点を広げる連携プログラム 京都精華大学社会実践力育成プログラムでは、吉野先生は国内ショートプログラム(地域表現型:越後妻有アートトリエンナーレ「大地の芸術祭」を知る)を担当している。ネットで何でも注文でき、SNSでコミュニケーションが済ませられる今、学生たちが外へ出て社会と関わりを持つ場面もどんどん少なくなっている。 「作品を見に行くというのは、ただのきっかけづくり」と吉野先生。例えば、枯木又地域は12世帯しか住んでいない高齢者中心の山村集落だったが、実際に現地に足を運んでみると、「こんな山奥で農業を営んでいる人がいるのか?」「暗闇の夜空に満天の星を初めて見た!」など、展示された作品以外にも、机の上で学んでいるだけでは経験できないような新しい発見、感動があふれていることに気づくだろう。「社会実践力育成プログラムに参加することで、いろんな社会の在り方、接点があることを知ってほしいと思います」。将来的には、意欲ある学生や卒業生の作品を芸術祭で展示していくことも視野に入れているという。 自身も京都精華大学を卒業し、「自由自治」精神あふれるキャンパスで青春時代を過ごしたという吉野先生。「社会連携で新しい化学反応が生まれれば面白い。時代が変わっても、学生の好奇心を刺激する学びを提供し続けたいですね」と意気込みを示す。 #### 「専門」を超えるデザイナー 野村 伸介 (NOMURA Shinsuke) デザイン学部 プロダクトデザイン学科 プロダクトコミュニケーションコース “視野”を広く持つ人材 プロダクトデザイナーとして、幅広い知識・技術を持つ野村先生。幼い頃から自身の叔父と叔母の営む会社で製造業の現場を見て育った先生は、プロダクトデザインにおいて重要な、製造時の“型”の構造まで考えたデザイン構築が可能になったのだという。 デザインしているパーツが、実際にどのように工場で作られるのか、多くのデザイナーにはわからない。また、エンジニアは製造時に作りやすいようデザインを変えてしまう。そんな時、設計とデザイン、両方がわかる広い視野を持った人間が橋渡しをすることで、一貫性のあるものづくりが可能となるのだ。 世の中において、そのような人材に需要があるのは確実にも関わらず、なかなか現れないのはなぜか。それは今の日本の教育システムに問題の一端があるのでは、と先生は語る。「日本のものづくりが今低迷しがちなのは、みんなが専門家になりすぎているからだと思います。学生は受験を機に理系、文系とはっきり分かれてしまう。でも、出来ないなりに興味を持って学ぶことがとても大切なんです」特別な努力が必要なわけではない、ただ、自分のできないことを少し知ってみるだけで、専門家の間に建つ壁の上から全体を見渡すことができるのだ。 プロダクトデザイナーに求められること 先生の作成した作品の一つに、マイコンを用いたキャタピラ駆動の小さな車の教材がある。マイクロビットを使い、傾きセンサーと通信機能を駆使し、モーターを制御。コントローラーを傾けるだけで車体が動く仕組みだ。先生はこれを自分で考え設計、3Dプリンターで作成したという。「新しいものを作るのがプロダクトデザインの仕事。形だけ考えていても、新しいものは出来上がらないので、実際に作ってみないと。出来なきゃダメでしょ!って思います」。プロダクトに必要なのは、プログラミングの知識、簡単な算数、素材の知識、電気的な知識etc…そして最終的には美しく作るデザイン力も必要になってくる。プロダクトデザインは奥が深い、と野村先生は語る。 デザイナーはクライアントでは思いつかないアイデアを求められている、と先生。何かの専門、業界に染まってしまうとマンネリ化したアイデアしか出なくなってくるのだそう。「必要なのは、その分野の素人かつ、デザインのプロの思いつき。さらにプロダクトデザイナーならば、絵に描いた餅を食えるように、もしくは食える餅を描かなくてはいけない。それが社会で求められる力、社会実践力なんです」。 マイコンを用いたキャタピラ駆動の教材 (株)ニッシンとの取り組み 野村先生は社会実践力育成プログラムにおいて、産学公連携PBLプログラム1((株)ニッシン)を担当されている。株式会社ニッシンと連携を図り、人の頭部を模した歯科研修生実習用のヘッドのデザイン提案について、学生がアイデアを展開した。「今回、授業のテーマにしたのは、様々な価値観を知ることです」。好きにデザインを描くと、必ず自分の癖が出てしまう。もちろん、名だたるデザイナーの中には“先生”と呼ばれ、その先生らしいデザインテイストを求めてクライアントから直接オファーが行くこともある。が、時代とともにテイストの流行も変わっていってしまうのが現実だ。「デザインは個人のテイストを前面に出していくものだと思っている学生が多いのですが、実際はデザインを依頼した側もよくわからなくて、なにが市場にマッチしたデザインなのかが求められているんです」。 ニッシンプログラムでは、分析マップを作り、漫画やアニメのキャラクターを写実的なのか、様式的なのか。また、リアルなのかデフォルメなのかを考え、マップに散りばめた。その中からいくつかのテーマのまとまりを作り、ターゲットコンセプトとして、スケッチを描いていく。そうすることで、個人の好みではない、自分の限界を超えたスケッチを描くことができるのだ。 「歯のモデルなのにヘッドデザインも作るのは、ニッシンさんからのご要望で、歯だけだと研修生はそれをものだと認識してしまうそうなんです。実際には患者さんを想定しているのに、平気で上にものを置いてしまったりね。口頭で注意することも可能ですが、できれば本人に直感的に感じてもらいたい。それができるのがプロダクトデザインの仕事です」。野村先生は今回のプロジェクトを通して、学生さんにプロダクトデザインの本質を学んでもらえたと感じる一方で、次はもう少し人数が増え、テーマの中で沢山のバリエーションが出たり、プロダクトデザインを専門としない学生にもぜひ参加してもらい、様々な視野からのデザインを見てみたい、と微笑む。「視野が狭いと、誰に対して自身の専門性を提供していけばいいのかわからない。自分の専門は持ちつつも、さらに広い視野を持って欲しいな、と感じます」。 産学公連携PBLプログラム1((株)ニッシン)レポート モノづくりの真骨頂 #### アクション・リサーチで社会課題に挑む 田村 有香(TAMURA Yuka) 国際文化学部 人文学科 社会専攻 廃棄野菜の新しい市場価値を提案 京都精華大学に赴任する以前からごみ問題に関心を持ち、ごみの組成調査や製品の環境対応に関する調査を行ってきた田村有香先生。2014年から3年間にわたって、地域農家の協力を得て、市場に出ることなく廃棄されるキュウリの調査を行ったところ、その圃場では平均して2割程度がロスとして捨てられていることが分かった。規格外の野菜は、生産者が自家消費をしたり、そのまま圃場で廃棄されたりすることが多いが「何かに有効活用できないだろうか」と考えたという。 田村先生が京都工芸繊維大学の専門家との共同研究で取り組んだのが、廃棄野菜から紙を作るプロジェクトだった。卒業生も巻き込んで紙漉き機械を手作りし、キュウリはもちろん、タマネギや九条ネギ、万願寺トウガラシなどを使った無添加の野菜ペーパーを試作。無添加なので食べることもでき、インクが乗るので書くこともでき、野菜独特の優しい色合いの紙になるので、SDGsに対応したエコ商品として、今後の市場展開のアイディアを探っている。 地域と多様にかかわる「関係人口」を創出 京都市右京区京北地域の南に位置する宇津地域は人口およそ400人、豊かな自然と歴史、文化に恵まれながら、過疎化・高齢化が進み限界集落も地域内に存在する。大学生が何か地域の役に立てることはないだろうか…。初めて宇津地域を訪問したのは今から10年前。「京北宇津宝さがし会」というサークルを立ち上げ、地域のことを学び、地域の人たちとともに行事を行い、地域の未来をともに考える活動を続けてきた。京都市と大学コンソーシアム京都による「学まちコラボ」の活動助成金を活用しながら、こどもフェスタ(川遊びや鮎つかみ等)、写真教室、クリスマス会などを定期的に開催している。Googleマップと関連づけた看板を作ったり、マスコットキャラクターをデザインしたり、イベントで子どもたちの遊び相手になったり…、「学生一人ひとりが自ら考え、スキルを生かした取り組みを行っています」と田村先生は笑みをこぼす。 子どもフェスタin宇津 子どもフェスタ英会話 これまで、地域活性化策と言えば「人口移動」、つまりそこに居住する人をどれだけ増やすかということに重点が置かれていた。しかし、実際には住まいや仕事を用意することは簡単ではない。そうではなく、「その地域のことが好きで何度も足を運んでくれて、一緒に地域を盛り上げてくれる『関係人口』を増やしたいと考えています」。他大学も巻き込みながら、週末農業やブランド野菜づくりなど、関係人口として多くの学生が地域に関わっていけるような仕組みを提供していくという。 異文化交流を通して国際力を学ぶ 2022年度の社会実践力育成プログラム(海外ショートプログラム)において、田村先生は学生と一緒にスペインを訪ねた。グラナダ、コルドバ、バルセロナなどを巡る10日間の旅。グラナダでは、現地の若者たちが参加する交流イベントで、組紐のワークショップや浴衣の着付け、折り紙教室を企画したほか、グラナダの街を舞台にした壮大な脱出ゲームを日本人、スペイン人の混合チームで楽しむなど、「異文化を肌で感じる経験ができたと思います」と話す。 参加した学生はそれぞれが設定したテーマに基づいて、現地でのフィールドワークを通して、街にあふれる様々なデザインをグラフィックで表現したり、現地の風景を何千枚の写真から厳選したアルバムを作ったり、個性がきらりと光るレポートに仕上げていく。今、国際社会とのかかわり方が深く問われるようになっているが、「その一つひとつの成果が、学生が生きていく力につながっていくはず」。まだまだたくさんの魅力にあふれるスペイン-。田村先生の飽くなき情熱が異文化への扉を押し開く。 海外ショートプログラム(教員主導型:スペイン) #### アニメのようなわくわく感を社会教育で実践 数井 浩子(KAZUI Hiroko) マンガ学部 准教授 二次元の想像の世界に息を吹き込む魔法のクリエイター 「らんま1/2」「忍たま乱太郎」「ふしぎ星の☆ふたご姫」「3月のライオン」…。数井浩子先生は、誰もがテレビや映画で一度は見聞きしたことがある名作アニメーションの制作を数多く手がけてきた。「オールラウンドに仕事をこなす中でも、演出をしたりキャラクターデザインを作り上げたり、アニメーションの設計図に関わる作業は楽しいし、やりがいがありますね」。 例えば、主人公が横を向いたとき、髪の毛はどんな形になるのか、着ている服はどういうシルエットになるのか、背景はどんなふうに動くのか…。アニメでは原作マンガのコマ割りでは描かれないような、登場人物の細かな動きや表情、仕草を表現することが求められるという。「むしろ表から見えなかったり、どうでもいいと思うような部分をきちんと描いてあげることが大切」。数井先生が原画を担当した劇場版アニメーション「この世界の片隅に」の食事シーンでは、主人公の女の子が右手に持ったお茶碗をわざわざ左手に持ち替えてお箸を手にするという、当たり前のように繰り返される日常風景を描くことで、そんな私たちの暮らしを一瞬にして破壊してしまう戦争の恐ろしさを際立たせてみせた。 「アニメの世界はシンフォニーと同じ」。第一楽章、第二楽章…と続き、クライマックスまでの時間軸の起伏のラインをどのように表現していくかを考えるのが、演出の面白さだという。最近では、「犬王」や「四畳半タイムマシンブルース」など京都を舞台にした劇場版アニメーションの制作にも数多く関わっている。「多くの人から見たよ!と声をかけてもらえます。優れたアニメーションは、人と人を結びつけるコミュニケーションデザインとしての価値を持っているのかもしれません」と数井先生は笑顔を見せる。 京都×私×ミライ5年後の自分を通して見えてくるもの 社会実践力育成プログラムでは、国内ショートプログラム「京都聖地巡礼」を担当している。昨年は、京都が舞台のマンガ・アニメはもちろん、歴史、伝統文化、文学、食、ゲームなど、プログラムに参加した学生自身が自由にテーマを決め、ゆかりの場所やお気に入りの店をフィールドワークし、それらの調査結果を一冊のZINEとしてまとめた。ZINEとは作り方や楽しみ方に決まりのないオリジナルの小冊子のこと。撮ってきた写真をカタログのように並べたり、彩り豊かな手描きイラストを交えたり、街の人のインタビュー記事を織り込んだり、どんな物語を紡ぎだすのかは学生一人ひとりの個性と感性にゆだねられるという。 「ZINEの作成を通して、京都の未来と自分のつながりを知ってほしい」。教育心理学の修士号を持つ数井先生。レゴ社が開発した新しい学びのシステム「レゴ®シリアスプレイ®」を取り入れたワークショップを行っている。学生たちが街中を歩いて調べた「今」の京都と「ミライ」の京都、「今」のわたしと「ミライ」のわたし。「未来年表」などを参考にしながら、LEGOブロックを使って、5年後の自分の姿を深掘りして想像し、それを具現化した作品を作ることで、心の奥底にある内観が可視化され、他者の観察を通して新たな気づきにつながっていくという。「これからの大学生活や社会生活において、物事を相対視できる社会実践力の育成につながります」と数井先生は説明する。 今後、社会実践力育成プログラムの取り組みとして、妖怪にスポットを当てた聖地巡礼も企画していく予定で、京都在住の妖怪愛好家と協働しながら、京の怪異ツアーマップなどの作成も考えているという。京都には私たちが知らない魅力的なテーマがたくさんあふれている。「4年間を通して、楽しくてしょうがないことを見つけてほしいですね」。数井先生が生み出すアニメーションのように、これからも多様なプログラム教育でたくさんの学生に夢を与え続けてくれるに違いない。 #### これからの時代、企業が求める芸大の力 山田 亜紀子 (YAMADA Akiko) 共通教育機構 特任准教授 社会と学生を繋ぐ 大学卒業後、大手新聞社で記者や編集者などの仕事をした後、新規事業開発や様々な企業のブランディングに携わってきた。日本経済が低迷するなか、実務家として新事業を生み出すことと格闘し続けてきた山田先生。どうやったら新しい事業を生み出せるのか。ビジネススクールで経営やマーケティング理論を学んだものの、それだけでは限界も感じるなか、着目したのが、芸術・クリエイティブを生み出す視点だった。「私自身の原点である新聞記者は、自分で社会に対して問いを立てるところから始まります。その考え方はアーティストやクリエイターと通しています」。セイカの学生たちが持つ「表現やアウトプットのもととなる問題意識」こそが、企業活動に取り入れられる必要性を感じているという。 どうやったら、イノベーションや企業の新しいサービス・製品を生み出すことのできる人材が育成できるのか。芸術大学の学生が卒業後に、企業の中で社会課題を解決する人材として活躍できるか。今、世の中はクリエイティブの力を必要としているということをもっと学生自身に伝えたい。社会と学生たちを繋げる、その可能性を掘り起こしていきたいと、先生は語る。 産学公連携について 社会実践力育成プログラムでは産学公連携PBLにて、京都市と株式会社ローソンと協力し、西陣地区のリブランディングに取り組んだ。まず、街のフィールドワークを通じて、学生たちに“面白いもの”を見つけて写真に収めてもらうことにした。その際、先生や企業の方が驚いたのが、学生の「論より行動」の力だった。面白いものや魅力を発掘するというおおまかな設定にも関わらず、その定義やジャンルなどを細かく質問するよりも、意気揚々と西陣に出かけていき、直感的に面白いと感じたものを次々と写真に収めてきた。その様子を見て、「どんな状況ならワクワクする街になるか。アウトプットやビジョンを先に考えてから、ロジカルに解決策を修正するという方法を試すことができると確信しました」。 リブランディングのための企画を考えるにあたっては、学生たちが面白いものの中に見つけた“違和感”を大事にした。学生グループのひとつは、店を営む町家について、個人の表札と店の表札が似ていて店かどうかの判断が難しいこと、暖簾が足元までと長く「拒絶されているように感じた」と指摘した。そこで、その違和感の解決策を考えてもらった。彼らが提案したのは、暖簾に赤いシートをかざすとその店の思いが浮かび上がるというアイデア。企業の進め方であれば、「思いつき」は一旦棚に置き、課題分析や市場調査など話を振り出しに戻してしまうかもしれない。だが、アウトプットする力が強みのセイカ生の力を生かすべく、このアイデアの説得性を高め、磨く方向で進めた。 どうすれば街に関心を持ち、歩いてくれる人が増えるかーー。学生たちが出した次なるアイデアは、ローソンと協力し、赤シートをガチャガチャの景品にすること。ローソンが目指す街のホットステーションとしての地域貢献の役割も果たせるという算段だ。プレゼンの日、短い期間だったにも関わらず、学生たちはそのアイデアの試作品を作ってみせた。 赤いシートを審査員に配り、暖簾にあてて浮かぶ文字を見てもらう。ものを作ることに対してのハードルが低い、ということは、審査員の方々にとても魅力的で驚きだったようだ。発表では、顧客ターゲットとなる地域の学生人口なども踏まえた説明をし、数々の大学生たちと接してきた審査員たちをうならせた。 若者が見ている新しい視点 理屈が先行すると、純粋な意見を言うことは難しくなる。だからこそ、自分自身が面白い、と感じたことを大切に、それを周りに伝えることができる力をつけてもらい、強みとして育てていきたい、と先生は語る。産学公連携講座では、学生ならではのアイデアを期待されることも多いが、山田先生は、この授業では企業の方たちにも企画プロセスの重要性を感じてもらえたらと考えている。戦略、マーケティングなど従来のビジネスの思考の手順ではなく、あえて違う視点・異なる発想プロセスを持つ若者たちと触れていただき、企業側もその根本的な違いに気が付くきっかけとする。従来のビジネスのフレームが通用しづらい時代には、発想方法そのものを変えていく必要もあると考えているからだ。 デジタルマーケティングにおいての人材需要が増え、様々なことがデータで見ることのできるようになった昨今だが、それだけではわからないことがある。解決以前に「問いを立てる」人材の不足も指摘されている。「VUCAの時代と言われ、課題解決が困難な時代だからこそ、自ら問いを立てて解決していくような人材を育てていきたい。それが私のテーマです」と、先生は話した。 #### ストリート人類学から学ぶべきこと 姜 竣(KANG Jun) マンガ学部 マンガ学科 カートゥーンコース 教授 定住と遊動の交わりから見えてくる営み 人類学、民俗学と聞けば、何やら難しそうだと思う人もいるかもしれない。しかし、姜竣先生は「ストリート人類学」という新たな研究プロジェクトを通して、これまでとは違った視点で、人々の営みや、地方と都市の在り方、その本質を解き明かそうと考えている。 人類学は共同体の研究だ。農耕社会の共同体は家々が集まって村をなすが、そこには定住民と、共同体の外からやってくる遊動民という二つの存在がある。例えば、徳島県に古くから伝わる「阿波木偶箱回し(あわでこはこまわし)」は、正月に、能などで舞われる三番叟(さんばそう)と恵比寿の人形を持った芸人が、家々を門付けして回り、1年の穢れを落として福を授けるという伝統儀礼だが、その芸能の担い手の多くは地域の外から訪ねてくる遊動民なのだという。 江戸時代の身分制度で言えば、彼らはもしかすると差別民と被差別民の間柄だったかもしれないが、柔軟な思考と姿勢で、外部から特別な力を持った人たちを受け入れ、互いに交わり、そして日々の暮らしを賦活化していく…。「ストリート人類学を考える上で、これほど興味深いテーマはありません」と姜先生は笑みをこぼす。 負けないでい続けることの意味 定住民と遊動民の関係は、歓待と敵対、すなわちhospitalityとhostilityの関係に置き換えることができる。かつて日本各地では旧暦11月23日の夜、家々を訪れたお客さんに小豆粥を振る舞う大師講という行事がおこなわれていたが、江戸時代末、長野県のある地域では旅人の腹が裂けるまで粥を食わせ続けた…という伝承が残されているという。「歓待と敵対の境界は曖昧なもの。決して切り離して考えてはいけません」。 近年、公共施設に設置されたベンチやゴミ箱は、機能的で美しいものが増えた一方で、他所から来た旅行者、あるいは公園や路上で生活する人たちがベンチに長く居座ったり、ゴミ箱に捨てられたマンガや週刊誌を拾ったりできないように設計されていることが多い。「意地悪ベンチ、意地悪ゴミ箱と呼んでいますが、一見、ホスピタリティに溢れている私たちのアートやデザインが人々をいかに排除する可能性を秘めているか、改めて考えてみてほしいですね」。 ハーマン・メルヴィルの短編小説「バートルビー」に登場する主人公は法律事務所に雇われた無口な青年だが、できる、できないではなく、「~しないほうがいい」という表現で一切の仕事を拒否する。姜先生は、そこに人間の潜在力の本質が見出せるのだという。つまり、可能/不可能、勝ち/負けのいずれではなく、「負けないでい続ける」という人生の要諦が学べる。実は、世の中を支えているのは、そういう生き方だ。 「人間のポテンシャルは有用性や合理性だけでははかり知れないということ」。現代社会は勝ち組、負け組に二極化される傾向にある。「勝ち負けの対立構造で捉えるのではなく、一人ひとりが持つ潜在能力に着目し、磨き高めることが求められています」と、私たちが心軽く自分らしく生きていくためのヒントを提言する。 