包括連携先との取組

Initiatives with comprehensive partners

包括連携協定(京都リサーチパーク株式会社)

包括連携の趣旨

京都精華大学と京都リサーチパーク株式会社(以下、KRP)は、産学連携やオープンイノベーションの活性化を図るため、2021年3月4日(木)に包括連携協定を締結しました。
本協定のもと、京都精華大学とKRPは「ワークショップの開講」や「社会実装プログラム等の教育プログラムの開発と実践」などに連携して取り組みます。
大学の単位認定となる教育プログラム開発への関与はKRPとして初めての試みとなります。 京都精華大学生・アカデミアと企業の交流を推進することで、人文・社会・芸術・デザイン分野によるオープンイノベーションの活性化や産学連携ビジネスの創出に貢献します。

京都精華大学では、文化・芸術教育研究活動と社会を結び、学生が社会課題に取組み評価を得る実践的な機会として、産官学連携事業をはじめとした社会連携に積極的に取り組んできました。KRPではイノベーションを起こそうとする世界中の方々に「魅力的な交流の舞台」を提供していくことを目指し、多様なイベントや交流会・ワークショップ等の企画を行っております。これまで京都精華大学とKRPは個々の取組にて連携を進めてきましたが、協働による、より継続的な活動を推進し、産学連携やオープンイノベーションの活性化を図るため、包括連携協定を締結することに合意いたしました。
表現で世界を変えることをめざす京都精華大学の学生が、480の企業・団体の集積があるKRP地区において、社会と接点を持てる機会を創出します。また、産学連携による教育プログラムの開発・実践等を協働することで、学生の社会実践力の向上、キャリア形成支援、研究力向上となる機会をつくり、次世代イノベーターとなる人材育成に共同で取り組みます。人文・社会・芸術・デザイン分野が軸となる多様な交流活動を通し、京都からの新しい産学連携ビジネスの創出に貢献します。

包括連携協定

包括連携協定概要

「KRプログラムについて」

協定期間

締結日から2023年3月31日まで
双方で改廃の申し入れない場合は1年間自動更新

プログラム実績 *2021年度

京都精華大学・京都リサーチパーク 包括連携記念シンポジウム
「人文社会・芸術・デザイン・マンガ・メディア分野の産官学連携の可能性」

従来の理工・生物系分野における産官学連携にとどまらない、人文社会・芸術・デザイン・マンガ・メディア分野の産学連携や地域連携、社会連携、大学間連携の事例発表を通じて、連携の在り方の多様性を探るシンポジウムです。文化芸術系大学との共同研究や受託研究、協働教育プログラムの推進に関心をお持ちの企業・機関に対して、京都精華大学や京都リサーチパーク(KRP)との連携についての情報を提供します。

開会挨拶:

京都リサーチパーク(株) 代表取締役 小川信也

大学とグローバル社会が一緒につくるリベラルアーツ教育:

京都精華大学 学長 ウスビ・サコ

人文社会・芸術・デザイン・マンガ・メディア分野の知を結集した社会実践力育成プログラムの展開:

京都精華大学 共通教育機構 社会実践力育成プログラム部門長 国際文化学部 准教授 南 了太

京都精華大学 プロダクトデザイン学科における PBL の実践:

京都精華大学 全学研究機構 前社会連携教育センター長デザイン学部 教授 米本 昌史

西陣織の可能性を拡げる産学連携:

京都精華大学 全学研究機構 伝統産業イノベーションセンター長 京都精華大学 共通教育機構 マイナー科目部門長 国際文化学部 講師 米原 有二

大学連携から展望するイノベーション創発@KRPの取組について:

京都リサーチパーク(株)イノベーションデザイン部長 井上 良一

閉会挨拶:

京都精華大学 共通教育機構長 国際文化学部 教授 恩地 典雄

ふれデミックカフェ@KRP with京都精華大学

ふれデミックカフェは、定期的に開催しているサイエンスカフェ※形式のイベントです。今後の事業化・社会実装・起業等が期待される大学イチオシの、ライフサイエンスやモノづくり領域を中心とした若手研究者をお招きしています。
登壇する若手研究者より、最先端の研究シーズと、それらに対する知見、事業化への課題等について情報提供いただいた後、先生を中心にカフェのような雰囲気の中で自由なディスカッションを行っていきます。

日程タイトル氏名結果
8月2日「デザインの視点とアートの視点を組み合わせて新しいアイデアをうみだす」森原 規行(デザイン学部)外部リンク先
11月29日大学が運営するミュージアム「京都国際マンガミュージアム」の取組黒飛 恵子(京都マンガミューアジアム事務局)
関口 正春(学長室)
外部リンク先
2月21日「新たな「アフリカ・アジア現代文化」の研究を目指して」清水 貴夫(国際文化学部)外部リンク先
京都精華大学社会実践力育成プログラムでは、社会人からの学びを自己のキャリア形成につなげることを目的とした授業科目「国内ショートプログラム(オンライン型A)」(担当:中井咲貴子【国際文化学部】)を展開しています。連携協定を通じて以下の企業とのタイアップを実現することができました。
企業名URL
株式会社アコースト・コーポレーションhttps://www.accost.co.jp/
株式会社ウエダ本社https://www.ueda-h.co.jp/
亀岡電子株式会社https://kameokadenshi.co.jp/
株式会社カンブライトhttps://canbright.co.jp/
大東寝具工業株式会社https://www.daitoushingu.com/
株式会社フューチャースピリッツhttps://www.future-s.com/
株式会社もりさんhttps://www.mori-san.com/
株式会社ロマンライフhttps://www.romanlife.co.jp/
京都リサーチパーク株式会社https://www.krp.co.jp/

プログラム実績 *2022年度

日程タイトル氏名
8月3日「創作のヒントはあなたのすぐそばに」睦月ムンク(マンガ学部)
9月26日音から生まれる、あなただけのコンテンツ!小松 正史(メディア表現学部)
1月12日終わらない遊び=創造のプロセス中野 裕介 教授(アーティスト/京都精華大学芸術学部)

京都精華大学社会実践力育成プログラムでは、自らが連携先を開拓し、活動することを目的とした授業科目「国内ショートプログラム(自己開拓型A)」(担当:南了太・中井咲貴子【国際文化学部】を展開しています。具体的には、映像を含む作品等の展示会企画のサポート、場所と機会の提供、アート版ふれデミックカフェでの登壇を行います。

京都精華大学人文学部では、3 年次前期の間、キャンパスを離れ、国内外のフィールドでの学習を通じ、それぞれの社会や文化を構成する人々の歴史的背景、価値観についての理解を深め、人間や社会の多様性と普遍性に触れるとともに、自己や社会をいっそう広い視野から批判的・相対的に捉える力を身につけることを目指す「フィールド・プログラム」(担当:服部静枝・南了太【国際文化学部】)を開講しています。今回、京都リサーチパーク株式会社と株式会社OFFICE SAWAMURAの協力の元、京都の中小・ベンチャー企業を対象にその企業の魅力を学生目線で社会に伝えるための企業研究を行い、学んだ知識を元に企業 にヒアリング・撮影を行い、ヒアリング内容を編集して動画にまとめ、社会に発信しました。