SOCIAL PRACTICAL SKILL DEVELOPMENT PROGRAM

嵯峨大念佛狂言の企画、関連資料展示が開催されています

現在、情報館二階 企画展示スペースにて開催されている、嵯峨大念佛狂言の企画、関連資料展示に行ってきました。本展示は、社会実践力育成プログラムにて国内ショートプログラム:京都嵯峨狂言を担当されている、マンガ学部マンガ学科キャラクターデザインコース教員である睦月ムンク先生のイラストを含めた、多くの資料がパネルで展示されています。

嵯峨大念佛狂言は、京都の西にある五台山清涼寺(嵯峨釈迦堂)の境内にある、狂言堂で行われる狂言で、国の重要無形民族文化財に指定されています。また、壬生寺、引接寺(千本ゑんま堂)と並び、京都の三大念佛狂言としても知られています。

展示では、嵯峨大念佛狂言の歴史や成り立ち、現在の活動、今後の問題点などをわかりやすくまとめられたパネルで知ることができます。

また、何より興味深いのはあまり目にすることのない狂言の面を実際に目にすることができることです。狂言は素顔で演じられることが多いため、面を使用する曲目は少ないですが、神や鬼、動物や植物の精霊、不美人や老女といった役柄には、狂言専用の面が用いられるのだそう。ディティールが細かく、迫力満点、これだけでお話を想像してしまいますね。

嵯峨大念佛狂言のみに限らず、他にも和久里壬生狂言、千本ゑんま堂大念佛狂言について書かれた展示パネルも設置されています。2023年1月14日(土)に新春特別公演として、この3つの狂言が舞台を共にする「大念佛狂言の世界」が開催されるとのこと。

睦月先生が担当されるプログラムでは、嵯峨大念仏狂言を通して地域の歴史や文化や、それらの継承地としての機能を調査・考察し、実際に伝統芸能に触れることができます。

睦月先生の授業に対する想いはこちらからhttps://jissen.kyoto-seika.ac.jp/teachers/学ぶということ/

睦月先生の素敵なイラストに興味を惹かれた方、展示を見て実際に狂言を見てみたいと思った方、ぜひ授業に参加してみてはいかがでしょうか。

嵯峨大念佛狂言の企画、関連資料展示が開催されています

【文責 澤村】

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