未来コンビニ 地域の育みの中から生きるヒントを得る 社会実践力育成プログラム(国内ショートプログラム)では、「ローカルを歩く・見る・聞く-阿波人形伝統を育んだ徳島県の歴史文化-」をテーマに、20数人の学生と一緒に徳島県を訪ね、今なお阿波木偶箱回しを大切に継承する人たちと交流し、実際に三番叟や恵比寿の人形に触れ、自ら操作してみるなど貴重な経験を通して、江戸時代から連綿と続く伝統文化へ思いを馳せる。 木偶箱回しだけではない。「テーマは地域」と姜先生。本プログラムでは、四国八十八ヶ所巡り、いわゆるお遍路の一番札所に当たる徳島県鳴門市の霊山寺を訪ねて参拝することもある。都会で行き場を失った人でも、菅笠と白衣を身にまとえば誰もが同じ巡礼者で、そこには何の差別も偏見も存在しない。「その地域で育まれてきた定住と遊動(移動)、歓待と敵対の歴史・文化について学んでほしいですね」。 ますます多様化・複雑化する現代社会において、姜先生が切り拓く新たな人類学の視点がこれから先、きっと私たちが歩んでいく人生の標(しるべ)になってくれるに違いない。 「人形のムラ」ワークショップ(恵比寿さんの祝福) 「人形のムラ」ワークショップ(人形操作体験) #### デザインの本質を学ぶ! 米本 昌史(YONEMOTO Masashi)デザイン学部 プロダクトデザイン学科 ライフクリエイションコース 教授 人との関係性を豊かにし空間を非日常に変えるプロダクト カーテンの色一つで部屋の雰囲気が変わるように、「プロダクトはそこに単体で存在しているわけではありません。周りとのかかわりを含めたものづくりを考えることが大切です」と米本昌史教授。Tokyo Designers Week Professional展やLIVING&DESIGN展などに自身のプロダクト作品を数多く出展している。 例えば、京都の精密加工会社とのコラボでは、ペンダント照明のシェードに微細な孔を開け、世界地図や様々な模様をドットデザインした新感覚のあかり「Chackshade」を作った。京都で育まれた技術とデザインを掛け合わせたプロダクトで、「こぼれ出る光の造形を楽しみながら、この国はこんなところにあるのかと、家族で会話が弾むきっかけになれば」と笑みをこぼす。 そのほか、テレビを生きもの、宇宙人のように見立てて作った「TV-leg」、座るだけでなく、中に入ったり着て楽しんだり、子どもたちが想像を膨らませて自由に遊べる椅子「suit」など、米本教授が生み出す作品は暮らしの中で人との関係性を豊かにし、空間を非日常に変えていくユニークなものばかりだ。「プロダクトデザインの本質は、そこにあると思っています」と話す。 Chackshade TV-leg suit ユニークな人や地域とのかかわりから生まれるライフクリエイション 米本教授は数年前から、西陣地域との社会連携にも深く関わっている。西陣織という伝統産業とともに発展してきた地域の独自性、そこで暮らす個性豊かな人たちに魅了されたのがきっかけだったという。 現在、研究室を卒業したOBの手などを借りながら、年に1回、フリーペーパー「Nishijing?」を作成し、取材を通して掘り起こした西陣の魅力を広く発信している。「いきなりプロダクトを作るのではなく、人や地域の中から生まれてきた価値を新たなデザインにつなげていこうと考えています」。西陣に受け継がれる伝統技術や素材をベースに、新たなプロダクト(土産品)試作にチャレンジする「NISHIJIN LAB」を立ち上げ、干菓子づくりで使われる木型で愛らしいマグネットを開発したほか、西陣織の伝統的な金襴の色柄をリ・デザインしたお洒落なサコッシュや新社会人向けのプロダクトツール、名刺入れやネクタイなどを作った。現在はまだ提案の段階だが、展示会などでは来場者からの評価は上々で、商品化も視野に入れて取り組んでいくという。 今後は、社会実践力育成プログラムの連携先でもある東急不動産株式会社が展開する「CAMPUS VILLAGE」と協業し、例えばフリーペーパーの取材で知り合ったヒト、モノ、コトなど、ご近所さんのイラストをマップに見立ててカフェの壁に描いたり、「学生と西陣地域の結びつきを深めるきっかけになればと思います」と期待を込める。 市場のニーズを満たす実践的なものづくりを社会連携で学び取る スプーン一つをデザインする場合でも、子どもが使うのなら柄の部分が短いほうが扱いやすいし、アイスクリームを食べるのならすくう部分が平たいほうがいいだろう。誰が何のためにそのプロダクトを使うのか?「デザインは常に関係性で成り立っています」と米本教授。ややもすると、大学でのものづくりは自分が作りたいものが簡単に作れてしまう環境にあるが、実社会では何でも思い通りにというわけにはいかない。コストや使いやすさ、耐久性、消費者ニーズ、市場のトレンド…、それらのニーズを満たすようなものづくり、例えば照明ならスイッチがどこにあってどこを押せば点灯するのか、すべての人が分かる共通のデザインが必要となる。 今、一からじっくりと学生を育てる余力のある中小企業はそれほど多くない。大学での社会連携を通して実践的なものづくり、デザインづくりを経験し、様々な制約がある中で自分の思いを表現するにはどうすればいいかを考える機会を持つことは、社会に出たときに大きな力となるはずだ。「デザインの本質について、皆さんと一緒に学べることを楽しみにしています」。学生たちを見守る米本教授の眼差しはどこまでも温かい。 #### プログラミングは共通語。さあ、世界へ飛び出そう! 松村 慎(MATSUMURA Shin) メディア表現学部 メディア表現学科 メディア情報専攻 自らの手を動かし、ものづくりする意味を考える 京都精華大学で教壇に立つ傍ら、ウェブやモバイルのコンテンツ開発会社を経営する松村慎先生。「メディア表現学部で学ぶ意義は何でしょうか?」と問いかける。 代表的なメディアの一つ、ゲームアプリを制作するとき、一般的な芸術系大学では、ゲームの企画を作ったりキャラクターの絵を描いたりすることは学ぶが、実際にプログラムを組んで、キャラクターを動かすのは専門のエンジニアが担当することがほとんどだ。「しかし…」と松村先生は言葉を続ける。「世の中のものすべてがデジタル化されている現代において、アート力だけでなく、プログラミングなどより実践的なスキルを身につける必要があります」。実際に、松村先生のこれまでの経験から、面白い作品はその両方の視点と技術を持っているクリエーターから生まれることが多いという。 例えば今、京都精華大学ではたくさんの留学生が学んでいるが、彼らが悩んでいること、困っていることは何だろうか? 日本語が上手に話せなくてコミュニケーションがうまくいかないのなら、スマホをかざせば、画面上に愛らしいアイコンが現れて会話を翻訳してくれるようなアプリケーションが提供できるかもしれない。今、社会から求めている実践力-、すなわち身の回りにある課題にアンテナを張り巡らし、それを抽出し、解決に導くために、「自らの手を動かしてものづくりをすることが大切」とメッセージを発信する。 普段の学びでは気づかない新たな価値観の芽生えにつなげる 社会実践力育成プログラムでは、オンライン型のインターンシップと海外ショートプログラムを担当している。若い頃、ウェブ技術をカナダのバンクーバーで学び、中国の天津にも留学経験があるという松村先生。「外国のエンジニアとコミュニケーションする機会を提供することで、グローバルな時代に自分たちに何ができるかを考えてもらいたいですね」とその目的を説明する。 2Q集中で開講された「インド人のエンジニアに向けてオンラインで日本語を教える」プログラムでは、将来、日本で働きたいと希望するインドのエンジニアとオンライン上でつながり、例えば仕事で使うビジネス用語やレストラン等に行ったときに役立つ日本語表現を資料としてまとめた。インド人とは英語で会話するため、コミュニケーションは容易ではないが、異なる文化や考えに触れることで、普段の学びだけでは気づかない新たな価値観の芽生えにつながっていくことも少なくない。 4Qで開催する海外ショートプログラムでは、およそ10日間の予定で実際にインドを訪れ、古代遺跡等を巡るほか、優秀なプログラマーたちを交えてワークショップを開催するという。もしかすると、インドに行きたい、あるいはインドで仕事をしたいという若い世代は少ないかもしれない。しかし、「プログラミングは世界共通語。ボーダレスな世界で、未来の可能性を広げてもらいたい」と笑みをこぼす。 社会との関わりを意識し実践力を磨いて自己の可能性を広げる 株式会社クスールの代表として、企業向けや子ども向けの研修・教育事業を手がけている松村先生。第一線で活躍するエンジニアを講師に迎え、生徒一人ひとりが手を動かし、オリジナルの作品を作ることでスキルが身につくように心がけているという。 大学を卒業して社会に出れば、自ら考え、あれこれと試行錯誤しながら、価値を創出していくことが求められる。「アーティストを育成するのではなく、社会とのつながりを意識し、今まで出会ったことのないようなものや人との関わりの中で、自分の可能性を広げるきっかけを得る…。それが社会実践力育成プログラムの魅力だと思います」と言葉を締めくくる。 #### ベトナムを知る 藤枝 絢子(FUJIEDA Ayako) 国際文化学部 グローバルスタディーズ学科 ベトナムとの出会い 社会実践力育成プログラムにおいて、海外ショートプログラム(ベトナム)を担当されている藤枝先生。学生時代から在来の住まいと暮らし、住まいと自然災害を研究テーマにしている。「大学院生のとき、調査でインドの西部に行ったんです。そこで自然災害の復興のために、少数民族の伝統建築に補強を重ねていく様子を見て、地域固有の住まいと暮らし、自然災害との関係に興味を持ちました」。その後、京都大学にてベトナムや中国を拠点とする環境人材育成プロジェクトの特任助教となり、初めてベトナムのフエを訪れることに。「ベトナム中部がすごく魅力的な地であることを知り、その時の縁もあって、本プログラムではベトナムに行っています。ベトナム中部は安全で、複数の世界遺産を有する文化豊かな土地で、なかでもフエは京都とパートナーシティ提携を行っていて、京都とも非常に縁の深い都市です。でも意外とそんなに知らないベトナムをいろんな角度から見てもらえたらな、と思います」と藤枝先生は微笑む。 異国でのフィールドワーク 2022年9月に約10日間に渡って行われた本プログラムでは、日本からダナンへ、ダナンから陸路で2、3時間の旅路を経て、フエへと到着。歴史都市であるフエはグエン王朝時代の古都。海と山に囲まれた地形で、東南アジア最大級のタム・ヤン・ラグーンなど雄大な景色がある一方、いまだ山中にはベトナム戦争の爪痕が残っている。 「フエにはフエ大学があり、傘下に科学大学や農林大学、芸術大学、教育大学などがあって、各大学の中で多くの専門分野を抱えています。今回はその中のフエ科学大学の建築学科とともにデザインワークショップを行いました」。ワークショップのテーマは、旧市街地にあるフエ王宮を取り囲む街路を対象に、実際に訪問し、どう改善できるのかをグループごとに考えてみよう、というもの。観光客を誘致したいが、近隣住人の生活を守らなければならない…観光都市京都でも発生している社会問題を遠く離れたフエで、国を超えてアイデアを出し合う。 「現地の人とコミュケーションをとって、何かを成す、というような共同作業をしてもらいたい、というのが、このプログラムの大きな達成目標の1つです」。生きた場で英語を使ってコミュニケーションを取り、同い年の文化の違う人たちと様々なものを駆使して互いの価値観を知り、一緒に何かを達成する。異文化をこのように肌で感じることで、多面的なものの捉え方を学んでほしい、と藤枝先生は願う。 ワークショップ最終日。ベトナムと日本共通の文化「凧揚げ」を国の違いを感じながら一緒に作ることのできるワークショップスペースや、両国の昔遊びを体験できるスペースを作ることで、地域の人に伝統を知ってもらいつつ、観光客を誘致できるような文化交流施設など、様々なアイデアが誕生。「短期間でプレゼンもして、ポートフォリオも作って、よくがんばったと思います」と、藤枝先生も大絶賛の結果となった。 異文化を知るということ 社会問題を実際にその目で見て、更に異文化の人と協働しながら解決策を考えることができる、というのは社会実践力育成プログラムならではの魅力だろう。 今後は、日本から訪れるばかりでなく、海外の学生を招待し、双方向の交流につなげていこうと考えている。「フエの洪水問題や少数民族の生活に関する問題など、もっと深いところにある社会問題について研究するようなプロジェクトを立ち上げて、学生さんのアイデアを実現することができれば」と藤枝先生は期待する。 #### マイノリティが暮らしやすい、働きやすい社会を目指して 夏 世明(KA Seimei) 社会実践力育成プログラムコーディネーター兼担当講師 学生教育の情熱に動かされる 2023年9月まで、社会実践力育成プログラムのコーディネーターとして、連携先組織(企業、NPO、自治体など)と教員、学生との調整、プログラムの立ち上げなどに取り組んできた夏さん。京都精華大学では留学生がたくさん学んでいるが、良き先輩として彼らの相談に応じることも多い。 中国の大学では日本語を学んだ。大学3年生のとき、仲間と共に起業し、現地の大学生を対象に外国語を教える学習スクールを立ち上げた。彼らの成長を目の当たりにして、学生教育の魅力と面白さ、やりがいに気づいたという。来日して16年、京都の大学で主に経営組織論とジェンダーの視点から技術者の労務管理や人事管理について研究を行ってきたが、「自分が本当にやりたいことは教育!」と考えるようになったという。 本学が提供するプログラムでは、学生たちは様々な企業や大学、社会に出向き、多くの経験を通して一人ひとりの学びを身に着けていく。「多様性に富んだ人、空間、環境に接することで、自分は何のために大学で勉強するのか、社会にどんな価値を提供できるのか、改めて考えるきっかけにしてほしい」と夏さんは言う。 自分の価値を理解し強みを磨く 2023年度は担当講師として、国内ショートプログラム「外国人が日本で働くとは」-キャリア意識養成・職場体験-を3日間実施。留学生を中心とした4名の学生が参加した。労働市場がグローバル化する中、日本人と外国人が同じ職場で分け隔てなく働く機会はますます増えていくだろう。 「一方で、留学生の就職活動は、日本人のそれとはかなり性質が異なります」。例えば、在留資格には多くの種類があり、「教授」という資格であれば日本では教育と研究にしか従事できない。雇用する企業側のほうにも資本金や従業員数など様々な規定が定められ、それが留学生の就職・採用の壁になることもあるという。 本プログラムでは、労働法務を取り扱う事務所と連携。実際に外国人スタッフが働く商社や工場、スーパーマーケットを訪問し、経営者や外国人従業員等へのインタビューを通して、仕事のやりがいや課題、キャリア形成の現状などを共有した。「多くの人にとって外国語はコミュニケーション手段に過ぎません。自分の強みとなるスキルを一つでも二つでも磨くこと」と夏さん。企業が留学生、あるいは外国人に何を求めているのか? 例えば、金融、会計、貿易、ITなど国際的な資格を取得することで、たちまち活躍の舞台は世界へと広がるだろう、自分の強みを理解し、将来のキャリアをしっかりと思い描いて準備することが大切だという。 労働法務を取り扱う事務所での講義 株式会社ハートフレンドを訪問 多文化共生の創造 11月には「外国人が日本で暮らすとは」をテーマに、国内ショートプログラムを非営利活動法人「外国人女性の会パルヨン」と一緒に実施し、出身地(日本、中国大陸、韓国、台湾、ベトナム)が多様な学生9名が履修した。就職や結婚など、様々なライフイベントを経験する中で、外国人はローカルコミュニティの一員としての生活を始める。このプロセスでは、ゴミ出し、子どもの教育、近所付き合いなど、異なる文化・習慣・ルールに順応していかなければならない。これらの日々の暮らしの仕方は、外国人だけでなく、地域コミュニティの日本人にとっても重要な知識である。「特に、多文化共生をうたう京都においては重要なテーマになってくると思いますね」と目を細める。 今年、コーディネーターとしての任期を終了し、新たなステージでスタートを切ることになった夏さん。「京都精華大学での1年半の経験をきっかけにして、これからも、女性専門職や外国人などのマイノリティが直面しがちな課題(アンコンシャス・バイアス、イジメ、差別など)についての研究、教育活動に取り組んでいきたいと思います」と決意を新たにする。 #### マンガで繋がる日本とアフリカ ユー スギョン (Yoo Sookyung) マンガ学部 共通教員 フランス語圏アフリカとバンド・デシネ マンガ学部の教員でありながら、国際マンガ研究センターに所属し、京都国際マンガミュージアムにてイベントや展覧会の企画などに携わるユー先生。3年ほど前からアフリカのマンガに興味を持ち、現在マンガミュージアムで開催中の「アフリカマンガ展-Comics in Francophone Africa-」を企画した。 研究対象はフランス語圏のアフリカ。ヨーロッパのフランス語圏で有名なのはフランス、ベルギーが挙げられるが、その2国はマンガ文化が栄えているのだという。日本の「MANGA」が日本以外で一番消費されているのはフランスで、MANGAが人気なのはさる事ながら、フランスやベルギー等で昔から存在する“バンド・デシネ”(フランス語におけるマンガの総称)がある。無論、植民地であったアフリカ諸国にもその文化は流れていき、今でもフランス語を通じてMANGAやバンド・デシネは根強い人気があるのだそうだ。 日本のマンガは娯楽として読まれ、値段もそれほど高くなく量産される一方で、バンド・デシネは「第9の芸術」と呼ばれている。一般的なバンド・デシネのアルバム(単行本)はA4ほどの大きさで、ハードカバー、フルカラー。ページ数もそこまで多くはない。まるで画集のように、1ページ1ページをじっくりと読んでいく。日本でも有名な「タンタンの冒険」や「スマーフ」はバンド・デシネだ。 アフリカの「マンガ」文化 マンガミュージアムで開催中の「アフリカマンガ展」では、たくさんのアフリカのマンガが展示されている。「アフリカでは2000年以降マンガ家さんが少しずつ増えています。日本ではあまり知られていないことですので、この展示を機会にぜひ作品を見ていただければ、と。また、日本スタイルのマンガの影響を強く受け、描かれた作品も展示しています」とユー先生。アフリカのマンガに触れることで、アフリカ人の日常を主人公視点に立って知ることができ、また、遠く離れたアフリカでもマンガを通して日本文化を身近に感じてもらっていることがわかる。 アフリカのマンガは90年代くらいまではバンド・デシネの影響が色濃かったが、その後は日本のマンガの影響も受けている。また、現在では様々なマンガスタイルの混ざった、ハイブリットなスタイルのマンガが増えているのだという。このようにマンガ文化が盛んであるということは、経済的・社会的に安定しており、かつ検閲が厳しくないことともつながっている部分がある。今、アフリカでは経済だけでなく文化も成長しているのだ。「この展示を通して、アフリカにもマンガがあることを知ってもらい、マンガを読むことで日本とアフリカの距離がもっと縮まればいいな、と思います」と、ユー先生は微笑む。 マンガワークショップでの交流 ユー先生はたくさんの国でマンガのワークショップを行っている。社会実践力育成プログラムでも訪れたセネガルでのワークショップでは、2日間の開催で、50~60人ほどの人々が参加したのだという。「マンガのワークシートを配り、日本から持ってきたペンやインクで集中線やツヤベタなどの表現を描いてもらいました。皆さんとても丁寧に取り組んでくださいました」。フランス語圏アフリカといっても、全員がフランス語を話せるとは限らない。国と地域によっては、フランス語で教育を行う学校に行くことができず、読み書きができない人が少なくない場合もある。誰でもマンガやバンド・デシネを自由に読めるわけではないのだ。日本では当たり前のことであっても、少し世界に目を向けてみれば全く違う世界が広がっている。アフリカのマンガに触れることで、広い視野を持つことにも繋がるだろう。「いつか、機会があれば英語圏のアフリカのマンガについても研究したいですね」と意気込むユー先生。マンガミュージアムでまだ見ぬアフリカのマンガに触れることができるのが、今から楽しみだ。 【アフリカマンガ展】 “生きている”という実感を持つ学びを #### マンガやキャラクターデザインの多様な楽しみ方を提案 小川 剛(OGAWA Tsuyoshi) マンガ学部 マンガ学科 キャラクターデザインコース 准教授 作家の個性に寄り添い創作の向こう側にある物語を紐解く 「一言で説明するなら、私の仕事はマンガの学芸員」と笑みをこぼす小川剛先生。マンガは読んで楽しむもの…、そう思うかもしれないが、小川先生はマンガのみならず、イラストレーションやゲームの世界で活躍する作家の人たちが、どんな思いでキャラクターを生み出しているのか、どんなこだわりで作品を仕上げているのか、「展覧会やイベントというメディアを通して、読むだけでは意識されづらい多面的な魅力を発信したいと思っています」と説明する。 例えば、人気ゲームやアニメなど様々なキャラクターデザインを担当する寺田克也さんとコラボした展覧会では、寺田さんが描いた龍のデジタルイラストを複数枚の屏風絵にして展示する試みを行った。京都らしい和のアイテムと迫力あふれるデジタル画の組み合わせで、本の表紙やポスターのビジュアルなどとは違った新たな表現方法の枠組みを広げることができた。 また、イラストレーターの村田蓮爾さんとのイベントでは、完成した作品だけでなく、紙に鉛筆でスケッチした下絵なども同時に展示し、村田さんのイラストがどんなプロセスで出来上がっていくのか、「展覧会だからこそ観ることができるもの」にスポットを当て、多くの来場者に楽しんでもらった。 