KYOTO SEIKA UNIVERSITY

SOCIAL PRACTICAL SKILL DEVELOPMENT PROGRAM

産学公連携PBLプログラム2(大阪自然史センター)

プログラムの概要

内容

演習で実際に交通事故・有害獣駆除等の動物遺体を使って、標本作成を体験しスケッチとレポートを作成します。
実際に動物やその内部の構造を観察することは、創作活動にとって大きな刺激となります。この貴重な機会をぜひ体験してほしいと思います。
また、博物館との連携は表現、発表の場を広げることにもなります。

多くの自然史系博物館は、地域の自然の調査研究を行い、資料を収集し、それを保管し、未来につなげるという使命の他に、展示や教育普及活動を通してその成果を社会に届けるという役割を持ちます。とりわけ近年、ICOM(国際博物館会議) の「ICOM 職業倫理規程」の理念を反映した「博物館関係者の行動規範」(2012年 7月)が示され、博物館は「博物館に携わる者は, 博物館が蓄積した資料や情報を人類共有の財産として, 展示や教育普及活動など様々な機会を捉えて, 広く人々と分かち合い, 新たな価値の創造に努める」【行動規範 9発信 ・ 連携】「博物館に携わる者は, 人々や地域社会に働きかけ,他の機関等と対話 ・ 連携して, 博物館の総合力を高める」ことが示されました。しかし、博物館にとって自然科学領域以外とのつながりはまだ多くはなく、芸術や工学分野との連携はまだ模索中です。本授業では、本学の学生が博物館資料の作成(具体的には哺乳類・鳥類の剥皮と毛皮標本、骨格標本の作成)に実際に関わることで、標本の制作過程での美術的な視点での記録、それらを活かした作品の制作や展示など、自然史標本の可能性を博物館と共に探っていくことを目的とします。

成果

ギャラリー