KYOTO SEIKA UNIVERSITY

SOCIAL PRACTICAL SKILL DEVELOPMENT PROGRAM

学生目線で企画する「お香のカードゲーム くんくんくん」試遊会

取組内容

産学公連携PBLプログラム(科目担当者:南了太)では、香老舗 松栄堂と連携をし、2024年の4Q集中の期間、同社が展開する「お香のカードゲーム くんくんくん」の試遊会を企画しました。このカードゲームは香りを通じてトレーニングや、ゲーム、コミュニケーションなど様々な遊び方があり、老若男女問わず取組みやすい仕様になっています。

本授業では、マンガ学部やデザイン学部、芸術学部に所属する8名の学生が「お香のカードゲーム くんくんくん」に対して、普段の学びから得た知識やスキルを活用し、ポスターやパネル、アクリルスタンド、暖簾、ノベルティーなどを制作し、同カードゲームの魅力をどのようにすれば若者層に伝えることができ、盛り上がるかを目標に企画しました。

現地視察をし、提案を重ね、製作したものは以下の通りです。

製作物

①左上 ポスター、②左真ん中 カードボード、③左下 暖簾、④真ん中 チラシ、⑤右上 アクリルスタンド、⑥右真ん中 ステッカー、⑦右下 しおり
①左上 ポスター、②左真ん中 カードボード、③左下 暖簾、④真ん中 チラシ、⑤右上 アクリルスタンド、⑥右真ん中 ステッカー、⑦右下 しおり

試遊会について

これらの制作物を踏まえ、2024年3月2日に京都国際マンガミュージアムにて試遊会を実施しました。

試遊会様子の様子

(受付・誘導・アンケート・広報)やゲーム指導(カードゲームの案内・翻訳)、撮影(写真・動画)

試遊会当日は当初目標としていた100名以上の来訪があり、私たちは来訪者対応(受付・誘導・アンケート・広報)やゲーム指導(カードゲームの案内・翻訳)、撮影(写真・動画)の役割をしました。

アンケートによると、来訪者の93%がゲームに満足・やや満足し、スタッフの対応も93%が満足・やや満足と高い評価を得ました。また、来訪者からは「香りの違いを感じることがとても楽しいと思いました。ゲームを通して香りに興味が持ちました」「このようなカードゲームは初めてですごく楽しかったです」という声が聞かれ、学生目線で企画する「お香のカードゲーム くんくんくん」試遊会を成功することができました。また、本内容は京都新聞に掲載されるなど広告効果もありました。

感想

今回、社会実践力育成プログラム産学連携に参加するにあたって社会の厳しさを学びました。私は普段大学では自分のやりたい課題を制作しています。しかし、今回は松栄堂さんと共に制作していく中で松栄堂さんとのやり取りや松栄堂さんのリクエストに沿った制作をすることが普段とは違う経験をし、信頼関係を築き上げることが大切だという事を改めて感じました。実際に自分が制作したポスターが大学や外に貼られているのを見ると嬉しい気持ちになり、感動しました。「くんくんくん試遊会」では、積極的に明るくお客さんに声をかけることを意識し、ノベルティープレゼントの制作ではお客さんに直接手にとって頂きお客さんの反応を直接肌で感じることで、自分の作品に自信が湧いたり今後も頑張っていこうと感じることができました。今回、産学連携に参加でき、心から良かったと思いました。(白井)

「くんくんくん」の試遊会の企画、運営に参加させて頂いて、それぞれ役割分担をし、松栄堂さんや先生方にサポートして頂き成功させることが出来たので良かったです。また、今までは自分1人で制作し、学校の先生や周りの友達に見てもらっていましたが、実際に外部の企業である松栄堂さんや先生からご要望を頂き、相談しながら作り上げるということが初めてだったので、とても良い経験になりました。自分1人の好みや感性だけでなく、伝えるべきことや松栄堂さんのイメージを商品に取り入れる難しさも学びました。また、試遊会当日は実際に参加してくださった方々に商品を見て頂いたり、一緒にくんくんくんのカードゲームを楽しむ中で、皆で協力し作り上げ、達成する事はとても素晴らしいなと感じました。そして、当日までに準備をしっかり行う事の大切さも学びました。参加してくださる方がいるということ、興味を持ってくださる方がいるということはとても嬉しかったです。今後に活かしていきたいなと思いました。(植田)

文責:白井七・植田萌詠

参考

・香老舗 松栄堂(https://www.shoyeido.co.jp/kunkunkun/

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