「作家さんの気持ち、ファンの気持ちに少しでも寄り添えているかを意識しています」と小川先生。幸い今、マンガやアニメ、ゲームは注目を集めるメディアとなり、これまでコラボレーションの機会が少なかった領域、業界からも声をかけてもらうことが増えてきたという。「こうした機会に楽しんでトライすることで、少しでもその魅力や可能性を示す事例になっていれば嬉しいですね」。 京都の景色を学生視点で切り取り独自の世界観で表現する社会連携プログラム 「描いて終わりではなく、描いた作品をどんな形で相手に届けるか? 本やスマホで見る以外にも、いろんな可能性があると考えています」と小川先生。社会実践力育成プログラムでは、睦月ムンク先生とともに、企業提案型の国内ショートプログラムを担当している。相鉄グループ(本社:横浜市)と連携したプログラムでは、「京都の四季」をテーマに、2022年3月にオープンしたホテル「相鉄フレッサイン 京都清水五条」のロビーに学生たちのイラストを展示する取り組みを実践した。 インバウンドや関東圏から訪れる観光客向けに、特別な京都体験を提供できないかというコンセプトで、学生たちはホテル周辺でフィールドワークを重ね、思い思いに写真を撮り、スケッチを描き、地域を取材して、イラストの構想を膨らませていったという。今、ネットなどで情報があふれているが、「京都の魅力を直接肌で感じることで、観光マップには載っていない学生ならではの切り口が見えてくるはず」と説明する。 今回、完成した作品は40点余り。有名寺院の池をクリームソーダに見立てたり、金魚と一緒に少女が泳ぐ小さな世界があったり、春夏秋冬それぞれの京都の景色を独特の視点で切り取ったイラストが揃った。学生の作品はポスターパネルとモニター展示で10月からホテルのロビーで公開され、一年間を通して観光客の目を楽しませてくれる。 「アウトプットを見据えながら創作をしていく大切さを伝えたいですね」。実際の現場ではクライアントがいて、そのオーダーに沿った作品を提案することが多いはず。ただ自分が作りたいものを追い求めるだけではなく、相手の意向を汲み取りながら、新しいモチーフや手法を取り入れ、制作する。その試行錯誤の結果、自然とオリジナリティが作品に残っている…。社会実践力育成プログラムではそんな化学反応に期待が膨らんでいる。 今、マンガやアニメ、ゲームに対する社会的評価が大きく見直されようとしている。「京都が培ってきた歴史・文化の厚みを掛け合わせることで、これまでにない展覧会やイベント、デザインが発信できると思います」。眼鏡の奥の小川先生の眼差しはどこまでも優しい。 #### 人と空間、そして今 ウスビ・サコ (Oussouby SACKO) デザイン学部 建築学科 人間環境デザイン専攻 空間人類学について マリ共和国出身のサコ先生は、工学部で建築について学び、住宅空間と人を結びつけるのは、工学や計算ではなく、住宅の在り方が関わっているのではないか、という考えから、空間人類学を専門としている。人類学という文化的、社会的な視点から見ることで、そこに住まうであろう住人に、より配慮した建築設計が可能となるのだ。 近代は管理社会であり、すべてが合理的であるとサコ先生は語る。一機能につき、一つの空間が原則で、食べるためのダイニング、寝るためのベッドルームなど、形は機能に従って作られていく。しかし、伝統的に考えると必ずしもそれに当てはまるとは限らない。例えば畳の部屋では、ちゃぶ台を出せばそこはダイニングルームになり、それを片付け布団を敷くとベッドルームへと変わる。プライバシーは少々曖昧で、適度な迷惑をかけながら生活していた。しかし、近代建築の合理化により、その迷惑が排除された昨今、不思議なことに少し生きづらさを感じてしまうのだ。先生は、そういった空間と人間心理の関係をこの学問を通じ考えていきたい、と話す。 様々な「空間」 先生の出身国である、マリの住宅は中庭が共有される建築である。生活するには明らかに狭い中庭を囲むように家々が並び、多くの人々が日常生活を送っている。人々は中庭に1日を通してたくさんの空間を作る。調理道具を持ち込みキッチンに、椅子を出しダイニングに…。これを見た先生は、中庭が持っているポテンシャルだけではなく、人々が持つコミュニケーション力が、この決して合理的とは言えない、心地の良い生活空間を形成しているのだと感じたようだ。 また、先生は京都の打ち水文化を例に挙げた。「打ち水をしている人と世間話をしてみると、自分のところだけでなくご近所さんまで水をかけている人は近所のことを“うちら”などと呼びます。しかし、そうでなく自分の敷地内だけの人は近所を“あそこ”と形容します」。サコ先生は、そういった空間が作る人間心理の変化がとても面白いと微笑む。 「自分は何者なのか」を考えるために 現代社会は、たくさんの自立している「個」の集合体であると語る。そこで必要となるのが、個の自己認識である。外に出て、社会の中に身を置き、自分が何者なのかを知るためにも、社会的な繋がりを学生の時から作っておくことは大切だ。社会実践力育成プログラムを経て、自分と社会のギャップにショックを受け、悩むことによって成長する。先生は「何かを解決するのではなく、自身に問いを立てることが大切」なのだと話す。技術は努力すれば後から追いついてくるが、眠らせてしまった自分の自我はそうはいかない。自我を起こすきっかけを得るためにも、社会実践力育成プログラムを活用し、社会との繋がりや接点を得ることで、自分の知らない世界を知り、経験し、自分の立ち位置ややりたいことを見つけるといいだろう。 「せっかく京都にいるのだから、学生さんにはぜひ、京都に学んでほしい」とサコ先生。学生と京都に強い接点を作り、街が学生を信じ、学生が街を信じる。京都で何かしたい、と願う人が増えてくれれば、とサコ先生は優しく微笑む。 #### 人文社会系の産官学連携の価値を創出 南 了太(MINAMI Ryota) 国際文化学部 グローバルスタディーズ学科 准教授 “総合知”が拓くイノベーション 従来の産官学連携の取組は、技術開発や特許取得、技術移転など理系分野が中心だった。2021年、新たに「科学技術・イノベーション基本計画」が策定され、人文科学系分野の振興が盛り込まれたが、理系分野と比べて、大学や企業での専門人材は質・量ともに不足しており、共同研究数・金額も全体の約2%と圧倒的に少ないのが現状だ。 「知が源泉の社会において、人文社会系の視点で新たな価値を創造することが求められています」と南了太准教授。本学での教育・研究活動はもちろん、文科省や経産省、その他大学機関等で研究員や専門委員、各種コーディネーターを務めるなど、15年以上の間、人文社会系の産官学連携の推進に力を注いできた。 「Versatile、つまり汎用性が高く、多目的に応用できるのが、人文社会系産官学連携の強みです」と南准教授。例えば、日立製作所との連携では、経済学や心理学、人類学等多様な専門家へのインタビュー(発言)を通して、2050年の社会課題(社会のきざし)を浮き彫りにし、近未来の企業や大学の在り方、考え方を探索した。また、ダイキン工業とのプログラムでは、「空気・空調の新たな価値創出」を切り口に、大学教員や学生、ダイキン社員等が常識にとらわれず自由闊達にビジネスアイデアを出し合うワークショップや共同研究、人材交流を推進。いずれの取組も分野を横断した学際的な視点と手法で、社会の変化を機敏に読み取り、新たなイノベーションにつなげる産官学連携事例として高い評価を得ている。 社会から求められる実践型教育を提供 南准教授は、本学が取り組んでいる「社会実践力育成プログラム」の立ち上げにも深く関わってきた。一般的に大学では、座学を中心とした専門教育が行われているが、実社会において学生が大学で学んだ知識をそのまま生かせる機会は極めて少ない。座学で専門分野を磨くことに加え、「他学部の学生と関わり合いながら、様々な企業、自治体、大学、NPO等と連携することで、プレ社会を体験できる実学重視の仕組みを提供したいと考えました」。学びのアウトプットは、解決型、提案型、調査型、表現型の4つ。複数の芸術系学部を有する本学の独自性を生かし、全学共通教育科目として展開することで、学生たちは自ら考え、学び、行動する姿勢を身につけていく。 京都大学と連携した「サイエンス・アート展」では、SDGs、カーボンニュートラルというキーワードで、京都大学工学研究科が取り組む空気の資源化技術を本学学生が独自の目線で理解し、ポスターや洋画、キャラクター等の芸術作品として表現。科学技術の理解や普及へとつながる、デザイン・アートによる新たなアプローチの方法を提案した。また、東急不動産とのPBLプログラムでは、東急不動産が展開する学生レジデンス(キャンパスヴィレッジ)について学生たちがアイデアを出し合い、入居者同士でヴィレッジ内留学をしたり共通通貨を使ってゲームの貸し借りをしたりするなど、入居者のコミュニケーションを促進するプランが最優秀賞に選ばれた。「企業にとっては新たなビジネスシーズの育成、学生にとっては社会に対する自信へとつながっていく。実践活動の意味はWin-Winの価値創出にあります」と南准教授は笑みをこぼす。 産学公連携PBLプログラム(東急不動産株式会社との連携) 大学連携プログラム(京都大学)サイエンス・アート展 少子化時代における大学の新たな挑戦 南准教授はライフワークとして、わが国における産官学連携の歴史を紐解き、そこから時代に合った大学の在りようを追究したいと考えている。明治時代初期、東京大学工学部の前身である工部大学校では、教養や専門教育を修めた学生は、2年間の実践教育が義務付けられていたという。少子化が進む中、「大学教育の原点に立ち返って、実践活動の重要性を見直すべき」と強調する。 今、社会と大学、企業と大学の関わり方が大きく様変わりしようとしている。「例えば、自前で広報や企画部門を持たない会社が、社外パートナーとして大学、学生の知見や技術を活用できると思います」。特に、京都精華大学はデザイン、マンガ、映像、ビジュアル、国際文化など多種多様な研究ノウハウを蓄積してきた。「これからも人文社会系の産官学連携に積極的に関わり、イノベーション創出につながる成果を発信していきます」と南准教授は決意を新たにする。 #### 伝統を体感する 米原 有二(YONEHARA Yuji) 国際文化学部 人文学科 日本文化専攻 伝統産業と大学 伝統産業実習は、地域文化との深い繋がりを持つことを目的とし、基礎教養として伝統産業を学ぶことができるプログラム。3ヶ月ほどの事前授業を経て、毎年夏に2週間、職人さんの現場に通勤する。「受け入れてくださる職人の方々には、学生をお客さんのように扱わないようにとお願いしています。学生さんにとっては少しハードな授業かもしれませんね」。受け入れてくれる実習先は市内を中心に30ヶ所以上。歴史の長い授業のため、代替わりをしている工房も多くあるという。「この授業を通して、若い人たちが伝統産業の魅力に気づき、関心を持ってくれるきっかけになれば。業界の活性化にもつなげたいですね」と笑顔を見せる。 国際文化学部の教員であり、かつ伝統産業イノベーションセンター長という顔を持つ米原先生。京都の伝統産業、伝統・地域文化を学生に教え、京都精華大学で約40年前から続く歴史ある伝統産業実習の取りまとめに力を注いでいる。 伝統産業実習の目的 授業では、学生に表現力を身につけてもらうことを一つの目標としている。職人教育を受けにいくのではなく、京都で育まれた卓越した技を持った職人たちと交流することで、「何か学び取ることが必ずあるはず」と米原先生。2週間の実習で、自分の作品を必ず一点作り、実習終了後に学内で作品の展覧会を開催する。京都精華大学は専攻が非常に多岐にわたっているため、映像専攻の学生が西陣織の職人を訪ねたり、漫画を学ぶ学生が陶芸の工房に行ったりするなど、必ずしも自分たちのスキルや能力に合った場所で実習を行うわけではない。しかし、「これこそ本当の学びだと感じるんです。上手にできるかどうかではなく、上手にできるように努力することが、学生にとって大きな成果につながるのです」。 出来上がってくる作品は様々で、形のあるものだけでなく、商品企画を考えたりすることもあるという。最近では、「こんな実習を学生さんにやらせてみたい!」というアイデアが会社や工房から提案されることもある。授業に参加したことがきっかけとなって、卒業後はそのまま実習先に就職する学生もいるそうで、「卒業生が後輩の面倒を見てくれたり、良い循環が生まれていると思います」。 伝統産業に触れる、ということ 「大学で伝統産業実習に取り組む意義は、自然の素材を扱う経験ができること」と米原先生は説明する。自然の素材にどのように寄り添い、どう扱うか。素材が自分の思い通りにならないという経験は得がたく、技術・慣れ・知識を超えた部分で、言語化できない貴重な体験であるという。「いつ、どこで、誰が作ったのか、というのが工芸品には要素として多く含まれていて、それは地域の魅力に直結します」。  竹林が豊かだから、漆が取れるから、土がいいから…。職人と触れ合い、会話することで、なぜその作品がそんな形をしているのか、なぜ一つのものを作るのに手間ひまをかけるのか、自ずと見えてくるはず。「それは学生さんにとって、すごく驚きだと思います。実習を終えた後、自分たちが何かを制作するときの視点や考え方に少しでも変化があれば、大きな収穫だと思います」。 卒業して10年20年と社会で生きていく中で、「この経験が未来へ進むための糧になっていると良いですね」と、米原先生は伝統産業実習の学びの成果に期待を寄せている。 #### 体験から生み出されるフィクションの世界 おがわ さとし(OGAWA Satoshi) マンガ学部 マンガ学科 ストーリーマンガコース 現場での実体験がリアリティを生み出す エッセイマンガからSFホラーマンガまで多彩な創作活動に取り組むおがわさとし先生。「マンガは総合芸術」と話するように、現場に積極的に足を運んで、そこで暮らす人々や様々なモノ、コトと触れ合い、普段から絵や言葉など感性と表現力を磨くことを大切にしている。 以前、由岐神社の例祭「鞍馬の火祭」を見に行った帰りのこと。終電が出てしまい、誰もいない駅舎で一晩過ごすことになったが、物寂しくもありながら、どこか情緒あふれる月明かりや美しい虫の音色に心打たれて、「しめた!これはマンガにできる」と思ったという。こうした現場での貴重な実体験をスケッチ風に紹介した「京都 虫の目あるき/とびら社刊」は、観光ガイドブックには載っていない京都の新しい道草指南書として好評を得た。 「表現者にとって、リアリティを生み出すことはとても重要」とおがわ先生。フィクションだからといって、現実とあまりにかけ離れていたり事実と異なるような設定では読者は没入感を得られにくい。ストーリーマンガコースでは、人物クロッキーなど基礎技術を学ぶだけでなく、3年生では、京都精華大学に在籍する他の学部・学科、専門領域の教員を訪ねてインタビューを行い、その内容をもとに12ページ程度のマンガを描くというゼミ演習に取り組んでいる。陶芸、染織、グラフィック、映像…、誰がどのような道具や技術を使って、どんな作品を作り上げていくのか。今まで触れたこともない世界に飛び込んで取材をするのは、学生にとって決して低いハードルではないが、試行錯誤しながらも、「相手の思いを引き出し、それをアウトプットに生かすプロセスを経験することは、これから社会に必要とされる能力だと考えます」と笑みをこぼす。恋愛ものやSFものなど、おがわ先生も驚くようなストーリーに仕立てる学生も少なくないという。 好奇心から芽生える社会実践の力 昨年度開催された国内ショートプログラム(企業提案型)では、叡山電車(叡電)沿線の駅の特徴やその地域性を生かした商品開発の提案を行った。異なる学部・学科の学生が3~4人のチームを編成、「一人ひとりの興味や関心、スキルに基づいて、フィールドで現場体験を重ねることが大切」とおがわ先生。 例えば、一乗寺といえばラーメン街道だが、実際に班のメンバーが調査に出かけてみると、行列ができる有名店がたくさんあるのに、観光客向けのお土産やギフト商品が少ないと気づいた。そこで、湯船をラーメンのスープに見立てた入浴剤「ラーメンの泉」を提案。豚骨、鶏がら、醤油…、入浴剤をお湯に入れるだけで、自分がラーメンになった気分でお風呂が楽しめる。思わず誰かにプレゼントしたくなるような斬新なアイデアと言えるだろう。 また、八瀬比叡山口駅では、駅周辺にあるユニークな猫猫寺(にゃんにゃんじ)にちなんで、切るたびに愛らしいネコの絵柄が現れ、変化していく羊かんを提案。アニメーションコースの学生ならではのアイデアが光る商品で、羊かんを味わうだけでなく、まるでネコが動いているような目で見て楽しめる仕掛けが工夫されている。実際に商品開発まで行うプログラムではないが、最終日に行われた学生のプレゼンテーションでは連携先企業からたいへん評価が高かったという。 「いつでも好奇心を忘れないでほしい」とおがわ先生。世の中は盛りだくさんの興味にあふれている。マンガ家やクリエーターを目指す学生にとって、社会実践力育成プログラムの取組などを通して、豊かな個性を持った人たちと関わり、もっと専門外へ視野を広げてほしいと話す。「きっと人生を彩る力になると思います」おがわ先生の眼差しはどこまでもやさしい。 #### 全力で楽しむ生き方を 内田 晴之(UCHIDA Haruyuki) 芸術学部 造形学科 立体造形専攻 アーティスト“内田晴之”の作品 立体造形専攻の教員である内田先生は、アーティストとしても名高く、多くの作品を手掛けている。先生が主に制作しているのはキネティック・アートと呼ばれる、「動く彫刻」。本来静的である彫刻が、自然現象もしくは機械仕掛けによって動く“モビール”の、広義的な意味で用いられる。「70年代の後半に、日本ですごくキネティック・アートが注目されたことがあったんです。動く彫刻っていうのは当時とても衝撃的で、社会からも注目されていて。そこで、僕も作りたいって思って作り始めました」。 1978年に先生が手掛けた最初のキネティック・アートである、“Physical Process-2”。盤面の上でスチールでできたボールが不規則に動く。中に永久磁石が仕込まれており、それが回転することで、不思議な動きを表現することができるのだという。また、1981年の作品“静止 81-2”は、2m40cmの大きな直方体の中にそれぞれ永久磁石が入っており、反発しあうことで中央の1本が浮いた状態で静止しているのだという。「最初は、動く面白さに興味を持って作品を作っていたんだけども、そのうち、磁石を使ってもっと別のことが出来るんじゃないかな、と思って。誰もやったことがないことをしたかったんです」。やっぱり彫刻は面白い!と内田先生は微笑む。 静止 81-2  ©️植松勝美 瀬戸内国際芸術祭で学ぶ 年に1度、瀬戸内海に位置する島々にて行われている瀬戸内国際芸術祭。2022年で5回目の開催となった本芸術祭だが、内田先生は2013年から参加している。 瀬戸内国際芸術祭の魅力は、なんと言ってもその環境。先生の作品が展示されている高見島は、かつて1000人もの島民がいたが、今は20人ほどにまで減少。芸術祭をやっている区画には誰も住んでおらず、古い住居が残っているだけなのだという。そんな高見島を“最高の環境”だと称賛する内田先生。「何もないわけじゃなくて、島に住んでいる漁師さんや、古民家、自然、全てにすごく価値があります。瀬戸芸がなければ、島に行くことなんてない、漁師さんの生活に触れることもない。生きるってこういうことなんだなって、肌で感じながら作品づくりができる。そんな環境、世界的に見てもなかなかないと思いますよ」。 高見島はかつて除虫菊の栽培で栄えた島。しかし、人工成分が開発されたことで、その産業は急激に衰退してしまった。そんな島の歴史を知った内田先生は、参加してから前回まで、除虫菊を素材にした作品“除虫菊の家”を制作。空家を一軒使い、除虫菊の粉末を円錐状にし、それを何百個も連ねて蚊取り線香のように螺旋状に並べた。「変わっていくことがいいことなのか、悪いことなのか、僕にはわかりません。ただ、“かつてこういうことがあった”ってことをみんなに認識してもらいたかったんです。とても美しいインスタレーションでしたよ」。 今回の作品は、港に展示された大きな彫刻作品“Merry Gates”。三角錐の支柱のみで支えられた、一見不安定な構造物は、ゆっくりとゆれている。また、彫刻の下には瓦が敷き詰められ、それらはまるで瀬戸内海の島々や波のようだ。「作品の中に磁石が入っていて、うまいこと反発して動くようにできています。港からお客さんが来るので、何か象徴的なものが欲しいなってずっと考えてはいたんですけど、誰からも提案がなかったので、じゃあ僕が作ろうと思って」と、笑みを溢す。 瀬戸内国際芸術祭は社会実践力育成プログラムの1つでもあり、毎年多くの学生が参加している。「開催年は作品制作のお手伝いをしたりできると思うし、そうでなくても残っている作品を見たり、島を散策したり、別の島を訪れたりすることもできます。そこに住んでいる人の生活にも触れられるし、新たな出会いもあるでしょう。実際に島を訪れることが何より貴重で、重要な体験だと思います」。 瀬戸芸が続いていく中で、芸術祭を通して新たな発見をし、アートそのものに興味を持つ人が増えたり、自身の制作活動に何か繋がる何かを感じてくれる人がいれば嬉しい、と内田先生は願う。 除虫菊の家  ©️畠山 崇 Merry Gates  ©️木田 光重 アートと生きるということ 2023年3月で定年を迎え、京都精華大学の教員としては区切りを迎える内田先生。「学生には作ることは面白い、って思ってもらえたらいいな」と微笑む。制作には完成まで様々な過程が生じ、モチベーションの維持が必須。