2025年3月8日に京都大学が主催する「ゼロカーボンバイオ産業創出による資源循環共創拠点」のシンポジウムにおいて、「大学連携プログラム(京都大学)」(授業代表者:南了太)の成果「京都精華大学サイエンス・アート展2024」のポスター発表をしてきました。
本取組は、京都大学工学研究科 沼田圭司教授の「光合成生物を利用した二酸化炭素や窒素の固定化技術」に対して、京都精華大学の学生がデザイン・アート・人文の視点から技術を表現することを目的としています。
シンポジウム当日は1枚のポスターを展示し、その他に受講生が考えた「人工糸から作り出す新たなプロダクトの提案」、「蜘蛛糸学習4コマ漫画」、「可能性の芽」、「グッズ&すごろくパンフレット提案」、絵本「りりのふしぎなぼうけん」、「新聞紙を活用したアートワーク」の計6種類の作品を紹介しました。


芸術やデザイン、マンガなどを軸にする本学では科学技術を学ぶ機会が限定されています。また、理系分野の難解な科学技術を分かりやすく表現する「科学技術コミニケーション」やSTEAM教育が求められています。今回は、京都大学と京都精華大学の大学間連携により、科学と芸術・デザインの融合を図ることができました。
今後、本授業で学んだ内容を元に、自身の創作活動につなげていきたいと思います。このことが将来的には、科学と芸術を越境し、産業や地域に貢献できるトランスディシプリナリーな視点を持ち合わせた人材につながるものだと考えます。
参考:
大学連携プログラム(京都大学)サイエンス・アート展
(https://jissen.kyoto-seika.ac.jp/top/home/science-and-art-exhibition/)
「ゼロカーボンバイオ産業創出による資源循環共創拠点」