SOCIAL PRACTICAL SKILL DEVELOPMENT PROGRAM

「アジア学院」で学んだ多様な考え方

伊藤 瑠星(ITO Ryusei)渡邊 悠月(WATANABE Yuzuki)田村 美喜(TAMURA Miki)

京都精華大学 国際文化学部 グローバルスタディーズ学科 2年生

「アジア学院」で学んだ多様な考え方
左から順に 伊藤さん、渡邊さん、田村さん

2021年度に開講された、国際文化学部准教授 清水貴夫先生の担当する社会実践力育成プログラム、「国内ショートプログラム(学校法人調査型:アジア学院)」に参加した3名の学生に、本プログラムの魅力について語っていただいた。

−−−−−−−−−なぜ本プログラムを受講したのですか?

伊藤:清水先生から多様な国の学生と交流ができるということで、興味を持ちました。僕は、農業とICTを掛け合わせたアグリテックについて勉強しています。アジア学院では農業体験ができる、ということで、国際開発の原点に通ずる食について知るためにも、受講を決めました。

渡邊:私は昔見たドキュメンタリー番組で、様々な国際問題により、学校に行けない子どもたちが世界中にいる、ということにカルチャーショックを受けました。と同時に、そんな子供たちを支援するのがNGO団体だということも知ったんです。それもあって、シラバスでアジア学院が日本最古のNGO団体であることが目に入り、このプログラムに参加することにしました。

田村:当時1年生だった私は、大学で何かにチャレンジしてみたい、と悩んでいました。そんな時、社会実践力育成プログラムの授業紹介動画を見て、「英語で農業をする」というこのプログラムにとても惹かれたんです。迷っているくらいなら行ってみよう、と履修を決めました。

−−−−−−−−−実際に行ってみて、どうでしたか? 

伊藤:3泊4日で野菜の収穫や、座学など、多様なカリキュラムを体験しました。座学で学んだサーバントリーダーという理念は、僕にとって新しい価値観でしたね。集団の中に奉仕して、持ちつ持たれつな関係を気づいていく、会社組織などでは見られないこのリーダーシップの考え方には、非常に刺激を受けました。

渡邊: 1番印象に残っているのは、卵を削る作業です。卵の殻をツルツルにするため、剃刀で削って行くのですが、そんな作業工程って必要なの?と疑ってしまうほど緻密な作業で、1つの卵にこんなに手間がかかっていることを知りませんでした。普段私たちがきれいな卵を食べられていることに感謝をしなくちゃな、と思いましたね。

田村:夜に、その日の振り返りとして先生を交えて座談会をするのですが、私はその後も自分でいろいろ考えてしまってなかなか寝れなくて。次の日、朝が早くて苦労しました。でも、参加したことに後悔はしていません。それ以上に得たものが大きかったんです。

特に、授業であったブレインストーミングで、参加したメンバー同士でお互いのいいところを言い合ったんですが、元々あまり自己肯定感の高くなかった私にとって、他人に褒めてもらえることで自分のことをしっかり認めてあげることができるようになりました。そのおかげか、アジア学院が終わった後、自発的にサークルの部長になることができました。

−−−−−−−−−本プログラムを経て、何か変化したことはありますか?

伊藤:参加する前、僕はトップダウンなリーダーになりがちでした。でも、アジア学院に行ってからは人の意見を聞くことに注力するようになりました。「奉仕するリーダー」というのは、今後この社会を生きて行く上で重要であると思います。なんでもお金で買える今の世の中で、貨幣を介在しない、経済価値だけではないコミュニケーションってどうやって生み出すんだろう、と考えたときに、僕は人に世話を焼いて奉仕するサーバントリーダーの存在が大切だと思いますね。

渡邊:今まで想像していたリーダーとは、一歩前に出てみんなを引っ張って行くことだったので、人を引っ張ったり、自ら意見を述べるのが苦手な私は、リーダーには向いていないと思っていました。けれど、そうではなくて、サーバントリーダーとしてみんなに寄り添い、足並みを揃えるようなバランスの取れたリーダーでも良いんだな、と知ることができました。

田村:積極的に何かをするようなタイプではない私は、誰かに貢献するようなことをできていないな、と思っていました。けれど、プログラムを通して、互いに何かを教えあえる関係もあるということを知り、別に完璧でなくても良いんだ、と自分に自信を持つことができました。

−−−−−−−−−社会実践力育成プログラムの魅力を教えてください。

伊藤:社会実践力育成プログラムで提供してもらえるのは、言語化できない体験です。このインタビューでは伝えきれない魅力がまだまだたくさんあります。ぜひ受講して体感して欲しいな、と思います。

渡邊:自分で実際に参加してこそわかる貴重な体験ができます。大学の座学だけでは決して得ることのできない経験ができるのは、大きな魅力の1つだと思います。

田村:大学にこういったプログラムが用意されているおかげで、気軽に参加することができます。それでいて、価値のある体験ができるのは非常に魅力的です。せっかくなので、ぜひ受講してみてください。