そのためにも、モノを作ることに対するワクワク感や面白さを学んで身につけ、完成に行き着くまでの過程を楽しむことが重要なのだ。直接それを伝えたことはないけどね、と先生は悪戯っぽく微笑む。 また、制作に欠かせないのが、作品に対するコンセプトや想い。「僕が彫刻を作り始めた最初の頃っていうのは、コンセプトがどうのって話は出たことがなかったんです。誰も作ったことのない面白いものを作る、ただそれだけでした。その中で、各アーティストが試行錯誤して、各自課題やコンセプトを考えた。今となっては社会がコンセプトを求めていますし、それがないと作家として伸びていかないっていうのも事実です。わかりません、では通用しない世の中ですので、社会と関わる中で、そこは意識して欲しいと思います」。 自分がアーティストとして活動できるのは長くても15年、そう語る内田先生は今後、若いクリエイターの手助けができたらいいな、と意気込む。「自分の好きなことをやりながら、意欲を持っている若い人たちの手助けをしてみようかなって想いがあります。逆に僕自身も刺激を受けるだろうし、歳をとるとだんだん孤独になっていきますから、その時周りに人がいたら楽しいですしね」。 “一生現役”、それは力強く生きる瀬戸内海の島民の方々の生き様から学んだのだという。好きなことを全力で。内田先生の瞳はまるで少年のように輝いている。 #### 学ぶということ 睦月 ムンク(MUTSUKI Munku) マンガ学部 マンガ学科 キャラクターデザインコース 絵を描くための「知識」 プロのイラストレーター、漫画家として活躍される睦月先生は京都精華大学の人文学部出身。プロとしての技術指導だけでなく、制作をするうえでのモチーフの見つけ方や、自身の興味を紐解き、アプローチする方法など、人文学部で学んだ考え方を踏まえた、作品との向き合い方も教えている。「絵のことを考え、それをどんどん成熟させていく過程の中で、ただ絵に付随している内容ばかり学ぶのではなくて、様々な分野のものに触れ、ちょっとずつ知識として蓄積ことが大切」だと睦月先生は語る。様々な知識、体験によって得たアイデアをたくさん用意することにより、デザインの中に取り込むことのできる要素が大きく変わってくるのだそうだ。 社会人として仕事をするためには、人との関わりを持つことは必要不可欠。卒業後もクリエイターとして活動していくためにも、制作の現場でアプローチできるものをできる限り学生自身の視点で収集し、考えることが必要となる。それをある程度のプロセスを経て、少し手助けをしてあげながら、みんなで考えていく、というのが睦月先生の教育スタイルだ。 睦月先生の画集「結」 京都嵯峨狂言から学ぶ 睦月先生は、社会実践力育成プログラムにて国内ショートプログラム 京都嵯峨狂言を恩師であり、国際文化学部人文学科の堤邦彦先生と一緒に担当されている。嵯峨狂言を歴史から紐解いていくのは、学生からしたら少し眠たい話かもしれないですが、と睦月先生は笑う。「きっちり学習してほしいというよりも、将来、確かそんなこと言っていたな、という記憶になればいいなと思います。社会人になって、自分たちのキャパが増えてきて、いろんな経験を積んだ時に学生時代を振り返ってみると、『あの時やった事ってここで役立つんじゃないだろうか』という経験が絶対出てくるので、そういう時に役立てばいいな、と」。 このプログラムではマンガ学部の側面として、基本無声で行われる嵯峨狂言の動きから、キャラクター性やデザイン性など、造形につながるヒントを得ることができる。「若い人たちは感性が高く、特に大学生はすごく伸び代のある時期。色々なものを見て、感性を養うのは、今後の解像度の高さにすごく影響してきます」。大学は、技術を高めることはもちろん、知識を養うこともできる場所。大いに活用してほしい、と睦月先生は語る。 大学という場所 大学は授業として学生に知識を提供する。しかし、授業で学んだことをそのままやっていても伸び代はなく、学んだものをどう応用して、どう消化するのか、が大切なポイントとなる。「各々が自分の立場をどう活かせるか、大学生のうちに気づけるかどうかが重要。与えられたものだけでなく、そこから次のステップに進んでいっている人たちはすごく伸びていって、将来的にクリエイターとしての知名度を上げていくことができる」と睦月先生。 皆最初のスタート地点は一緒で、優劣はほとんどない。そこからどれだけ鍛錬したか、見聞きをしたかが実力の差に繋がるのだという。「大学で与えられた時間っていうのはとても有意義で、その中でどれだけ物事を考えられるかどうか、は絵を描くことにも繋がってくるのかな、と思いますね」と、睦月先生は微笑む。 #### 家具から知る、日本 谷本 尚子 (TANIMOTO Naoko) デザイン学部 共通教員 京都での“家具” 様々なデザインの知見を得て、現在、家具史を中心に研究を進めている谷本先生。京都で最初に洋家具屋となったのは指物屋であると、先生は語る。二条通りに路面電車が走っていた時代、木屋町に密集していた材木屋が移動すると同時に、家具屋も利便性の高い夷川通りへと移動した。生産体制についても、それまでは注文生産の多かった家具が、京都市役所の建設等で大量生産することが増え、土地の広いところでの機械工場が発展していったのである。 日本の一般家庭で大量生産された家具が使われるようになるのは戦後のこと。大正、明治時代に西洋家具が使われるようになったのは、まず小学校などで使われる学校家具や企業での事務用家具であったのだという。 世界に通用する日本の職人魂 意外と知られていないことだが、1970年くらいまで、日本は家具輸出国であったのだという。加工技術の質が高く、工賃が安くて材料が良い日本で生産された洋家具は輸出品目として人気があったが、円高の影響で厳しい状況に。しかし、現代では個人デザイナーが増えてきていたり、20人、30人規模の工場が頑張っていたりと、作り手の想いが伝わる商品が若い人を中心に売れているという、面白い傾向もあるようだ。 マルニ木工が作る「HIROSHIMA」という椅子はApple本社に2000脚ほど納品されたことで有名になった。背からアームにかけての緩やかなカーブが美しく、ナチュラルな木肌を生かしたシンプルで精緻な構造のこの椅子は、工具そのものからデザインすることによって、比較的な安価な値段で2000脚、3000脚といった注文に耐えられるのである。手に取りやすい値段と高品質、それらを実現できる職人技も含めてパッケージ化することができるのは、世界にも通用する日本の家具作りの強みであると、谷本先生は語る。 社会実践力を身につけた大人になるために 社会実践力育成プログラムにて、国内ショートプログラム「茶道から見る日本の美」を担当した谷本先生。茶道についてのレクチャーののち、裏千家の茶道資料館訪問、大徳寺での茶道体験、茶道の道具について教えてもらいながら工房で茶碗を作ったりと、3日のスケジュールでありながら、充実した授業内容となった。 今は一般家庭で畳の部屋というのはなかなか見なくなったが、だからと言って畳の所作を全く知らないというのは、社会実践力があると言えるのだろうか?「日本人として基本的な所作を知るきっかけになってくれれば」。これがこの授業の大きな目的であると、先生は微笑む。 茶道は仕事も年齢もバラバラな人たちが集い、楽しむものである。職場や学校、そういったある種の枠の中ではない、自分と全く違う人たちとコミュニケーションを取るのは、社会人になる上でとても大事なこと。様々な年齢の人と話をする、ということを積極的に経験して欲しい、と谷本先生は願う。 #### 建築家という生き方 葉山 勉(HAYAMA Tsutomu) デザイン学部 建築学科 建築コース 「ほんもの」に触れる大切さ 建築家として数多くの作品を手掛けている葉山勉先生。その多くは学生との共同作品で、社会に関わる一つのきっかけとして、積極的に連携授業を行う傍ら、制作をすることの「楽しさ」を教えている。今年行った代表的な取り組みとして、未利用木材を有効活用したベンチのデザインと制作、オーストラリアのブリスベンに建つモデル住宅の設計、伝統建築の寺社の設計監理など、活動内容は多岐にわたる。 その取り組みに対する理念は、今まで見向きもされてこなかった素材の価値に注目し、私たちの暮らしの中で活用していくという点にあるだろう。「周りがプラスチックで溢れているからこそ、自然の木や石に触れてほしいんです。ほんものの魅力、素晴らしさを感じ取る感性を養うことが大切だと思っています」。例えば、住宅や商業施設などの内外装の多くは、木などを模したフェイクシートが使われていることが多い。「素材が持っている本当の香りやテクスチャーなどをワークショップなどで学生を通じて、子どもたち、そしてその親の世代の皆さんに知ってもらいたい」と、葉山先生は微笑む。 滋賀県安曇川流域の未活用木材 「遊び心」から生まれる、年齢を超えたたくさんのアイデア 葉山先生に舞い込む社会連携の依頼は多い。学生と対等の目線で取り組むのが葉山スタイルだ。積極的に社会と連携していくことで、学生はその経験を就職活動に活かしたり、いち早く社会経験を積むことで社会のニーズを知り、自身のスキルの活用方法を見つけることができる。自分の専門的な力を学内のみでなく、学外から評価してもらうことが大切なのだという。「楽しくないと意味がないですからね。遊びながら、自由に発想する力を鍛えて欲しいと思います」。 「子どもは宝物」だと葉山先生。「子どもの頃に独創性や感覚を身につけておかないと、大きくなってから感性に乏しく、思いやりのない子に育ちかねない」。ワークショップを通して、自分自身の手を動かして制作し、みんなで譲り合ったり分担したりして作品を完成させる…これらのクリエイティブな活動を小さな頃から経験し、感性を磨くことはとても大切なのだという。 「芸術に正解はないので、組み合わせ次第でいろいろなものができるっていうのを友達と見比べて実感してほしいですね。普通の勉強じゃない勉強の場を提供してあげたい」と笑みをこぼす。 フィンランドから見える建築学の大切さ 葉山先生はフィンランドのプロジェクトも担当している。フィンランドは建築教育が盛んで、幼稚園から高校まで建築を学ぶ授業があるという。日本ではあまり馴染みはないが、建築を学ぶことが北欧では教養の一つ。誰でも見て、触れることができる建築物を公共の財産とし、市民一人ひとりで守り、次代に承継していくという方針のもと、小さい頃から建築に関する教育を受けるのだそうだ。  そんなフィンランドの教育現場を見て、葉山先生は「工業化社会になってから工場でモノを作って、それを買う時代になったけれど、これからは原点に戻り、自給自足の社会になる気がしています」と語る。 「建築家」は、社会環境全てを提案する「生き方」。100年、200年先の未来の環境まで見据えて、学生たちと一緒に何ができるかを考えているのだそうだ。「建築」という言葉の意味は「構想する」という概念。職業として、建物という「モノ」を設計する建築士ではなく、その建築計画は社会にとって、本当に実行する必要があるのか、を常に問う建築家としての考え方を葉山先生は学生たちに教えている。 「今後はもっと他の学部や、さらには他大学の学生たちとも、いろいろなことをやっていきたいですね」と葉山先生。次はどんな面白いことをしようかと、先生は楽しそうに語る。 #### 復元アートの世界を楽しむ 小田 隆(ODA Takashi) マンガ学部 マンガ学科 キャラクターデザインコース 教授 古生物に命を吹き込むイラストレーション 恐竜など絶滅してしまった古生物の姿を化石等の骨格標本から想像し、今にも動き出しそうなほど生き生きとしたとしたイラストレーションで描き出していく…。“Scientific Illustration”とも呼ばれているが、日本では体系的にそのスキルや知識を学べる大学はほとんどないという。 「正解のない世界」と小田隆先生。化石を見ただけでは、皮膚や目の色、肌の感覚などは分からない。例えば、二足歩行の恐竜はからだの構造が鳥類に近いとされているが、実際には鳥の尾は短く、大腿骨は地面と平行の位置でほとんど動かず、膝から下の部分を使って歩行しているのだという。一方、恐竜のほうは、ワニなどと同じように太い尾が長く伸び、大腿骨は垂直に立ち、股関節を使って足を動かしている。鳥でもなく爬虫類でもない…。そんな地球上に存在しないスタイルを持った生きものを精確に復元していくために、「古生物学や植物学、地理学など各分野のサイエンティストたちと対等な立場で、お互いの強みを生かして空白のパズルを埋めていく作業が必要」だという。小田先生の活躍の舞台は、博物館のグラフィック展示や図鑑の復元画、絵本のイラストなど、大学以外でも大きく広がっている。 美術×解剖学で生み出されるリアリズム 私たちのからだは起伏に富んだ形をしている。例えば、腕を伸ばしたとき、足を曲げたとき、あるいは顔の表情を緩めたとき…、からだのいろんなところが盛り上がったり伸縮したりするが、一体どんな筋肉や腱がどのような動きをしているのだろうか? 古生物に限らず、人や動物のからだの構造を正しく理解し、より豊かな表現につなげていこうというのが、美術解剖学、つまり美術に解剖学を導入した概念だ。小田先生は今から20年ほど前に、日本ではそれほど一般的ではなかった美術解剖学の重要性に着目し、自身の制作活動や教育プログラムの中に積極的に取り入れている。 2023年2月に実施した「産学公連携PBLプログラム」では、大阪自然史センターと共同で、学生たちと一緒に動物の標本製作に取り組んだ。ロードキル(交通事故)などで不幸にして死んでしまった鳥やタヌキ、キツネなどを解剖し、その様子をスケッチで描き残し、骨や筋肉、腱など一つひとつ内部構造を理解し、最終的には骨格標本として博物館に保存する。「本や映像だけでなく、実際に目で見て手に触れて得られる情報価値は、たいへん大きなものだと考えています」。学生にとっては普段なかなか経験できない、より実践的かつ印象的な学びにつながっていくだろう。 「美術解剖学はあくまでも基礎スキルにすぎません」と小田先生。例えば、マンガやアニメ、ゲームの主人公を描くとき、あるいは何かクリーチャーをデザイン造形するとき、それが一見、荒唐無稽な存在だったとしても、例えば「手を動かせば、この筋肉が盛り上がるはず」「翼を広げれば、関節はこう伸びるはず」というからだの理屈に沿った動きや形、ポーズを表現できれば、架空の人物や生きものが急にリアリティを増し、多くの読者や視聴者に説得力を与えることができるに違いない。 「アカデミズムは社会の最先端であるべきだと思います」。今、市場にあふれている商品やサービス、技術はすでに周知されたもの、言い換えれば手垢がついていると言っていい。大学のシーズの中にはまだ実用性には至っていない、思いつきやアイデア段階のものも少なくないが、「アカデミズムの本質を見極め、社会に役立つ研究・教育成果を発信していくことが大切」と話す。イラストレーションとは「光を当てる」という意味があるという。小田先生が命を吹き込んだ生きものたちが耀きを放って、はるか古代のロマンへと私たちを誘ってくれる。 #### 教育に活かす言語学 住田 哲郎 (SUMIDA Tetsuro) 共通教育機構 教育推進部門長 留学生に教える日本語 言語学、日本語学を専門とし、留学生に対する日本語教育にその知見を活かしている住田先生。言語学が解明しようとしている普遍性や個別性といった理論的なものから、教育に応用できる部分を抽出、どのような教育的効果が得られるのかを日々思案している。 例えば、助詞の「は」と「が」の使い分けについて、「リンゴ“は”落ちる」と「リンゴ“が”落ちる」の2つの例文で考えてみる。義務教育で学ぶ文法事項ではなく、「今、目の前で落ちそうなリンゴはどちらか?」を考えると、「リンゴ“が”落ちる」の方であると言えるだろう。つまり、「が」を使う場合は目の前で動いている現象をしっかり捉えている際に使う助詞であり、「は」は一般化された事象に焦点を当てるイメージで使われている。 「言語教育では、まず学習者がその"ことば"を使えるようになることが第一の目標です」と、住田先生。母国で幼い頃から日本のアニメーション等に触れ、日本語の音を聴いて育った留学生は、やはり習得が早く、また、自分の母語と習得しようとしている言語の差によっても習得の難易度は変化する。簡単に語学センスという言葉では片付けられない、と住田先生は語る。 役割語とキャラクター言語 先生の研究の中に、「役割語」と「キャラクター言語」というものがある。役割語について、例えば、「私はこの街が大好きだ」という文を「わしはこの街が大好きじゃ」と言うのと、「あたしはこの街が大好きよ」と言うのとでは、内容は同じでもイメージできるキャラクターが変わってくる。役割語は社会的ステレオタイプに基づき形成される"ことば"のあり様であり、おそらく日本人であれば容易にキャラクター像が想像できるだろう。 それに対してキャラクター言語は、聴覚情報が変わらなくとも視覚情報が変わることがある。例えば、セリフが全てひらがなで書かれていると、幼さや可愛さをイメージしたり、カタカナであれば外国人や宇宙人のキャラクターを連想するだろう。日本語はひらがな・カタカナ・漢字・ローマ字という4つの言語を持っている。それらを使い分けながらマンガのセリフは描かれており、豊かなキャラクター表現を可能にしているのだ。 これらの表現は、原作を海外の翻訳版にする際に消えてしまうことがあると、住田先生は語る。消えてしまう箇所の多くは日本語の特徴であり、マンガを輸出する際にキャラクター性が失われないでいることはかなり難しく、どこまで維持できるのか、というのが今後の課題なのだとか。 「学生たちにこういった知見を示すことで、少しでも彼らが将来クリエイターになるための役に立てればいいな、思います」と、住田先生は微笑む。 失敗して学ぶ 海外ショートプログラム(台湾)を担当している住田先生は、留学することはとても有意義なことだと話す。留学の経験の中で失敗をし、日本に帰りたい、と感じる経験をすること、またそこから気持ちに自信を持ち直す時期を経験すること。それらを経た上で日本に帰ってくると、他国を鏡にして自分を見ることができ、自身を相対化することができる。 「失敗することはとても大切で、そこから自分自身を成長させるエンジンを身につけて欲しいですね」。これからも世の中は目まぐるしく変化する。学生たちには若いうちにたくさんのことにチャレンジし、失敗し、それをリカバリーして成長して欲しいと、住田先生は願う。 東呉大学(Soochow University) #### 日本と世界とポップ・カルチャー 安田 昌弘 (YASUDA Masahiro) メディア表現学部 メディア表現学科 メディアコミュニケーション専攻 / 音楽表現専攻 ビートと世界 大学時代、英文科で学んだ安田先生は、50年代アメリカのビート・ジェネレーションに興味を持った。自動車やテレビなど、戦後アメリカが物質的な豊かさを享受するようになると、標準的な価値や経済的物質主義を否定し、本当の人間的豊かさを探求し、表現活動を行う人たち、ビートニクが現れる。卒業後、新聞やテレビなどのメディア研究のためイギリスへ留学した先生は、今度はポピュラー音楽と人間や社会の関係を真剣に研究している先生と出会う。当時、日本ではポピュラー音楽で学術的な研究をすることなど考えられなかったこともあり、衝撃を受けた安田先生は、90年代半ばからそこで日本とフランスのピップホップを比べる研究を始めた。都市郊外出身であることをアイデンティティの源であると考え、地元をレペゼンするフランスのラップと、東京の都会を中心にレペゼンし、地元を隠す日本のラップ。同じラップなのに、国によって考え方が異なるのはどうしてなのか? 当時のそんな疑問が、先生の今に繋がるのだ。 世代を超えて楽しむ音楽を ポピュラー音楽について講義を行う傍ら、ラップについて豊富な知識を持つ先生は、ポエトリー・リーディングのワークショップなどを行っている。韻を踏む、というある一定の決まり事があることによって、言いたいことがはっきりし、思いもよらなかったストーリーができたりするのだと、先生は微笑む。 また、ゼミではイベントをプロデュースする。毎年行っている「一乗寺フェス」では、一乗寺公園にて無料で音楽イベントを開催している(今年は10月12日(土)開催)。地元商店会の飲食店がブースを出し、近所の人たちも参加しやすいイベントだ。ゼミの学生は子どもたちと楽器を作るワークショップを準備している、また、地元に江戸時代から伝わる盆踊りのお稽古に参加して、夜の盆踊り会で踊りを披露する予定だ。そのほか、D Jが盆踊りのリズムにあった最近のポップミュージックをセレクトし、曲を知らないお年寄りはリズムで踊り、踊りを知らない若者は曲で踊るという、音楽で世代を超えた繋がりを生み出す試みも考えている。 大学連携プログラム「Shared Campus」について 先生が担当するShared Campusは、アジアやヨーロッパの芸大や美大を集めたプラットフォームで、様々な国から集まった学生がグループを組み、テーマを決めて、最終的に作品を作り上げる。テーマはポケモンやビリー・アイリッシュなど、世界中で知られている「ポップ・アイコン」から選ばれる。国によって解釈の違うアイコンを国籍の違う学生たちが最終的にどのようにチームとして解釈し、作品にするのか、とても興味深い。今年のテーマは「スローライフ」。最終的に香港に集い、作品を作り始めるのだとか。もちろん授業は共通して英語で行われる。英語が苦手であったとしても、会話に参加したい、という気持ちを大切にすることで英語力は上がっていく、と安田先生は微笑む。この授業の最大の目的は、世界中に友達を作ること。たくさん交流して、クリティカルな感性を養って欲しいと、先生は願う。 