KYOTO SEIKA UNIVERSITY

SOCIAL PRACTICAL SKILL DEVELOPMENT PROGRAM

「キャリア」について、考える

中井 咲貴子(NAKAI Sakiko)

国際文化学部 共通教育機構

中井 咲貴子(NAKAI Sakiko)国際文化学部 共通教育機構

キャリア教育で学ぶ生きる力

キャリア教育コーディネーターとして、社会実践力育成プログラムに深く関わりを持ってきた中井先生。長年、高校教員として務めてきた経験をもとに、学生や企業のニーズに合った授業プログラムを多く手掛けている。「今は良い会社、学校にいくこと以上に、生きていく力を学ぶ、ということが求められています」。どの職業を選択するのかは、時と場合によって変化していくもの。ますます複雑多様化し、目まぐるしく変わっていく世の中に合わせて、自身の生き方をチェンジしていく、それを見越した上でのライフキャリアを考えるべきだという。「本プログラムの根幹にあるのが、学校の枠の中だけで学びが完結するわけではない、ということ。それを学生さんに知ってもらいたい。社会との繋がりを実感することが、学生さん自身が自分のキャリアについて考える上で重要なことだと思います」。

社会実践力育成プログラムの魅力

中井先生は、社会実践力育成プログラムにおいて、プログラムの選定や作成を行っている。担当する教員の強みを全面的に押し出せるようなコンテンツを考えているのだという。「社会と関わる、というコンセプトの授業において、インターンシップが主でないのは、京都精華大学ならではの特徴ではないでしょうか。もっと様々な関わり方があるんだなって、私自身も気がついたんです。いろんな先生の力をお借りしながら、面白い授業を考えています」。多くの学生が受講を希望する社会実践力育成プログラム。今の自分の状況に合わせて様々なタイプの授業の中から選択できるのは、大きな魅力であることは間違い無いだろう。

社会連携の一つである産学連携に関しては、社会の流れの大きな変化を感じる、と中井先生。「即戦力が求められるようになり、大学在学中のキャリア育成に関心を持つ企業が増えてきました。産学連携のスタイルも従来に比べて変化が見られます」と笑みをこぼす。

授業プログラムで学ぶ、身に付ける

中井先生自身、プログラムを企画するだけでなく、自身もたくさんの授業を担当されている。今回は授業を2つご紹介いただいた。

一つは、株式会社太洋堂との連携事業。学生はWebデザインのリ・デザインを体験する。実在するWebサイトを使って、課題を見つけ、抽出し、それをデザインで訴求するためには何が必要なのかを学ぶ。「どんなふうにコンセプトを変えていきたいかを考えることに関しては、学生の意識が非常に高く、明確に意思を伝えることができるんです。でも、それをデザインとして表現するってなると、それを形にするスキルも時間も足りない」。

参加した学生は、プロのデザイナーの表現力に触れ、いかにダイレクトにニーズをとらえ、具現化しているかということを目の当たりにし、「自分たちも成長していかなくてはいけない」ということを実感する。コンセプトの重要性を学ぶことは、自分の作品や自分自身をアピールする際にとても役に立つのだという。

もう一つは、叡山電鉄協力の元行うキャンドルナイトプロジェクト。キャンドルナイトは電気を消灯し、キャンドルの灯りだけでスローな時間を過ごそうという運動。「イベントテーマを決めて、それに合ったキャンドルデザインや演出を考え、当日のイベント運営をする。そのすべてを学生さんにやってもらおうと考えています」。用意する予定のキャンドルは2000個以上。叡山電鉄鞍馬駅前にて、2/18に開催予定とのことだ。ぜひ、足を運んでみてはいかがだろうか。

産学連携PBLプログラム1(太洋堂)の様子
産学連携PBLプログラム1(太洋堂)の様子
産学連携PBLプログラム2(キャンドルナイト)の様子
産学連携PBLプログラム2(キャンドルナイト)の様子

キャリア教育の考え方は、時代とともに変化していく。「人によって生き方の選択は違います。それぞれが、自分の持つ力を最適に最大限アウトプットできる環境を作れたらいいなと思います」と、中井先生は微笑む。

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