KYOTO SEIKA UNIVERSITY

SOCIAL PRACTICAL SKILL DEVELOPMENT PROGRAM

社会と連携することで見える未来

先日、産学公連携PBLプログラム1(東急不動産)の授業にお邪魔しました。

「ThinQ Life! Project」と題された本学と東急不動産との取り組みが去年に引き続き、今年も実施されました。

日々、学生レジデンス・賃貸住宅における様々な付加価値、サービスの提供に勤めておられる東急不動産。今回は、本当に住みたい・住み続けたいと思える住宅とはなんなのか、をテーマに、東急不動産の抱える課題を踏まえながら、学生ならではの視点からアイデアを提案します。

本授業では、学生個人によるプレゼンが行われました。今までの授業でブラッシュアップされたアイデアを基に、入居者のライフスタイルに寄り添い、満足して住み続けることのできる物件を考えます。

発表では、シェアハウスを前提とした物件や、若手芸術家をターゲットにした物件など、ワクワクするようなアイデアの物件が紹介されました。

学生が学生のために考える住宅は、どれも住人みんなが仲良く過ごせるような物件ばかり。一人暮らしは寂しい!という意見が多く出たのも印象的でした。

また、若者のリアルな声が反映されたアンケートを用いて行われたプレゼンはとても説得力があり、各々が物件に真摯に向き合う姿は感心しました。

前に立ち、自作の資料を用いてプレゼンを行う学生たちは堂々としていて、自身のアイデアに対する心からの愛情と自信を感じます。

東急不動産の方々は、今回の取り組みで誕生した学生のアイデアを更にブラッシュアップし、実現まで持っていくことがミッションのひとつなのだとか。

若い感性で純粋に作られた素敵な物件アイデアの種を、大人たちが水をまき、花を咲かせることは、まさに社会連携の為せる技だと言えるでしょう。

参加者の方は、シルクスクリーンでプリントしたというお揃いの「ThinQ Life! Project」 Tシャツを身につけ、短い期間ながらもひとつの目標に向かい、年齢や職業関係なく、皆が一致団結して課題に取り組んできたことがひしひしと伝わりました。

近い将来、今回の授業で生まれたアイデアが、本当の物件になるのが楽しみですね。

【文責 澤村】

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