【Shared Campus】https://pc.kyoto-seika.ac.jp/cl/sharedcampus/ #### 理想を持ち、現実を知る実践力を 恩地 典雄 (ONCHI Norio) 国際文化学部 人文学科 社会専攻教員 課題解決に向けた学びと教育 工学部の出身で、都市計画や交通計画を専門にしていた恩地先生は、そこで生じる都市分野、環境分野の諸問題にも取り組んでいる。都市開発で生じる問題に対して、住民や市民は反対意見を訴えるが、それに対する代替案を住民側が提示できているか、と問われると、そうでは無い。国や自治体も地域の雇用や産業振興のために開発事業を行うため、否定するだけでは双方にメリットがないのだ。そこで、大学卒業後、(株)三菱総合研究所に就職した恩地先生は、企業の経営計画や事業計画の調査などを通じて、そういった問題を解決するためにはどうしたらいいか、ということを考えるスキルを身につけた。その後、京都精華大学で教員になった先生は、「理想と現実」を埋める教育を通じて、学生が社会に出ても困らないようサポートしている。「社会実践力育成プログラムは、まさにそのためのプログラムです。学部で学ぶ、デザイン力や文章力などの表現する力と、実践力で学ぶ、現実にある課題を解決するための力を併せて使うことができれば、意味のある学びだと言えるのではないかと」。 「理想と現実」の溝を埋めるために 大学で学ぶ“理想”と社会に出て直面する“現実”との溝を埋めるためにまず必要なのはコミュニケーション能力だと、恩地先生は語る。現状がどうなっているかをまず把握し、それを解決するためには、なぜ問題点が生じているのか、という理由を明らかにしなくてはならない。そのためには現場と向き合い、コミュニケーションを取ることが大切なのだ。また、自身に理想があるならば、なぜその理想が大事なのか、ということを説明するためのコミュニケーション能力も必要となってくる。社会実践力育成プログラムの授業では、講義では事例としてしか教えられないこれらの能力を実技的に学んで欲しい、と恩地先生は願う。 また、社会で大きく現実の壁として立ちはだかるのは採算性だ。恩地先生はこれらの問題にも対処できる力をと、経済学や経営学、会計学や簿記の授業を開講している。「理想と現実」のギャップに悩まないためにも、これらの授業を通して、スキルを身につけるのも重要だ。 実践的な学びの大切さ 国内ショートプログラムで恩地先生が取り組んだ授業では、東北の震災の際、ボランティアとして学生を連れて行き、自助・共助が芽生えるきっかけ作りとして、現地の方と協力しながら地域の活性化を手伝った。また、学部で先生が担当している実践的な授業のひとつとして、京都市動物園にて行うフィールドワークがある。動物園の持つ、動物に関する教育や、調査・研究・保存のための環境整備のお手伝いをしたりと、動物園をフィールドとして、参加した学生がそれぞれ自分でテーマを定め、何かしらの学びを得ることができる。 これらの授業での理念や精神は社会実践力育成プログラムに引き継がれている。こういった取り組みに興味を持つ、教員や学生がトップランナー的存在として大学内で存在感を持ち、周りを引っ張っていって欲しい、と恩地先生は願う。「実践的な授業を通して、社会に出るのはこんなに楽しいし、面白いんだよ、ということを知ってもらえれば嬉しいです」。 震災からの復興の祈りを込めた五百羅漢づくり(2013年8月) 京都市動物園「クマの遊び場づくり」-京都府植物園の倒木を利用 #### 生涯、現場主義! 堤 邦彦(TSUTSUMI Kunihiko) 国際文化学部 人文学科 文学専攻 フィールドワークの魅力を体感 大学・大学院と10年近く古典文学の研究に打ち込んだという堤邦彦先生。「フィールドワークなど縁のない世界でした」と振り返る。転機となったのは今から40年前、英語英文科の教員として京都精華大学(当時は短期大学)に赴任したときのこと。鍬を持って大学の裏山で畑を耕す教員がいるなど、多種多様な個性が集まる自由な雰囲気に満ちあふれた大学だった。最初は何から始めていいか分からず不安もあったが、「京都で面白いことを勉強したいから京都精華大学に入学した」という学生の声に背中を押された。 1年間、授業で京都の寺社を訪ねて回るうち、そこで暮らす人や伝統文化に関わっている人たちがどんな思いを持っているか、どんな課題を抱えているかを肌で感じることができた。学生たちの学びに対する姿勢がポジティブに変わっていくのを実感したという。「そうか!畑を耕している先生は、自分で食べるものは自分で作るという食住一体を体現していたんだと気づきました」。フィールドワークの取組を通して、英語を話すことが目的ではなく、英語を使って何をするかが大切だと教えられたと振り返る。 生きる力を身に着けるということ 堤先生は研究・教育の傍ら、大学改革の担い手として人文学部(現在は国際文化学部)創設やカリキュラム改編などに尽力してきた。今、京都精華大学の1年生は、専門の枠を超えて学際的な教養を身に着ける機会が提供されている。例えば、芸術(アート)がビジネスや地域活性など様々な領域と結びつき、新たな可能性を広げようとしている中、やれ現代美術だ、情報だ、国文学だと自分の専門スキルに固執しているだけでは社会に有用な価値を生み出すことは難しいだろう。 時代は大きく変わったが、「創立以来の基本理念(国際主義、現場主義)は、社会実践力育成プログラムの中に生かされています」。堤先生が10年以上担当してきた海外ショートプログラムでは、タイ北部チェンマイ大学を訪ね、現地の人たちと交流し、スンやサローなどの伝統楽器、伝統舞踊を学ぶことを目的としている。学生の安全には十分配慮されたプログラムだが、日本とタイでは言葉はもちろん、文化も習慣も食事も異なる中、学生たちは戸惑い、失敗しながら、新たな経験値へとつなげていく。人生は選択の連続だ。「勘が働くというのかな。何かアンテナに引っかかるものがあって、何となく全体を見渡すことができるようになれば、前方の視界は広がります」と話す。本プログラムを体験し、卒業後はタイに移住して、訪問する学生を指導してくれる先輩もいるという。「現地の暮らしと大学のプログラムがリンクしている…。まさに生きる力を養う実践的な内容といえます」と目を細める。 真実と虚構を見抜くスキルを醸成 古今東西の怪談研究の第一人者としても知られる堤先生。文学の舞台を巡ってみると、実はリアリティと虚構が巧みに織り交ぜられているということに気づく。フィールドワークに取り組むことで、「文学の世界は大きく広がります」と笑みをこぼす。 2015年から取り組んでいる「百物語の館」では、今に伝わる怪談集を現代風に翻訳し、京都国際マンガミュージアムなどで読み聞かせをするという演習企画を続けている。「現代の怪談師の養成を目指しています」。例えば、妙満寺(京都市左京区)には安珍清姫ゆかりの鐘が残されているが、平安時代にかたちづくられた物語は令和の時代にどのように伝えられているのか。その物語をアニメーションや映像で表現するとき、どこをフィクションにしてオリジナルのどの部分を生かすのか。仏教説話や怪談の多くは、江戸時代になってから歌舞伎や講談、浄瑠璃、落語などにアレンジされて人口に広く膾炙したのだという。最近ではアニメの舞台となった場所が有名な観光地になるなど、フィクションが現実世界と結びつけられることも少なくないが、「だからこそ、真実と虚構を見抜く力を身に着けることが必要」と力を込める。 2020年に堤先生が上梓した『日本幽霊画紀行(三弥井書店刊)』では、東北まで足を延ばして現地調査を行い、死者図像の物語と民俗の関係性を紐解いた。例えば、弘前市にある久渡寺には円山応挙が描いたとされる幽霊画「返魂香之図」が残されているが、毎年5月16日の特別公開の日には、幽霊画の目に見えない霊力で雨を降らせる祭事が行われるのだという。また、江戸時代の浮世絵を見ると、大井川の渡しを担う川越人足の背中に幽霊が描かれているのが分かる。渡しは命がけの仕事でもある。これには死角となる後背部を守護するという意味があり、「鬼をもって鬼を制する」日本ならではの思想の表れなのだという。「美術史では決して教えない、創作の面白さがそこにはあります」と笑みをこぼす。 型にはまらない教育価値を提供 2023年3月、堤先生は定年を迎え、京都精華大学の教員としては一旦区切りを迎える。「不易流行という言葉がありますが、今こそ大学創設の理念に立ち戻るべきだと思います」。少子化の時代を迎え、大学の取組が一様に固定化する傾向にあるが、京都精華大学は型にはまらない教育を率先し、その成果を社会に実装・還元することで、独自の存在価値を提供してきた。学生のニーズや時代の流れに対応しながら、「フィールドワークを基盤とする社会実践力育成プログラムが中心となって、今まで培ってきた理念と意思を実現していってほしい。超保守主義で大いに結構!」と期待を込める。 「生涯、現場主義を貫きたい。これからは漂流者になります」と堤先生。あふれる好奇心を胸に抱き、真実と虚構のはざまを行き来する堤先生のフィールドワークはまだまだ続く。 #### 社会と関わり豊かな感性を おおひなたごう(OHINATA Go) マンガ学部 マンガ学科 新世代マンガコース 准教授 ギャグマンガのあり方と「食べること」から見えてくる多様性 ギャグマンガ家として活躍されるおおひなたごう先生。幼い頃からたくさんのマンガに囲まれて育ったおおひなた先生は、いつしかマンガを読むだけでなく、描くようになっていたのだという。「描いたものを人に見せて、その反応を見るのが好きだったので、よく親や友達に見せていました。中でもギャグマンガは見せたときのリアクションがとても良くて、たくさん描いていましたね」。 マンガ家としてデビューしたのちも、読者に笑ってもらいたい、と高いエンターテインメントの意識の中でマンガを描き続けていたおおひなた先生。そんな中、2012年から連載が開始された、「目玉焼きの黄身 いつつぶす?」という作品は、作者であるおおひなた先生自身に大きな影響を与えたのだという。「食べ方の違いをテーマに純粋なギャグを描こう、と思っていたのですが、描いているうちにもっと深いところにテーマが浮かびました。ただ違う、ということだけで一喜一憂する面白さだけではなく、どうやってその違いを受け入れていくのか、を描いてみたいと思い始めたんです」おおひなた先生は、これは京都精華大学の掲げる「多様性」の考えとリンクする、という。「人の違いを受け入れることの大切さ、というのは僕自身も意識したいところですね」。 本作品は2014年にはNHKでアニメ化、2017年にはMBS系列で実写ドラマ化された、人気作でもある。「“食”というのは、誰もが共感できる価値観で、僕のマンガを読んだことがない人でも受け入れやすいテーマであったのだと思います」とおおひなた先生は語る。また、この作品を描いてから先生自身のマンガの描き方にも変化が。長編作品に積極的に取り組んだり、食というテーマを追求したり、とギャグだけでなく、ストーリー性に深みの増したマンガが増えたのだという。「『星のさいごメシ』という作品があります。これは、食をテーマにしたマンガ第二弾で、人生の最後に何を食べるか、という誰もが一度は考えるテーマになっています。ぜひ読んでみてください」。 若い世代に教える、おおひなた流マンガ道 読みやすい作品を第一に考えている、というおおひなた先生。昔から心掛けていることではあるものの、教鞭を執るようになってから、もっと意識するようになったのだという。「大学で教えるようになってから、改めてマンガについて学ぶ機会が増えました。学生の描くネームは読みにくいものが多いのですが、それを教えるためには僕自身が読みやすいネームを描かないと説得力がないですからね」とおおひなた先生は優しく微笑む。マンガ家を目指す若い世代に対して、おおひなた先生は、若者が考えていることを理解するのが大変、と苦笑しながらも、その感性に触れることで学生から学んでいることも多いという。「学生にちゃんと漫画家として巣立ってもらうためには、僕自身がしっかりとした知識を持って教えないといけません。義務感もプレッシャーもありますが、毎日身が引き締まる思いで、良い緊張感を持って過ごせています」。 社会と関わることで養う感性の大切さ おおひなた先生は、過去に「ギャグ漫画家大喜利バトル!!」と題し、ギャグマンガ家のみで行われた大喜利イベントを長年主催していた経験がある。そこには、おおひなた先生の考える、マンガ家にとっての横の繋がりの大切さへの想いがあった。 「社会実践力育成プログラム授業の話をお聞きした時に、ちょうど岩倉具視幽棲旧宅のスタッフの方と知り合う機会がありまして、小学生向けの歴史学習用の紙芝居を作ることになりました」。他者と関わったり貢献したりすることは、社会に出ると必ずやらなくてはいけないこと。この授業での経験が、少しでもその予行演習になれば、とおおひなた先生は願う。これは、マンガを描くうえでも常に読者を想定して描く、という意識に繋がるのだという。「視野をどんどん広げて、色々な世界を自分の作品に取り入れて欲しいですね」。授業を通して、人前で発表することの大切さや、今まで考えてこなかったことを考えるきっかけを見つけて欲しい、とおおひなた先生は期待する。 #### 積極的に世の中を読み解く力 大溝 範子(OMIZO Noriko) デザイン学部 ビジュアルデザイン学科 デジタルクリエイションコース ゲーム制作で培う「企画力」 企業でゲーム開発をしてきた経歴を持つ大溝先生は、デジタルクリエイションコースで、ビジュアル表現を中心にゲーム制作の授業を担当している。 2年生では企画力を身につけるため、学生達はまずカードを使ったボートゲームの商品企画をします。世の中のニーズに合ったコンセプトを考えることから始め、企画に沿ってチームで試作を繰り返し、自分達で遊んでゲーム性を確かめながら進める。その中で特に優秀だった作品は実際に商品として制作し、イベントや購買部で販売されるのだとか。「今の学生たちはネット世代で、直接人と親しくなるのが少し難しい世代。授業を通して、対面でも楽しみながら自然に親しくなれるようなツールが作れたらいいな、と思います」。 3年生になると、今まで学んできた3Dモデリングやプログラミングの知識を駆使し、VRゲームの制作に取り掛かる。「企画がVRに合っているかを考えることは大切で、例えば3D空間上では距離感が掴みにくいため、シビアな操作を求められるゲーム性だと難しかったりします。ゲーム内容については作りながらみんなで意見を出し合います」。卒業後は、職業や趣味としてゲーム制作を続ける学生はもちろん、VRゲーム専門のゲーム会社を起業した卒業生もいるのだとか。大溝先生のもとでゲーム制作を学ぶことは、大きな将来への一歩につながることは間違いないだろう。 おおらかな国、タイ 大溝先生は社会実践力育成プログラムにて、国際文化学部の堤先生とともに、海外ショートプログラム(アジア タイ)を担当されている。授業を持つまでタイに行ったことがなかったという大溝先生。授業を通して学生たちと一緒に、どんどんタイの魅力を知っていったのだそう。 精華大学と提携校である、タイ北部チェンマイにあるチェンマイ大学にて、芸術系の授業を受ける本プログラムでは、滞在期間2週間の間に伝統舞踊や伝統楽器を習得する。「古都チェンマイの歴史を学びながら、街を観光したり、寺院や歴史的遺産を実際に訪れて、現地の方に文化や歴史を説明していただいたりします。仏教信仰が今も生活に根付いた国なので、興味深い話をたくさん聞くことが出来ます」。 楽器はギターに近い「スン」と、弓で音を奏でる「サロー」を練習する。「楽器隊の中にいる、横笛の『クルイ』という楽器の音に合わせて、他の楽器がチューニングをします。絶対的な音階があるわけじゃなくて、その場で音を合わせていく感じが、タイっぽいなと感じますね」と、大溝先生は語る。旅の最終日には発表会が用意されており、2週間で習得した舞踏や楽器演奏を現地の方にお披露目するのだそう。 「タイの人はみんな優しくて、おおらかなんです。人に優しくするのが当たり前、みたいな感じで、面倒臭いことでも、私たちが喜ぶだろうと思ってやってくださる」。そんなタイ人気質に感激した学生も多いようで、帰りたくない、という声も多くあったのだとか。帰国後、次は交換留学に行きたい!と、タイ語を勉強している学生もいるのだそう。 恐れず、前に進む勇気を 世界を知り、違う文化を尊重することは大切だと、大溝先生は語る。開発途上国のイメージがあるタイだが、実際に訪れてみると、タクシーをアプリで呼び出して移動するのが当たり前だったり、コンビニやドラッグストアもたくさんあって、日本とそんなに変わらないのだとか。「日本の方が規制が厳しいぶん、タイより遅れているところもあるくらいです。実際のタイでは、伝統や文化を守りながら、生活が豊かになる最新技術をどんどん取り入れています」。 最近よく見られる傾向として、失敗をして、時間を無駄にしたくない、と考える学生たちが多い、と大溝先生。「無駄な時間自体が得難い学びになるので、体当たりしてみるといい。タイみたいな全然知らない土地に行ってみるのもいいと思います」。今回練習したスンやサローなど、もちろん参加した学生全員が弾いたことのない伝統楽器。それでもなんとかチャレンジして、失敗を繰り返しながら、発表会では無事綺麗な音色を奏でることができたのだという。「失敗を恐れず、積極性を持って、世の中のニーズを読み解きながらどんどん前へ進んでいって欲しいと思います」と、大溝先生は優しく微笑む。 #### 自分で見て、考えて、学ぶ 前田 茂(MAEDA Shigeru) 国際文化学部 人文学科 教授 ウィンダム・ルイスとヴォーテシズム 20世紀前半に活動した画家であり作家でもあったウィンダム・ルイスについて研究・調査を行っている前田先生。現在は、彼が主導した英国で最初の前衛美術運動といわれるヴォーティシズムに関する研究を進めている。 前衛である、ということの条件の一つにマニフェストがあるということがあげられる。例えばシュールレアリスム宣言など、20世紀に入ってメディアを使って自分たちの活動を広く大衆に知らしめたことが特徴だ。 ルイスも例外ではなく、機関誌『ブラスト(Blast)』を刊行し、そのなかでヴォーティシスト宣言を発表したという。「当時としては、まず表紙の色がピンクである、ということが衝撃的で、さらに特殊なタイプフェイスを使うことで、当時のイギリスの“良き趣味“に対して、それではだめだと宣言したんです」。第一世界大戦が間近に迫る時局に対して、芸術家側からも応答をしなくてはいけない、という危機意識がルイスにはあったのだと、先生は語る。 雑誌ブラストの誌面は、新聞や広告などのレイアウトが採用されており、少し独特な内容となっている。これは、メディアを通して自分たちの活動を明らかにしていくという、前衛芸術の手法でもある。「当時流行したイタリアの未来派を警戒して、パロディで作った雑誌なんです。似たようなスタイルで出版することによって、何かがおかしいことを大衆に気づかせようとしたんです」と前田先生。未来派は大衆を動員し、全員を同じ方向へ向かわせようとするファシズムの出発点となった芸術運動。ウィンダム・ルイスは、大衆の感覚に訴えかける芸術というメディアにある種の警鐘を鳴らしたのだ。現代ではマーシャル・マクルーハンのおかげであたりまえとなった「メディア」=「コミュニケーションのメディア」という考え方を、彼はかなり早い段階で意識していた。とはいえ、当時、ファシズムに対する警告はパロディのような形でしか表現できなかった。 「皮肉と取って良いのか、大衆に理解してもらえなかったんですね。結局、彼自身が発達するメディアを上手くコントロールできなかったんです」。その後、当時徹底的に悪だとされていたナチズムに対して宥和政策を唱えたことで、ウィンダム・ルイスは歴史の影に消えていった。が、現代でも彼のファンは多く、同時代のヨーロッパ美術と比べてもひけをとらない抽象美術への反応など、再評価されるべき側面はけっして少なくない。 芸術家と思想 ルイスは、文章だけでなく芸術家として絵も描いている。 ロンドンの帝国戦争博物館が所蔵する「A Battery Shelled」という絵画は、前線へと動員され、訳もわからず働かされている大衆をヴォーティシストのメンバーたちが見ている…という構図で構成されている。明らかに写実的な人物表現と、かなり抽象的な人物表現を対比することで、大衆自身が未来派の称揚する感覚とスピードの奔流に巻き込まれて砲弾と同等の存在になっていることを客観視できるように促しているのだ。「今でも、『アート』と名のつくものは全部いい!みたいな風潮はありますよね。要するに、アートのように感覚的なものを使って、人をある一定の解へと誘導するような。ルイスは思想家と芸術家の両方の視点をもっていたので、思想そのものの善悪がどうというより、思想に芸術作品が利用されることに異議を唱えたのです」。前田先生は、そういった考えに非常に共感できるので奥が深いと、ルイスの研究について楽しそうに語る。 台東区という場所で学ぶこと 前田先生は、社会実践力育成プログラムにおいて、国内ショートプログラム(東京都台東区)“東京都台東区調査−東京のいまむかし−”を担当している。「僕が東京に住んでいることもあって、学生さんには台東区に行ってみてもらおうと考えました」。台東区には、東京大学や東京藝術大学、また上野動物園や浅草、少し繁華街からそれると中国やインド出身の人たちが営む屋台やお店がある。歴史的にもかなりバリエージョンのある街で、学生はおよそ3人1組のグループとなって、1週間滞在し、人々や店を取材。最終的には一人一つのテーマに沿ったA3サイズの観光マップを作る。 座学で学んだことをどうアウトプットするのか?それは、目的が明確に定まっていないと難しい。インプットの段階からアウトプットについて考えることで、ものを作るプロセスを見渡す視野を養うことができるのだ。「学生さんのほとんどは卒業後、会社に勤めます。自分の前の工程の人が何をしていて、次の工程の人が何をするのか。