KYOTO SEIKA UNIVERSITY

SOCIAL PRACTICAL SKILL DEVELOPMENT PROGRAM

楽しく身につける、支え合う力

今回、私は国内ショートプログラムのひとつである、ピアサポーター養成の授業にお邪魔させていただきました。

ピアサポート活動とは、同じような立場や課題に直面している人がお互いに支え合う活動のこと。本授業では、ピアサポーターに必要な知識の習得はもちろん、ピアサポート活動の要となる多角的なコミュニケーション能力を実践を通して身に付け、学内におけるピアサポーターとして活動できるようになることを目標としています。

最初に始まったのは、10つの単語を大切なものから順に優先順位をつける、というグループワーク。受講していた6人全員が意見を出し合い順列を考えます。

正義・人間愛・責任感・仲間・礼儀作法/ルール・感動する心・伝統文化・教育・自然・社会参加…これらの10単語に優劣をつけるのは難しく、グループで考えるとなると尚更。一人一人の意見が違うのは当たり前です。

しかし学生の皆さんは、互いを気遣いながらも自分の意見をはっきり伝え、その上で妥協点を見つけながら全員で意見をしっかりと合わせていました。

結果、「人間らしく生きるためには何が必要か→自由」という共通認識のもと、10つの単語をランキング。担当の中井咲貴子先生は「こういった話し合いにおいては、テーマをはっきりさせ、共通認識を作ることが大切です。また、時間がない時には多数決を用いることも良いでしょう。」とおっしゃっていました。

また、次に行われたワークショップでは、3人1組となり、2人の揉め事を1人のサポーターが解決する、というロールプレイが行われました。

実際に行ってみると、対立ロールプレイが白熱化。サポーターの難しさを実感しながらも、楽しそうにワークショップを行う学生さんの姿は見ていてとても微笑ましく思いました。

この授業でピアサポーターとしての力を身につけた学生さんたちが、様々なところで活躍されることを今からとても楽しみですね。

もっと詳しく授業について知りたい方はこちらもどうぞ

【文責 澤村】

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