

















ケンとフシギなクモ糸工場
「科学」という一見難しく思えるテーマを、身近な媒体を通して知る機会になって欲しいと考え、絵本を制作しました。絵本という特性から、ストーリー形式にすることで楽しく読み進められるようにしました。物語のテーマは、「冒険・ファンタジー」と「科学」の融合です。小人のケンが主人公で、不思議な科学の世界を博士とともに冒険するという内容です。ビジュアルコンセプトは「ファンタジックで明るくカラフルに」です。作中でも、顕微鏡から見える美しい景色を表現しました。さらに、各所に豆知識や解説コーナーを盛り込むことで、より深い知識も得られるようになっています。具体的には、植物細胞とペプチド、空気から作る高分子材料、空気を資源に変える光合成細菌の研究、人工蜘蛛糸といった「最新の科学」に加え、日用品が製造される過程で科学がどう活かされているかといった「身近な科学」を扱っています。また、研究者的な目線からの思考方法を通して、実験の楽しさなどを感じられるようにしています。
杉本 華音(メディア表現学部 メディア表現学科 2年)
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