そういったことが見えていないとものづくりはうまくいかないので、この授業を通してそういった意識ができるようになれば」と、前田先生は微笑む。 今年卒業する学生は、コロナの影響で入学時から遠隔授業を主とした授業を受けてきた。実際に人と会うことを前提とした科目を用意できないか…。「働くようになったら職場と家の往復の繰り返し。そうじゃなくて、少し寄り道をするのも楽しいものです。キャンパス内だけで完結しない大学生活っていうのも悪くないし、いろんなものを見て感性を養うことはいくつになっても大切だと思います」。 #### 芸術に関わる、ということ 伊藤 まゆみ (ITO Mayumi) 創造戦略機構 展示コミュニケーションセンター特任講師・センター長 / ギャラリーTerra-S キュレーター キュレーターとは 伊藤まゆみ先生は、京都精華大学校内に設置された「ギャラリーTerra-S」で、キュレーターとしてギャラリーの運営および展覧会の企画、作品の調査研究等に取り組んでいる。 本校に赴任するまでの14年間、神戸アートビレッジセンターやトーキョーアーツアンドスペースなどで、展覧会の企画やアートディレクションに携わり、才能あるアーティストの掘り起こしや若い人材の育成などに力を注いできた。「私の場合、このアーティストに参加してもらうことで、その場所が活性化するのでは…という視点で、企画を考えたり作品を選んだりすることが多いですね」。 第一線で活躍するアーティストと協働して展覧会をつくるほか、地域の小学生を展覧会に招待して鑑賞授業を行ったりすることもあった。例えば、神戸市ゆかりのイラストレーターと連携した展覧会では、神戸・新開地の街並みを家の形をした木製のオブジェや植物などで抽象的に表現した。いつもとは異なる風景を俯瞰的に見て、子どもたちは生まれ育ったまちにどんな思いを重ねるのだろう。「芸術の地産地消というのでしょうか。子どもたちが地域について考えるきっかけになればと思いました」。 山内庸資展「NEW OPEN AREA」展示風景(神戸アートビレッジセンター/兵庫)2014年 撮影:SKKY.Inc 画像提供:新開地アートひろば ギャラリーTerra-Sの取り組み ギャラリーTerra-Sでは、展覧会の企画・立案・広報、教育普及事業などに取り組んでいる。2022年6月から行われた「越境」展では、コロナ禍で人が移動できずに逼塞した状況や、戦争が身近に迫る世界情勢に対する危機感などをテーマにした。本校が収蔵するメッセージ性の高い作品群と現代アーティストの作品を組み合わせ、土地、記憶、ジェンダー…それらを越境することで今まで見えなかった芸術の普遍性が浮き彫りにされていく。 また、2022年11月の「Seika Artist File #1「ゆらめくいきものたち」展では、生き物をモチーフにした作品をテーマに展覧会が行われた。Terra-Sのガラス張りのオープン構造を活用した展示で、大学の周囲にある豊かな自然とそこに棲む生きものを借景として、会場を訪れた人たちも展示空間と一体となって多様な揺らめきが輻輳していく…。Terra-Sは天井が低い部屋や細長い空間など特色のある展示空間を備えており、それぞれの場所で独創的な作品展示を展開していくことが可能だ。例えば、さまざまな生き物の形をした針金製のオブジェたちがオレンジの糸で繋がれゆったりと回転するインスタレーションや、金箔を用いて鳥や松などが描かれた絵画と映像を組み合わせた作品など、「空間自体がまるで料理を作るようにうまく仕上がっていくのがとても楽しいですね」と伊藤先生は微笑む。 Seika Artist File #1「ゆらめくいきものたち」展示風景(京都精華大学ギャラリーTerra-S/京都)2022年 左から:安喜万佐子《カオス フロム オーダー・オーダー フロム カオス <北の森>》2020、《沈黙の水鏡、暁の鳥 + Birds, Waves, Snow, 2022》2020-2022 撮影:高野友実 キュレーターとは、アーティスト・作品・鑑賞者をつなぐ存在。「私の場合、アートセンターでのキャリアが長いので、美術館の学芸員ともまた違う視点で、プロデューサーやディレクター的な目線から作家の魅力を目利きし、その芸術的価値を引き出して社会に伝えていきたいですね」と伊藤先生は話す。 展覧会の運営で培う社会実践力 社会実践力育成プログラムでは、京都精華大学ギャラリーTerra-Sで学生たちに展覧会の運営を体験してもらった。大学では作品制作をメインに取り組む学生が多い中で、自分たちの作品がどのような意図や思い、経緯で展示され、どんな人たちがそこに関わっているのか?「現場を体験することで、作品づくりに対する姿勢も変わってくるはず」と期待を込める。 今年度は、20名の学生が参加し、「デザイニング・ダンボール&ダンジョン−遊びのデザインを探る−」展(2023年6月30日〜8月6日)の会期中、来場者の受付や作品の搬出入、ワークショップの手伝いなどを行った。ギャラリーの3分の2が埋まるほどの大きなダンボール迷路。来場者は、迷路を改変してもOK。子どもたちは自由に迷路に絵を書いたり切ったり、段ボールの紙きれで工作物を作ったり、毎日のように迷路はダイナミックに変化していく。 「デザイニング・ダンボール&ダンジョン-遊びのデザインを探る-」展示風景 (京都精華大学ギャラリーTerra-S/京都)2023年  撮影:山神美琴 学生の多くは、それぞれたくさんの学びを持ち帰る。ギャラリー運営の裏側を知れたり、来場者の対応について分析したりと、この経験が表現者として大きな成長につながっていくのは間違いないだろう。「私自身、学生の発想や機転を利かせた対応などから学ぶことも多かったですね。これをきっかけに、美術の仕事に興味を持ってほしいと思います」。伊藤先生は未来のキュレーターに優しげな視線を投げかける。 #### 若者たちの持つ力 ナン ミャ ケー カイン (NANG MYA KAY KHAING) 国際文化学部 グローバルスタディーズ学科 共通教員 在日ミャンマー人コミュニティ ミャンマー出身のカイン先生は、大学院で開発経済学を学び、ミャンマー国内の労働移動を研究し、現在は2021年に起こったミャンマーでの軍事クーデターをきっかけに、日本国内のミャンマー人コミュニティの現状について調査している。 ミャンマー人コミュニティは複雑に構成されており、日本と似て村意識が強いのだと、カイン先生は説明する。注目すべきは、クーデター以降の民衆派の活動の中心は主にZ世代であるということ。2015年の総選挙で、アウン・サン・スー・チーさん率いる政党、国民民主連盟が勝利した。その結果、大学卒業後の人生選択が自由になり、留学ではなく、安定した生活が望める技術・人文知識・国際業務(通称「技人国」)を中心に日本に働きに出る人が増加。そんな中起こった、2021年軍事クーデター。憧れの国日本に行く道を突然断たれ、将来の夢や希望を抱くことも許されず、身近な人が亡くなっていく。そんな現状の中で自らの将来と今後のミャンマーについて真剣に考えた若者たちが立ち上がり、活動しているのだ。 日本でのミャンマー人コミュニティにおける民主化活動について、就労が確保できているため自身の生活に困ることがなく、平日の夜や土日に活動に参加することができるのだという。また、今では日本全国どこにいてもオンラインミーティングが可能な上、ミャンマー国内の情報をネットから知ることもでき、また、その情報を日本に拡散することもできる。軍の妨害により困難を極める、国内の避難民への支援についても、日本での街頭募金活動やクーデター以降に制作された映画の興行収入、チャリティグッズの売上金をミャンマー国内や国境付近のNGO団体を経由し支援している。 ミャンマーのクーデターと私たち 「自分たちの思っていることを自由に話せる、ということが一番身近な民主化」だと、カイン先生は語る。人口の7割が農村に暮らすミャンマーでは、長きにわたり軍政が続き、政府に作物の献上(供出制度)も存在し、かなり歪んだ経済構造が続いていた。2016年以降は民主化の方向へ進展していると実感してきた最中起こったクーデター。民主派を支援する村が多い中で、軍は武器を持たない村人に対して、弾圧として村を放火、更には空爆を行う。非人道的な方法で行われる弾圧には、日本で活動するZ世代のミャンマー人の家族も巻き込まれている。 そんな中、ミャンマーでは現在、海外に出たい人が殺到している。ただ、2021年以前のように気軽にパスポートを取ることは難しい。公務員や国立病院に勤務する医師や看護師、国立大学に勤める教師などがクーデターによる軍事政権への協力を拒み、仕事をボイコットした、市民的不服従運動(Civil Disobedience Movement=CDM)に参加した人は、今も軍から逃げ続け、国外に出ることもままならない。民主化を支援している地域の出身だからという理由でパスポートを発行してもらえないこともある。 政治と聞くと、日本では少し抵抗を感じる人が多い。だからこそ、関心を持ち、どうなっているのかを監視する必要がある、とカイン先生は語る。「どっちの味方をする、とかではなく、自身で物事を考えられるように知識・関心を持ち、情報を集めることが大切です」。ミャンマーで起きている戦争は国内問題のため、ASEANや国連が介入しにくいとされている。しかし、内戦や戦争が起こっている国の国民の命と、他の国の命に優劣などなく、どちらも尊い命である。世界各地で起こっている、武器を持たない一般人が命を脅かされる状況は世界共通の課題であり、日本社会も他人事ではない。 タイでの交流プログラム カイン先生は、社会実践力育成プログラムにて、タイでの海外ショートプログラムを担当されている。バンコク北部に位置するランシット大学を訪れ、学生たちとワークショップを行った。授業には6名が参加し、日本語学科で日本語を学ぶ学生との交流を楽しんだ。 地図に載っていないバンコクを旅する、というテーマで、現地の学生に様々なところに連れて行ってもらい、最終日にその成果を発表した。「タイではナイトマーケットなど、マーケットが有名で、あるグループは別の大学に行って、大学構内のマーケットを楽しんだそうです。そこでは、学生さんが作ったものを商品として売っていて、ランシット大生もよく遊びに行くのだそうで」。京都精華大学にもこういった場所があればいいね、と盛り上がったのだとか。 個人で旅行に行くのとは違い、現地の学生と直接触れ合い、そこからSNS等を通じて国境を超えた良い友人関係がスタートする。この授業に参加する意義はそこにある、とカイン先生は微笑む。 #### 言葉と営み、世界を知る 磯辺 ゆかり (ISOBE Yukari) 国際文化学部 グローバルスタディーズ学科 共通教員 人と言葉の関係 この世界には6000語以上の言語が存在するとされる。こんなに多くの異なる言語が存在しているにも関わらず、それらの言語処理メカニズムを突き詰めると、ひとつの共通点が見えてくるのだと、磯辺ゆかり先生は説明する。それは「音」だ。「実は、この世界には文字を持った言語のほうが少ないのです」。言語の歴史を紐解くと、人々の意思疎通は太古の時代にボディランゲージから始まり、やがて真っ暗な夜や遠くからでも互いにコミュニケーションできるよう、音声を使ったやりとりが始まった。文字が使われるようになったのは、人類の歴史から見るとほんの最近の出来事なのだという。「それぞれの言語が持つ豊かな韻律・響きは、それぞれユニークで魅力的なものが多いですね」と笑みをこぼす。 しかし、今世紀中にはその多くの言語の半数が消滅するという。現代社会において、若い世代が経済言語を学び、古い言語を引き継いでいくことが難しくなってきたのが理由だという。「言語というのはコインの裏表のような関係」と磯辺先生。表側に見えるのは文法や単語などの知識だが、「裏側には、人々がその言語を使って育んできた何百年、何千年の文化や歴史、暮らしの営みが刻み込まれています」。言語を学ぶということは、そうした価値観を承継し、次代に伝えるということに等しい。「コミュニケーションの手段としてだけでなく、あらためて言語が持っている本質について考えるきっかけにしてもらえたら」と話す。 言語処理のメカニズムと言語習得 人が生まれて、最初に馴れ親しむ言語-私たちにとっては日本語-は、第一言語(母語)と呼ばれる。だが、例えば英語やフランス語など、いわゆる母語以外の第二言語を身に着けるのはなかなか容易ではない。赤ちゃんが最初の言葉をどのようなプロセスで覚えるのか、第一言語の習得プロセスの研究では、赤ちゃんは単語を一つひとつ覚えるのではなく、大人たちの話す言葉を丸ごとフレーズとして覚え、成長するにつれてそれぞれの単語に分解している、ということが明らかにされている。これは言語処理メカニズムのデフォルトであり、第二言語を学ぶときも同じことがいえるという。「言語の習得には『音』が何よりも大切。言葉のメロディラインを意識するといいですよ」と磯辺先生はアドバイスする。音と一緒に、まとまりのある文章を何度も繰り返し発音する。「だから、音読やシャドーイングは効果的だと言われているのです。もちろん、映画や音楽など、好きなものを楽しくインプットしていくのも効果的です」。大人になっても小さい頃の童謡や校歌を歌えるのは、この言葉の『音』の記憶メカニズムが深く関係しているのだとか。「言語習得能力に年齡の限界はないので、いつからでも新しい言語に楽しみながらチャレンジしてください」。 海外に行く、という意味 磯辺先生は社会実践力育成プログラムにおいて、数多くの海外ショートプログラムを担当している。京都精華大学が実施している語学留学の魅力は、事前に留学先の基本的な情報(地理、歴史、文化など)をしっかりと調べた上で、そこから学生自身が気になるトピックを一つ選び、現地調査を行うところにある。「自分なりの問いを立てることで、留学先の見え方がすごく変わってくるし、それを通して現地でのコミュニケーションの輪も広がる。そこが一般の観光ツアーとは大きく異なる点です」と磯辺先生。テーマは学生の興味や関心によって様々だ。食文化や風習・慣習…、例えば今回のショートプログラムではフィリピンのピアス文化について独自リサーチしている学生もいる。フィリピンでは、生まれて間もなくほぼすべての女の子の耳にピアスを開ける習慣があるのだとか。ファッション、まじないなど、その理由は諸説あるそうだが、「学生さんが現地で何を見、何を肌で感じたのか、帰ってきて報告してくれるのを心待ちにしています」と頬を緩める。 留学を経験した学生には必ず何かしらの変化が見られるという。このプログラムの参加をきっかけに海外への興味が広がり、長期の交換留学に挑戦する学生も少なくないという。「インターネットで何もかもが完結できる時代、言語を学びながらリアルに海外の文化や日常生活を実感するというのは、とても価値のある体験です」と磯辺先生。異国の地で見知らぬ人と出会い、限られた時間と予算の中で自分でやりたいことを自分一人で考える…。これは日本ではなかなか経験できないこと。『かわいい子には旅をさせよ』とは、まさにこのことだろう。 磯辺先生が何年もこのプログラムを担当してきて、確実に言えるのは「いままで海外留学にチャレンジして後悔した学生は一人もいない」ということ。少しでも異なる世界や文化に興味があれば、ぜひ挑戦してみてほしい。きっと未来の成長につながる素晴らしい経験が、あなたを待っているに違いない。 #### 記紀から読み解く日本語の歴史 是澤 範三(KORESAWA Norimitsu) 国際文化学部 人文学科 教授 日本書紀は大陸に向けた史書だった!? 「日本書紀」を中心に、漢字の歴史、特にまだ漢字しか使われていなかった上代(飛鳥~奈良時代)に「日本でどのように漢字が受け入れられ、そして日本独自の読み方、書き方が定着していったかを研究しています」と是澤先生。 日本書紀と古事記は共に日本に伝存する史書ですが、古事記は変体漢文、つまり本来の漢文の語法に拠らず、日本人が解釈しやすいように音訓読みが入り混じった文体で書かれ、意図的な漢文の誤用が見られるなど、国内の読み手に向けた歴史書ということが分かります。 一方、日本書紀は全30巻が残っていて、いわゆる漢文で書かれていますが、これまでの研究で全体の2/3を日本人が、1/3を中国人(渡来人)が著したことが明らかになっています。特に、巻14の雄略天皇紀から連なる一群はα群と呼ばれ、中国の古典を踏まえた表現が多く見られ、四六文と呼ばれる四字と六字からなるリズム感のある漢文体が使われていたり、また「一書曰」「一書云」というように異伝を紹介したり、中国の歴史書に応じた書式で書かれていることも少なくありません。雄略天皇は、万葉集第1巻の最初に御製歌が収められ、古代日本史をかたちづくる上で重要な役割を果たした画期的な天皇。「中国など大陸に日本の国をアピールするために、当時の国際的な知識人が修史に関わっていたことが読み取れて興味深いですね」と話します。 漢文訓読で紡がれる歴史ストーリー では、漢文をいつ頃から訓読するようになったのでしょうか。例えば、日本語の「もし」という言葉には、「仮定(もし~ならば)」と「推量(もしかしたら~だろう)」の二通りの意味があります。漢文ではそれぞれの用法によって、「若(もし)」「蓋(けだし)」というように使い分けされますが、古事記などを見るとどちらも「若」という漢字で統一されていることが分かります。奈良時代あたりからたくさんの漢字が整理され、かな・片かな表記が登場した平安時代中期になると返り点(返読)なども多く見られるようになります。 日本書紀は正史の一つとして、平安時代までは宮廷の一級官僚たちが講読する重要なテキストでもありました。しかし、鎌倉時代以降になるとその所轄は京都の著名な神道家に移り、例えば不浄・穢れと考えられる表現を別の言葉や意味に置き換えるなど、日本の文化や伝統、歴史観に沿った読み方がされていきます。今、私たちに馴染みのある漢文訓読が定着するのは江戸時代になってから。結果として、上代に読まれていた本来の漢文とは違う訓読なども見られますが、日本語として違和感はなく、「先人たちの努力によって、何百年も昔の物語を臨場感たっぷりに楽しむことができます」と是澤先生は笑みをこぼします。 台湾の旅を通してグローバル体験! 2002年から3年間、台湾の長榮大学の日本語学科で教鞭を執っていたという是澤先生。今から10年前には、(社)日台政策研究所の立ち上げに参加し、日本と台湾の研究者たちの成果発表会を開催するなど継続的な活動を続けています。「親日家が多く、日本の原風景が残されているのが魅力」。日本統治時代の台湾総督府が、現在は総統府としてそのまま使われ、観光資源として活用されたりするなど、「日本文化が海外でどのように受け入れられているかを知る機会になりました」と振り返ります。 社会実践力育成プログラムでは、海外ショートプログラム「体感するアジア<魅惑の島、台湾>-台湾の過去、現在、未来を探る5日間の旅-」を担当。2025年度は8月に実施され、京都精華大学と協定を結んでいる台中市の静宜大学を訪問し、現地の学生たちと交流を深めました。参加者はそれぞれの興味や関心に応じて現地を自由にレポートし、帰国後は1枚のパネルにまとめて発表を行います。過去には、電車に揺られて台湾国内を一周したり、台湾のアイドルについて調べたりするなど、「ユニークな着眼で、こちらがハッとさせられることもありました」。 静宜夜市 言葉や文化、習慣の壁などのハードルはありますが、むしろそれが魅力です。グローバルの時代を迎え、「まず海外に飛び出してみましょう!」と是澤先生。台湾で、物理的・精神的バリアのない開放感を経験すれば、きっと皆さんの視界は世界に向かって大きく広がっていくに違いありません。 中正紀年堂自由広場門 #### 遊び、作る、パラモデル 中野 裕介(NAKANO Yusuke) 芸術学部 共通教員 ©️Yusuke Nakano / PARAMODEL Courtesy of MORI YU GALLERY パラモデルについて メタフィジカルな模型遊びをテーマに、鉄道玩具である「プラレール」を用いた大規模なインスタレーションなど、多様な形式の作品を発表している中野先生。同級生の林泰彦さんとともに結成したアートユニット「パラモデル」の活動を経て、現在はソロ名義の「中野裕介/パラモデル」として様々な作品を手掛けている。 パラモデルの代表作といえる、プラレールを用いた作品が確立されるようになったのは、ユニットとして活動を始めて間もない頃の話。あるギャラリーで展示に取り組むことになった際、ぼんやりアイデアを考えながら自転車で散策をしていたところ、通りすがりの空き店舗の広い場所で、プラレールを使って自由な発想で遊ぶ子どもたちを見て、これを素材として使えばギャラリーの大きな空間でドローイングすることが可能なのでは…と思い立ったことがきっかけだ。 ドローイングや絵画作品のようで、立体作品でもあり、建築作品のようでもある。終わりのないレールを繋げていくことで、まるで大きな大樹のようであり、生命の形にも見える。その作品と向き合えば見方や感じ方が変わり、思わず夢中で引き込まれてしまう。そんな不思議な魅力を持つこの作品は、多くの人から注目を浴びることとなった。 2003年から使い始めた“パラモデル”という言葉の“パラ”という部分には、多くの意味が含まれている。子どもの頃からプラモデルが好きだったことや、また和製英語のキッチュな響きが魅力的だったこと。パラレルやパラドックス、さらには仏教用語としても多く登場する。決してイメージが一つに縛られない…。この言葉はまさに、中野先生の活動理念を体現していると言えるだろう。 わすれたかなたのわすれへん回路の話 2023 制作風景 石切回廊/大阪 *常設インスタレーション photo : 高野友実 ©️Yusuke Nakano / PARAMODEL Courtesy of MORI YU GALLERY 本から得たもの ある時、京都国際マンガミュージアムからの依頼で、漫画家・赤塚不二夫先生のトリビュート展覧会に参加することになった中野先生。