SOCIAL PRACTICAL SKILL DEVELOPMENT PROGRAM

見て、聞いて、読んで感じる岩倉具視が愛した京都

見て、聞いて、読んで感じる岩倉具視が愛した京都

9月初め、おおひなた先生の担当される、国内ショートプログラム(地域表現型:岩倉具視幽棲旧宅)の授業にお邪魔しました。

本授業では、江戸時代末期から明治時代初期にかけて活躍した岩倉具視が、幕末の約3年間を過ごした岩倉具視幽棲旧宅で、岩倉具視の生涯をわかりやすい紙芝居にする、というもの。

授業に参加した学生はそれぞれ1人1枚を担当し、みんなでひとつの紙芝居を作ります。

今回は岩倉具視幽棲旧宅のスタッフの方に向けての発表。自身の担当した1枚を順番に発表して行きます。

登場人物たちがデフォルメされて可愛く仕上げられた、とてもわかりやすい内容の紙芝居。岩倉具視のことをあまり知らなかった私は、どんどん紙芝居の世界に引き込まれていき、いつの間にか「もっと知りたい!」と思うようになっていました。

16名もの参加生徒が1つの作品を作るのは容易ではなく、メンバー内のキャラクターチームが作った登場人物たちの絵柄を皆で統一することが一番苦労したのだそう。読み方にも工夫が凝らされており、実際に小学生に対して読み聞かせるように、聞き取りやすく丁寧に読み聞かせをしている姿が印象的でした。

また、作品に登場する京都の風景を描くために現地まで取材に行ったという学生さんも少なくなく、実際に描くことで京都の知らない部分に気づけた、と笑顔で話す学生さんからは、本授業に対しての熱意が感じられました。

見て、聞いて、読んで感じる岩倉具視が愛した京都

留学生の方も多く受講しており、「紙芝居」という日本の文化に実際に触れるとともに、岩倉具視という日本の偉人について学ぶことができたのは、とても貴重な経験であったことでしょう。

スタッフの方からも子どもたちに理解してもらえる良い作品だ、と大好評。

この作品は、年明けにも小学生に実際に読み聞かせて活用する予定とのこと。喜ぶ子ども達の姿が今から目に浮かびます。

見て、聞いて、読んで感じる岩倉具視が愛した京都
学生を暖かく見守るおおひなた先生

実際に岩倉具視が住んでいた旧宅で、岩倉が過ごした日常を自身の肌で感じながら、かの偉人の人生を想うことができる、というのは京都でしかできないなんとも贅沢な時間です。学生さんにとっても非常に有意義な授業であったことでしょう。皆さんもぜひ、岩倉具視幽棲旧宅に足を運んでみてくださいね。

見て、聞いて、読んで感じる岩倉具視が愛した京都

【文責 澤村】

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