「天才バカボン」や「おそ松くん」など、有名な作品はもちろん知っているが、展示会に向けて今一度、じっくり漫画を読み込み、トリビュート作品を作ったのだという。漫画から得たインスピレーションの赴くままに、青写真に描く、描く、また描く。そしてマンガミュージアムの壁には、天才バカボンに登場するバカボンのパパと本官さんを、プラレールというツールを用いてドローイングしてみせたのだ。絵画でも彫刻でも写真でもない。読書や書物からの触発や、そうした創作体験を経て、自分なりの解釈を加えることで、そのインスピレーションから作品を作ることに大きな手応えを感じたと振り返る。 赤塚不二夫先生のマンガ作品にもとづく公開制作:バカモデリック・グラフィティ(パパと本官)2011  京都国際マンガミュージアムの外壁にプラレール サイズ可変 グループ展「赤塚不二夫マンガ大学展[ゲージュツ篇]」 京都国際マンガミュージアム*展示室外部での公開制作 photo:表恒匡©Fujio Akatsuka - illustrated by Yusuke Nakano 2011 Courtesy of MORI YU GALLERY 偶然と運命、その境界 「俊徳丸」という八尾に伝わる物語がある。謡曲や浄瑠璃、歌舞伎など出典によってその内容は異なるが、例えば説経節のおおむねのストーリーはこうだ。俊徳丸は美しく利発な若者であった。やがて隣村の娘と恋に落ち、将来を契る仲となるが、継母の呪いがもとで失明、家を追われて物乞いをする身となり果てたものの、観音菩薩に祈ったところ、やがて病は癒え、二人は夫婦となって幸せに暮らしたというもの。 中野先生は、地元の東大阪で紡がれてきた伝説に強く関心を引かれ、徐々に自身の作品に俊徳丸のニュアンスを入れ込むようになった。人々の考えや常識、時代の風潮に合わせて、ある意味、可塑的に形を自在に変え、現代まで連綿と受け継がれてきた俊徳丸伝説。「物語というのは、本来固定されるべきではないのではないか。今もその性質を保ちながら存在しているこの曖昧性に魅力を感じます」と、先生は語る。 昨年の春、地元で俊徳丸伝説をメインとした展覧会を行った。映像を用い、たくさんの文字が波のように打ち寄せる投影作品や、巨大な設計図のように描かれた俊徳丸少年、もちろんプラレールを用いた作品まで、展示は多岐にわたる。地域の郷土史家とのトークイベントや障がい者施設とのコラボレーションなども開催し、あらゆる世代の人が訪れ、有意義な時間を過ごすことができた。 …ある時、先生は実家で曽祖父の遺したものがふと気になり、見てみることにした。そこには能楽の詞章である謡本がたくさん残されており、それらの中に『弱法師』もあった。ボロボロで練習の跡の伺えるその謡本をめくってみると、近所の神社で開催されていた謡の会の番付表が出てきたのだという。驚きつつも詳しく見てみると、そこには「弱法師」の演目があった。なんと、曽祖父はまさに弱法師(俊徳丸)を演じていたのだという。「ハッとしました。ぜんぶここにあったんだと。すべては偶然じゃなくて、必然だったんだな、と感じましたね」と、中野先生は微笑む。 俊徳丸の模型(よろぼう少年) 2015 石粉粘土、クリスタル、ビーズ、金属、木、アクリル、貝殻、プラモデル 13.0×13.0×19.5cm かしこい犬の模型(よろぼう犬) 2015 石粉粘土、クリスタル、ビーズ 6.5×7.5×6.5cm photo:表恒匡 高松市美術館 所蔵 ©️Yusuke Nakano / PARAMODEL Courtesy of MORI YU GALLERY 個展「よろぼう少年、かなたの道をゆく ▷▷▷《俊徳丸伝説》であそぶ」 2024 展示風景 東大阪市民美術センター photo : 高野友実  ©️Yusuke Nakano / PARAMODEL Courtesy of MORI YU GALLERY #### 違いを受け入れ、活かすために 辻田 幸広 (TSUJITA Yukihiro) マンガ学部 マンガ学科 キャラクターデザインコース コミュニケーションツールとしてのアニメ イギリスで12年間過ごし、アニメーション作家として数々の実績を持つ辻田先生。先生はアニメーションはコミュニケーションのひとつだと説明する。見ている人の意識をどこに向けるか、感情をどのように誘導するか、それら全てを設計して制作されているのだ。コミュニケーションツールとして、どの年齢を対象にした作品なのか、思想や背景、歴史を鑑みているか、何を伝えたいのか、何が必要なのかをしっかりと考える必要がある。 日本では、常識やマナーに縛られている部分も多いが、世界に通じるエンターテインメントとして、社会の中で自分のやりたい表現が、どのような意味を持つのかを考える訓練をすることが大切だ。 作品と向き合うということ 先生の作品のひとつである「greytown」。皆が個性を隠したグレーの街で、ひょんなことからグレーの内側にカラフルな服を着ていたことがバレた主人公だったが、実は皆がそれぞれの色を隠しており、それをきっかけに個性を表に出したカラフルな街になる。 人と違う自分のアイデンティティを見せるためには、抱えている問題や訴えたいことをどの方向に持っていきたいのか、またそこに生じるリスクまで含めて考えなくてはいけない。ある一定のボーダーの上で生きている私たちにとって、マイノリティとしてどこまではみ出すべきなのか。それを見せつけたいのか、啓蒙活動、もしくは説明がしたいのか、問題定義や提案なのか…。自分と向き合って、どうしたいのかを明確にした上で、ある程度の覚悟を持って作品として表現するべきであると、先生は語る。 「greytown」 重要な「プロセス」 モノを作る際には、何事も計画を立てる必要がある。何をしたいのか、それを達成するためにどのような手段を用いるのか、ゴールとして何を制作したいのか、これら3つのことを最初に考え、作りながら調整を重ねていく。その過程を経ることで、自分の考えからブロダクトの部分までモノを編むことができるのだ。 目の前のモノを作るときに、今ある最適解を用いるべきか、その最適解の再チェックから入るべきかを考えることも大切だ。同じやり方を続けているだけでは、プロセス自体が古くなっていく。新しい技術を入れることを余白と考え、自分がいる世界に閉じこもってしまわないようにしなくてはならない。 イギリスを体験する 海外ショートプログラムで、イギリスでのプログラムを担当している辻田先生。イギリスではコンセプトベースにモノを作っていく。街には過去、現在、未来のコンセプトベースに作られたモノが溢れており、日本ではなかなかできない面白い体験ができる。例えばイギリスの名門演劇カンパニー、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーで舞台化され、上演されている「となりのトトロ」は、日本でも馴染み深い作品であるからこそ、面白さの違いや、イギリスならではの評価などを比較でき、肌で感じることができる。同じコンテンツであっても、距離感やメディアが違うことで、見方や感じ方も大きく変わってくる。これらの体験がこれほど面白いモノだと啓蒙することが自分のミッションなのだと、辻田先生は微笑む。 ### 連携先の紹介 #### “えいでん”を飾る暖かな光 矢田 勝貴(YATA Katsutaka) / 中山 俊朗(NAKAYAMA Toshirou) 叡山電車 産学公連携PBLプログラム(叡山電鉄)として、2023年から鞍馬駅前で行われている叡電キャンドルナイト。叡山電鉄沿線の活性化を目的に、スローライフ運動の一環としてキャンドルナイトイベントを実施するプログラムです。 今回は、叡山電鉄の中山さん、矢田さんに、学生との取り組みやその想いについてお伺いしました。 地元に寄り添い、支え合う、叡山電車の魅力 叡山電車は出町柳駅から叡山本線鞍馬線と二つの路線を持ち、八瀬・比叡山や貴船・鞍馬と京都の有名な観光名所への足となっています。また、沿線には多くの学校が立ち並び、ご利用されるお客様は半分が通勤通学、そして半分が観光のお客様となっています。電車は1~2両で編成され、全てワンマン運転で、運転士及び係員は丁寧な接客・案内を心掛けています。 地域の方々との繋がりを大切に考えて、京都精華大学さんとの連携はもちろん、八瀬叡山保勝会さんとは夏まつりやクリスマスイベントなどを共同で開催し、八瀬の地域を盛り上げたり、八幡前が最寄り駅である同志社中学校さんとも産学連携の「八幡前駅プロジェクト」により駅の活性化に資する取り組みを行うなど、たくさんの方々と一緒に叡電沿線を盛り上げています。 実はコロナ禍となった3年前、観光のお客様の利用がほぼゼロになってしまいました。それでも沿線や通勤通学のお客様は変わらず利用してくださり、いかに地元のお客様が大切かというのを身に染みて感じた3年間でした。だからこそ、地元の方々との連携はとても重要であると、我々は考えています。 キャンドルナイトプロジェクトについて 最初は京都精華大学さんと弊社で包括協定を結んだ取り組みの一環として、駅をキャンドルで飾りたい、という提案を頂いたのが始まりでした。大学さんからは京都精華大前の駅での展示、というお話だったのですが、鞍馬の駅前広場が社有地であり使用でき適度な広さもあるので、こちらから提案させていただきました。去年の第1回目はかぐや姫をテーマにキャンドルアートが展開されました。鞍馬駅の古風なイメージとも合いすごく綺麗で、引き続き2回目も開催予定です。 我々は場所があっても、それをどう活用すべきかは中々思いつきません。学生さんの豊かな想像力、企画力で私どもの場所を使っていただくことでお互いWin-Winの関係になれたのではないかな、と思います。 鞍馬を彩るいくつもの“灯” 京都精華大学との取り組み、そしてこれから 京都精華大学さんとはえいでんアート、という取り組みを2022年から行なっていて、「えいでん」を題材に絵や写真及び楽曲などのアート作品を学生さんに提案していただき、優秀な作品については“えいでんアーティスト”として、作品を紹介しています。 この取り組みを通して、より学生さんに叡電に興味を持っていただき、弊社の新たな価値や魅力を掘り起こして頂きたいと考えています。また、学生さんに発表の場を提供できる、という点でも、とても有意義な取り組みになっているのではないかと思っています。 弊社で行なっている地元とのイベントや、包括連携の取り組みが、公共交通機関がより身近になり、発展していくきっかけに微力ながらもなれればいいなと考えています。 叡山電鉄は今年で開業99周年。この先100年、150年と地域の方の足として永続していける会社でありたいと願います。学生さんの新しい発想力や企画力で、電車の利用促進と沿線の活性化につながるアイデアがこれからも沢山頂ければ嬉しい限りです。 えいでんアートの様子 叡電キャンドルナイト2024は、2月17日(土)16:30~19:30 叡山電鉄鞍馬駅前および京都精華大前駅パラディオ橋で実施します(荒天の場合は中止)。ぜひ、足を運んでみてください。 産学公連携PBLプログラム 叡電キャンドルナイト 2月17日(土)開催! #### お米を次世代へ繋ぐ、伝える 入江 裕司(IRIE Yuji) 株式会社アイリー 2025年4Q集中期間に開講された産学公連携PBLプログラム(京都企業・団体)では、人文学部 2名、芸術学部 2名 、デザイン学部1名の計5名の学生が株式会社アイリーさんにお世話になりました。京都市左京区岩倉で「さかばら米」を発信する「京都岩倉さかばらブランディングプロジェクト」に関与し、学生目線で地域活性化案や商品企画案を行いました。今回は、アイリーの入江さんに、学生との取り組みやその想いについてお伺いしました。 “さかばら”の自然が育てた、美味しいお米 京都・岩倉の中でも特に寒暖差が激しく、雪深く、水のきれいな地域――それが「坂原(さかばら)」です。この自然豊かな土地は、お米作りにとって最高の環境。そんなさかばらで育ったお米の美味しさを、もっと多くの方に知ってほしいという想いから、「京都岩倉さかばら産きぬひかり」として商品化しました。 私は岩倉で生まれ育ち、子どもの頃から田んぼや畑に慣れ親しみ、自然とともに過ごしてきました。社会人になってからは、仕事のストレス解消に農作業に関わるようになり、改めて自然のありがたさや土に触れる心地よさを感じるようになりました。 しかし今、地域では高齢化や後継者不足が進み、農家の人手不足はますます深刻になっています。 そうした現状の中で、「このさかばらのお米を絶やしたくない」という想いが強くなり、約4-5年前、商品化を決意しました。ありがたいことに、百貨店で新米を販売できるようになり、地域の皆さんにも喜んでいただいています。 絹のように白く、もちもちとした食感、そしてほんのりとした甘み――それが「さかばら米」です。このお米を通じて、岩倉の自然や農のある暮らしの魅力が、もっとたくさんの人に広がっていけば嬉しい。そんな気持ちで、これからも活動を続けていきます。 今後は、ボランティアや有志の方々と共に、休耕地が無くなるような取り組みも広げていきたいと考えています。 学生との取り組み 社会実践力育成プログラムさんから産学連携のお話をいただいたときは、とても面白いお話だと思いました。京都精華大学さんは同じ岩倉地域の大学さんですし、地域活性を目的としている私たちにとっては願ってもない話です。精華大学の学生さんは販売ツールも作れるし、売り場にも立てる。これは社会に出た時にとても役に立つスキルです。 最近は大学で学ぶマニュアルと、社会とのギャップが激しくなってきています。それを経験して、凹む、という経験はとても大切なことだと、私は考えています。褒めるだけではなく社会経験のある大人が、そんなに簡単じゃないよ、と教えてあげないと、逆に学生さんが苦しい思いをしてしまう。昔は当たり前だった“下積み”という言葉を聞かなくなってきた昨今だからこそ、現場を経験することが重要だと思います。 お米と学生を“繋ぐ” 今回は、参加した学生さんそれぞれがやりたいことを決めました。てっきりみんなデザイン系のことをやるのかな、と思っていたら企画とか考えてくれる子もいて、嬉しい驚きでした。また、さかばら産きぬひかりの米ぬかエキスを使ったハンドクリームの企画提案や市場調査などを行なってくれた学生もいました。この商品は硬くなった角質をやわらげ、米ぬかの力でしっとり保湿し、お肌に潤いを与える、上品なラベンダー調のリラックスできる香りのするハンドクリームです。 また、プライスカードやレシピなどを作ってくれた学生は、それらを商品と共にデパートの店頭に置きました。作ったものが実際に並ぶ、といった経験はとても貴重なものだと思うので、ぜひ就活で役に立ててくれたらいいな、と思います。 人と人を繋ぎながら、どんどん地域を活性化させ、発展させていき、それを見てさらに興味を持った人が我々の活動に参加してくれる、といった循環をこれからも作っていきたいと思っていますので、学生さんにもそんな活動の一端を知っていただけて、とても良かったです。 岩倉さかばら地域に対して学生視点による企画・デザインの提案 #### こだわりのキャンピングカーに吹く、新たな風 増田浩一(MASUDA Koichi) / 箕浦英二(MINOURA Eiji)/ 田澤竜生(TAZAWA Tatsuo) 株式会社レクビィ 産学公連携PBLプログラム(株式会社レクビィ)として、キャンピングカーメーカー「株式会社レクビィ」と連携を測り、楽しく、夢のような時間が過ごすことができる機能を持ったキャンピングカーの提案を行います。企画の提案を通して、カスタマイズするテーマのアイデア出しや連携先との打合せの経験、プレゼン資料の作成方法、プレゼンテーションの下準備、そして制作、販売まで行うプログラムです。 今回は、レクビィの増田さん、箕浦さん、田澤さんに、学生との取り組みやその想いについてお伺いしました。 ブレないものづくりと、こだわり お客様が求めているものをどのように具現化していくか、というところに重点を置き、決して手を抜かないキャンピングカーづくりを心がけています。コンセプトを決めたらそれを軸に、ブレないものづくりをする、それが大切だと考えています。 弊社ではアメリカやヨーロッパなどではマイナーであると思われる、ワンボックスカーをメインに展開しておりまして、日本人の生活に溶け込みやすく、マイホームにおけるサイズのキャンピングカーを提供しております。 たくさんあるキャンピングカーの中から私たちの車を選んでいただくためには、お客様自身に自分の使い方に合っているな、と思っていただくことが重要です。私たちの会社で作っているものを買いたい、と思っていただけること。それが例えキャンピングカーの購入を考えている2、3割の方だったとしても、その方々に自信を持って商品をお届けする、それが私たちの一番の喜びです。 若者との交流 キャンピングカー業界は若者が少ないため、何かしらの形で若者の力を借りたい、とずっと考えておりました。そこで、京都精華大学さんに声をかけてみると、快いお返事をいただけたので、一緒に今回のプログラムに取り組むことになりました。今までに学生さんと何かに取り組んだことはなく、クリエイターの高齢化も進んでおりますので、外から意見を取り入れることがまずなく、キャンピングカーはこうである、という一定の固定概念の中で長年車を作り続けてきました。そのため、今回の取り組みは会社自体に新しい風を吹かせることができ、私たちにとっても嬉しい取り組みでした。 例えば、デザインを決める際も、まず「デザインを話し合う」ということが驚きでした。デザインというのは何かひとつを決めて、それを皆で追求するものだと思っていたので。デザインも、ターゲットや会社規模によって、決め方に変化をつけていくべきなのかもしれない、と考えるきっかけをいただきました。 今回の取り組みを振り返って 今回、プログラムで制作したキャンピングカーに関して、私どもは実際に作って売れるかどうかのアドバイス、みたいなのは軽くしましたが、発想や考え方は全て学生さんが。ターゲットも学生さんが決められました。今回のようなデザインは前例がなく、なるべく学生さんの意見を否定せず、全て受け入れて製造しました。そのぶん、製造にあたりデザイン的な苦労も多かったですが、普段そのようなところに悩み、工夫して作ることがないものですから、その苦労さえも楽しんで取り組むことができました。 ビジネス的に注文が殺到したかというと、そうではありません。ところが、得られる反応が全く違いました。業界的に京都精華大学のことを知らない人が多い中で、その名を知らしめることができたのは、とても良かったと思います。逆にレクビィも、色々なことに挑戦し、チャレンジ精神を忘れない、周りとは少し違うぞ、というところをしっかり見せることができたんじゃないかと思います。 【キャンピングカーの学内展示、プレスリリース記事】 「遊び心」でワクワクする旅を #### バルーンで繋ぐ地域の輪 河野 将之(KAWANO Masayuki) (株)キャピタル インターンシップ(大学斡旋型)では、京都中小企業家同友会に所属している株式会社キャピタルさんらと連携し、活動を行いました。事業のPRを目的として、ロゴのデザイン、映像の作成を企画しました。今回は、株式会社キャピタルの河野さんに、学生との取り組みやその想いについてお伺いしました。 お客様の“笑顔”が見たくて 元々問屋業をしておりまして、今も卸売事業では長年の実績で培った取扱い品目の多さを生かし、お客様の業態・規模に合わせ多品種、適正ロットでの提案、販売をしております。ただ、業種柄お客様の反応や表情を見ることができず、少し寂しく感じている部分がありました。そこで、新しく始めたのがネットショップ事業。BtoCでお客様と接していくにあたって、どうすればもっと喜んでもらえるかと考え、ラッピングを工夫するようになりました。そんな中、ぬいぐるみをバルーンの中に入れてお届けしようと思い立ち、そこからバルーンを使った事業展開に発展。風船を使ってイベント会場を飾りつけたり、バルーンを使ったギフトラッピングも積極的に行うようになりました。お客様の幅も広がり、何より自分自身が楽しく働くことができる。とても面白い事業だと感じています。 京都精華大学との取り組み 京都中小企業家同友会は左京区役所とも連携していて、共催で定期的に交流会を行なっています。そこで京都精華大学さんと何か取り組みができないか、という話になりまして、今回の連携に繋がりました。3ヶ月という短い期間ではありましたが、バルーン事業用のロゴとSNS発信用のショート動画を作っていただきました。今までいろんな学校と連携をしてきましたが、芸術系の学校との取り組みは初めてで、お互いにとってとても有意義な経験ができたと思います。バルーンと当社が所持している光るブランコのモチーフが入ったロゴはとても気に入っていて、今も各所で使わせてもらっています。宝ヶ池にある結婚式場、アイネス ヴィラノッツェ宝ヶ池さんのお庭をお借りしまして、学生さんが中心となり特別にデザインした空間で撮影した動画は、SNSにて公開し、多くの方に見て頂きました。 もっと長い期間を使って、例えば学園祭の風船イベントやフォトスポットの作成など、学生さんがやりたいことをより発揮できるような連携が今後もできればいいな、と思います。 地域活性で地元に恩返しを 幼少期、父の転勤が多かったこともあって“地元”という意識が薄く、地元の話をする友人を少し羨ましく思っていました。大人になり、左京で子どもが生まれ、左京で育っていく…そう考えたときに、左京区の地域活性のお手伝いがしたいと純粋に思いました。地域の人たちは地元の歴史に詳しく、さらにその歴史も深くて面白い。京都精華大学もそのひとつです。 中小企業の足りていない部分を学生さんが補い、学生さんは社会に出る前に社会経験ができる。このWin-Winの関係が最も理想的な社会連携だと、僕は思います。学生さんが持っている個性や特技を広げてあげて、それを良いと感じる人の元へ届けてあげたい。仕事をすることで喜んでくれるお客様がいる、ということを僕の仕事を通じて知ってもらえたら嬉しいですね。 【社会実践力育成プログラムでの取り組み】 インターンシップ大学斡旋型:京都中小企業家同 #### レーザー技術と若者の未来 高山 朋子 (TAKAYAMA Tomoko) / 松本 玲果 (MATSUMOTO Reika) 株式会社光響 左:松本さん 右:高山さん インターンシップ(総合・一般職)では、光・レーザー技術で社会を豊かにすることを経営理念に、研究者・技術者とメーカー・商社をつなぐ全く新しいプラットフォームを展開する、株式会社光響にて、夏季休暇中の8日間、学生1名がお世話になりました。 今回は、光響の高山さん、松本さんに、学生との取り組みやその想いについてお伺いしました。 光響とレーザー 弊社が行なっている事業としては主にメーカー・商社・情報発信の3つがあります。 メーカーに関しまして、弊社オリジナルの製品のひとつにレーザークリーナーという製品がございます。金属に付いたサビ等をレーザーにより除去できる装置で、レーザーの専門家が開発をしているため、金属に付いたサビやセメント、サビ止め塗料(塗膜)など、しぶとい汚れも軽々と除去できるように工夫しております。日本は海に囲まれ、塩害による影響も大きいため、鉄橋などの構造物に使うこともできます。 次に商社事業。弊社はレーザーに関する商品は海外含め、様々なところから取り寄せておりまして、それをお客様のもとへお届けすることができます。 情報発信事業につきましては、レーザーについてオンラインで講義を受けることができ、さらに、学術書を読むこともでき、一般の方はもちろん、大学院で学ぶ学生さんや研究者の方もご利用いただけるコンテンツになります。また、レーザーに関する機材は購入するとなると高価なため、わざわざ所有することなくレンタルやサブスクリプションなど、必要なときだけ利用できるサービスを展開したりもしています。 今回のインターンシップについて 松本含め、京都精華大学出身の卒業生が何名か弊社で働いていることもあり、前々からご縁がありました。弊社はまだ小さな会社ですので、就活サイトなどに求人を掲載しても大手と比べると知ってもらえる機会はどうしても少なくなります。そこで、弊社のことも知ってもらった上で学生さんにも単位が出る、どちらにもメリットのある社会実践力育成プログラムのインターンシップに参加させていただきました。 学生さんには8日間で1本の動画を作り、公開する、という目標のもと動画制作を行なっていただきました。作業がとても早く優秀な方だったので、他のマーケティング業務もお願いすることができまして、写真撮影や編集などもお願いしつつ、最終日にはきっちりと動画を仕上げていただきました。 完成した動画「ビームプロファイラって何だワン編!」 https://youtu.be/SdEBWg1_-g0?si=3tsG-BC3zHDxTMEl お会いして、まずお伝えしたのが、わからないことがあれば些細なことでもいいからなんでも質問してほしい、ということ。質問したくても遠慮してしまったり、聞くタイミングを探っていたりすると、時間を無駄にしてしまうこともあるので、まず自分で調べてみて、それでもわからなかったらすぐに聞いてくださいね、というふうにお伝えすると、本人も納得してくれまして、コミュニケーションをとてもスムーズに進行することができました。 若者への期待 これから会社が大きくなっていくためには若者の力が必要不可欠であると弊社は考えております。しかし、レーザーという分野は一般的には馴染みが薄く、ハードルが高いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。そこで、弊社にインターンや学生アルバイトとして来ていただき、 レーザーってこんなものだとか、こういう事業もやっているんだ、といったところから弊社のことを知ってもらいたいと考えております。なので、弊社としては学生さんたちとの繋がりは常に持っておきたいものです。 学生さんか弊社、どちらか一方にメリットがあるのではなく、双方にメリットのある取り組みを今後も続けてやっていければ、というふうに思います。 #### 地元から広がる地域創生の輪 並河 龍児(NAMIKAWA Ryuji) 京とうふ 並河商店 代表 インターンシップ(大学斡旋型)では、大正14年創業の老舗手づくり京とうふ「並河商店」と連携し、店主の並河龍児さんが立ち上げた地域団体「地元の愉快な仲間達」の活動に参加して、ロゴやイメージキャラクターの作成、スタンプラリーの企画開催などに取り組みました。 今回は、学生を巻き込んだ地域活動の在り方と、その取組の魅力についてお伺いしました。 人の繋がりが見える関係構築を目指して 大正14年の創業以来、東本願寺さんのすぐ近く、東洞院通で代々豆腐店を営んでいます。ちょうど3年前、新型コロナウイルスが流行し、地域の賑わいもなくなって気持ち的につらい時期が続きました。一人で悩んだり落ち込んだりしても仕方がない…、こんな時だから何か面白いことをしよう!と、仲間である個人商店主のみんなに声をかけ、5人で立ち上げたのが「地元の愉快な仲間達」という団体です。 最初は、第一日曜日の朝に近隣を清掃して回ることから始めたのですが、やがて僕たちの活動に賛同してくれるボランティアの人たちが増え、せっかくだから皆さんに楽しんでもらおうと、団体メンバーの店舗の一部を開放してご朱印帳を販売したり、ワンコインでマッサージサービスを提供したり、手づくりマルシェや夏祭りを定期的に開催するようになりました。 僕たちが子どもだった時代、どこの地域にも「寄り道せんと早よ帰りや」と声をかけてくれるおじさん、おばさんがいましたね。僕たちの団体がそんなおじさん、おばさんの代わりになれないかと考え、小学生が学校から帰る時間に合わせて、週に一度の見守り活動にも取り組んでいます。最近では、近くに事業所を持つ大企業が僕たちの活動に関心を持ってくれ、社員の皆さんと一緒に清掃や見守りを行うようになりました。個人商店主の集まりから始まった小さな活動の波が、今ではいろんな人たちのご縁と繋がり、大きなうねりとなって地域全体を動かし始めています。 デザイン×表現力を活かした地域協働 今回、京都精華大学の学生さんには、団体のロゴやキャラクター、パンフレットなどを作ってもらいました。ライン電話などでミーティングを重ねていく中で、「地元の愉快な仲間達」を短くした「ジモゆか」っていうネーミングってカッコ良いねとか、僕たちには思いもつかないような斬新なアイデアがぽんぽんと出てきて、なるほどと感心させられることも多かったですね。 団体キャラクターのジモちゃんとゆかちゃんは、繋がり、結びを連想させる「綱」や障がい者支援を象徴する「イエローリボン」をイメージして作ったもの。また、ロゴは団体が大切にする「縁」という言葉を円のかたちで表現してもらいました。いずれも京都精華大学の学生さんならではデザイン力が活かされ、色みも温かく、僕たちの活動理念や思いにピッタリなものが出来上がりました。 2023年9月の第一日曜日、学生さんに協力してもらって、東洞院通に暖簾を構える表具店や扇子店、クラフトビール店などを巡り歩くスタンプラリーを開催しました。スタッフお揃いのティーシャツを作るなど、学生さん一人ひとりがいろんなアイデアを出してくれましたね。ジモちゃん、ゆかちゃんのキャラクターを、大阪の障がい者施設で缶バッジに加工してもらい、ラリーを完走した人たちにプレゼントしたのですが、地域外から多くの参加者が集まってくれ、たいへん好評なイベントとなりました。普段なかなか足を運ぶ機会のない店舗で買い物をしたり店主と会話をしたりすることで、新たな地域の魅力発見につながったのではないかと思います。 学生がまちづくりに関わる仕掛けづくり 例えば、扇子や表具、僕が営む豆腐って、今は伝統の何々という言葉で一括りにされていますが、当時は最先端のアート、芸術作品だったのだと思います。時代の変化に合わせて対応してきたからこそ、現代まで連綿とお客様から支持され続けているのではないでしょうか。今回のプログラムでの取組を通して、学生さんが地域のモノ、コトに目を向けるきっかけになってくれればと考えています。サークルのような感覚で、僕たちの団体の活動に定期的に関わってもらえたら嬉しいですね。 東洞院の限られた地域だけではなく、下京区、もっと視野を広げて京都市全体を僕たちの「地元」ととらえ、愉快な仲間達の輪をどんどん広げて、みんなが元気になる活動、笑顔になる取組を発信していきたいと思っています。 #### 日本の文化「日本酒」と「アニメ」 宮崎 美帆(MIYAZAKI Miho) 白糸酒造株式会社 インターンシップ(大学斡旋型)では、明和4年に創業し、江戸時代から時代にあった商品を作り続けている「白糸酒造株式会社」と連携し、コラボカフェ運用等のお手伝いをさせていただきました。 今回は、白糸酒造の宮崎さんに、コラボカフェへの想いや学生との連携についてお伺いしました。 白糸酒造と時代の流れ 白糸酒造は辛口淡麗な日本酒(白糸(上選酒))を中心に、白糸独自の味を守り続けつつ、時代に合わせて作るお酒を変えています。 例えば祖父の時代だと、村を豊かにするため事業を起こし、冬場に仕事量の減る漁師や農家の方を雇って酒造りをしていたり、母の代では女性の社会進出が増えたこともあって、バブル期に「天橋立へようきなった(純米吟醸酒)」という女性が飲みやすいお酒を作っています。現在、私の代では若年層にも飲みやすいお酒をということで、アニメやゲームなどとコラボしたカジュアルな日本酒をコンセプトとしています。 アニメとのコラボに関しては、10年ほど前、当時社長だった母は、若者の酒離れが進んでいることもあって、今後の会社の運用について悩んでいて。その時私が「アニメとコラボをすることで販売数が伸びるのでは?」と提案し、初めてアニメ「装甲騎兵ボトムズ」とのコラボ商品「最低野郎」というお酒を作り、販売しました。それが平均売上の10倍以上の売り上げを記録しまして、そこから私が代を継ぎ、人気アニメや新旧アニメとコラボした、日本酒を販売するようになりました。 伝統×アニメ 白糸酒造の強みとして、特に日本酒のみに拘ってはいないということが挙げられます。実際10年以上お付き合いのある、アニメ「黒子のバスケ」とのコラボでは、工芸品やお菓子のコラボを中心としています。 当社では地域貢献を重要視しておりまして、地域のものを仕入れて販売したり、イベントを開催するなど、積極的に地域の方に売り上げを還元するようにしています。コラボ商品も例に漏れません。 アニメコラボのお酒等が楽しめる、カフェバー「白糸酒造 京都店」では、1ヶ月ごとにコラボ作品が変わり、まるでテーマパークのようなワクワク感を体感することができます。同じコンテンツを好きな人が集まり、コラボカフェバーではお酒のみならず、ノンアルコールドリンクやお菓子も用意しておりますので、お気軽に推し活の場としてご利用ください。 若いスタッフの子たちも積極的に自分たちで企画を立て、準備、発注までやってくれているので、このまま楽しんで自由にやってもらえればいいな、と考えています。 京都精華大学とインターンシップ 京都精華大学さんとの出会いは、2010年、天橋立の観光協会の会長をやっていた父が、天橋立に若年層を300人ほど集めたいと言った際、私がコスプレイベントを提案し、そのイベントのお手伝いをしてくれる学生さんを精華大学に飛び込みで集めに行ったのがきっかけです。話しを聞いて興味を持ってくださった大学さんが、チラシを学校中に貼ってくださいまして、それを見て興味を持った学生さんから連絡をいただいて。当時、あまり堂々とできなかったコスプレを天橋立の美しい自然の中で大々的にイベントとして行ったことで、当時世間からたくさんの注目を集めました。その時の精華の学生さんとは今でも交流がありますし、コラボイラストなどをお願いしています。 インターンシップとして正式に受け入れ始めたのは去年からで、今回は主にコラボカフェのデザイン面をお願いしました。メニュー表や店内に貼るPOP等、私たちがデザインのことに詳しくないのもあって、非常に助かりました。 インターンは学生さんは1年生の時から積極的に参加し、企業側もどんどん受け入れるべきだと私は思います。学生側と企業側、どちらも時間をかけて互いを理解し、考え、選ぶことができますし、最終的にとても有意義な就職ができる。大学・企業・学生でwin-winの関係を築くことができます。 京都精華大学の学生さんのようにおおらかで、のんびりとした子達が4年間かけてじっくりと会社を選べる環境はすごく大事だと思いますし、学生さんが夢を叶えられるためにも、私たちも積極的に若い人たちの言葉には耳を傾けていきたいと思います。 インターン生が作成したイラストをドリンクに印刷 #### 生きる力を育む体験プログラム 楠本 貞愛(KUSUMOTO Teiai) 一般社団法人はぐくみ共同体nalba 代表理事 国内ショートプログラム(自己開拓型)において、京都北山にある老舗焼肉店「南山」に併設されている「自家自炊コミュニティnalba(ナルバ)」と連携し、「“創る”が繋げる絆」をテーマに4日間のワークショップを開催しました。 食を中心とした地域子育てのハブで、若い世代にどのような学びを期待しているのでしょうか。代表理事の楠本貞愛さんに、プログラムの中で取り組んだことや学んだこと、気づいたことなどを語っていただきました。 「食」を中心とした子どもの居場所づくり 私の父はカトリックの伝道師でしたが、誰かに食事を提供して喜んでいただくという下座の行為に尊さを見出し、1965年に、まったく何の経験もないまま飲食店を創業したんです。家庭を支える母親も苦労が多かったと思いますが、みんなが生きること、食べることに一生懸命な時代だったから、例えばお兄ちゃんがご飯を作って、妹がお皿を洗って、弟が赤ん坊の面倒をみて…というように、一人ひとりが自分の役割を認識し、家族を形成する力を持っていたように思います。 私自身、父親の会社を引き継ぎながら、児童養護施設から里子を受け入れるなど6人の子どもを育て上げ、母親として随分鍛えられました。振り返れば、もっと子どもたちに寄り添っていれば、力になってくれる人に助けを求めていれば…と自省することも少なくありません。 今、習い事やクラブ活動で子どもたちは忙しく、家族みんなが揃ってご飯を食べる機会も少なくなっていますね。こんな時代だからこそ、私たちが南山で培ってきた強みを活かして、食を中心とした子どもが子どもらしく過ごせる居場所づくりができないかと考え、2018年に「さとのやま保育園」を、2021年には小学生や中学生の自家自炊コミュニティ「nalba(ナルバ)」をオープンしました。子どもたちが持っている「生きる力」を育むために、料理をしたり工作を楽しんだり、多様な自主的プログラムを通して、大人目線ではなく、子どもの主体性を100%肯定するという場を作っていきたいと思っています。 世代を超えたチャレンジが成長につながる 社会実践力育成プログラムでは、京都精華大学の学生さん2名に4日間、nalbaのワークショップに参加してもらいました。こども家庭庁では、大学生を含めて社会的に自立する年代までを「こども」と定義していますが、あと少しで大人になる学生さんが小学生や中学生と同じ時間を過ごし、自分たちで作ったご飯を食べ、一緒に後片付けする…。将来、日常の暮らしのベースになっていく経験を重ねることで、一人ひとりが家庭を作る力、他者と共に協働する力を身につけてほしいと思っています。 ワークショップは、学生さんが中心となって自主的にいろんな企画を提案してくれました。今回、いらなくなった生地を持ち寄って、自由にアレンジやリメイクを楽しんだのですが、小さな子どもたちがイメージしやすいように事前に見本が用意され、針や糸ではなく安全面に配慮して裁縫のりを使うなど、子どもたちの目線に立った念入りな準備に感心させられることも多かったですね。古いズボンやシャツを布で飾ったり、ワッペンを作ったり、チャックで口が開閉できるマスクを作ったり、子どもたちの想像力がかき立てられ、クリエイティブな刺激につながったのではないでしょうか。 大学連携の取組を通して、大学生も共に成長していける場にしていきたいと考えています。どんな料理を作ったか、どんな作品を作ったかというのではなく、子どもたちの心を動かすという貴重な経験が、これからの学生さんの人生において大きな糧になっていくに違いありません。 大学のまち・京都の強みを活かした地域づくり 京都は大学のまちで、多様な個性を持った学生さんがたくさん学んでいます。これからも幅広い年齢の若者を巻き込んで、地域が元気になるプログラムを実践できればと思っています。 例えば、小学生と一緒に高齢者にSNSの使い方を教えるなど、大学生が自分たちの持つスキルや得意を活かすことで、世代をつなぐ役割を果たしてほしいと思いますね。 今、スマホ一つあれば、簡単に知識が手に入るようになりました。では、私たちが社会から求められている力とは何でしょうか? 社会実践力育成プログラムにおけるいろんな人との関わり合いの中で、一人ひとりがその答えを見つけ出してもらえればと思っています。 #### 遊び心と好奇心で関わる社会 伊藤 圭之(ITO Keishi) アソボロジー インターンシップ(大学斡旋型)にて、全力で「あそび」たい!「あそび」のある「学び」を楽しみたい!もっと「学び」の場を楽しくしたい!そんな思いに応えるコンテンツと場を提供する、一般社団法人アソボロジーさんと連携し、活動のお手伝いをさせていただきました。 今回は、アソボロジーの伊藤さんに、お話をお伺いしました。 遊び心と好奇心の発信基地 アソボロジー アソボロジーの前身は、同志社大学にて開講していた「SDGs世代に贈る!こどもと社会をつなげるゲームデザイン」という授業でした。PBLの授業では課題と解決方法が用意されていることも多いですが、私の授業では「How(どうやって)」の部分を「Why(なぜやるのか)」から考えてもらうことで、学生さんたちの様々な発想を引き出していました。 そこから、これを授業だけで終わらせるのは勿体無い、という学生の発案もあり、授業での取り組みをベースに法人化し、アソボロジーを立ち上げました。子どもたちが好奇心と自己肯定感を持って社会と繋がる能力を培うために、社会参加の重要なポイントを楽しみながら体感的に理解し、気付きを得られるようなゲームを開発、ASOVIVA@オンラインにてゲームのワークショップをおこなっています。 大学での授業やASOVIVA@オンラインを通じて感じるのは、参加した方の発話量が圧倒的に増えていることです。リアルタイムでリアクションしたり、人に自分の考えを説明したりすると、自然と自分の言葉で話すことのできる力が身に付きます。アソボロジーは遊び心や好奇心といった、人間に元々備わっている能力を解放するお手伝いをします。子どもたちが夢中で話したり、自分の意見を出し合って議論している姿を見ると、成功したなと感じます。 ◯ASOVIVA https://asobology.org/asoviva ◯ASOVIVAでのコンテンツ例 https://note.com/asobology/m/mc4796a8638c7 アソボロジーのインターンシップ 同志社大学の授業では、あえて他の大学の学生もサポーターとして受けれいていました。これは、閉じたコミュニティの中だけで授業を行うのではなく、他の大学の学生からの意見も交えることで、考えを活性化させる目的があります。 これはアソボロジーの運営側も同様です。我々アソボロジーのメンバーはそのほとんどが大学生や大学院生で構成されています。そこにインターンとして外から別の感覚を持った同世代の学生が来ることによって、我々もとてもいい刺激を受けています。 せっかくなので、事務作業をしてもらうのではなく、クリエイティビティを刺激して自己表現をしてもらえる仕事をしてもらおうと思い、ASOVIVAでゲームを作っていただきました。また、今回は受け入れた学生さんにそれぞれアソボロジーからメンターをつけ、こちら側も学生さんの学びに積極的に関わることができたので、とても良かったと思います。 「ともつくカフェ」で学ぶ地域共生 ASOVIVAでのゲーム制作の他に、嵐山にある「ともつくカフェ」の活動に参加していただきました。 「ともつくカフェ」は元々、NPO法人ともつくが、地域の高齢者のためのサロンとして始めた活動ですが、そこから、カフェにもっと多世代の人が集まって交流できるようにと、ともつく代表の河本さんとは昔からご縁があったこともあって、アソボロジーと共同で「ともつくカフェ」を運営することになりました。若い世代と高齢者とが交流することで、それを見た地域の方や街づくり関係の人が興味を持ってくださったり、アソボロジーのゲームを提供することで、お子さんやその親御さんが遊びにきてくれたりと、とても良い相乗効果が生まれています。その他にもともつくと連動した地域に飛び出す活動として、山科の市営団地での地域イベントのお手伝いにも参加してもらいました。 学生さんには「ともつくカフェ」や「地域のイベント」で自然体で過ごしてもらうことによって、何か感じてもらえればと。PBLは“気付き”が重要です。短い期間の中で、成果が得られなかったとしても、そこで感じた悔しさや想いが5年や10年経って、社会人として仕事をしていく中で何かに影響を与えたら、それは教育の成功だと、私は思います。 「~すべき」に囚われている人が多い中で、アソボロジーは「~でありたい」や「~したい」という考えを持てる人を増やすお手伝いをしたいと考えています。 伊藤さんと村上隆氏 インターン学生地域イベント参加@山科